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キミの未来はケモノ色

  第一話出会い

  これは僕の、いや僕とお兄さんの出会いの話し僕の運命的な話しをしようと思う

  僕はなんの変哲もない平凡な大学に通う大学3年生名前をイルガという

  無事この進級を果たし今年めでたく3年生になったのだ、うん、これはめでたい

  そんな僕にも趣味がある

  誰にも言えないが俗に言うケモナーってやつだ、単に動物が好きだってとこなのかそれとも違うのか僕にもよくわからないがそれでも好きなことには変わらない

  でもこれは他の人には言えないので

  散歩をすることが趣味だと周りには言っている

  愛犬のオルガの散歩のためもあるが、

  オルガとは子供の時からの家族だオルガには悪いが、本当は薄い本をあさりに行こうとしているだけなのだが、散歩は散歩だ

  そんな誰に語っているのかわからない自分語りを頭の中に思い浮かべながら僕は駅に向かって歩き出していた

  風は春の暖かな風をふわりと運び僕はとても心地よい気持ちでいっぱいだった

  何がいいことでも起きるんじゃないかと

  そう思っていた

  その時、ヴァン!!ヴァン!!オルガが急に吠え始め

  プーーーーーっとクラクションの音と悲鳴が混ざる音が聞こえたのも束の間

  猛スピードの大型トラックが突っ込んで来たのだ、ハッとした矢先

  危ない!どこからか声と同時に僕は誰かに引っ張られ

  トラックが駅に突っ込んでいった

  大丈夫かい?

  僕は何が起こったのか理解ができないまま

  あ、あ、はい、肘をすりむいただけです

  そう言いながら後ろを振り返ると

  そこにはお兄さんが心配そうな顔をしながらこちらをみていた、ガタイがよく優しそうなお兄さんだ、20代後半だろうか

  すごく男の匂いがしてドキドキしてしまう

  よかったその程度の怪我で済んで

  間に合ってよかった

  その顔を見たときすごく見たことがある感覚と青い美しい目に視線を奪われてしまった

  おれの顔になんかついてるかい?

  い、いえ何でもないです

  ありがとうございまーー、っ痛って

  いつのまにか膝をすりむいてしまっていたみたいだった

  怪我してるのか、擦り傷みたいだな

  足が動かないほどではないみたいでよかった

  お兄さんは笑みを浮かべながらそう言った

  とりあえず傷を手当てしなきゃね

  おれのうちにおいで、うち近いから

  見ず知らずのお兄さんの家に上がり込むのも悪いかなと一瞬思ったが、こんな優しいお兄さんしかもタイプのお兄さんにお近づきになれるなら冒険してもいいかななんて

  わかりました

  僕は訳も分からないままトラックに轢かれそうになったところを助けてもらったお兄さんの家に上がり込むことになったのだ

  2話 お兄さん

  散らかってるけどどうぞ上がって

  あのお邪魔します

  そこはアパート古びた一室でとても綺麗に整頓されているとは言えない、少し散らかっていて段ボールが積んである殺風景な部屋だった

  資材に確か

  まってて消毒液と包帯があったはずだから

  そういうとお兄さんはゴソゴソと棚の中を漁っている

  お兄さんは見ず知らずのぼくをなんでここまで助けてくれるんですか?

  思わずそんなことを聞いていた

  沈黙しているのは苦手なんです

  昔のおれに似ていたからかな

  なんてね、助けた理由はなんとなくだよ

  お兄さんはゴソゴソまだ薬箱を探しているようだった

  そんな姿を見ながらふとテーブルの上に一枚の写真が飾られていることに気がつく

  そこには1匹の犬の写真が飾られていた

  これは昔飼っていた犬ですか?

