どん介・青空ポストまとめ

  TETSU…還暦ぐらい。病気治療中。

  どん介…数えで三十(つまり二十九)

  相棒…いる

  固定の住まい…ある

  原作との兼ね合い…適当に各位で脳内補完よろしくお願いします。キャラによっては正体がキツネやタヌキです。

  えっちなこと…している

  ご了承いただける方はGO。ポストのコピペまとめなので内容がそれなりです

  各ポストの間に記号入れて、別ポストだと分かるようには一応しています。

  ↓↓↓

  闇「おい、おめえ「栃尾揚げ」て知ってるか?」

  介「???」

  闇「(スマホ検索)この辺だと…居酒屋メニューか…今夜連れてってやる」

  夜。北陸系の居酒屋

  介「はわわわわわわわ」

  闇「このデカさで厚揚げじゃなくて油揚げなんだ……オマエそういやネギだの薬味だの大丈夫なのか?」

  介「大丈夫てことになってます!」

  闇「気になる返事だな……」

  介「おいひい!!おいひい!!!」

  闇「おい大丈夫なんだろうな?おい!」

  -

  面白がってあちこちの土地やメーカーの揚げを通販する闇医者

  介「こんなに!こんなに贅沢をしていいんですか!!」

  闇「なんかルールでもあるのか?週に何回までとか……」

  介「ないですけど!!いいのかなて!!!」

  闇「とはいえ焼いて醤油かけるぐらいしか出来ねえんだが」

  介「……お味噌汁とか……」

  闇「味噌汁も好きか?揚げと……玉ねぎとかネギとか……」

  介「大丈夫なことになってます!」

  闇「こないだからそれ気になってるんだがダメなんじゃねえのか」

  -

  介「うどんの揚げは味をつけないといけないんですよね……」

  闇「ああ、まあ煮ないとだな」

  介「僕に出来るかな……」

  闇「……買った以上は手伝ってやる」

  24時間スーパーに一緒に材料買いに行って、レシピ検索しつつ二人であれこれ煮てみる。

  闇「実験みてぇだな」

  介「面白いです」

  -

  介「もう味がついてるパックのものも手軽で美味しいです(もぐもぐ)」

  闇「素人の付け焼き刃よりはメーカーの研鑽が上ってとこか?」

  介「でもちょっと甘い……あと作りたて美味しい……」

  闇「調味料の味によっても変わるな……これは……沼だな……」

  介「お揚げとうどんの煮方だけは覚えました」

  闇「そりゃ心強いな」

  -

  闇医者(今日はちと体調キツイな……)「おい、わりぃが今日は勝手にやってくれ……俺は寝る……」

  介(変な影がくっついてる……)「あなた朝から何も食べてないんじゃないですか??」

  闇「ああ、調子悪くてな……おい……」

  介「(くっつく)身体も冷えてる……先にお風呂入りますよ!」

  闇「ああ!?」

  塩と酒を入れたバスタブに沈められて丸洗いされる闇医者

  闇「おい」

  介「肩まで浸かって二百数えて!」

  その間うどんを煮るどん介。作り置きの揚げとネギ乗せる。

  介「ほらちゃんと髪拭いて!これ食べて!」

  闇「お、おー……」

  一緒に食べつつ

  介「うん、黒いの消えた」

  闇「あー?」

  介「顔色少し良くなった!」

  -

  寝る時に横にくっつきつつ

  介「お米と塩とお酒には神力が宿ります。あなたどれもあまり取らないでしょう。おまけに座って寝て済ませたりするし!だめですよちゃんと寝床で温かくしないと!」

  闇(確かに風呂入って飯食ったら調子良くなってんな…)

  介(しかもお医者だからか変なのしょっちゅうくっつけてくるし!)ぺろぺろ

  闇「おい、その姿の時はくっつくのやめねえか」

  介「ニオイつけしとかないとなんです!!」

  闇(習性か…?)

