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TSF薬1-4/強制TSF/TSFモノ-レイプ

  〇TSF薬1-4

  俺とヒロは幼馴染みというか腐れ縁で、幼稚園の頃から全く同じ学校に通ってきた。そして、二人とも会社は違えど在宅勤務で同じような業種の仕事に就いたのだ。

  相手の好みも何も知り尽くしているし、気が合うのでそうもなると、ハウスシェアをするのは当然の流れだった。

  とは言え、別にヒロも俺もゲイと言う訳ではない。

  いつぞもグループデートなんかして、いつか結婚したら離ればなれになるんだなと言う話もしていた。

  問題は、そのグループデートでちょっといざこざがあったと言う事だ。

  旅館の手配ミスがあって、それがヒロの所為であったのだけど、俺がヒロの肩を持った事が、二人の彼女をイラッとさせたらしい。

  色々あって、俺もヒロも彼女と上手く行かなくなっていたのだ。

  結論を言えば、二人ともフラれたのだ。

  その週末、二人でヤケになってゲームに耽っていた。

  勝ったり負けたりを繰り返して、そして深酒にもなっていた。

  「なぁ、TSF薬ってのをたまたま手に入れたんだよ」

  「なんだよそれ」

  「女になれる薬だよ」

  「怖いわ、そんなの」

  「12時間で効果が切れるらしい」

  これはまさか、俺に飲めという事か? 訝しんだら「ちょっと興味あってさ……」と、ヒロ薬を一錠取り出した。

  「いや、やめろよ、何があるか分からないぜ」

  「ちょっとの事だよ。面白そうだろ? 俺が女になって惚れたらどうする?」

  悪戯っぽい顔で笑うヒロに、ちょっと寒気を覚えて「それは嫌だなぁ……じゃぁ、俺が飲んで惚れたらどうするんだよ」と、相手を止める為に迫ってみたら「じゃぁ、一緒に飲むか?」とすごまれてしまった。