  そうだよ、おれの相棒さもうなくなってしまったけどね

  そうなんですか、

  お兄さんは寂しそうな顔をしながら薬箱を持ってきてくれた

  くろはおれの大切な家族だったんだ

  でも、おれを庇って車に惹かれてね

  お兄さんはそう言いながら手慣れた手つきで治療していく

  でもくろのおかげでこうして会えたんだから感謝しないとな

  あの、おかげってどう言う

  はい、これで終わり

  そういうと僕の膝のきずはいつも間にか手当てが完了していた

  あ、はいありがとうございます

  こんないろいろ僕のことも知らないのにいろいろしてくださってありがとうございました

  そんなことない困ってる時は助けるのが普通だろー

  そう言ってニヤリと笑った

  そいえば自己紹介がまだでした

  ぼくはイルガと言います

  おれは、、、、そういうとほんの少し目線を逸らしたかと思うとすぐに

  アグリというんだ、よろしくね

  ここであったのも何かの縁だ

  これからも仲良くして欲しいな

  そう言うとぼくの頭をわしゃわしゃ撫でてきた

  ぼくはドキドキしていた

  お兄さんがわらうたびになんとも言えない嬉しい気持ちになっているからだ

  もっと話したい、仲良くして欲しい?

  そんなの答えは決まっている

  もちろんです お兄さんとは気が合いそうですから

  僕は今日悪いことばかりじゃないかもなー

  そんなことを思いながらお兄さんの家の前に待っていたオルカを連れて後にするのだった

  3話 カイブツ

  そんな文字通り追突するような出会いからはや3ヶ月今日は初めてお兄さんの家にお泊まり なんでも聞いて欲しい話があるとか

  大事な話なんだろうか

  僕は実は何度もお兄さんにこの数ヶ月何度もデートを重ね(僕が思っているだけ)

  話したい話があるということなのでせっかくなのだから泊まれないかと交渉の末ついにお泊まりを勝ち取ったのだ

  カバンに荷物を詰めていく

  パンツとシャツと暑いから変えを多く入れてっとあとは、、ふと当たりを見渡すが久しぶりのお泊まりすぎて何を持って行けばいいのかわからない

  コップは借りればいいし、ご飯はお兄さんが用意してくれるみたいだし

  ゴムは・・。って薄い本の読みすぎだよ

  いくらお兄さんと仲良くなってお兄さんって呼んでもいい許可をとるところまでいったとは言え僕の処女をお兄さんに、、、、、

  考えるだけでまっすぐ立てないほどに感じるものがある

  まてまて、そんなことは起こり得ない

  冷静だ、僕は健全な男子なんだ

  そう言い聞かせながら赤らめた顔を夜風に当てながらお兄さんの家に歩いていた

  アパートの近くまできたところでお兄さんが向かいから歩いてきた

  あっ、偶然ちょうどよかった

  ごめんね仕事で忙しくてついでに買い出ししてきたから、遅くなっちゃって

  間に合ってよかった

  さぁ、入って入って

  はい

  なかに入るといつもより綺麗な部屋になっていた

  お兄さん片付けたんですか?ちょっと散らかってるほうが落ち着くのに

  僕はわざとらしくそう言った

  大丈夫なんだかんだすぐに汚れるんだから

  気にしないの!

  今からご飯の支度するからまっててね

  そういうとテキパキとご飯の支度をするお兄さんに飛びつきたくなる気持ちを押さえながら尻尾を振る犬のようにその後ろ姿を見ていた

  そいえばテーブルの上の写真のクロちゃん

  前から言おうとは思っていたんだけど

  僕の飼っていた犬にそっくりなんです

  オルカって名前だったけど、すっごく似てるんです

  そうなんだ、、、

  そいえばオレの仕事について話したことってあったっけ?