  -

  「うどん煮れるようになっといてよかった!」

  闇「おー、美味かったぞ。やるじゃねえか」なでなで

  介「!!!」

  〜三日後〜

  紋付着た介「婿入りです」

  闇「はあああああ????」

  介「僕の用意した食べ物をあなたが食べたので」

  闇「何日か経ってるじゃねえか」

  介「そりゃ婚姻は大安の日にしないと」

  闇「そこは気にするんだな……」

  -

  闇「キツネて嫁入りすんじゃねえのか」

  介「メスはそうでしょうね」

  闇「おまえも俺もオスなんだが」

  介「だから婿入りです」

  闇「悪い予感がするんだが」

  介「あなたのお腹の中に病気がいるので僕の神通力をですね」

  闇「おいオレは騙されねえぞおい」

  介「お腹の中に神通力を注ぐにはですね」

  闇「あーあーあー聞こえねーーーーー」

  介「しばらくずっとチェックしてましたけど、あなた患者以外のメスの匂いもしないし」

  闇「あーあーあーあー」

  相棒(魔除けにもなるしいいんじゃないの、と思ってる)

  -

  闇「そもそもおまえいくつなんだ?」

  介「なんと数えで30歳になります!!キツネでは立派な大老ですが人の身ですとまだまだなので若い姿です!」

  闇「オレの半分かぁ……(キツネのあれこれ検索)(キツネてこんな寿命短えのか……)……おまえ長生きするんだろうな?」

  介「滅多なことがなければもうあと50年ほどは!その先は化けギツネ試験をクリアしないといけません」

  闇「試験制なのか……」

  -

  闇「……耳としっぽが隠せるようになったら考えてやる」

  介「えぇ?もう婿入りしてしまったので」

  闇「ん?」

  介「ん?」

  闇「どういう理屈なんだ?」

  介「人間に婿入りすると申請して受理されたので既にふうふです」

  闇「オレに選択肢ねえのかよ!!」

  介「異類婚姻譚てそういうものかと」

  闇「変なとこで変な知恵あんなおまえは…(検索)ああ…つる女房だの雪女だのみたいなあれか…この場合オレは何したら禁忌なんだ?」

  介「いや特になにも……」

  闇「なんもねえのかよ!!」

  介「強いて言えばあなたが死ぬまでです」

  闇「……(こいつが看取ってくれるてことかよ)」

  それは悪くないなとつい思う闇医者

  -

  闇「オレと結婚してお前には何のメリットがあるんだよ?」

  介「メリット?」

  闇「なんかあるから婿入りしたんだろ?そもそもなんでオレんとこ来たんだ?」

  介「来たのは呼ばれたので……利点は……好きなのでずっと一緒にいられるから」

  闇「……//////(頭ボリボリ)(ストレートなのに弱い)……動物の本分てのは繁殖なんじゃねえのかよ……」

  介「動物、わりと同性同士で発散ありますよ?あと僕みたいな「御使い」になるとそういう枠からは外れますし」

  闇「……よくわかんねえな。呼ばれたてのは?」

  介「?呼んだでしょう?」

  闇「オレが?」

  介(うんうん)

  闇「???」

  -

  闇「呼んだ覚えはねえんだが」

  介「あなたが直接呼んだというか……正直で働き者だけどひとり者のところに僕らみたいのはたまに現れます」

  闇(オレぁ働き者っちゃぁそうなのか??ひとり者はまあともかく、正直てのは……)

  介「神様のすることなので……多分命をたくさん助けたあなたにご褒美なんだと思います」

  闇「……お前が褒美扱いされてるてことなんかよ……(ムッ)」

  介「御使てそういうものかなと……僕は僕でもっと早くに死ぬところでしたが、人の世で学びなさいと“こう”なりましたし、お医者の元に遣わしてほしいて望みは叶えてもらったんで」

  闇「なんだ、医者になりてえのかおまえ?」

  -

  介「お医者になりたいというか……人の世に興味がある、て感じです。勉強したい……」

  闇「ふぅん?」

  介「なのでお金と移動手段があって、年齢も知識もあっていろいろ見せてくれるあなたが選ばれたのでは」

  闇「わかったようなわからんような……結婚する必要あったか??」

  介「結婚相手じゃないと癒しの神通力は使えないので」

  闇「あぁ?」

  介「あなたへのご褒美は僕そのものというよりは「病気を治す」てものがメインになるかと思います。なのでお腹の中に僕の神通力を……」

  闇「結局その話しに戻るのか!」

  介「キツネに噛まれたと思って……病も治るし」

  闇「流石においそれと信じねえからな……」

  介「ふうふなのに」

  -

  介「キツネは一夫一妻制なので僕は浮気もしないですよ」

  闇「そこは特に心配してねえな……」

  介(信頼を勝ち取ってる……!!)

