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※時計の音
※ペンが走る音やページがめくれるおと
相席、いいかしら?
こんにちは。いや、もう夕方だからこんばんはかな。
えぇ、私もテスト勉強できたの。
あ、ちょうど数学をしていたのね。
ちょうどよかった、私も今から数学の勉強をするの。
ん?えぇそうね。自分で言うのは嫌味に聞こえるかもだけど、一応成績は上位ね。
……勉強を教えて欲しいの?えぇ、私でよければ教えてあげるわよ。
そうね……その代わり、一つお願いを聞いてもらってもいいかしら。
そんなに難しいことじゃないわ。テスト明けのお休み、よかったら一緒に出かけないかなって。
両親に、水族館のチケットをもらったのだけど、行く相手もいなくて、期限がそろそろ切れそうなの。
……そう、水族館好きなのね。じゃあ君とってはいいことずくめだね。
私に勉強を教えてもらえて、大好きな水族館にもいけて。
ん?そんなことないわ。私は君と出かけられて嬉しいわよ。じゃないと、誘ったりしないしね。
さぁ、早く勉強しましょう。
※時計の音
※ペンが走る音やページがめくれるおと
そう。ここの問題、結構難しいから何回もやったほういいかも。
……そう、あの先生ここの範囲好きだから絶対出すと思うの。
似たようなものでいえば……あ、ここの問題もかな。
ん?なんでわかるのって、別に対したことじゃなの。私は人間観察が好きで、生徒も先生のこともよく見てるの。だからちょっとしたことにも気づくのよ。
ちょっと引いた?
……そんなことない?そっか……君にそう言ってもらえて嬉しいな。
そういえば、今日はいつも一緒にいる子はどうしたの?
ほら、隣のクラスのツインテールの子。いつも一緒に勉強してるでしょ?
……そう、ご両親が事故にあって慌てて帰ったんだ。それは災難だったね。
……そうね、大丈夫だといいね。
でも不吉だね。何か悪いことがないといいけど……
ん?あぁううん。最近読んだ古い本に書いてあったのを思い出してね。
身内の不幸は悪いことの前触れって。本当かはわかんないけど。
だから、彼女自身に何か悪いことが起こらなければいいなって、思っただけ。
※時計の音
※チェイムの音
あ、もうこんな時間。
そろそろ帰ろうか。
※扉を開く。
※廊下を歩く
勉強はどう?君、数学苦手でしょ?
知ってるよ。数学の時間の時、いつも嫌そうな顔してるから。
と言うか、理系教科全般かな?
ふふっ、私でよければ勉強見てあげるよ。これでも学年上位なので。
と、言いたいけど。君はあの子と勉強してるみたいだし、私が見てあげるのはダメかな?
……そんなことない?とってもわかりやすかった?
ふふっ、それならよかった。
それじゃあ、あの子の都合が悪いときは私が勉強見てあげるよ。
……うん、本当。私委員長だし、クラスメイトが困ってたら手を差し伸べないと。
※下駄箱を開ける
君は自転車だよね。
……私は徒歩なんだ。それと、君とは逆方向。
一緒の方向だったらよかったんだけど、ここでお別れだね。気をつけて帰ってね。
うん、また明日。
※最終下校のチャイム
さてと……明日のために、害虫駆除をしないと。
【完】
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