※主要キャラです。“ユズ”視点で進みます。
[[rb:猿野 > さるの]] [[rb:禅孫 > ゆずひこ]]
大学1年生 銀毛の猿♂ 通称“ユズ”
地域貢献を活動目的にしたサークル『Circle』に所属。キレ者でお坊ちゃん。
[[rb:金田 > かねだ]] [[rb:大河 > たいが]]
大学1年生 ゴールデンレトリバー♂
同じくCircle所属。多数のバイト先で色んな人達の方言がすぐうつっちゃうほんわか男子。
◇◇◇◇
「[[rb:禅孫 > ゆずひこ]]さん、この土日はお出かけになりますか?」
「うーん、どうしようかな」
使用人のテリア犬に尋ねられて、俺は食事の手を止めた。
爺ちゃんと婆ちゃんはいつも通り旅行中なので、今日の夕飯もテルと二人きりだ。
「テルはどうするの?」
「[[rb:禅孫 > ゆずひこ]]さんがお出かけなら、お車をお出し出来ますよ。そうでなければ、メンテナンスをしようかと」
テルは微笑みながらそう言った。
俺は土日によくグルメ旅をしているが、テルに車を出して付き合ってもらうこともある。
「そういえば、今年はまだ“[[rb:丸 > たま]]の湯”に行っておられませんね」
「あー、そうだね」
“[[rb:丸 > たま]]の湯”は爺ちゃんが田舎の温泉街に建てた温泉旅館だ。貰い物だが、一応俺も株主なので毎年宿泊券やらが届く。
あの温泉街は6月になるとホタルが飛ぶ珍しい場所でもある。その時期に行くことが多いのだが、今年はまだ一度も行っていない。
もう12月だ───。
「[[rb:山座 > やまざ]]さん、“大学生になったんなら、社会勉強のためにいつでも泊まり込みでバイトしに来い”っておっしゃってましたよ」
「うっ・・・その辺はサークル活動だけでも割と本気で間に合ってるから遠慮しとく」
心なしか楽しそうなテルに俺は断りを入れておいた。
山座さんは[[rb:丸 > たま]]の湯の館長で爺ちゃんの学生時代の友人だ。押しが強いというか、豪快な感じで・・・。なんというか、苦手だ。
「でも、温泉行くのも有りかな。いい感じに寒いし」
「バイトはよろしいので?」
「やめてよ・・・」
ホッホと笑うテルを一瞥し、俺は再び夕食に手をつけた。
宿泊券はいつもペアで使えるものが届く。
誰か誘って行くのも有り───か?
[chapter:笑う猿]
12月は冬の食材が揃って旬を迎える。選択肢が一気に増えて店選びにも迷う時期だ。
先月は別の意味で迷った。11月は旬の終わりと始まりの時期。季節の変わり目。すなわち土用。
「[[rb:鰻 > うなぎ]]は・・・ギリギリかな」
俺は大学の廊下を歩きながら呟いた。
天然鰻は冬入り前が旬だ。寒くなる前に脂を蓄えて、水温が下がり始めると段々と餌を食わなくなり冬眠する。
冬眠といえば、そろそろ熊が旬の───。
「ハァ〜・・・」
俺は非効率で生産性の無い頭の使い方をしている自分にため息をついた。
去年までは、12月の土日なんてとっくに店の予約で埋めていた。人も増えるし、店にも入り辛くなる。予約無しなんてあり得ない。
なのに、今年はいくらか土日を空けるような習慣がついてしまった。どうしてこんなことをするようになってしまったんだろう。