  いや、知らないけど聞かないほうがいいのかなって、あんまり話したくなさそうだったから

  んー、実はおれ遺伝子研究を仕事にしてるんだ、これでも結構すごい医学の学校出てるんだぞ

  まあ会社のことは詳しいことは社外秘で教えてあげられないんだけど

  ふーん頭いいんだ?いろいろ教えてもらわなきゃ

  おれは教えるのが下手くそだからな

  ほれ、飯だめし

  ご飯ができた

  美味しそうに焼けた肉と玉ねぎがご飯の上に乗せられ、香ばしいニンニクの香り

  真ん中に乗っている卵が見栄えを際立たせている

  軽く一味唐辛子を散らして白髪ネギ

  うん、これはうまそうなスタミナ丼だ

  これぞ男の料理って感じでうまそう

  しかもお兄さんの手作り

  もうよだれが止まらないや

  いっただきまーす

  お気に召すといいけど、どうぞ召し上がれ

  他愛のない話をしながら静かな幸せな時間が過ぎていった

  ソファーに座ったお兄さんの足の間に挟まれ

  僕はいつのまにかうとうとし始めてしまっていた

  目が覚めると電気が消されて真っ暗になってしまっていた

  多分僕が寝てしまったからソファーにそのまま寝かせられていたのだろうか

  ふと視線に気づいて寒気がした

  これは狙われている、僕は知っている

  逃げなくてはいけない危険がそこにあることを直感で感じた

  そこには黒い大きな影があった、その影は大きくだが暗くてよく見えない

  逃げないといけない時なのに足は動いてくれない

  その時その影は突然語りかけてきた

  ごめんね起こしてしまったよね

  その声は気持ち低い気もするけどお兄さんの声だ、、、と思う

  そんなところで電気もつけずにどうしたんですか?

  そう尋ねるとお兄さんは優しくゆっくりと話してきた

  君といるのが楽しくてあっトイウ間にに3ヶ月が過ぎた、コウナル前に帰りたかったが

  君に知っておいてホシカッたんだ

  でも、君の幸せな寝顔を見ているとソノママ居なくなってしまった方がイイと思ってイタ

  でも、見られてシマッタのなら仕方ナイ

  だからどうか驚かないで欲しい

  どうか笑わないでホシイ

  この姿でもキミを襲うことはナイと先に言ってオクヨ

  そういうとお兄さんはゆっくりと月明かりが照らす僕の方へ歩み姿を現した

  僕は衝撃が走った

  いろんな意味で衝撃的なことだったのだ

  お兄さんの右腕と左足は獣のように

  頭には耳が生えマズルは伸びて

  でもまだかろうじて人の体だとわかる状態だった

  これはどういうことなんですか?

  頭の中に疑問がいくつも浮かんだ

  恐怖すらもあった

  これは見せるべきではなかったのカモシレナいでも。君なら喜ぶと僕は確信シテイルからね、だが、この体にナルト・・抑えられないんだ、だから、だカラ

  傷つけタリはしないから

  そう言いながら突然お兄さんに押し倒された

  まって、お兄さん?正気に戻って?

  ねぇ?どうしたの?