  闇(ヒトの若いのにもそのうち興味持つだろ。オレも老い先長くもないだろうしな)

  すれ違い

  -

  介「初夜です」

  闇「なんもしねえぞ」

  介「婿入り初夜なのに」

  闇「押しかけに応える義理はねえ」

  介「病も治るのに」

  闇「オレは医者だぞ。根拠がねえと信じられるかよ」

  介「うーん……じゃあいつもみたいに隣に寝るだけでいいですから」

  闇「それも納得はいってないんだがな……」

  闇「う……うう……」

  介「うなされてるな(顔ぺろぺろ)。変な毛玉が離れない……おい、この人はもう僕のだぞ。ニオイもするだろ……あれ、こいつ、この人の肉親…??」

  翌朝

  介「あなたお墓参りとか行ってます?」

  闇「あー?」

  介「タバコとブランデーが欲しいそうです」

  闇「はぁ!?」

  -

  闇「心当たりのやつは墓に骨も入っちゃいねえぞ」

  介「あなたにくっついてるのをお墓に納めるというか…連れて行くというか…落としてくるというか…」

  闇「チッ…遠出になるぞ」

  墓前に線香、花、酒、タバコ、お菓子、おにぎり、水

  闇「多くねえか?」

  介「三人分のリクエストなので。親御さんがお兄さん引き取るそうです」

  闇「……」

  介「えーと、謝ったりお礼言ったりしてます」

  闇「……細けえことは教えなくていい……さっさと休めって言っとけ……」

  介「……」

  闇「あと、もう来ねえて言っとけ」

  介「結婚の挨拶を」

  闇「やめろ(真顔)」

  -

  介(ご家族戸惑ってたけど一応結婚を祝われた……よろしくて言われた……(嬉しい))

  闇「腹減ったな、何か食って帰るか。帰り際にカレーがうまいところがあるらしいぜ」

  介「カレー!お店で!?」

  闇「しっぽは見えるがまあ大丈夫だろ。消す練習は続けろよ」

  介「はい!……これ新婚旅行ですかね?」

  闇「……日帰りの墓参りがか?」

  介(否定はしないんだな)

  闇「新婚旅行かはともかく、耳と尻尾消せたら温泉にでも連れてってやるよ」

  介「ほんとですか!?頑張りますね、徹郎さん!」

  闇「あぁ??」

  介「ご家族に名前聞きました」

  闇(半信半疑だったがコイツの言うこと本当ぽいな……だがなぁ……)

  -

  介「ご飯が上手に炊けない…」

  (べしょべしょのご飯とレトルトカレーを食べながら)

  闇「お前はまずきちんと計ることを覚えろ(食べながら)」

  介「でも僕のごはんを食べてくれる……プロポーズ成功……」

  闇「食えはするんだからもったいねえだろが……あともう結婚はしてるんじゃねえのか??」

  介「まだ閨を共にできてないので」

  闇「しねえけどな」

  介「うーん……僕のこと嫌いってニオイはしないんだけどなあ……」

  闇「……まあおめえ面白えしな」

  介「あなた弱ってても強いからなあ……寝込みも襲えなさそうだからなあ」

  闇「んなことしたら叩きのめすぞ」

  -

  くんくんくん……

  介「具合悪いニオイがする」

  闇「……わかってるなら今日は静かにしとけ……点滴わかるか?引っかかってる棒ごと持ってきてくれ……」

  介「はい」

  闇「……何度か刺すとこ見てるだろ。やってみろ」

  介「ええ?」

  闇「この先もオレがひっくり返ることがあるだろうからな。覚えといたらオレに意識がなくても刺せるだろ」

  介「……(顔ぺろぺろぺろぺろ)」

  闇「おい、やめねえか……」

  介「少しでも神通力を(ぺろぺろ)」

  相棒膝の上(ゴロゴロゴロゴロ)

  闇(迂闊に気絶も出来ねえ……)

  介(口にちゅう)

  闇「……コラ」

  介「神通力を」

  闇(確かに少しだけ楽になったような……いやしかし……)

  -

  介「針刺すより僕の神通力口移しの方がすぐに効くし回復にいいと思うんですよね」

  闇「依存症の導入みてえなこと言うんじゃねえ。もうするな」

  介(なんだろう……突っぱねる割になんか心配してるみたいな僕を気にしてるみたいなニオイ……)