「サークル・・・いや、ルキ[[rb:兄 > にぃ]]のせいだ。全部あの猫が悪い」
俺がサークルに入ることになった元凶で、俺の調子や予定を崩してくる諸悪の根源。
ドアの前でカリカリニャーニャー鳴いたり、狭い隙間から勝手に家に入り込んで何食わぬ顔してる───そんな猫を連想させる先輩だ。猫だけど。
「おまけに人懐っこいところが本当にタチ悪・・・い・・・」
人に聞こえない声で愚痴を漏らしたとき、俺はいつの間にか学食に到着していた。
「・・・」
思えば今は昼時だ。無駄なことを考えて宛もなく歩くうちに、人に流されて来てしまったのだろう。
「・・・帰ろう」
別に今から帰る先など無いのだが、そんなセリフが口をついた。
学食も嫌では無いのだが、いい思い出もあまり無いのだ。
俺が踵を返そうとすると、視界の端に見慣れた無駄に肩幅の広い背中が映った・・・気がした。
俺は表情を強張らせて目を閉じ、そのまま歩きだそうとした。
しかし、気になってもう一度確認すると、どこかシュンとしたオーラを纏って座るゴールデンレトリバーの後ろ姿が見えた。
「ハァァ〜〜・・・」
俺は今日一番のため息をつきながら、その犬に歩み寄った。
「何してんの」
「えっ、わ、ユズ!」
いつも通りの反応だ。
俺は少しムッとした表情を貫いた。別に何を思っているわけでもない。中身の無いプライドがそうさせた。
何故か今、胸の辺りがくすぐったいのだ。
「えと、バイト・・・探しとう」
「バイト?」
俺は疑問符を浮かべた。
この犬───[[rb:金田 > かねだ]] [[rb:大河 > たいが]]は同学年のサークルメンバーで、毎日何かしらバイトをして学費を稼いでいる。
サークル辞めればいいのにと言ったこともあるが、[[rb:大河 > たいが]]にその気は無いそうだ。
いつもほんわかヘラヘラしているのに、変なところで頑固な一面がある。
いわゆるバカだ。
「12月なんて割の良いバイト先いくらでもあるんじゃないの?」
知らんけど。
「うん、増えるし、お給料も良かよ」
[[rb:大河 > たいが]]は直近のバイト先によって方言が変わる。なんでも喋り方がすぐにうつるのだとか。
しかし、年中バイトしてる[[rb:大河 > たいが]]が何故この時期のバイト探しで肩を落としているのか。
「ばってん、さっき単発で入れてたん、無くなって・・・」
「ふーん」
そんなことあるのか。
「旅館のバイトやったと」
「・・・ふーん」
旅館・・・ね。
「2日間どげんしよ・・・」
「2日間?」
もしかして、あれだろうか・・・。
「うん、泊まり込みのバイトやったと」
旅館で、泊まり込み・・・。
「まあ、探したらいくらでもあるたい。ただ、温泉とか、まかないとか、ちょっと楽しみだったったい」
[[rb:大河 > たいが]]は眉を下げてヘラっと笑った。
「土日やし、もしかしたら同じようなのあるかもしれん」
温泉旅館で、泊まり込みで、土日・・・。
「・・・この土日?」
「うん」
俺は頭痛を抑えるように自身の額を掴んで呻った。喉元を越えて舌先まで出かかっている言葉に抗うように歯を食いしばっていた。
頭の中はただ一つの事しか考えられなくなっていた。
そんなことあるのか・・・!?
