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【クロスオーバー】兎の失敗で虎が赤髪に魅入られる話

  思いついて忘却できずに書き散らかしたものです。

  クロスオーバー。

  トリップ、と、言えるか不明。

  某ひとつなぎの財宝もとめる海賊たちの中で、赤い髪のお頭が出ます。

  好き勝手に書いたんで、ほぼ捏造。

  自己満足。

  読まれての苦情は受け付けません。

  OK?

  

  

  

  【クロスオーバー】兎の失敗で虎が赤髪に魅入られる話

  

  

  

  [newpage]

  

  

  

  楽しいはずだった。

  きゃはは、うふふ、の。

  予定だったのに。

  何がどうして、こうなった??

  

  

  

  「何やったのか、わかっているんでしょうねっ!!」

  「・・・はぃ」

  「なら言って頂戴」

  「僕がおじさんに良い思いをしてもらおうと操作した結果、思わぬアクシデントが発生し、おじさんが消えてしまいました」

  「ねぇ、ルーキー。貴方が普段彼をどう呼んでいようと大目に見るんだけどもこの場で『おじさん』呼ばわりするのもどうなのかしら。せめて通り名を使いなさいよ」

  「地位が違いすぎるからね、ワイルド君とルーキー君では」

  六人の男女、年齢問わずに囲まれた金髪の青年はやや逃げ腰になりながらも大声を出す。

  「う、海で、バカンスして貰おうと思っただけですよ、僕は」

  「それは良い事だと思うけど、なんで不得手な事をやっちゃうのさ・・・」

  「まぁ確かに行き先は海になっているが、安全とは言えないぞ。此処は」

  「そんなところにっ??」

  「本物の海賊がうようよしている世界でござるな・・・」

  

  多分絶対無事だとは思うけど、本人だけでは帰って来れない。

  機械を通して移動したのならなおさらなのだが、色々と普段からでも心配は尽きないというのにこんなことになってしまって。

  溜息を一斉に吐いたとしても仕方のないことだった。

  

  トップマグ島、唯一の生粋神子の(不名誉な)不在を隠さねばと影武者が立てられ。

  密かに捜索が開始された。

  この一報を真っ先に聞いた島警護のベン・ジャクソンの機転により、外部に情報が漏れることはなかったが。

  時間になってもトップマグ島から帰参しない者たちに、所属先の各国は不審に思ったが。

  いつもの気まぐれを神子様がおこされたのかと、眉をしかめただけだった。

  

  

  世界の中心に広がる巨大な池、その中にぽつんとある島。

  それがトップマグ島、世界の中心に生粋の神子が存在する。

  取り囲むように各国が連なり円を描くように位置している、そんな世界は自然と機械と不思議が混じったところ。

  

  神隠しが多いことでも知られる場所。

  実はその大半が、このルーキーの所為だと知る者は少なくない。

  空間移転装置を誤作動させるエキスパートなのだ。

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  その頃。

  異世界だよなぁと思いつつも、適応力の良さで馴染みつつある男は通り名を名乗っていた。

  むしろ、名乗らなければ離さないとでもいう様にしがみつかれていたからで。

  ブルネットが艶やかで腰が細くお尻がキュッとしている後ろ姿ではどんな野郎でも声をかけずにいられないだろう、うちのお頭みたいに。

  淡々と告げられる言葉に首をかしげつつも、何故か連行されて着いた先は船。

  しかも大きい、これはもしや海賊船というやつか?

  髑髏のマークに三本傷が入ったマークの旗、海賊旗が靡いてる。

  

  「なぁ、あんたたちは街に入ろうとしてたのに船に戻っていいのか?ついたばかりなんだろ?」

  「そんなこともわかるのか?」

  「・・・船員が驚いた顔してるし、潮の匂いが濃いからそう思ったんだけど」

  「まぁ確かにハメを外しに久々の陸地へ降りたんだが、トラブルメーカーが戻るといったんだ」

  「トラブルメーカー?」

  「ベック、それはもしや、俺のことか?」

  「自覚があったのか、お頭」

  「・・・・・・・・・・ん?って、シャンクスが海賊団の頭?」

  「おぅ、赤髪海賊団って言われてるぜ。ベックが副頭な」

  

  状況を理解しようと慌てるが、話だけはトントン進んで。

  いつの間にやら、船の上で宴会が始まっている始末。

  しかも何故か自分は頭であるシャンクスの隣で幹部たち(だろう、絶対)に見られているのか。

  

  「タイガー、飲めるか?」

  「多分」

  「・・・幾つなんだよ、なんか年下のいけない相手を誑かしてる気がするぞ」

  「え?俺は・・・多分、37?」

  「は?」

  

  こてんと首をかしげた後に、渡されたジョッキみたいなものに口づけて一口飲み込む。

  あ。

  思ったより美味しい。

  

  「俺と、同じくれーかよっ??」

  「見えねぇなぁ・・・」

  

  思わず頷いた一同に悪気はない、絶対。

  

  

  何が何やら、いつの間にか説き伏せられて、シャンクスの客として迎え入れられたタイガーは。

  水・風の精霊の声を聞きながら、頼まれるままにシャンクスの子守をしていた。

  ベン・ベックマンの眉間のしわが無くなったとか?

  

  

  何時、迎えに来てくれるかなぁ。

  っていうか、此処にいるって気づけるのかなぁ?

  兎ちゃんの言ってたバカンス先とまるっきり違うといえば違うんだけども、悪くはない気がするけども。

  海賊というからには戦闘もあるわけで、こればっかりは慣れないなぁ・・・。

  

  「タイガー?」

  「何か、シャンクス」

  「似合いそうなの買ってこさせたぞ」

  「・・・・・・だからって、なんで踊り子の服なんですか」

  

  「お頭、楽しそうだなぁ」

  「このまま居てくれると俺は大いに助かるんだが・・・」

  

  

  

  レッド・フォース号は知らぬ間に異世界の神子を乗せて航海中。

  

  

  

  

  

  

  

  

  とりあえず、力尽きた。

  

  

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