  闇「おめえに疲れとかは出ねえのか」

  介「あっ!そういう……大丈夫ですよ!むしろ番とコミュニケーションすると寿命が延びます」

  闇「……延びるのか……」

  介「もう契約しちゃってるので、あなたと僕の身体は繋がってるようなもんです。気を循環させる方がお互いの身体にいいんですよ」

  闇「……コミュニケーションしないとどうなるんだ」

  介「えーと、弱って死にます」

  闇「……」

  -

  闇「……」

  介「どうしましたか?」

  闇「コミュニケーションしねえと弱って死ぬてのは……オレが死んだらおめえも弱って死んじまうてことか?」

  介「えーと……それまでに絆が深まってなければ、多分……」

  闇「絆?多分??」

  介「わからないんですよ、その、嫁いだり婿入りした仲間で閨を共に出来なかったて話を聞いたことがないので……」

  闇「……」

  介「異類婚て大概相手にとってとんでもなく美しい姿で現れるわけなので、僕らみたいなのは拒否されるてことが基本無いんですよね……」

  闇(はぁ……)「わかってるかもしれねえが、俺は病人だ……さぁどうする?」

  介「まずは口吸いで体力をつけましょう」

  闇「くちすい」

  -

  伊駒(ドクターTETSU、最近少し小綺麗なのと顔色が良くなっているような……)(じろじろ)

  闇「なんだ」

  伊駒「……(小指立てて)新しいコレでも出来ました?」

  闇「バカ言うんじゃねえ」

  伊駒「ですよねぇへへへ!!」

  闇(指が違うとも言えんし見てわかる変化があるのかとも聞けねえし……)

  介「おかえりなさい!(抱きつき)」(くんくんぺろぺろ)

  闇(くそ、慣れてきたオレがいる……実際そこそこ調子がいい……)

  -

  (寝床でぴったりくっついて念入りにキスしながら)

  介「そろそろいいと思うんですけど」

  闇「そろそろも何もねえ。これ以上はダメだ」

  介「調子上向きになってるでしょう?」

  闇「……ダメだ」

  介(間があった。完全拒否じゃないな。もうひと押し……(ぺろぺろすりすり)」

  闇「おい、くすぐってぇ」

  介(リラックスしてるニオイは強くなってる。狩りは焦らない焦らない……でも早く欲しい…いいニオイがする)かぷかぷ(首筋甘噛み)「上だけでいいので脱いでもらえません?お腹の病のニオイを確かめます」

  闇「なんか嫌だな……」

  介「ふうふなのに……」

  結局脱いだのでうんとぺろぺろしたら怒られた

  介「えー……」

  -

  介「患部に近い方が気が伝わってダイレクトに効くんですよ!」

  闇「いーや、触り方が下心のあるやつだ」

  介「せめておへそから神通力を!……あれ、なんか傷みたいなのがある」

  闇「腹腔鏡入れた跡だな」

  介「ふく……?」

  闇「腹にカメラを直接入れるんだ」

  介「へえ……こっちは?」

  闇「刃物が飛んできて刺さった跡だ」

  介「これは?」

  闇「ポートっつって、ここから腹に直接薬を入れるんだ。……お前、内臓の位置や名前は知ってんのか?」

  介「おおよそは」

  闇「勉強そこからだな」

  レクチャー受けて身体ぺたぺた触るどん介

  介「中身が分かると力がより効くようになると思います!」

  闇「そりゃ重畳」

  -

  介「よぉ、どん坂久しぶり……うん、まぁ順調と言えば順調なんだけど、こっちはまだ……えっ、そっちも?うん、うん……えっ嫁入りもまだなのか?オスとメスなのに??おいそいつ大丈夫なのk……健康な成人男性なのに?……うん、うん……大丈夫かそれ騙されてないか?……うん、えっそれでいてお前のことが好きそう??どういうことだ?嫁入りしてないのに??……えぇ……理解出来ん……うん、うん……うーん……健康なオスなのに……悪い、何言ってるかわからん……」

  闇(電話したいつうから貸したが同類がそんなにいるもんなのか??)

