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鏡の中で獣は吠える
この世界には知らないことが沢山ある
それの果てには何があるのか?
海の中には何がいるのか
そして未来には何が起こるのか
知らないことばかりだ
そしてこの姿見の鏡にも誰も知らない秘密がある
たったった
陽気に駆け出していく少年がいた
「早く帰らないと、始まっちゃうよ」
少年は田舎の田んぼの畔道(あぜみち)をかけていた
夏も終わり蝉の鳴き声も鳴り止む頃
夕日を追いかけるように少年は家に向かって走り出していた
風が少し冷たくて、田んぼの稲穂が風にゆらめきまるで毛足の長い絨毯のようにたなびいていた
「とうっ」
少年は田んぼの畔道を走り抜け用水路を飛び越える
「今日はリアルタイムで見るんだから」
そう、今日はまちに待っていた映画のテレビ放送があるのだ、なに?映画館で観ればいいって?ここは超がつくほどのど田舎そんな高尚なものなどないのが当たり前なのだ
ガチャ
「ただいまー」
家に着くなり靴を脱ぎ捨てリビングにあるテレビをつける
「本日は地上波初放送、あの人気獣人シリーズ
『太陽は虎と燃える』の続編『虎は月に吠える』をお送りいたします」
よかった間に合った
どうしてもみたかった映画だったので
飛んで帰ってきたというわけだ
今日は親もいない、リラックスしながらパンツ一枚でお菓子を食べながら見れるんだ
そして2時間の映画が終わった
「ふぅ、」見応えのある映画だった
「まさか人間の主人公が虎になってしまうなんてなかなかに想像もできないような、しかも感動ものだったなんて」
早く帰ってきて正解だった、これは録画したやつをもう一度見なきゃな
ひとり頷きながらテレビを消した
さて、と
とりあえず映画は見たのだが、なんだかムラムラしてきてしまった
まぁ、男の子だから仕方ないよね
パンツを脱ぎ捨ていきりたつちんちんを右手で掴む、ふと、頭の中に悪いことが浮かんでしまった
誰もいないなら外で抜いたら気持ちいいんじゃないだろうか?
男の子はエッチなことにとても貪欲になる時がある、そう思うといてもたってもいられなくなった
全裸のまま靴を履きゆっくりと玄関の扉を開ける
ドキドキする、こんなドキドキ試験でも味わったことのない全身の鳥肌が立つほどに体が痺れる
少しだけ扉を開けて外を覗く
誰もいない、そとは薄明かりに街灯が照らされているだけだった、時間は24時を周りもうこんな田舎で外に出歩く人なんていない
隣の家でさえここから50メートルは離れているから見られることなんてない
ゆっくりと扉から、そっと足を伸ばす
少しだけ冷たい風が腕に足にそして普段絶対に風なんか当たらないちんちんにふわりとさわる
ブルブルっと身震いした
気持ちいい、おれはいつのまにこんなに変態になってしまったのだろう、今まで真面目に暮らしてきたのにこんな超がつくほどの変態なことをしているのだ
全裸の姿にスニーカー、こんな姿見られた時点でゲームオーバーだ
玄関の扉がバタンと閉じる
はあ、気持ちいい、そんな気持ちが体を支配する、ダメだとわかっていて、見つかれば人生が終わってしまうそんなスリルをしちゃいけないと思うたびに自分のちんちんがピクンと脈打つのがわかるのだ
こんなこと経験してしまったら
これ以上やってしまったらきっともう普通には戻れなくなるそんな予感がしていた
「がさ、がさがさ」
っっっっは、思わず声にならない叫び声を上げるところだった
急に庭にある小さな物置の扉ががたついたのだ
誰かに見つかったのかと、心臓がとんでもない速さで脈打っている
すると暗く見えなかった庭がうっすらと月明かりに照らされ始めた
目も慣れはっきりと見えた
しかし、それはどう考えてもおかしなことだった
猫だ、そうあれは猫だ、しかも虎柄の猫が物置にいるのだ
それの何がおかしいのか?動物は飼っていない
から、野良猫だろう、いや、そんなことじゃないんだ、だってその猫がいるのは閉まってるはずの物置の内側にいるのが外側からはっきりと見えていることなんだから
ついに頭がおかしくなったんじゃないか?