  「お、おう、やってやろうじゃねぇか」

  薬を飲むと効果は劇的に現われた。

  時間にして三十分ぐらいで骨格から性器まで全部女になってしまった。

  着ていたTシャツもサイズオーバーになってしまって、二人ともちょっとえっちな感じになってしまった。

  「おいおい……」

  ヒロは割と情熱的な目でこちらを見ていた。

  そう、俺は乳がデカかったのだ……そして、そのヒロを見てやると、小柄で小動物系の顔をした子になっていた。

  それはお互いにベストな好みの姿だった。

  ズボンから何からサイズに合っていないので、殆ど裸みたいな状況だ。

  そして、そのお互いの顔を見て、お互いが惚れてしまったと言う事に気付くのに猶予はなかった。

  勿論、それに気付いたとて、その感情に正直になれる筈もない。

  「まぁ、まぁ、こういうこともあるよな」

  お互いに冷静を装おうとしていた。

  だが、にやけてしまうのは仕方がなかった。

  お互いに顔を背け、何とかしようとしているが、どうしても無理だった。

  そう言う事情で、僕らは12時間をヤケクソのゲームで過ごそうと決めたのだ。途中で眠たくなれば、思いっきり寝て、そして気付けば男という算段だ。

  と、言う訳で、適当なゲームをやや興奮気味に決めて、ただひたすら対決し始めたのだ。

  最初は黙ってゲームをしていたが、それも飽きてきて、段々と入らない話題を始めたのだ。

  最初にヒロとジュンヤで呼ぶのは無理があるなと言う事で、ヒロコとジュンにする事にした。なし崩しだ。

  だが、段々とヒロコとジュンだと元の顔がちらちらして、全く集中力が途切れてしまう事に気が付いた。

  それじゃぁと、色々考えた挙げ句、ヒロはマナに、俺はリツになった。

  名前を呼び慣れていない初々しさが出てしまって、集中力は回復しない。

  だが、お互いにお互いの恥じらいのある声色に、何も感じずにはいられなかった。

  「お、女同士だしさ、こんな風だしさ……ちょっと胸触ってもいいか?」

  ここで拒否したら、意識しているように思えてついつい「女同士だしな!」と強気になってみた。

  そして、面と向かって座ってみる。

  「そ、それじゃぁいくぞ」

  「お、おう、好きなだけ揉めや」

  口調は男だが、完全に女の子の声である。

  マナは、俺の乳を怖ず怖ずと揉み始めた。

  そのとき、ふっと声が出た「あぁん……」全く意識していなかった。そして、気を抜いていた。

  マナはすっと手を引っ込めて「お、お前……」と言うのだ。

  「き、気を抜いただけだ!」

  強弁して「全然、感じてねぇし」と吐いてみる。

  「そ、そうか……」

  マナは手を伸ばし、そして胸を掴む。

  ゆっくり慎重に、しかし確実に感じる様に揉んでいる。あいつ、彼女とうまくセックスしてるんだな。

  そんなことが頭をよぎり「おいやめろ!」と口を突いて出そうになった。

  俺の「うっ」と我慢した感じに、「や、やめた方がいいか?」と言うのだ。

  「じゃぁ、俺にも揉ませろよ」

  破れかぶれになって――と言うか、この切ない感じをマナにも感じて欲しかった。

  お互いに無言で揉み合う時間が経過する。

  マナの頬が赤くなっているのが分かる。

  「お前、顔が赤くなっているぞ」

  俺が指摘すると「お前はずっと前からだ」と言うのだ。

  そして、マナが俺の乳首をぎゅっと抓んだせいで「いやっ!」と声が出てしまった。

  俺も対抗処置として同じ事をすると、想像の十倍以上の可愛い声で反応したのだ。

  「お、女同士だからさ――と言うか、お互い男同士じゃん。でも、見た目女じゃん」

  と、何が言いたいのか分からない事を俺は口走っていた。

  「そ、そうだよな!」

  マナは分かったのかどうか分からない感じで、俺を抱きしめてきた。

  息が耳に掛かって変な声が出そうになる。

  俺はマナを引き剥がしてみる。すると、本当に目前に相手の顔があるのに気付く。

  本当に可愛い女の子がそこにいる。

  ヤバイ状態になってしまった。

  頭の中が錯乱して、気が付けばディープキスをしていた。

  相手はそれを拒否するどころが受け入れてしまい、そして舌を絡め合っていく。

  そこまで来ると、あとは堰を切ったように甘えた声を出してしまう。それはマナも同じで、気分は完全にエロの方向へと舵を切った。

  69を始めるのに時間は掛からなかった。

  お互いに攻め合い、感じ合い、そして声を出していく。

