AdAd
  
彼女が容赦なく豆をぶつけてくる

  それじゃあ、最初はグー。じゃんけん……ポンっ!

  はい、私の勝ち。というわけで……はい、鬼役任せた。ちゃんとこの鬼の面つけるんだよ。

  ふふ、2年連続鬼役だね。そんなにやりたかった?

  ……えー、そんなに可愛い彼女に豆をぶつけたいの?酷いなぁ。

  なーんて、冗談だよ。ふふ。いちいち反応が可愛いからついからかっちゃった。

  それじゃあ、早速始めようか。

  よし……鬼は……そ、っと!

  ※勢いよく豆をぶつける

  ん?痛い?だって、こういうのは手加減しちゃダメでしょ?

  悪い鬼は外に追い出さないといけないんだから、慈悲なんてないんだよ?

  ほーら、無くなるまでの我慢だから。

  鬼は……外っ!

  ※勢いよく豆をぶつける

  もぉ、そんな反応されたら私がいじめてるみたいでしょ。

  男の子なんだから、このぐらいで泣かないの。

  家にいいことを招くためだから、もう少し、我慢……し、てっ!

  あ、無くなった。よし、豆まき終わり。

  ……あーあ、涙目になっちゃって。あーよしよし、痛かったね。ごめんね。

  ほら、こっち向いて。あーん。

  ……美味しい?

  違うよ、落ちたやつじゃない。ちゃんと綺麗なやつだよ。

  ほらほら、もう豆ぶつけないから恵方巻き食べよ。

  せっかく頑張って作ったんだから。しっかり味わって、黙って食べるんだよ。

  あ、そうだ。

  じゃんけん、いつも最初にパー出す癖があるから、治さないと来年も鬼役て、私に豆をぶつけられるよ?ふふっ。

  【完】

AdAd