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※ フクロウの鳴き声
※ 足音
※ 街灯が消えたり光ったりする
あ、こんばんは。
よかった。今日はこないかと思った。
……約束だから?ふふっ、嬉しいな。
それじゃあ、いつも通り公園を一周しようか。
今日どうだった?学校とか。
ふーんそうなんだ。
……ふふっ。まだ実感わかない?
隣にいる彼女が、本当に死んでるんだってことに。
まぁ、これだけはっきり見えて普通に会話までしてるとそうだよね。
でも、影もないし何より君以外には見えていない。
だからこそ、こんな夜遅くにあってるんだよ。
ねぇ。早く成仏してほしい?
……そんな顔しないでよ。別に困らせたいわけじゃない。
でも、私は幽霊。例えこうやって会話ができたとしても……
※彼女の手が彼の体をすり抜ける
触れることはできない。
会えるメリットはあっても、触れることのできないデメリットはあるんだよ。
……それでもっていうけど、本当のところはどうなの?
本当に、ただ会話するだけで満足なの?
私は、触れたいよ。君に……
頭を撫でられたい。手を繋ぎたい。抱きしめたい。キスもしたい。
君に触れたいし触れられたい。
ねぇ、君はそういう欲はないの?
……なんだか悪霊みたいな意地悪な言い方しちゃった。今のは忘れて。
とは言っても、成仏しないといけないのは事実だよ。
だって、早く生まれ変わって生身の体でまた君と会いたいもん。
さっきの欲望を叶えるには、それしか方法がない。
んー、成仏できないのって未練が原因っていうけど、思い当たることが何一つないんだよねー。
ま、気長に探しますかね。
ほーら。そんな悲しそうな顔しないで。
私には縛る時間はないけど、君にはあるでしょ。
だからね、笑って楽しい話しよう。
私は、君の笑ってる顔が大好きなんだよ。
【完】
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