  後日自分のスマホを買ってもらったどん介「いいんですか?」

  闇「友達がいるんだろ?」

  -

  介「なんですか!人間も踊るじゃないですか!」

  闇「あー?」

  介「こういう……(ダンス)」

  闇「おー、上手いもんだ。お前見目もいいから昨今の男アイドルみたいだぞ」

  介「僕の見た目好きですか?」

  闇「……良い方だと思うが」

  介「あなたが好きかどうかと聞いてるんです!」

  闇「……まぁ……」

  介「ちなみに今のは求愛のダンスです」

  闇「あー?もう結婚してんだろ?」

  介「閨まで至ってないので」

  闇「そこは全くもって動物的なんだな……」

  介「最近あなたからもわりと好きのニオイがするんだけどなー……発情がまだ無いんだよなー……」

  闇(コイツにはニオイでバレるからすこぶる厄介なんだよな……)

  -

  介「あなたは病気治したいとかないんですか?身体しんどいでしょうに……」

  闇「よくわかんねえチカラで治った、てなるのに納得いかねえだけだ。医者で研究者だからな」

  介「治ったあとになんで治ったか調べる方が建設的じゃないですか?自分の抗体調べるとか」

  闇(こいつ……知恵付けて搦手できやがったな……)「……聞くが……お前、ヒトのオス同士のやり方はちゃんと調べたのか?」

  介「衛生まわりはそもそも御使の僕には影響無いですし、あなたに負傷させるつもりは無いですけど仮に負傷しても治せますし」

  闇「あー……お前の……その……」

  介「僕の交尾はキツネ式です」

  闇「」

  自分の倫理観と戦う闇医者「獣姦……」

  -

  介「分かりました!ヒトのやり方に極力合わせますので!ちゃんとあなたも気持ちよくします!……ただ機能的にはどうにもならないので、吐精に至ってからは一時間ほど抜けなくなるんですが……あなたが日頃してる点滴みたいなものだと思ってもらえたら……」