◆◆◇◇◆◆
「こちらのお部屋でございます!」
「・・・」
陰りの一つも見えない無垢な笑顔で、尻尾をブンブン振りながら、開けた[[rb:襖 > ふすま]]の前に座る[[rb:作務衣 > さむえ]]姿の[[rb:大河 > たいが]]に、俺は苦い顔をした。
「あのさぁ・・・それお前の仕事じゃないよね」
結局、俺は嫌々ながらも館長の山座さんに口利きして、[[rb:丸 > たま]]の湯の仕事を[[rb:大河 > たいが]]に紹介した。
紹介した手前もあるので一応泊まりに来たのだが、[[rb:大河 > たいが]]は主に清掃員として雇われたはずであり、仲居の仕事をやらせるなど聞いてない。
「そう思っとったんじゃけど、ユズの所担当しちゃるようにお願いされたけぇ!」
そして、早速方言もうつっている。これは間違いなく山座さんのだ。爺ちゃんと同じやつ。
どうやったら半日でこんなに綺麗にうつるのだろうか。ある意味天才かもしれない。
「でもさぁ・・・お前嫌じゃないの?」
「うん? 何が?」
[[rb:大河 > たいが]]は明るい表情のまま首を傾げた。
「いや、だって・・・普通は同い年の・・・奴の世話するのとか、嫌でしょ」
余計なことを聞いてしまったと後悔しながら、俺は歯切れ悪くそう言った。
上手く言い表せないが、上下があるというか、接し方が分からなくなるような不快感がある。気を遣うのも違うし、横柄な態度をとるのも違う。でも真ん中がどこにあるのか分からない。
どちらも同じような気分になってしまうものではないだろうか。
「そんなことありゃせんよぉ! こんなに良い所で仕事出来てユズもおってくれて、嬉しい事ばっかりじゃがぁ」
[[rb:大河 > たいが]]は温度が伝わってきそうなほど暖かい笑顔で笑いながらそう言った。
俺は気恥ずかしさに耐えれず、顔を背けて広縁の椅子にドカッと座った。
そして、[[rb:大河 > たいが]]はまるでいつもやっているかのような手際の良さと完璧な所作で荷物を運び入れたり、お茶を淹れてくれたりした。
もしかしなくても、この仕事もやったことあるのだろう。
「前にもやったことあるの?」
「うん? うん、あるよ! 一通りやりょったけぇ!」
「ふーん・・・」
一緒にサークル活動をしていると、こういったシチュエーションはよくある。
単純作業をやらせれば[[rb:大河 > たいが]]が一番早いし、初めてのことでも飲み込みが抜群に早い。そして、決まって似たようなことをやったことがあるからと言うのだ。
本人の性格も相まって、変なバイトに引っ掛からないか心配になるレベルだ。
「いつもどうやってバイト選んでんの?」
俺が尋ねると、[[rb:大河 > たいが]]は垂れ耳をピクリと動かた。
「そりゃあ、時間とかお給料とか距離とか、色々じゃけど───」
[[rb:大河 > たいが]]は少し考えた後、再び口を開いた。
「やっぱり面白そうとか楽しそうって思ったやつ選んどるね!」
[[rb:大河 > たいが]]は笑顔でそう言った。
そういえばこういう奴だった。ルキ[[rb:兄 > にぃ]]と同じ人種。いつかも似てると思ったことがある。
意外と心配ないのかもしれない。
「実はこれも・・・なんよね」
「ん?」
[[rb:大河 > たいが]]は左手で後ろ頭を掻く素振りを見せ、困ったように笑った。
「ホントは、ユズの担当お願いされたんじゃのぅて、やってみるか聞かれて俺がやりたいって言ったんよ」
[[rb:大河 > たいが]]は恥ずかしそうに笑いながら告白した。
「そ、そんな細かい事どっちだっていいし! バカじゃないの!」
俺は[[rb:大河 > たいが]]から思い切り顔を背けて罵声を浴びせた。
◆◆◇◇◆◆
「ハァ〜・・・」
俺は今日何回目かになる溜め息をつきながら、浴衣に着替えて大浴場へ向かっていた。
