宮本 浩次(みやもと・ひろじ)
1966年生まれ、56歳。
「エレファントカシマシ」のボーカル、ギター。
今回は、宮本浩次の良さを挙げて、できる限りそれを分析していきたい。
それでは、早速やつて行かう。
[chapter:宮本浩次は可愛い]
私が初めて見たのは、テレビ番組のグルメロケである。
昨年(?)の紅白では、椎名林檎の横で暴れてゐたらしい。
私はそれを見逃したが、Twitterで話題になつてゐるのを目にした。
ロケでは終始腰が低く、「食レポ」を求められても、拾われた初日の捨て猫みたいな「おつかなびつくり」な反応を示すだけだつた。
可愛い人だと思つた。
どんな凄い大御所の人なんだらう、私は想像する事しかできなかつた。
まさか、ライブであんなに暴れる人だとは思はなかつた。
10月27日、「車道で叫ぶ米津玄師を叫びながら撥ねる宮本浩次」が、投稿された。
今気づいたけど、どつちも叫んでて草。
概要欄「チェンソーマン vs 破天荒マン」で草。
記念碑→ ttps://youtu.be/0uZis-n1Ops
12月1日現在の時點で、171萬回再生。何故か?
先づは何と言つても、歌詞の繋ぎ方である。
あなたのその「胸の中」
(米津玄師「KICK BACK」)
「泣かないで」 私の恋心
お前にや涙は似合はない(宮本浩次「冬の花」)
お互ひのクライマックスの歌詞が、「なか」を起点に、上手く繋がれてゐる。
曲と曲を「繋ぐ」てふのは、ディスクジョッキー(DJ)やミキシング、要はメドレーを作るみたいな作業の事である。
これが、抜群にうまい。
二つの歌詞を重ね合はせる、その発想に脱帽である。
そして、二つ目の要因は、PVの撮影地が一緒てふところ。
これは、偶然が生んだ奇跡である。
映像の上でも、綺麗に宮本浩次が、米津玄師を「撥ね」てゐる。
基礎知識として、米津玄師氏は、新曲のPVが上がる度に、それをMAD動画の素材にされて来た歴史があります。
それらは全て、チェンソーマンによつて食べられてしまひ、今では、私でもそれらの名前を思ひ出す事は出来ません。といふか、一本も見た事無いのに、何故か存在を知つてゐるぞ。本当になんでだ?
また、VRChatのこんちやんのパロディも好き。比較動画も好き。
感電も好き。キックバックのパロディもちやんとやつてて好き。
これが最高に暴れてゐるんだ、宮本浩次が。
「どれ?」つて、宮本浩次の「冬の花」だよ。
車運転しながら叫んで、髪を振り亂し、ハンドルを両手でバンバン殴る。
車はドリフトをし、いきなりに夜になり、ガソリンスタンドのシーンになる。
後部座席に花束を積み、宮本浩次がそれを覗き込む。(これがMADだと、米津を撥ねたのに気づくシーンに改変されてゐる。)
花束の花たちは、宮本の運転や、ドリフト走行によつて、激しく花びらを散らす。
こんちやんとのサブリミナルで、
私の頭の中で、「宮本浩次=可愛い」が定式化された。
米津を撥ねて、驚愕の表情で後ろを振り返る宮本浩次、可愛い。
食レポで、拾ってきた捨て猫みたいになる宮本浩次、可愛い!(借りてきた猫じやないんかい。)
コメントを確認すると、
・暴れても、どんなに叫んでも音程がずれない。
・ライブで走つても、息を切らさない。
てふ意見があつた。
前者は「上手い歌手」の特徴である。
しかし、暴れたり、叫んだり、走つたりしたら、息が途切れたり、声が裏返つたりする。
そんな中でも音程がずれないのは、プロ中のプロである。凄い。
後者の、「走つても息を切らさない」は、ただの鉄人じやん。歌関係なくて草。
インターネットの中継で、「体を動かしてないと、歌ひにくさうで草」てふコメントもあつた。コラ!
冬の花は良い歌である。
然しミュージックビデオの宮本浩次は、狂つてるし、暴れてるし、叫んでゐる。髪はぐちやぐちやだ。
そんな中でも、「可愛さ」が滲み出てしまつてゐる。
宮本浩次は可愛い。
Q.E.D