異世界ドM魔術師~触手でぐちゅぐちゅ地獄編♡~

  ヴィクセンがマルキドから不死を得てから一か月……。

  彼女は各地のダンジョンを片っ端から探索し始めた。

  ダンジョンとは旧時代の遺跡であり、数多の財宝が眠っていた。

  しかしその内部は往々にして魔物の巣窟となっており、更には数々の罠が仕掛けられている為、軽い気持ちで入れば命はない。

  そんな中でも最奥に輝く財宝を求めて、幾千の冒険者たちが各地のダンジョンへと足を踏み入れていた。

  当然その中では気を抜くことなど許されず、彼らは常に神経を尖らせて歩を進める。

  だが、そこまでの警戒心を持っていたとしても、毎年多くの冒険者がダンジョンの中で命を落としている……。

  だがヴィクセンは不死である。

  その上、彼女はマゾヒストである。

  数多の魔物や罠など、逆にご褒美だ。

  元はダンジョン内での加虐は洒落にならず、流石のヴィクセンも自重していた。

  だがマルキドから不死を貰った以上、彼女を縛るものなどない。

  そんな訳で、ヴィクセンはダンジョンに潜っては魔物に甚振られ、致死性のトラップに引っ掛かっては悦に浸り、満足したら近場の宿に戻るというサイクルを繰り返すようになった。