  闇「嫌な例えすんな……オレが気にしてるのはそこじゃねえ……ん?いや、そこなのか??」

  介「もうとっくにふうふだし、病を治すためだし、僕はあなたが大好きだしあなたも僕が好きだし……あと何に困ってますか??」

  闇「オレがオレの頑なさに困ってんな……」

  介「?????」

  闇「神様とやらとお前の好意に裏がある気がしてならねえ……」

  -

  介「身体を治してもっと長く人を助けろて御意志かと思いますよ。あと、上手くいけば僕が医術を覚えてキツネとヒトの架け橋になったりキツネ族の繁栄に繋がったり……」

  闇「まあ理屈は合うな。なんでオレなのかはわからないが」

  介「あなたの患者に何人か同族がいたみたいです。助けてもらったのでお返しのようですよ」

  闇「あぁ!?」

  介「ヒトの姿を得たキツネは商売が上手いですがヒトの医者にはかかれないですし」

  闇「闇医者を使う道理だ……」

  介「あなた知らなかっただけでとっくに関わってますよ」

  闇「もう何も信じられねぇな……」

  介「僕は神様とか抜きでちゃんとあなたが好きですよ」

  闇「……(はぁーーー)」

  -

  介「うーーーーー……(ソファに横になりながら)」

  闇(……犬??)「なんだ、腹でも痛いのか?なに唸ってんだ」

  介「……(黙って首を横に振る)」

  闇「動物なら弱ってるとこ見せないのは納得するが、お前は話せるだろうが。きちんと言え」

  介「……行き場のない神通力がたまって苦しい……」

  闇「なんだ、どうすればいいんだ?」

  介「くち……」

  闇「……(得体が知れねえから最近キスもしてなかったんだが……するとやっぱり少し調子良くなるな……)」

  介「ぷは……ちょっとだけ楽になった…」

  闇「神通力てそういうもんなのか?普通どう消化すんだ?」

  介「僕はあなたを治す前提でこの姿とチカラをもらってるんです」

  -

  介「なので、あなたを治させてもらえないと僕一人の身体には多すぎるチカラが溜まって僕が参ってしまいます」

  闇「おい、それ身体に悪いんじゃねえのか」

  介「……(耳ぺたん)」

  闇「なんで言わねえんだ」

  介「同情で許されてもそれはオスとしての魅力で叶ったわけではないですから……」

  闇「おめえ変なところで強情っ張りかよ……」

  介「動物は基本、メスの許可が出ないと出来ないわけなので……」

  闇「メス……」

  介「番、て言う方が良いですかね……いずれにせよこのまま許されないのであれば結局チカラが弱って死ぬだけですし」

  闇「どういう理屈だ」

  介「血液と同じです。あなたと循環しないとなんです」

  -

  介「本当に嫌なら引導を渡していただいた方が助かります。つる女房も雪女も最後にはいなくなるでしょう?」

  闇「……あれは立ち去った後どうなってんだ?」

  介「……一族の元に帰りますが、大概は弱って……」

  闇「…………オレは抱かれる側は初めてだから何もわからねえぞ」

  介「!!!純潔を守ってくれてたんですね!?」

  闇「言い方ァ……(ため息)ヒトのオスは大概は後ろの経験は無いんだよ……」

  介「調べた時には結構楽しんでる人がいたようですが……」

  闇「オレの患者にもまあいるが、少数派だからな?」

  介「長い時間交尾するので寝バックで行います」

  闇「言い方ァ……(手で顔覆う)」

  -

  介「僕が言うのもなんなんですけど、あなたチョロくないですか?他の生き物にも命を盾にされたら許しやしないでしょうね??」

  闇「ホントにおめえが言うなだよ」

  介「キツネは一夫一妻制ですからね?浮気したら末代まで祟りますからね?」

  闇「オレが末代だな……」

  -

  介「念願……❤️」

  闇「…………っ(くそ……やたらと“イイ”なコレ……)」

  -

  闇「おわ……おわったのか……?(長期戦にへとへとにへばりつつ)」

  介「(ツヤツヤ)当然ながら一度でいきなり全快なんてことはないですし、一日おきにひとまず五回ほどしてみましょうね」

  闇「……なんて……?」

  介「先は長いですし、ゆっくりしていきましょうね!」

  闇(布団に沈む)

  介「満足の匂いがするので丸バレですからね!」

  闇「……くそ……」

  -

  介(じーーーーっ)

  闇(なんかすげえ見られてんな……)(日課のストレッチしながら)

  介「あなたはヒトのオスにしては身体柔らかいですね」

  闇「あー……まぁ、格闘技やってたのと、柔軟性高いと怪我もしづらくなるしな」

  介「“する”時にお顔見れなくて不満だったんですが、正面からでも……」

  闇「くそ!藪蛇だった!!冗談じゃねえぞ!////」

  介「顔色見ながらの方が神通力の加減しやすいんですってば!」

  闇「今しがた“不満”て単語が出ただろが!」

  介「あなたチョロいのか聡いのかはっきりしてくださいよ!」

  闇「オレはチョロくねえ!(チョロい)」

  -

  (正面からしながら)

  介「ほらー、あなたもこっちの方が“イイ”ってニオイしてるーー」

  闇「オレのニオイの実況やめろ!」

  介「お医者さんなんだから最中に反応わかる方が助かるてのに理解あるでしょう?治療も兼ねてるんですよ?」

  闇「……くそ……っぁ……(納得した上、とても気持ちいいというニオイふわふわ)」

  介(ほんとーーーにチョロいんだけど今までよく大丈夫だったなこの人……)(あちこちぺろぺろ)「僕の尻尾触っててもいいですからね」

  闇「……(もふもふ)(リラックス)」

  介(かわいい……❤️)

  -

  伊駒「あっドクターTETSU、お疲れさ……ウワーーーーッッッ」

  闇「なんだ人のツラ見てうわーて……(キラキラピカピカツヤツヤ)」

  伊駒「わ、私の目がおかしいのか!?アンタが光って見える……顔色も良いし髪もツルツルで肌艶も……」

  闇「………………気のせいだ」

  伊駒「声ちっさ!!」

  -

  伊駒「ドクターTETSU……最近猫ちゃんの世話の代行の話が出ないな。遠方の依頼は無いのか?」

  闇「ああ……自動給餌器も自動トイレもあるからな。2〜3日なら何も不便がねえ」

  伊駒「前はそれでも出先からたまにあったから……連れて歩いてんのかい?」

  闇「あーいや……頼めるのが家にもいてな……」

  伊駒「やっぱり!!ツヤツヤしてるのもそれでか!で、どんな人だい??」

  闇「うるせぇな……まあ、若くて活きがいいのだ……」

  伊駒「ははぁーー。ドクターTETSUにもなると歳いってもまだまだモテんだな!さすがだぜ!」

  闇「フッ……さてな……」(詳しく言えねえ……これ誤魔化せてんのか??)