  結果として、二人とも果ててしまい、気付けばお互い絡まったまま寝てしまう。

  翌朝は地獄だった。

  すっかり男に戻った二人が絡み合っている。

  「気持ち悪!」

  と二人離れて、そして妙な空気が流れる。

  格闘ゲームのBGMだけが流れ続けている。

  しかし、このプレイは俺も満足したし、ヒロも満足していたようだ。

  通販でコスプレ衣装を買ってしまう。勿論、相手に着せる為のものだ。

  それが同じタイミングで届いて、そして、「まぁ、お前、可愛いからな」と恥ずかしそうに言うのは、相手も俺も同じだった。

  そして、お互いに目を見合わせると、TSF薬に手が伸びていた。

  冷静に考えるとホモ行為みたいなものだが、お互いに女の身体になっているのでレズでしかないと言い聞かせている。

  ホモがダメでレズがダメじゃないと言う理屈はどうかと思うが、このご時世、どっちもアリと言わなきゃいけない。じゃぁ、気持ちのいい方がいいと言う訳である。

  と、言う訳で俺はかなり際どい水着を着せられ、そして俺はマナに可愛いメイド服を着せた。

  そこから自然とエッチに繋がっていく。

  彼女とのプレイで使ったおもちゃも取り出して、様々な方法で遊びまくった。

  そして、時間が来たら別々のベッドで寝る。

  TSF薬の問題は、翌日が何となくだるいと言う位だった。

  なので、土曜に飲んで日中遊び、日曜はだらだら過ごすと言う流れが自然にできていく。

  女としての衣装が揃うと、思い切って外に出掛けてみたりもした。

  最初の"デート"でチャラい男二人に誘われたりして、本当に大笑いしてしまった事もある。

  ただ効用は12時間。変身時間も含めると11時間だ。だからちょっと期待させるようにカラオケをして、そしてじゃぁねと去っていくしかできない。

  が、二人とも結構強引だった。

  「ここでしゃぶるか、ボコボコにされるか」

  と言われ、しかし力は出ないし、まだ三時間はこの身体だ。

  マナと緊張した顔で目を見合わせ、そして泣く泣くしゃぶる事にしたのだ。

  男のチンコを即尺しなければならない。

  臭い臭いちんこを不承不承にしゃぶり始めた。

  相手の男は、揃いも揃って早漏だった。

  なので、ある程度しゃぶると、口の中に射精していく。

  ゲホゲホと吐きそうになると、「おい、飲み込めよ!」と脅され、そして飲み込むしかなかった。

  苦い、そして臭いどろどろとした液体が喉にこびりつく。

  気持悪い! 気持悪い!

  私達は逃げるようにカラオケから出て行き、そして水で口をゆすぐと、そのまま家へと逃げ帰った。

  得も言われぬ喪失感がある。

  ああ、こんな目に女の子は遭うのか……

  二人で遊んでいたときは、女の子のメリットを享受していたが、これが現実に向き合うとこんな事になるのかと、恐ろしさで満たされた。

  男になっても喪失感は消えず。そして、お互いの身体を求める感じになっていった。

  一度使うと5日は使うなと書いてあるが、我慢できなかった。

  そういう訳で、二ターン目は家の中でのセックスに注がれた。

  時間いっぱいまで遊び、そしてギリギリの所でお互いの寝室に戻る。

  だって、可愛い女の子から汚らしい男に戻る姿は見せたくないし、見たくもないからだ。

  ベッドで横になり、そしていつの間にか寝ていた。

  気付いたら月曜日の朝になっていた。

  フラフラしながら部屋を出る。そして、ヒロに声を掛けると「お、お前、また薬を飲んだのか!?」と叫ばれた。

  当然、俺はそんなことなんてしていなかった。

  怖くなってネットで色々と調べる。

  ヒロも同じ顔をして調べている。

  そして出た結論は、医者に行くと言うことだった。

  尤も、医者でも解決出来ないだろうと言う予感はあったのだ。何故なら、TSF薬の濫用は女になりたい男の常套手段だったからだ。

  調べると婦人科に行けと言う。薬で女になった奴を見せられる先生には本当に悪い事をしたと思う。

  女の先生はうんざりした顔で採血と、簡単な触診をしてそして「まぁ二度と戻らないと思ってください。診断書を書きますので、それを持って役所に行ってください。戸籍の変更届が必要です」と絶望的な診断を下した。

  絶望的な顔をしていたと思う。

  仕事は別に女の身体で出来ない事はない。そして、実際トランスジェンダーも働いている。

  だが、この状況をどう説明すればいいのだろうか?