  その帰り道で、ダンジョンでズタボロにされ、服も下着も破れ、秘部と乳輪を必死に手で隠しながら帰って来る彼女の姿は、あまりにも異様であった。

  人々からは奇異の視線を向けられ、ヴィクセンは羞恥心で顔を赤らめ、震える小鹿のような足取りでゆっくりと宿へと向かう。

  しかしそれは勿論演技であり、内心では人々が向ける針のような視線からも快感を得ていた。

  度々、その破廉恥な様から衛兵に捕まり、檻に入れられることもあった。

  だがその度にヴィクセンは

  『ダンジョンで魔物に襲われ、命からがら逃げ帰って来た』

  と宣った。

  火照った顔でそう語るヴィクセンに衛兵達も疑問に思うが、本人がそう語り、尚且つ他の住民に危害を加えていない以上、彼女の言い分を信じる他ない。

  それに彼女は魔術の研究で得た資金でそれなりに裕福であったため、罰金は軽く支払うことが出来た。

  加えて、容姿もスタイルも良かった為、それを活かして誘惑するスキルも心得ていた。

  故に何処の衛兵達も、ヴィクセンの奇行を野放しにすることとなった。

  今日もまた、ヴィクセンはダンジョンへと足を踏み入れた。

  ここは彼女も何度か訪れているが、まだまだ未踏の地があった。

  そこに未知の快感を求めて、ヴィクセンは薄暗い道を進み続ける……。

  度々魔物が行く手を遮るが、卓越した魔術師である彼女の相手にはならない。

  「う~ん、もう貴方達に|嬲《なぶ》られるのは飽きちゃったな~」

  ヴィクセンが軽く杖を振るうと、前方に赤い魔法陣が浮かび上がる。

  そこから灼熱の火球が放たれる。

  魔物達は悲鳴を上げる間もなく。一瞬で焼き尽くされてしまった。

  「ふぅ~さて、先に進みましょう♡」

  魔物の燃えカスを尻目に、彼女は先に進む……。

  階層も深くなり、より危険が伴う区域となってきた。

  だが、ヴィクセンにとってはそれはご褒美、彼女の足が留まることはない。

  ――ダンジョン内では時々お宝部屋がある。

  ヴィクセンにも多少の金銭欲はある為、そういった部屋からはしっかりと金品をせしめる。

  腕一杯のお宝を抱えていた時、一枚のコインが零れ落ちた。

  コインはコロコロと転がり、棚の下へと逃げて行った。

  「あぁん!勿体ないわ!」

  彼女は持っていたお宝を『無限袋』へと入れると、屈んで棚の下へと腕を伸ばした。

  その際、図らずとも尻を突き出す体勢となり、ミニスカートから紫色の下着は露わになった。

  「……!結構奥まで行っちゃったわね……」

  彼女が腕を奥へと伸ばす度に、パンティが股へギチギチと食い込み、豊満な太ももが定期的に揺れ動く。

  獣人特有の尻尾ですら、少しでもパンティを隠そうとしない。

  寧ろふかふかのそれはピーンと立ち、まるでヴィクセンの尻をそこにいない筈の誰かに見せつけているのかのようだった。

  ヴィクセンはかなり身だしなみに気を遣う。

  その甲斐あって、普段の彼女はとても小奇麗であった。

  何も知らないものからすれば、ヴィクセンは恵まれたスリーサイズをもった、獣人の中でも絶世の美女であった。

  だが彼女がオシャレをするのは常人とは異なる思想によるものだった。

  ヴィクセンは確かに自分の容姿に絶対的な自信を持ち、綺麗な身だしなみをするよう心得ていた。

  だが、それは他人の目を気にしてのことではない。

  彼女はそんな綺麗な自分を弄ばれたいのだ。

  ――無残にも服を引き裂かれ、裸体を露わにされ、それでも止まらない甚振り……。

  激しく揺れる乳房、加虐で歪む美顔、泥に汚れる自らの身体……。

  美しい姿から、無残に汚されるのが、彼女にとって最も|そ《・》|そ《・》|る《・》のだ。

  「……っと!はぁ~やっと取れたわ~!」

  必死に腕を伸ばした甲斐があり、ヴィクセンはようやっとコインを手に取ることが出来た。

  そして立ち上がると、ミニスカートの裾がベルトに引っ掛かり、パンティが露わになっていることに気が付いた。

  「いや~ん♡誰かに見られてたら大変だわ~♡」

  そんな独り言を呟きながら裾を戻すと、彼女はまた先へと進み始めた。

  もう大分奥へと進んできた。

  もう少しでダンジョンの最奥へと辿り着きそうな勢いだ。

  だが、彼女の目当てはそれではない、新たな快楽だ。

  なので各部屋を入念に探索する。

  そこにまだ見ぬ痛みがあるかもしれないのだから……。

  そんな中、ヴィクセンはある部屋に辿り着く。

  そこには中央に大きな宝箱がポツンと置いてある。

  それ以外には何もない……誰がどう見ても罠である。

  だがヴィクセンは加虐を受けることが目的の為、そんな宝箱も悠々と開けるつもりだ。

  「さぁさぁ!宝箱を開けたら何が起きちゃうの~?出来れば……飛びっきりのお願いね♡」

  そんな期待を胸に、彼女は勢いよく宝箱を開けた。

  ……が、特に何も起こらない。

  それに箱の中身は空っぽである。

  「えぇ~ただの嫌がらせ~?もう、古代の人達も意地悪ねぇ~」

  心底がっかりした様子で、ヴィクセンが立ち上がると、突然『ガタン』と大きな音が鳴り響いた。

  「え?一体何――」

  その直後、丁度ヴィクセンが立っていた床が抜け、彼女は落とし穴へと真っ逆さまに落ちていった。

  罠に嵌まったヴィクセンはかなりの高さから落とされ、固い床へと叩きつけれられた。

  常人ならばこれだけで致命傷だが、マルキドから不死を与えられた影響か、彼女が大したダメージを受けておらず、怪我もなく直ぐに立ち上がることが出来ていた。

  「イタタタタ……ここは?」

  ヴィクセンが落とされた部屋は密室であり、出口は何処にも見当たらない。

  それどころか、部屋があまりにも暗すぎて、壁すら視認することが難しい。

  「取り敢えず、灯りをつけてみましょう」

  ヴィクセンは呪文を唱えながら杖を振るうと、彼女の頭の上に光球が輝いた。

  その光はかなり強く、真っ暗闇だったこの部屋を直ぐに明るく照らした。

  「ふぅ……これで周りが良く見えるわ……ね?」

  彼女の視界には壁は映らず、ピンク色の何かが蠢いているのが目に入った。

  「え?あれは一体何――」

  その刹那、そこから凄まじい勢いで触手が伸び、ヴィクセンの手から杖を弾き飛ばした。

  「えっ?ちょっとぉ~!?」

  間髪入れずに四方八方から触手が伸び、あっという間に彼女の手足に絡みつく。

  「いや~ん♡何よこれ~!?」

  藻掻けば藻掻くほど触手は拘束を強め、あっという間に身体の自由が奪われる。

  次第にヴィクセンの身体は触手たちに持ち上げられ始める。

  この触手たちは自分で子を作る力を持たない。

  ではどうするのか?