  その時月の光が差し込み

  ゔ、うう、ぐぅぅぐ

  お兄さんの体はみるみる体毛に覆われていく

  がぁぁぁぁぁ

  ゴ、ゴメンヨ ユルしてくれるヨナ

  お兄さんの鋭利な爪で僕のシャツはビリビリに破かれてしまった

  やめ、やめてよ

  お兄さんは長い舌でクビからお腹までをゆっくり舐め回す

  あっんん、だめだって

  月の光でようやくお兄さんの顔が見えた

  それはまさにオオカミ、オオカミの獣人まさにその姿だったのだ

  ウマソウダ、お前はオレノモノ

  だれにも渡さナイ

  もうそこには優しいお兄さんの姿はなかった

  この鋭い目は獲物を喰らう目だ

  食われる、僕は身構えた

  だがしかし、予想外のことが起こった

  僕はなす術なくズボンとパンツを脱がされたのだ

  まってよ、恥ずかしいよ

  ハズカシイ?ソンナモノスグニワスレル

  そこにはお兄さんの大きくなったちんちんが

  僕のお腹の上に乗っていた

  ホラ、キモチイイダロ

  お兄さんは僕のちんこを握り擦り始めた

  イルガモ キモチよくナラナイト イヤダ

  イルガノ コレもっとオオキク ナルンダロ

  狼のお兄さんは長い舌で僕のあそこを下で舐め回し、なす術なくビンビンになってしまった

  恥ずかしいでもこんなこと夢みたいだ

  あのお兄さんが、大好きなお兄さんが獣人だなんてそれだけでも幸せなのに

  手の動きは少し早くなる

  はっはっはっ、気持ちいいよぉ、

  ダメ、出ちゃう、出ちゃう

  お兄さんはそれを聞いてすぐに手を止めた

  マダマダ

  ここモキモチヨクナラないト

  お兄さんは長い舌でお尻を舐め始めた

  まって、そこはしたことなくって、あっ

  だから、その

  ダイジョブダ シッテイルカラ

  そういうと舌はアナルの中へゆっくりと入っていく、ヌルヌルとした舌がかき回すように広げるように渦を描くように舐めていく

  右手はシコシコゆっくり動かされている

  ぁぁぁぁぁ、あっ、だめ

  あっっっ

  すこし出てしまった

  お兄さんはすこし出たその白い液体をひと舐めにしにやっと笑いながら

  ソロソロオレガ限界だ

  イレルゾ

  まって

  心の準備が、

  言い終わる前にズブズブっと暖かいものが入っていく

  こんなの、おかしくなる

  お兄さんは優しく、時に激しく腰を振っている

  はっはっはっ

  モウガマンができないはっはっはっ

  ダスゾ

  いいよ、中に出して

  いくつっっ

  イグっっっっっ

  これでオモいのこすことはナイ

  お兄さんはなにかをいった気がしたがよく聞き取れないまま、抗えない睡魔に導かれ

  眠りに落ちていった

  4話ケモノたちの夢

  目が覚めたときそこは自分の住んでいるアパートの部屋だった

  あれ?お兄さんの部屋にいたはずなのに?

  運んでくれたのかな?

  夢落ち?そんなの許さない、こんなに好きになったのは初めてなんだ、告白しなきゃ

  ケモナーでどうしよもない人間だけど

  あなたが好きだってそれに

  獣人に抱かれるなんて夢が叶ったってそれが本当に夢だったらそれこそ寝覚めが悪すぎるよ

  それに嫌な予感がする

  早くお兄さんに会わなきゃいけない気がする

  急がなきゃ後悔する気がするから

  そう思った時にはすでに駆け出していた

  アパートの前についた

  一目散に階段を駆け上がりお兄さんの部屋のインターホンを勢いよく押した

  お兄さん!!僕だよ、イルガだよ!

  開けて!

  聞きたい、昨日のこと、獣人のこと

  伝えたい、僕の気持ちをまっすぐに

  ただあなたが好きだってことを

  待ちきれず、扉を開けた

  しかしそこには家具ひとつなく誰も、いや

  なにもなかったのだ

  僕は唖然とした

  本当に夢?そんなのって、そんなのってないよふと足元になにかあるのを見つけた

  そこには

  『イルガへごめんな』と書かれた封筒が置かれていた

  中をあけ手紙を読んだ

  僕はとても悲しくなったでも

  寂しくはなかった

  ただ嬉しかった

  僕の初めての恋は実らなかったでも

  幸せな未来をありがとうアグリ

  僕にはやらなければいけないことができたのだから

  僕は静かにアパートを後にしたのだった

  5話 世界の始まり

  僕宛になんて書いてあったかって?

  それは僕にしかわからないよ?

  だからこれはキミが読むんだ

  キミが手紙を手渡してきた

  その封筒には『イルガへごめんな』

  と書かれていた

  見ていいの?キミは初恋の人の話はしたがらなかったのに

  いいさこれもきっと信じてもらえるかもしれないから、いや今なら信じてもらえるから

  この手紙を手渡したんだ

  この世界の始まり、この獣人たちが世界に溢れるようになったこの世界の真実をさ

  キミはそう言ってまたうたた寝をし始めた

  僕は紅茶を飲みながらゆっくりと手紙を開き

  黄色と黒の毛並みを風になびかせながら

  爪で破かないように、ゆっくりと読みはじてたのだった

  6話 イルガへの手紙

  ごめんな、これを書いているのはキミが寝てしまったからなんだ

  本当は直に説明して本当のことを言うつもりだったでも、それはできそうにない

  きっと知らない方が幸せに暮らせるかもしれないしでも、この手紙を読んでいるということは知っていて欲しいというおれのわがままなのかな?

  ここからの話は落ち着くまでは誰にも言ってはいけない

  おれは、、、、、おまえなんだイルガ

  なにを言っているんだって顔してるよな

  えっとな最初から話そう

  実はおれは未来から来たおまえなんだ

  そして失敗したおれなんだ

  おれは大学生の頃オルカの散歩で駅前を通ったその時突然トラックが飛び込んできてな

  おれはオルカが駆け出したリードに引っ張られ両足を失った

  そしてオルカも、、、、即死だった

  悲しかったよ、庭に埋めて墓を作ったんだ

  助けてくれたオルカの毛を一房お守りがわりにもらってね

  それから足を失っていて不便は多かったけど

  勉強には精が出たんだ

  大学を卒業して製薬会社に入り遺伝子研究で賞もとったでも、本当の目的があったんだ

  それはオルカを生き返らせること

  そいえばテーブルの写真をクロって言っていたけどku ro だろaをつけて逆読みで

  oruka だったんだぞ?知られるわけにはいかなかったからね

  おれは自分の研究を最大限に使って

  オルカの毛からDNAサンプルをとって

  培養し蘇らせようとした、でも出来なかった

  時間が足りなかったんだ

  かわりにおれの体にオルカのDNAを組み込む実験をした

  なんでしたのかって?