  役所に行き、そして申請する。

  手続きは存外あっさりしていて、一日かかると思っていたのに、役所にいたのは一時間もいなかった。

  ヒロは和ませようと色々言ってくれるが、私は終始無言だった。

  家に戻り、そして部屋の中で塞ぎ込んだ。

  だが、こんなことではどうしようもない。

  気を取り直して先ず、上司に連絡する。

  診断の結果を伝えて、そして女として生きていくしかないと伝えた。

  上司は「そうか。まぁお大事に」と気遣いのあるのかないのか分からない言葉を吐いた。

  下手に突っ込まれるよりは全然いいのだけど、何か他にないのかと。

  そして、メシを食いにリビングに戻ると、ヒロは飯の準備をしてくれていた。

  「リツ……こう言ってはナンだけどさ……ちょっと別々に暮らさないか? 男と女がシェアハウスするのはちょっとしんどいだろう」

  ヒロが視線を合わせようとしない。

  私は苛立って、彼の顔を両手で掴んで言うのだ。

  「私とお前の仲でしょ!」

  ヒロは慌てて視線を外して、後ろを向いた。

  「だ、だめだ、こんなの無理だ」

  ヒロの声が震えている。

  「お前だって分かってるだろ、お前の姿、完全にストライクなんだよ!」

  告白みたいなものだった。そして、何故かこの言葉に私の頭のネジが一本飛んだ。

  「なら抱いてみてよ!」

  頭の中が妙にハートだらけになっていた。

  私はあんなに気持悪い思いをしたフェラを笑顔ですることになったのだ。

  それどころか、ヒロと完全に男女の関係のセックスをしてしまった。

  本当に頭がピンクになっていたので、甘い言葉ばかり吐いていたのだ。

  「はじめてをあげる」とか「私の中、いっぱいになってるよ!」とかだ。

  実際、ヒロに挿入された感想はもの凄く気持ちよかった。

  そして、ヒロがとても頼もしい男に思えたし、こいつならずっと一緒に暮らしてもいいなと思えていた。

  寝息を立てる彼に「ずっといっしょだよ」と呟いて、一人で頬を染めていたぐらいだ。

  それはそれは、普通に男女のセックスだった。

  そして、それから私とヒロはセックスを重ねることになる。

  勿論、ゴムは付けていたけれど、もしものことがあれば、それもそれでいいやと思っていた。

  初めてのセックスから一週間で何回セックスしただろうか? そして、その一週間は完全に頭がメスになるには十分な時間だったのだ。

  私が完全にセックスに狂っていたとき、彼も少しずつ狂い始めていた。

  女になった私とセックスを続けて、そして着実に変わっていく私に罪悪感を覚えていたのだ。

  セックスはお互い気持ちよくやれただろう。

  一週間ぐらい経つと、ヒロは頭を抱えて「やってしまった」と言っていた。

  それからヒロはセックスを断るようにしていた。

  私は日々股間が疼くので、おもちゃを使ったオナニーをするようになる。

  当然声も我慢できず、それをヒロが聞かないでは済まなかった。

  そして、ある日我慢で聞くなったヒロに犯されるようにハメられた。

  私は心の準備が整っていなかったので、「ちょっと! まって! やめて!」と拒否するように反応した。

  結局、ナマで中出しされてしまった。

  ヒロは完全に塞ぎ込んだ。

  私が声を掛けると謝罪の言葉しか出てこない。

  「いいよ、気にしないよ」

  と言うのだけど、ヒロは何も言えなかった。

  そして、ヒロはTSF薬に手を付けた。

  数錠を一気に飲み込み、そして寝室に駆け込んだ。

  翌日、ヒロはまだヒロのままだった。

  絶望した彼はまたTSF薬を飲んだ。

  そして、寝室に駆け込む。

  だが、この日はそれでは済まなかった。

  甘い声が出ている。

  私がそっと部屋を覗くとオナニーをしていた。

  「私、我慢できない」

  涙を流しているマナを見て、私は愛おしさでいっぱいになった。

  久し振りのマナとのセックスを開始した。

  お互いのおまんこを舐め合い、そして絶頂した。

  そして絶頂するとキスをして抱き合って、ゆっくりすると、お互いのおまんこや乳首をいじめ合い、そして再び絶頂する。

  そして12時間後、彼は苦悶の表情で男に戻っていた。

  当然と言うと当然だが、薬に手を出した。

  「やめなよ!」

  「俺が男でいる限り、リツを傷つけるだろう!」

  「いいよ、それでいいよ!」

  二人で絶叫していた。

  TSF薬には耐性のある人がいると分かったのはその辺りからだった。

  医者にTSF薬の濫用のことを話すと、色々と検査されることになった。

  どうも、TSF薬乱用者の中で、男のままでいる人が他にもいると言う。

  それが学会で問題になるまで時間が掛からなかった。

  さて、中出しセックスをしてしまった私は、その一回で見事に妊娠してしまった。

  婦人科に訪れた時「今度は何の用ですか?」と言われるぐらいだった。

  彼のTSF薬濫用は止まらないが、しかし、ヒロとのセックスもやめなかった。

  子供はすくすく育っている。

  彼はいい父親になれるだろう。二人して子供の服を選び、私の苦しい時にはなんでもしてくれた。

  完璧な父親になっていた。

  それは、私の事を本当に誰よりも知っているからだろう。

  婚姻届は当然届けて、そして私達の事を祝福してくれる少数の友達を呼んで結婚式も挙げた。

  ウェディングドレスがこんなに気持ちを高ぶらせるだなんて思わなかった。

  彼の姿を見て胸がドキドキしてしまう。ああ、彼でいてよかった!