結局、出迎えも[[rb:大河 > たいが]]、客室案内も[[rb:大河 > たいが]]、食事の配膳も[[rb:大河 > たいが]]、布団の準備も[[rb:大河 > たいが]]だった。
1つでも出来ないことがあれば適当に文句をつけて担当を替えろと言えたかもしれないが、[[rb:大河 > たいが]]の仕事は全て完璧だった。ミスも無く、愛想もよく、丁寧で、仕事中は俺に対しても言葉遣いを崩さなかった。本当にタチが悪い。
くつろぐはずが、俺は大学より気疲れしてしまっていた。
「山座さんにクレーム入れたら・・・そっちの方が100倍疲れるか」
いっそネットで匿名のクレーム入れてやろうか。部屋担当が愛想良くて仕事も完璧で疲れました・・・って意味分かんないな。
せめて温泉だけでも堪能しようと、俺は人の目が無いのを確認して大きく伸びをした。
◆◆◇◇◆◆
「なんっっでお前が居るんだよ!!」
「えへへっ、ユズ会えたー!」
[[rb:大河 > たいが]]が居た。
いつも通りピークタイムを避けて大浴場に来たら[[rb:大河 > たいが]]が居た。頭にタオルを乗せて、俺より先に内風呂に肩までしっかり浸かっていた。
「今くらいの時間なら風呂にユズがおるかもって休憩くれちゃったんよ」
「・・・」
[[rb:大河 > たいが]]は肩まで浸かったまま立ち尽くす俺の方まで寄ってきて、湯船の中の足場に座った。
毛が濡れた[[rb:大河 > たいが]]の上半身には筋肉がしっかりついた綺麗なボディラインが浮かび上がっていた。
長毛で普段は胸の毛みたいにフワフワした雰囲気ばかり先行する奴なので、膨らみの分かる胸筋や割れた腹筋のギャップにドキッとした。
「ユズ、一緒に入ろ」
[[rb:大河 > たいが]]に促されて、俺は渋々隣に座った。湯船に足を入れるとき、[[rb:大河 > たいが]]があまりにも自然に手を差し出して来たので、俺は思わず手を添えてしまった。
とんでもなく恥ずかしことをした気がして、俺はすぐに肩まで浸かり尻尾を巻いて膝を抱えた。
[[rb:大河 > たいが]]の手のひらは俺より大きくて硬かった。
「ユズ、電卓返ってきたよ」
俺の横で肩まで浸かり直した[[rb:大河 > たいが]]そう言った。
以前、関数電卓を貸して返ってこないのだと聞いて、たまたま学園祭の出し物の景品で手に入れた関数電卓を[[rb:大河 > たいが]]にやったことがあった。
「あっそ。でも俺使わないから返されても困るんだけど」
「うん。俺の電卓そのままあげた」
「はぁ?」
俺は温泉に解されながら不満を声に出した。
文句の一つでも言って延滞した分の何かを請求すればいいのに、[[rb:大河 > たいが]]はいつものようにへらへらした顔をしている。
「逆に何かもらうべきでしょ。あげるとか意味分かんない」
「返してもらっても、俺、ユズのしか使わんと思うけん。あげたほうがみんな幸せじゃったと思う」
「・・・あっそ」
俺は何を言う気にもなれず、それだけ言った。
「ユズ」
「なに」
「いつもありがとう」
不意にお礼を言われて、身体が固まった。
膝を抱く手に余計な力が入りまくり、急に空っぽになった頭の中を[[rb:大河 > たいが]]の言葉が跳ねまわった。
「べ、別に何もしてないし! 全部たまたまだし! それにいちいち感謝されたりとか、めんどくさいんだけど!」
言い終わると、俺は膝を力一杯抱えて小さくなった。
恥ずかしさと、今言ってしまったことへの後悔に全身が蝕まれた。
なんでいつもこうなのか。嫌な気は全くしてないのに、心がくすぐったいと感じると、中和しようとするみたいに憎まれ口が口をつく。だから、いちいち感謝とかしないで欲しい。
俺なんかに。
俺はギュッと目を瞑った。
そして、眉間に何かが触れた。