すでに全裸で家の敷地内をビンビンのちんちんを振り回しながら歩いてる時点でおかしいのではあるのだが、しかし奇妙だ、猫が中にいるのが見える
ゆっくりと猫は振り返り物置の中に歩いていく
なぜだろうかわからないけどついてこいって言われている気がする
手入れのされていない庭の
長い草を踏みながら物置に近づく
するとあることに気づいた
それは物置と扉に大きな姿見の鏡が立てかけてあったのだ、なるほど、物置の扉など最初から開いてなかったのだ
家族の誰かがいらなくなった鏡を物置にしまおうと持ってきたままになっていたのだろう
あれでも、そうなるとあの猫は?
ふと、その鏡に目をやると虎じまの猫は足を止めこちらを見ていた
そう、鏡の中の猫がこちらを見ていたのだ
じっとこちらを見ている
その目が美しい、青く透き通るような
輝く月明かりをそのまま瞳に詰め込んだような
見るもの全てを飲み込んでしまうようなそんな目
不思議だ、目が離せなくなる
不思議だ、懐かしいような、切ないような感情がコントロールできなくなるような
心がざわついて仕方ない
本能が言っているこのままここにいては行けないと、戻れなくなるそう直感したその時だった
猫は鋭い眼差しで睨み付けたと思うと
体がびくりとも自分の意思で動かせなくなった
息はできる、けれど、体が動かない
猫は鏡の中でゆっくりと立ち上がる
そして、みるみるうちに雄の虎の獣人に姿を変えていた、凛々しい顔立ち、体格の良い体
虎柄の毛並み、長くしなやかな尻尾
まるで自分と同じように鏡の中で向かい合って立っている
虎の獣人はゆっくりと自分の顔を撫でる
あれ、おかしい、自分で動かすつもりなんて全くないのに体が勝手に自分の顔を撫でているのだ、怖い、怖い、突然思い出したかのように体が寒く、鳥肌が立ち始め
逃げ出したい気持ちが溢れてくる
怖い、怖い怖い、足がガタガタ震え始める
しかし、体は言うことを聞かない
すると突然、自分のちんちんから勢いよく
ビューーーっと白い液体が飛び出した
今まで感じたことのないような気持ち良い快感が突然襲った
ビューーー、何度も脈打ちながら
白い液体が触ってもいないのに飛び出し
射精するたびに頭が真っ白になるような快感が押し寄せてくる
「うっ、はっ、はぁはぁはぁ」
すると鏡の中では体格の良い雄らしい凛々しいちんちんからビューーー、ビューーーっと
液体が垂れ流されている、その獣人の目は淫乱な、まるで変態を見るような、蔑み、見下すようなそんな笑みを浮かべていた
すると口から勝手に言葉が出てきた
「あぁ、あんな姿に、おれを、、、、あなたのように、淫乱で雄らしく、エッチな虎の獣人に」そう、口に出していた
あれ、何でそんなこと思ったのだろう
なんで?、どうして?あれ?
