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獣人の彼にドロドロになるまで嫉妬されちゃう話。

  (扉が開く音)(全体的に不機嫌そうに)

  …おかえり。随分遅かったね。

  はぁ…。とりあえずとっとと家入ったら。外、暑いでしょ。

  (扉が閉じる音)

  (ちょっと間)

  ほら、そこのソファー座って。いいから。

  (ソファーに座らせる)

  はい、水。飲んで。嫌じゃない。飲んで。

  (隣に座って)

  …ねぇ。今何時だと思ってるの?もう日付超えてるよね?

  (最初に少し間を開けて、呆れたように)

  あのさぁ、君が言ったんだよ?10時までにはちゃんと帰ってくるから迎えに来なくていいって。それに獣人族はまだ人間界に馴染めてないから家にいてって。

  それって、僕の心配じゃなくてただ自分が夜遅くまで飲みたかったってこと?

  だって、君を信じて送り出したのにさぁ、こーんなベロベロになるまで酔っ払って、挙句帰ってくるのは0時過ぎ…?

  しかも、今日の飲み会男もいたんでしょ?聞いてないんだけど。

  なんで分かったのって?獣人の嗅覚舐めちゃ駄目だよ。

  服も露出度高いの着ていっちゃって…。何?そんなに欲求不満だった?

  違うって…じゃあ…!

  (弱々しく)

  もっと…もっと早く、帰ってきてよ。

  心配してた。どんどん時間ばっかり過ぎてくのに、全然帰ってこなくて。このまま、ずっと帰ってこなかったら、どうしよう、って。

  (抱きしめて耳元で、切羽詰まったように)

  ねぇ、やっぱり人じゃない僕じゃ、だめなの?

  他の奴らのほうがいい?僕じゃ…不満?

  でも…

  (低く)(ぐっと抱きしめて)

  だめだよ。もう遅い。

  他のやつになんて、絶対渡さない。

  (耳をガリ、と噛む)

  あは、痛い?跡、ついちゃったね。耳だから隠せないし。

  君はずーっと僕のだよ。他の人の所に行くなんて…絶対、許さない。

  ていうか、もう人とか、人じゃないとか関係ない。君は"僕"だけ見てればいいの。分かった?

  (コクコクと頷く)

  …んふふ、偉いね。わかってくれたならいいよ。

  (立ち上がって)

  じゃあ、もう遅いしお風呂入ろっか。ほら、おいで。

  …あの、さ。

  ごめんね。怖、かったよね。僕、こんな嫉妬深くて。

  君のこと、疑ってた訳じゃ、なくて。

  ただ、好きで、大好きで、可愛い、から。

  ただですら種族が違うのに、僕こんなんだし、いつか捨てられちゃうかもって思ったら、怖く、て…。

  …え。

  そういうところも、好き…?

  っ、君は…。

  そっくりそのまま返すよ。僕も、君のそういうところが好き。

  あと、ちっちゃくて、抱きしめたら僕の腕にすっぽり埋まっちゃうところとか、寝起きに見せてくれる笑顔とか、それから…

  あれ、照れてる?

  あはは、ごめんって!

  …うん、好き。ずっと、大好きだよ。

  (低く、近く)

  だから、この先逃せないけど…いいよね?

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