  “他の生物に孕ませるのだ”

  触手に捕まってしまったヴィクセンだが、抵抗もせず、されるがままだった。

  「イヤッ!イヤッ!イヤ~ン♡これって正に……私の待っていた展開じゃな~い♡」

  そうしてずっと待ち望んでいた展開に思わず歓喜の声を漏らしていた。

  そんな彼女を他所に、触手たちはどんどん拘束を強めていく。

  そこから垂れる粘液には媚薬のような作用があり、ヴィクセンの身体を汚し、火照らせていく……。

  「んあぁ……はぁ……あぁん……♡」

  次第に衣服が煙を上げ、ドロドロと溶け始めた。

  触手から滲み出た粘液のせいだ。

  「あっ……んくぅ~♡ダ、ダメよ……服を……溶かしちゃ……♡」

  ヴィクセンはだらりと舌を垂らし、目は虚ろになっていく……。

  今まで感じたことのなかった感触に、彼女は完全に虜となっていた。

  そしてとうとう衣服は完全に溶け落ち、派手な紫色の下着が露わになった。

  すると触手は左右の乳房に巻き付き、まるで牛の乳を搾るかのようにキツく締めあげた。

  「アハッ……♡そんなに搾ったって……おっぱい……んひ♡……出ない……わよ?」

  それでも触手の手は緩まずブラを掻き分け、左右の乳首へと吸い付いた。

  そうしてそこから粘液を流し込まれ、ヴィクセンの乳房が次第に肥大化させていく……。

  「しゅ……しゅごい……♡おっぱいが……どんどん大きくなってッ……!イクぅ……♡」

  どんどん重くなっていく胸に、彼女は圧迫感と共に確かな快感を感じていた。

  常人ならば発狂してしまいそうな状況でも、彼女は常に楽しそうに振る舞う。

  それは不死であるという余裕からともいえるが、同時に彼のマゾとしての魂が苦痛を求め、快感へと変換させているからだろう。

  そんな中、一本の触手が彼女の秘部へと忍び寄る。

  その触手は、他のものと違ってイボのような突起物を生やしていた。

  すると、また別の触手がヴィクセンの太ももに絡みつき、彼女の左右の足を開かせる。

  イボ触手の目の前には彼女の無防備でぐしょぐしょになった下半身が晒された。

  「ひゃん!?ましゃか……そのイボイボでぇ……?」

  その予想通り、イボ触手はその突起物を彼女の陰裂をなぞるように、何度も何度も擦り付けた。

  そこから染み出る粘液も合わさり、パンティ越しでも痺れるような快感が全身を駆け巡る。

  「……んひぃ……やん!そ、そこはぁ……敏感……くふぅ!なのよ……♡」

  これまで経験したこともない体験に、ヴィクセンは完全に骨抜きにされていた。

  ここまでのことをされても一切の抵抗をすることはない。

  彼女は今、全身に絡みつく触手に運命を委ねているのだ。

  しばらくすると、とうとう最後の砦である下着すらも粘液で溶かされ始めた。

  「……んくぁ……♡ちょっと……ダメよぉ……ブラもぉ……パンティもぉ……高かったんだからぁ……♡」

  無論、そんな嘆きを触手たちが聞き取る筈も無く、愛撫は更に激しくなり、その都度ヴィクセンの嬌声が密室に鳴り響く。

  そして遂にブラもパンティも粘液によって完全に溶け落ち、彼女のデリケートゾーンを守るものは無くなった。

  それを待っていたかのように、また一本の触手が伸びてきた。

  イボが生えている点は先のものと共通しているが、その形状が他の触手とは異なっていた。

  まるで男性の陰茎のような……陰茎そのもののような形をしている。

  「ひにゃ!?何それ……?おっきい……♡」

  陰茎触手はヴィクセンのクリストスを軽く弄る。

  粘液がそこから身体に沁み込んでいき、彼女の吐息がますます荒くなる。

  そして、触手責めによってトロトロに柔らかくなった割れ目を他の触手が無理矢理こじ開け、陰茎触手がそこに目掛けて勢いよく突っ込んだ。