  式がひと段落すると、彼はTSF薬を飲んだ。

  ドレスに着替え、女二人の結婚式も挙げた。

  ヒロとリツ、マナとリツの結婚式だ。

  完璧と言える程の幸せになっていた。

  あかちゃんがそろそろ産まれる。男の子だ。

  名前も決めてある。

  その名前は……私の元の名前のジュンヤだ。

  ヒロは恥ずかしそうにしながらもそれに同意していた。

  変な夫婦だけど、ジュンヤはちゃんと育ってくれるだろう。

  こんなにいい男が父親なんだから。

  〇強制TSF

  TSF薬の発明は、世界を色んな面で大きく変えたけれど、あまりにも氾濫しすぎて使用が制限される事になった。

  ジェンダー界隈がその中で厄介な事になった訳だが、今は刑罰として使われる事が多い。

  俺は一切やっていないのだが、痴漢を疑われて、否定する要素がないので刑が確定した。「疑わしきは被告人の利益に」と言う小学生でも習う原理は裁判官ぐらい偉くなると無視できるらしい。

  それでTSF刑となる。これはまぁ所謂身体刑であり、日本が死刑以外の身体刑を復活させると言う意味で、割と話題になった。身体刑なんて前文明的だが、世の中の知性が後退しているので仕方ないだろう。