  -

  闇(ベッドもだがキスだのなんだのもいつぶりなんだか……オレがこんなのを日常にする生活になるなんてな……)(キスされながら)

  介「んん……また食事抜きましたね……ガムしか噛んでない……しかも強いミント……」

  闇「オレの口の中ソムリエすんじゃねえ!」

  介「栄養取らないと治るものも治らないでしょ!神通力高めるのでお餅とか……お餅が無理ならお米と塩取って!あと出来れば魚とか肉……コンビニのおにぎりとかでもいいので!!」

  闇「おまえ栄養士みてえなこと言うな……」

  介「栄養!勉強しよ!!」

  介「どん兵衛食べましょ!」

  闇「原点に還ったな……」

  介「わりと栄養バランスがいい……」

  -

  闇(餅食えつってたなあいつ……団子でも良いのか?)

  闇「帰ったぞ。土産だ」

  介「くんくん、お団子だ!もっと餅米寄りの方がいいですがこれはこれで」

  闇(調べる)「へー、加工品だのもあるのか」

  後日、餅米が売りの和菓子屋でおはぎを買ってくる闇医者。いなり寿司も売ってたので土産に。

  介「あずきもある!これは良いものですよ!!いい店です!!」

  闇「確かに美味い」

  介「いなり寿司もおいひい」

  闇「爺婆の店で後継者がいねえて言ってたな」

  介「それは良くない!!(どこぞに連絡)」

  後日、店に若いスタッフも入って繁盛したと聞く闇医者。

  闇(キツネて商売繁盛の利益本当にあるんだな……)

  -

  呼ばれて久しぶりの患者の往診に行く闇医者。

  闇「よぉ、生きてんな。調子はどうだ?」

  闇患者「うん、まあどうにか……うん!?(くんくんくん)あ、あああーーーーあんたこんな若いのと!!!」

  闇「お、おまえキツネか??」

  闇患者「あああああーーーワシが目をつけてたのにーーー」

  闇「病気のジジイが何言ってんだ……(嫌だぞこんなジジイとどうこうなるの……)」

  闇患者「最初に診てもらったのは確かだが、あとはカモフラージュで……アンタの気を引けるかなて……」

  闇「病気で気を引くなよ……」

  闇患者「アンタ病人に優しいんじゃもん……」

  闇「オレ本当にチョロいのか??」

  -

  闇患者「はぁ……もうそんだけ繋がっちゃ横取りも出来んわい……ご祝儀じゃ……(アタッシュケースどーん)」

  闇「多い多い多い多い」

  闇患者「アンタの病も回復傾向のようだしの……若いのがそこまで覚悟を決めてるなら手出しも出来んしな」

  闇「覚悟?」

  闇患者「ケモノがヒトの病治すなんて滅多なことではないからの。お前さんとこの若いのは随分無茶をしたんだろ。将来有望じゃ」

  闇「危ない橋渡ったてのか?」

  闇患者「おそらくの。だがもう念願も叶ったろうし、アンタも善行積んどるから大したバチも無かろうよ」

  闇「……」

  闇患者「仲良くするんじゃな。キツネには番の愛情が一番だからの」

  闇「くそ////」

  -

  闇「帰ったぞ。……おめえにご祝儀だとよ(アタッシュケースどん)」

  介「ええっ??(くんくん)んん、キツネ……なんで僕に……」

  闇「おめえ、オレのことでわりと危ねえ橋渡ったんだってな」

  介「んん……(耳しょぼ)」

  闇「お前の好きに出来る金があると何かと便利だろ、持っとけ。あと、過ぎたことだし言いたくねえことのひとつふたつはあるんだろうから聞かねえが、もうちっと事前にオレに断りを入れてから行動しろ」

  介「はぁい……」

  闇「……まだなんか危ねえこととかしてるのか?」

  介「いえ、もう特には……」

  闇「……(なでなで)」

  介(くっつく)(心配のニオイだ……嬉しい……)

  -

  介(お腹まわりくんくんくん)「うーーん……あと一歩、病のニオイが消えないなあ……」

  闇「もう十年以上の付き合いだからな……そう簡単にはいかねえか……」

  介「頻度を上げますか!(押し倒そうとする)」

  闇「待て待て待て。オレの身体が持たねえんだよ」

  介「体力作りの意味でも!(ぐいぐい)」

  闇「お前がしたいだけだろ!一日おきでもへばってんだよこっちは!」

  介「ホントに嫌だってニオイはしてないのに!」

  闇「身体に直接確かめるんじゃねえよ!///」

  介「何度もしてるのに!なんで!」

  闇(クセになりそうとか言えるか!)

