今日はこれから、皆さんには短文を書く練習をしてもらひます。
やり方は至つて簡單かつ單純です。
嘘です。
私は、私がこれから皆樣にお傳へする短文の書き方は、或いは難しからむと考へてゐ〼。
お分かり頂けますね?
メモ:『夜の神々』
失禮。
偖、何故短文なのに難しいかてふと、私が「正字正假名」を用ゐてゐからです。
「正字」は、康熙字典體といひ、臺灣のシナ語を習ふのに役立ちます。韓國でもほぼ同じ字體ですが、文章中では全くと言つて良い程使はれず、名前と碑文に用ゐる程度です。ただし、學校で自分の名前の書き方を習ふので、全員が全く書けないてふ事は無いさうです。
「正假名」は、歷史的假名遣ひといひ、源氏物語を讀むのに役立ちます。
次に色々な「短文」をみていきませう。
「短歌」は五七五七七で、三十一文字(みそひともじ)と言ひます。
一番短いのは「俳句」で、五七五しかありません。
では何故、俳句より長いのに「短歌」なのかといひますと、「長歌」てふものがあり、それと比較して「短歌」といはれるのです。
長歌は五七五七五七七〜です。
「川柳」とは季語のない俳句(五七五)の事です。
火事喧嘩伊勢屋稲荷に犬の糞
幽霊の正体見たり枯れ尾花
「短歌」には季語はいりません。
また、社会風刺が入つた短歌を「狂歌」といひます。ちようど此シリーズにぴつたりですね。
白河の清きにうをも住みかねて元の木阿彌田沼鯉しき
太平の眠りをかく覺ますじようきせんたつた四杯で夜も眠れず
後は都都逸(どどいつ)は、七七七五。
ざんぎり頭を 叩いてみれば 文明開化の 音がする
恋の花咲く ロマンの都 女ばかりに 気もそぞろ 夢もほころぶ 小意気なジルバ 君と銀座の キャフェテラス(サザンオールスターズ)
次囘は實際に狂歌を作つてみませう。
宿題として、ニュースや新聞を確認しておく事。
また、「狂歌」のWikipediaのページも見ておいてください。