  TSF刑は、薬で女性になり一年以上生活させられる。

  そして、その時は、レイプ被害もセクハラも痴漢も訴え出る事が出来ないと言う。

  お目こぼし程度に妊娠しない身体らしいので、存分に女性の苦痛を味わえと言う事らしい。

  日本は法治主義を捨てたようだ。復讐によって社会がすっきりする事の方が大事なのである。

  俺はもうこれに抗う為には、この一年で心を折らないようにするだけである。

  死刑は廃止されたが、重犯罪者はその場で射殺されるし、TSF刑も心を殺し、なんなら自殺に追い込む刑罰だからだ。

  鏡を見ると、見てくれはいいのだ。

  話によると、男に媚びるために露出度の高い服を着ろと言う。

  なるほどと言う訳で、俺はなるべくデザイン性の高い、そして可愛かったり綺麗だったりする衣装を選んで、なるべくファッションを楽しむことにした。

  司法の世界の理屈では、女性に対して高慢な男は女にさせられ弱い立場になると途端に音を上げると言う事になっている。

  女性は苦しくてみじめでなければならないと言う逆転が起きているが、それについては誰も指摘しない。指摘すればレイシストの誹りを受けるからだ。

  こう見えても、私は仕事ができる人間なので、女性になった程度で仕事が減ると言う事はなかった。みんな実利的だ。

  社会的地位についてはよく分からないが、周囲の人々や友達は、女になった俺にも誠実に接してきてくれる。

  人を敬う人は人から敬われ、人を愛する人は人に愛されると言う言葉の通りである。

  自暴自棄にならず、自己憐憫に酔わず、ただありのままの状況を受け入れる。そして自分に属する事のみ改善に取り組む。

  こういう生き方をしていれば、大抵の場合、他人は善良だ。

  確かに、レイプの可能性を考えると、不用意なところに出掛けられないのは不便だなと思った。

  そして、私が刑罰の対象と分かると、電車ではすかさず痴漢される。街ゆく女性や正義感と言う感じの男から酷い事を言われる事もある。

  だが、これは私を挫けさせるための罠である。

  女の身体を楽しむため、オナニーもするようになったけど、本来こういうのも嫌な顔をされるのだろう。

  だけど、俺は自分の人生を楽しむ事を第一にしているから、オナニーだろうとファッションだろうと、楽しめそうなものには思いっきり首を突っ込むつもりだ。

  受刑者に対する面接がしばしばあるが、これもセクハラの連続である。セクハラしたい人間は司法省に入省しろと言う訳か。

  私は密かに受刑者のネットワークを築き、お互いを励まし合い、そしてなるべくこの身体をエンジョイする事を提案し続けるのだ。

  何人かは責め苦に悩み自殺したが、しかし落ち込んでいた受刑者が刑期を全うできるのを知ると悦ばしい気持ちになった。

  しかも、刑期を全うした後も元の身体に戻らなくてもいいと言う選択肢まである。

  正確に言えば、TSF刑の一年はあくまでも"執行猶予"みたいなもので、その後男の身体に戻りたかったら、十年ぐらい収監される必要がある。

  それが嫌なら、女の身体でずっといろと言う訳である。

  勿論、俺の生活はずっと楽しいばかりではない。

  ストーカー被害や、実際待ち伏せさせられてレイプに遭った事もあるのだ。

  階段の踊り場で突然ナイフを突き付けられて、死にたくなければセックスさせろと凄まれた。

  わざわざ俺の部屋まで上がってきて、散々犯された。中出しもされた。

  ただ痛いだけの苦痛のみの下手なセックスだ。それでも身体を貫かれれば声も出るし、生理的に体液も出てくる。

  それを「感じているじゃねぇか」と言う男の馬鹿さ加減には痛み入る。

  警察は一切それを受け付けてくれないし、身体の痛み、心の痛みについては"仲間"と助け合うしかなかった。

  一年で七回も夜逃げをする事になった。

  最終的に、受刑者同士のシェアハウスを作る事になる。

  ここにこれば犯し放題だと考える人間のために、庭先にカメラを設置してライブ中継している。

  一応、性犯罪以外の犯罪は取り締まられるので、彼等に対する嫌がらせしか方法がない。

  勿論、ストーキングされて、レイプされることは全くない事ではないが、なるべく一緒に歩く事や満員電車に乗らないことなど、気をつければなんとかなるものだ。

  ああ、こういう気をつけなければならないと言う事が、生きにくいということなんだなと思うのだけど、彼等のような合法的なレイプ魔を引きつけている事が、リアル女性の被害を遠ざけている事に繋がるというならば、それは悪い事ではない。

  そういう文脈で感謝の言葉を貰う事はないが、仲の良くなった人にはよくして貰えている。

  それに受刑者に対してこういうことをする人間は、人間として最低だという一般的合意はある。

  罵倒してくる男は、女性の味方マンぐらいだ。

  先日、冤罪の再審請求が通った。

  俺の名誉回復も近い――だが、ここまで十年女性として生きてきている。時代が変わったところで、女の生活はやめないだろう。

  〇TSFモノ-レイプ

  タカシの家に遊びにいった。

  そのとき前に借りたTSFモノの同人誌を返したのだ。

  「もし女装とかTSFするならそこいらのオタクの相手をしてやってもいいんだけどなぁ。チヤホヤされるだろうし」

  自分の体型的な事を考えると、まぁあり得ない話なのだが、エッチな事は好きなのだから、多少の事はご奉仕できるだろうと考えたのだ。

  するとタカシは「お、言ったな?」とニヤリとした。

  「親父の会社でTSF薬が開発されたんだよ……まだ臨床試験始まったばっかりなんだけどさ」

  そんな馬鹿な事があるかと思った。

  「まぁ、お前のジュースに混ぜておいたんだけどね」

  そう言われた瞬間、自分の視界がぐにゃりと曲がる気がした――そのまま視界が塞がり、何か身の回りがドロドロとした液体に纏わり付かれているような感覚に襲われた。

  「俺も試してみたんだけど、三時間で回復するらしい」

  タカシの声が遠い。

  周りの液体をどかすようにすると、視力も聴力も回復した。

  「シャワー浴びて来いよ」

  訳も分からず言うとおりにしようと、脱衣室に向かう。

  不意に鏡を見たときに叫んだ。

  「女になってる!」

  俺の姿は小柄な女の子になっていたのだ。しかも可愛いぐらいだ。

  粘液に纏わり付かれているし、素っ裸だから目のやり場に困った。

  兎にも角にも粘液が不快なのでシャワーを浴びる事にした。

  男用のシャンプーの隣に、女性用の高級シャンプーがある――コレを使えということか?