そんなことがぐるぐると頭の中にこだまする
すると虎の獣人はニヤリと笑い自分の飛び散った精液を舐め取りながらゆっくりと足を開き
そして、丸々とした睾丸とお尻の穴を見えるように腰を下ろした
「ドクンッ、ドクンッ」
心臓が跳ねるようなそんな感覚が襲う
おかしいよ、したくないのに
体が勝手に同じポーズを取ってしまう
虎の獣人は太く大きなちんちんを握り
しごきはじめる
「しこ、、、しこ、、、」
ゆっくりと動かすたびに快感が襲ってくる
射精感が止められない
ビューーー、っと吹き出す液体
その度に抗えない気持ちよさが波となって押し寄せる
「もうだめ、、やめて、、、」
そう言葉にしたくても体が言うことを聞いてくれない
怖くて体が震えているのに、目からは涙が流れる、やだ、やだやだ、
それを見て、まるで自分の大好きな人とエッチをするような目で虎の獣人は笑っている
そして徐々にしごきが早くなる
ビューーー
何度出したのだろう、何度この感覚を味わったのだろう
プツン、と何かが切れるような感じがした
それはとても大事ななにかのような
だが、もう、おれにはわからない
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ep2
ビューーーと行く感覚と共に何かが変わり始めた
おれはニヤリと笑った、虎の獣人と同じように
あれ、どうして笑っているの?
自分でも分からない
あれ?おかしいな、おかしいな
体が変わっていく、爪が耳が、尻尾が体が変化していく、ふふ、あれ、気持ちがいい
あれ、何でだろう、頭の中がとろけていくような、獣人の美しくて逞しい体に包まれていくような、怖いなんてどこにもない、気持ちいい
ただ気持ちいいんだ
体がバキバキと音を立て変化すると同時に
自分の中にある人間としての価値、人であるための何かが精液として流れていくのがわかる
でも、心地いいんだ、射精感と共におれは
おいらは、生まれ変わっていくんだ
おいらはおいらだから、ふふん
がっ、あが、、ぐっ、、がが、
「「「オオーーーーーーーーーーン」」」
月夜の満月の光がうっすらと辺りを照らす中
大きな虎は月に向かって吠えた
まるで新しい自分がここにいるのを示すかのように
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ed1
虎の獣人は笑いながら顔を両手で隠した
すると獣人のかおがみるみるうちに毛が短くなっていく、尻尾は短く、爪は丸くなり耳は頭の上からサイドへ移動していく
まるで、これじゃ、あの映画のようじゃないか
月明かりに照らされて、主人公はみるみるうちに人の姿に戻っていく、そしてヒロインと結ばれる「虎は月に吠える」のラストのように
毛並みは人のようにすべすべに変わっていく
そして人のようになった獣人だったものは
両手を下ろした
そこには、自分の姿が写っていた
一瞬何が何だかわからなくなっていた
でも、これが正しいのだと理解した
だって鏡なんだから、これが当たり前なんだって
その鏡に映る自分は何故だか自分には思えなくなっていた
ドクンッ、ドクンッ、心臓が飛び出す勢いで脈打つ、
はっ、はっ、あが、、、ぐっ
手のひらを見て驚いた、そこには肉球があったからだ、
あが、ぐぐ、
体が変化する、尻尾が、耳が、足がみるみるうちに獣人のものになっていく
気がつくと先ほど鏡に写っていた獣人の姿になっていた
どうなって、そう声を出そうとした瞬間
言葉が出ない
「ふふ、おバカな変態さん」
鏡の中の人間が話しかけてくる
「もう、君の体はおいらのもの、君はさっきおいらと契約したじゃないか、おいらになりたいって」
もう、涙しか出せない、体も動かすことができない、声も出ない
「大丈夫、君の体はおいらが使ってあげるから
君はおいらの体で、おいらと同じ動きしかできない世界で、ひとり寂しく待っていてね?」
「ほら、最後に君の体でしごいてあげる」
そう言うと鏡の前で全裸の自分が精液まみれのビンビンのちんちんをしごき始めた
すると、したくもないのに体が勝手にしごき始めた、いやだ、いやだー、いやだー
こんなのって
「おいらのせいし見せてあげるよ」
ビューーー
白く粘着く液体は、月夜の光に照らされながら
飛び散っていった
満足そうに出し終えた自分だったものは家の中に入って行った
その後ろでは物置に立てかけられた鏡の中で
自分の意思で動かせない体につれられ鏡の中の家に帰っていく獣人の姿があったのだった
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