AdAd
  
泳げないのでクラスメイトに教えてもらう

  ※蝉の音

  ※水の音

  そうそう上手。

  ……うん、初日にしてはだいぶ良くなったね。

  ちょっと休憩しようか。

  ※缶を開ける音

  はぁ……

  どう?自分的には。

  ……納得いかない?

  でも、全く泳げない状態から、形はどうで10m泳げたのはすごいと思うよ。

  この後は息継ぎの練習しようか。

  ……それにしても意外だな。君から私に泳ぎを教えてほしいって。

  まぁ君が泳げないのも意外だったけど。

  ……それで、なんで私にお願いしたの?友達に泳げる子もいるだろうに。

  ……え?私の泳ぎが綺麗?

  まぁ、これでも水泳部ですからね。フォームは綺麗だよ。

  ……だから?そう。

  ま、嫌だったら断ってるしね。

  気分転換にはもってこいだよ。

  んー?悩み事って……まぁ悩み事かな。

  最近タイムの伸びが悪くてね。

  後輩に抜かれそうで焦りが前に出てきてる。

  でも、そんな時に君が泳ぎを教えてほしって言ってきてね。

  正直そんな暇ないと想ったけど、脳みそ冷静にして、気分転換にってね。

  気分を害したかな?

  ……そんなことない?

  そう、君は優しいね。

  それじゃあ、そんな優しい君のために、綺麗なフォームで25m泳げるようにしてあげるよ。

  私に教えてもらってよかったって思えるようにね。

  それじゃあ休憩も終わりにして練習続けようか。

  時間が許す限りみっちり教えてあげる。

  【完】

AdAd