  シャワールームにも鏡があるので、それで自分の姿をしげしげと眺めてみた。

  本当に女になっている……

  そう思うと、股間がきゅんとするのが分かる。

  ちょっと触ってみようか? そう思ってクリトリスに触れた瞬間、ビクンと身体が震えた。

  マズイ、これはマズイと思った。

  そして、外にいるタカシの考えている事も分かってしまった。

  浴室から出られない……私は急いで浴室の錠を下ろした。

  マズイ、本当にマズイ……シャワーを浴びながら頭の中は混乱していた。

  脱衣室に人の気配がする――と言うか、明らかにタカシだ。

  どうしよう、出たら犯される。

  「おい、出てこいよ、約束だろう」

  タカシの声が怖い。

  と、恐れていた事が起きた。

  浴室の鍵が外から開けられたのだ。

  「セックスさせてくれるんだろ? 大丈夫だよ、俺もオナニーして気持ち良かったから大丈夫だよ」

  そう言って、抵抗する私を無理矢理押さえつけたのだ。

  浴室の壁に手を突いた状態で、股間をいじられた。

  「くっ! くぅ……」

  悔しいかな身体は反応してしまう。

  「いいねぇ。もっと鳴けよ」

  そう言いながら、タカシは私の股間がトロトロになるまで攻め続けた。

  そうもなってくると、腰に力が入ってこない。両腕も恐怖と快感に震えていて、抵抗なんて全くできなくなっていた。

  「そろそろ入れるぞ」

  タカシはズボンを下ろし、勃起したちんこを私のお尻にぺしぺしとぶつけてきたのだ。

  「ヨシ行くぞ!」

  その瞬間は一瞬だった。

  硬いモノが私のお腹を貫いた。

  「ひぎぃ!」

  痛い、とてつもなく痛い!

  お尻を何度か叩かれ、そしてピストンが開始された。

  絶望感と痛さだけが全てを支配した。

  まだ股間をいじられているだけの方がよかった。

  私は泣き叫びながらそれを受け入れた。

  意味ある言葉は、痛いとやめてだけだった。

  それからねちっこくバックで攻められる。

  徐々に慣れてきたが、ヒリヒリする感覚は止まらない。

  お腹が痛い……つらい……

  ピストンのスピードが俄然上がると、内臓が攻められている感覚に別の怖さを感じるようになる。

  こんなもの中に出されたら死んじゃう。

  私の言葉は「死んじゃう!」ばかりになってしまった。

  「いいよ、逝けよ!」

  タカシは恐ろしい事を言って、私の中に射精した。

  脈動するちんこがセックスの終焉を教えてくれる。

  熱いものが下腹部に広がる。

  汚らわしいと言う意識が芽生える。

  タカシは腰から離れ、手を外すと、私はその場に頽れた。

  「酷い……酷い……」

  私はタカシを非難する言葉を口にしたが、振り返る力も勇気もなかった。

  そのまま私は意識を失うように眠りに落ちた。

  シャワーを浴びよう。股間の痛みが収ったら……

  意識は低空飛行していた。

  気付けばまだシャワールームで倒れている。

  取り敢えずシャワーだ。

  どれぐらいの時間が経っただろうか?

  全てが分からなかった。

  取り敢えずシャワーを終えると、脱衣室にあったタオルで身体を拭き、そしてそれに身をくるんでリビングへと戻る。

  「よー、もう三時間経ったけど大丈夫か?」

  テレビを見たままのタカシが越えを掛けた。

  「三時間!? 戻るんじゃないの?」

  「あ、悪いけど、一定の割合で戻れない人がいるんだって?」

  「騙したの!?」

  思わず口調も女になっている。

  タカシは質問に答えずに続ける。

  「俺のペットになってくれるよな? どーせその姿で戸籍なんてないんだし」

  私は何も考えずにその場から逃げ出した。

  交番に駆け込み、事情を説明したけれどお巡りさんは首を捻った。

  私は精神病院に送られるらしい――そして身元引受人として名乗りを上げたのはタカシの父親だったのだ。

  病院を退院したら犯される……私は半狂乱になったのだ。

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