  介(なんか困ってはいるけど発情はしてるんだよな(くんくん))

  闇「嗅ぐな!」

  -

  介「……じゃあ毛づくろいだけでも……(ぺろぺろ)」

  闇「まぁ……それなら……」

  ぺろぺろ……ぺろぺろ……

  介「布じゃま(タンクトップめくってぺろぺろ)」

  闇「こらこらこらこら」

  介「お腹は重点的に(ぺろぺろ)」

  闇「……」

  介(ぺろぺろぺろぺろ)「!!!発情してる!!」

  闇「クソッタレ!!!////////」

  わおーーん、わんわんわん(古典表現)

  -

  介「僕も伴侶を持って一人前ですし、そろそろ人間社会で働こうかと思ってます」

  闇「おめえは先に尻尾と耳を隠せるようになれよ」

  介「短い時間なら出来るようになってるんですよ!えい!(ぽむ)」

  闇「……耳引っ込めた時にはヒトの耳を作れよ」

  介「あ、あれっ!??ホントだ!!……ヒトの耳てどんなんだ……??(闇医者の耳をいじくる)」

  闇(くすぐってぇ)

  介「んーー??変わった形だな……うーーん??」

  闇(ぞわぞわ)

  介「ん!?発情してる!!」

  闇「してねえよバカ!!やめろ!!/////」

  わおーーん、わんわんわん(古典表現)

  -

  闇「おまえ、頻度どうにかならねえのかよ……(げっそり)」

  介「メスの発情に合わせてるだけなのでどちらかと言うとあなたの問題かと(しれっとした顔で)」

  闇「当分寝床分けるか……」

  介「イヤ!ダメ!寝床分けるの禁止!番なのに!!僕のなのに!!(ひし!)」

  闇「おいもう一人前じゃねえのかよ。駄々っ子みてえになってるぞ」

  介「まだ病のニオイするし!新婚だし!あなただって嬉しいニオイさせてるし!!夜は冷えますし!!!」

  闇「なりふり構わなくなってきたな」

  介「何がダメなんですか!うんと良くしてるのに!いつもとろとろにしてるのに!!いつも良い声で鳴いて」

  【ゴン!(ゲンコツ)】

  (ごんぎつね)

  -

  介「ヘゥンヘゥン……(キツネの姿で泣き濡れる)」

  闇「……ゲンコツ落としたのはすまなかった……だがな、オレも年寄りで病人だ。おめえのことが可愛くても何でもかんでもをいつだって聞いてはやれねえんだ。身体がしんどい日も多いんだよ」

  介(しょぼん)

  闇「病はおまえのおかげで上向きだが、歳はどうにもならねえ。それは分かるか?」

  介「………」(こくん)

  闇「おまえが嫌いとか本気で怒ってるとかもう二度としないとかじゃねえ。身体がしんどいから今日は無しだ。いいな?」

  介(こくん)

  闇「……ケンカは終わりだ。そら、こっち来い。ブラシかけてやる」

  介(スリスリ)

  闇(もふもふなでなで)

  -

  闇「そら、今日はもう寝るぞ」

  介(まだキツネの姿)おずおず……

  闇「なんだ、いつまでキツネの姿なんだ。気まずいのか」

  介(上目遣いでじーっと見る)「アゥ……」

  闇「まあたまには良いんじゃねえの。相棒にもいい寝床だろ」

  相棒(キツネの腹毛に埋もれて丸くなる)

  介(ぺろぺろ)

  闇「明日には戻っとけよ」

  介(ぺろぺろ)

  闇(なでなで)

  -

  翌朝

  介(ヒトの姿)(おずおず)「おはようございます……」

  闇「ん……(新聞見つつ)」

  介(すりすり)

  闇「おい、朝からよさねえか」

  介「あなた、僕がキツネの姿の方が優しい!!(泣)」

  闇「んんん……」

  犬猫はいくらでも撫でていられる不思議

  -

  介「毛皮にしか用が無いんだ!わぁん!!(泣)」

  闇「んなことねぇよ……オレの歳だとヒト同士でもあんまりベタベタしねえんだよ……」

  介「キツネはいっぱいくっ付きたい!オスでも子育てする!!」

  闇「へぇ、えらいんだな(なでなで)」

  介「えへへ」

  闇(こいつも大概簡単だな……)

  END