  成果を出さなければ研究ができないから

  時間稼ぎのつもりだったんだ

  だけど奇跡が起こった

  一年経つ頃には無くなったはずの両足が復元されていたこれには皆喜び大騒ぎだった

  でも、おれは肝心のオルカは蘇らせることは出来なかった

  それに副作用で獣化してしまうことも分かったんだ

  その影響か目の色も変わってしまった

  それでもオルカにはまた救われてしまった

  おれは大切な家族に死んでも助けられている

  お礼を言っても伝えることのできないもどかしさだけ

  そんな中タイムマシンが試作品だが出来たという話が極秘に流れてきてね

  まぁ、あらかたおれの研究を妬んだ奴が

  おれを実験で亡き者にしようと企んでいるのは知っていたんだ

  でももし本当に戻れるならオルカを助けることができるかもしれない

  蘇らせるのはもう手詰まりだった

  だからタイムマシンの実験に参加したのさ

  でも

  案の定失敗しておれは時空の中に放り出されてしまった

  そんな時オルカの泣き声が聞こえたんだ

  気づくとあの事故現場、そしてあの時のおれがいた

  とっさに助けられたのは奇跡だった

  怪我も大したこともなく

  足がなくなることもない

  何よりオルカが生きていてくれたのが奇跡だった 嬉しくて

  でもおれは知っている

  おれが助けたおれはそこにいるから

  おれはこの時代のおれではないから

  いつか時代の流れで消えてしまうんだと

  楽しかったおれとの3ヶ月

  自分と話すのは変だけどでも違う人生を歩んで欲しかったから

  ただ、ひとつ、、、これはないと思うんだけど

  一応言っておくね

  今日は満月だから、獣化する可能性が非常に高い

  もし獣人になってしまえば性欲を抑えられなくて襲ってしまうかもしれない

  もし獣人のDNAを体に取り込むとおれの体なのだから適合して獣化させてしまう

  まぁ、これに関しては喜ぶのかもしれないが

  しかし、、、うん、自分とするのも、うん

  そうならないことを祈っている

  こんなところだ

  イルガがよだれを垂らして寝ている顔を見ているだけで気持ちが軽いんだ

  オルカが生きていてくれるだけで幸せなんだ

  ありがとう

  おれはこのままいなくなるつもりだ

  そのうち存在自体が消えるだろう

  だからさようなら、ありがとう生きててくれて

  追伸 イルガの名前をアルファベットにして逆から読むとアグリだったのは気付いてたかな

  7話 ケモノの世界

  耳をぴくりとさせ手紙を読み終え

  僕はイルガに聞いてみた

  こんなとこが、、、信じられない

  でもなんで僕たちみたいな獣人がこんなに世界にいるんだ?

  それはキミも知っているだろう

  おれが獣化薬を作ったからね

  おれの中に入ったDNAはやはり適合し

  おれも獣化したでもそれはおれにとっては好都合だった、ケモナーだからな

  だから自分の体を材料にケモナーたちに分けたのさ

  そうしたら以外の人間の体に未練がある奴が少なくてな、こんなに増えたのさ

  キミもそうだったろ

  確かにそうだ

  この黄色に黒のシマシマ

  長い尻尾にぴくりと動く耳

  虎になりたかった僕はイルガに頼み込んで作ってもらったのだ

  まぁ、いまはイルガは僕のパートナーでもあるんだけどね

  さあ、そろそろ寒くなってきたから家に入るよ イルガはサッと立ち上がり

  中庭から家のほうにあるきだした

  今日は満月だから戸締りはしないと

  声が聞こえちゃうからね

  イルガはニヤリとエッチな顔をしてこちらを見てくる

  やめてってイッテモやメナイカラネ!!

  僕は赤くなった顔を隠すように前屈みで早足で家に戻った

  今日の夜は一際長く長くなりそうだ

  この幸せな世界で、幸せな時間を

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