  「ひぎゅ!?」

  膣壁とイボが擦れ合い、淫らな粘液が内側から全身を駆け巡る。

  「アッ……クゥ……♡」

  あまりの快感の波及にヴィクセンの身体が痙攣し始める。

  それに鼓舞されるかのように触手のピストンは激しくなる。

  「しゅ……しゅごい……♡オークのより……ずっと……♡」

  もはや彼女は自身の股で何が起きているのかすら理解できていない。

  快楽に身を任せ、触手たちにされるがままである……。

  抵抗も無く、ただいやらしい音が鳴り響く中で喘ぎ声を上げ続けるだけだ。

  そしてとうとう陰茎触手は子宮にまで辿り着いた。

  触手たちからすれば漸く本命に辿り着いたといったところだろう。

  ピストンは更に激しくなり、熱い感覚が駆け巡る。

  「あひゅ!あひゅぅ~♡もう少しでぇ……来るぅ……♡」

  ピストンは最高潮に達したその直後、熱い精液が一気に発射された。

  「……んクゥゥゥゥゥゥ!!!!」

  ヴィクセンの膣は精液で満たされ、これまで経験したことのない程の快感が駆け巡る。

  そして下品な喘ぎ声と共に、彼女は絶頂を迎えた。

  「……んくぅ……クゥ……♡」

  だらしなく舌を垂らし、蕩けたような笑みでイッた目を浮かべ、秘部から精液を垂れ流す様は、先程まで小奇麗な身なりをした獣人の美女とは到底思えない程の醜態であった。

  だがこの状況こそ、ヴィクセンが望んでいたことなのだ。

  故に彼女は今、心底満足しているのだ。

  「……ごい……しゅごかった……♡こんなの……はじめぇ……て……♡」

  自分が目一杯汚されたことにこの上ない充実感を得たヴィクセンは、そのまま触手に絡みつかれたままに意識を失った……。

  しばらくして、ヴィクセンが触手たちの残した粘液溜まりの上で目を覚ました。

  あれ程までに蠢いていた触手たちは跡形も無く姿を消していた。

  「あの子たち……何処に行っちゃったのかしら?」

  そう言いつつ、彼女は自身の秘部や腹を調べるが、これといった異常はない。

  ただ、粘液を流し込まれた乳房は、未だ萎み切っていなかった。

  普通、触手に侵されたものは最低でも一時間程で完全に苗床にされるのだが、このように触手たちが逃げ出している時点で何かがおかしい。

  「……う~ん、触手の赤ちゃん、孕んでないみたいねぇ……一体、どういうことかしら?」

  ――おそらくはヴィクセンが孕まなかったからだろう。

  彼女は大悪魔マルキドから不死を与えられた、謂わば『神の裏切り者』である。

  故にそのような存在は天使から嫌われ、子を運んできてもらえない……つまり、子孫を残すことが出来ないのだ。

  そしてどうやらその法則は、例え相手が魔物であっても適用されるようである。

  「……う~ん、ちょっと残念ねぇ……もっと弄んでほしかったのに……」

  若干の失意を抱きつつも、ヴィクセンはスッと立ち上がる。

  全身は粘液で汚されており、今なお不快感が残るが、彼女にとっては寧ろ心地良い感覚だ。

  ……と、彼女が目線を先にやると、部屋の隅に一片のピンク色の何かが見えた。

  慌てて駆け寄ると、それは小さな触手の一部だった。

  触手は群生の魔物であるが、これは哀れにも群れに置いて行かれてしまった“はぐれ触手”だろう。

  「あら、可哀そうに……んふ♡……よし!」

  ヴィクセンはそのはぐれ触手を優しく拾い上げる。

  触手はさして抵抗はせず、自分を|恍惚《こうこつ》とした目で見つめる獣人を見上げた。

  「ん……フフフ♡貴方は私が面倒見てあげるわ~♡元気に大きくなって、私をまた犯してね♡」

  新たな扉と家族を得たヴィクセンは、上機嫌でダンジョンを後にした。

  ――その日の彼女は恥ずかしがる演技もせず、スキップをしながら宿屋に帰って行ったという……。