目を開けると目の前に[[rb:大河 > たいが]]がいて、眉間に触れたのは[[rb:大河 > たいが]]の指だった。
[[rb:大河 > たいが]]は俺の眉間のしわを伸ばすように指で軽く押さえて手を離した。
「俺、ユズのこと段々分かってきとるけん」
[[rb:大河 > たいが]]は俺の目を見て、微笑みながらそう言った。
その瞬間の俺は言葉の意味を噛み砕けずに固まっていた。
ただ、[[rb:大河 > たいが]]の瞳を見て、綺麗な銀色だったんだなと思った。
「あ、次あっちの風呂も入ってみようや!」
そう言って[[rb:大河 > たいが]]が湯船から立ち上がった瞬間、ぼんやりしていた俺は急速に意識を取り戻した。
───立ち上がった[[rb:大河 > たいが]]の太ももに知らない生き物が貼り付いていたのだ。
俺は声も上げれず息を呑んだ。
太もも貼り付いて───いや、乗っているかのように見えた生き物は[[rb:大河 > たいが]]のイチモツだった。
筋肉を見て感じた雰囲気とのギャップなど比ではないレベルの衝撃を受けた。
あの顔でこんな狂鬼をぶら下げた奴と普通に話していた事実に恐怖した。
「ユズ、行こ?」
「あ・・・はい」
俺は恥ずかしさも忘れて素直に[[rb:大河 > たいが]]の差し出した手を取った。
その後も俺は[[rb:大河 > たいが]]のイチモツが放つ圧倒的なオーラに抗えず、目で追ってしまっていた。
洗い場の椅子に座ると、太ももから落ちるように垂れ下がり、横から玉から竿まで全てがはっきり見えた。
洗うときは大きな手に最初は玉ごと乗せて洗い、次に竿だけ乗せて洗っていた。
部屋に戻り、俺は受けたショックの大きさで倒れるように眠りについた。
◆◆◇◇◆◆
「ご朝食をお持ち致しました!」
「・・・はい」
翌日、布団上げも朝食の配膳もやっぱり[[rb:大河 > たいが]]だった。
俺は昨日の疲れが取れずに目を擦っていた。
そんな俺とは対象的に、[[rb:大河 > たいが]]は昨日より元気な様子でニコニコ顔で朝食の配膳を始めた。
「・・・臭い」
「エッ・・・!!」
俺は目を擦りながらそう言った。
配膳を始めた[[rb:大河 > たいが]]が臭う。この臭いは───。
「お前、もしかしてフレグランスの匂い? 付け過ぎ。臭い」
「あ、あの、そ・・・申し訳ございません!」
[[rb:大河 > たいが]]は土下座し、俺は手で目の前の残香を払った。
「昨日そんなことなかったじゃん。なんでこんなことしたの」
「う・・・張り切り過ぎました・・・」
[[rb:大河 > たいが]]は額と垂れ耳が畳につくほど深く土下座していた。
「まあ、俺が敏感な分もあると思うけど、食事や部屋の[[rb:藺草 > いぐさ]]の香りとか台無しだからほどほどにしてよね」
「はいっ! 申し訳ございません!!」
[[rb:大河 > たいが]]は律儀に配膳担当の交代を申し出たが、俺が断った。
その後の[[rb:大河 > たいが]]は多少の悲壮感を漂わせていたが、俺は不思議と悪いことをした気分にはならず、その様子を見て少し笑った。
[chapter:笑う猿]
後日、Xの#柴クロ小ネタにこの時の裏話を呟いておこうと思います。
本文で語れない小ネタ多数掲載しておりますので、よろしければ覗いてみてください。
このお話はシリーズ小説『柴後輩とクロ兄ちゃん』のスピンオフ作品です。
時系列は【足湯】の辺りになります。
[[jumpuri:『柴後輩とクロ兄ちゃん』シリーズへ→ > https://www.pixiv.net/novel/series/10640493]]
※[[rb:大河 > たいが]]の方言アドバイザーは全国から随時募集しております。
いつもお読み頂きありがとうございます
蒼空ゆうぎ