X01-016
まんまとルーフィンを影響下に置いたダインだったが、遊魔への魔進化はまだ考えていなかった。
乳魔の人員は遊魔を越える規模で有る事は確かな様で、それを受け入れるリスクは今は避けたいとも思っているからだ。
そして、ダイン思想に蝕まれたルーフィンは、今居る乳魔達を全て自身の影響下に置くまで乳魔を増やす事は無い筈で、結果的に遊魔の勢力は停滞した乳魔に対して優位性を確保するだろう。
ルーフィン 「ダイン君も所に来て正解でした、上手く乳魔を纏める方法も理解出来ましたし、アーキアやリエルとのわだかまりも解消出来ました」
リエル 「リィ達が反目していてもいい事なんて無いですからね、むしろそれで遊魔と乳魔が不仲になる原因を作ってしまっては大変ですよ」
ダイン 「どちらも強過ぎる力を持っていますからね、持たない者達の嫉妬は侮れないモノですから」
ルーフィン 「ダイン君の力を得てその意味がよく解ります、ルゥは大胆に勢力を拡大していた様です、皆の注目がダイン君に向いていたので大丈夫でしたが、今後はもっと慎重ににやります」
その言葉にダインもほくそ笑む、魔族という存在自体を未だ嫌悪する者は多い、だからこそ現段階では公には出来ないし、知られる訳にも行かない。
ダイン 「先ずは乳魔の意思統一が必要ですね、尻尾脳を付与するだけで全ての乳魔はルゥの意向を尊重してくれるでしょう」
ルーフィン 「我が抑えられるという事ですね、ザキトスはそれを制する事が出来ずに滅んでますからね」
ダイン 「まぁ私もルゥも男の魔族を産み出していませんので、災厄は防いでますが」
アーキア 「ダイン様は本当に男が嫌いだからね、まぁ遊魔には要らないけど」
ルーフィン 「正しい絶対権力の産み出し方ですね、唯一であるからこそ害され無い」
ダイン 「あまり褒めないで下さい、私は独占欲が強いだけですから、それに自分の作品が他人に汚されるのが許せないんですよ」
ルーフィン 「ルゥの作品は作り変えられてしまいましたけど、でも、リッタ本人が強く望んでましたから」
そして、目線を向けたリレッタは既に意識を覚醒させている様で、瞼がうっすらと開いている。
ダイン 「肺に空気も満たしましたので、そろそろ開放して上げましょう」
ダインの意思に尻尾カプセルは応え、下部から気泡が浮かび上がって来る、密閉されたカプセル内の上部から空気の層が拡がって行き、顔が全て空気に覆われた段階で鼻の触手が抜け落ちる。
リレッタ 「ああ、清々しい気分です、この充足感が遊魔なのですね」
ルーフィン 「そんなに違うモノ何ですか、見た目の変化は乏しいと思いますが」
ダイン 「そもそも遊魔形態の見た目はそれ程意意味が無いですからね、ぶっちゃけると飛ぶか飛ばないかぐらいです、日本に居た頃は交通手段が発達していたので獣人型の遊魔ばっかりでしたが、アーグルに来てから魔族型が増えてますね、これは自身で飛行して移動した方が早いのと夜が暗いからですね」
アーキア 「夜が暗いのは当たり前じゃん」
ダイン 「そうでも有りませんよ、私の居た世界はこのシーベアーを照らす灯りと同じ様な物は至る所に有って、街は夜でも明るいんですよアーグルは夜暗いですよね、ですから夜に飛行していても見つかる可能性は低いんです、大型の飛行生物も結構いますしね」
ルーフィン 「ザキトスも女性しか翼を与えていませんでしたが、直ぐに呼び寄せる為の翼だったのでしょうか」
ザキトス魔族の特徴が色濃いリレッタを見つめながらルーフィンが問い掛ける。
ダイン 「どうでしょう、ですが男が飛行出来ないから混沌大陸から帰って来れなかったのは事実ですからね、やはり意図的にそうしていたと考えた方が納得は出来ますよ」
リエル 「ダイン様に直ぐに会いに行く為の翼って、嬉しく感じちゃいます」
そのリエルの表情を見つめるルーフィンが思う事を口にする。
ルーフィン 「ほんと別人の様です、あのリエルが男に媚びてるなんて、リッタはどうなってしまっているんでしょう」
リレッタ 「余り変わったとは感じませんわ、ですがこの腕は本当に腕なんですね」
リレッタは翼の鉤爪を使ってカプセルの皮膜を切ると、左右に拡げて外へと出て来る、満たしていた液体はカプセル下部へと吸収され、リレッタ自身もカプセル内で温風に乾かされた為に船内キャビンは濡れる事も無かった。
こうして新たに産まれたリレッタは当然の様にダインの隣にやって来て、その側に座り込んでしまう。
ルーフィン 「やはり変なところが凝ってますよね、わざわざ尻尾の中のリッタを乾かすなんて」
ダイン 「来る前にマナに注意されましたからね、このシーベアーの中は電化製品が沢山有って、水がぶち撒けられるのはよく無いんですよ」
リエル 「母乳を使っちゃいましたけど」
ダイン 「ベッドの上なら問題ありませんが、PCが壊れると今後に支障をきたすかもしれません」
リレッタ 「この機械がテガス発展に大きく関わっているんですか」
ダイン 「はい、ですが代価出来る機械は有りませんので大切に扱わないと、まぁ魔導発電で別の機械は使える様になりましたが」
ルーフィン 「でも、大切な機械でリッタ記録しても良かったんですか?」
ダイン 「精密機器は毎日動かした方がいいですから、たまに使う方が壊れやすいんですよ、さてと、リッタはこれで完成しましたがルゥはどうします、直ぐにテガスを立ちますか」
ダインはルーフィンに何かを期待している様だ、尻尾を改造されて自覚の無いまま遊魔思考を植え付けられてしまったルーフィンはダインに何かをねだりたい衝動が渦巻いており、最良の方法を模索している。
リレッタ 「一晩泊まっていけばいいのでは無いですか、この後屋敷では全ての遊魔を集めた宴を行うのですよね」
ダイン 「その予定です、私の作品が全て集まっていますので鑑賞会を行いましょう、新旧を見比べる事で新しい発想が産まれるかもしれません」
ルーフィン 「それは面白そうですね是非とも拝見したいです、でも、その前にダイン君にこの尾マンコを試して貰いたいです、折角作って貰った新品ですからダイン君も興味有りますよね」
ルーフィンは尻尾をまたから上に回して右肩に掛けると、腹の筋を開いて出来たばかりの尾マンコをダインに披露する。
ダイン 「既に潤ってますね、遊魔の尻尾がよく馴染んでいる様です」
ルーフィン 「ルゥが力を欲したんですけどこれは予想外です、ダイン君と交われば最高だって尻尾が教えてくれるんですよ」
リレッタ 「抗う意味なんて有りませんわ、ルゥ様とダイン様がより仲良くなれば世界に魔族の時代が訪れると思います、それは今以上の繁栄を約束された素晴らしい時代ですわ、リッタもそれを体現する身に成れてとっても光栄です」
アーキア 「まぁダイン様に任せておけば心配は要らないよね、遊魔はこんなにも幸せなんだし、この後の鑑賞会は楽しみだよ、日本組の獣人って触るとふかふかなんだよね」
リエル 「狐御三方の尻尾は最高ですからね、アレを抱き枕にすると最高の寝心地ですから」
ダイン 「アレは確かに傑作ですが、魔族型遊魔に授けるのはバランスが悪いんですよ、アキとリィにも獣人の姿を与えて尻尾を堪能してみましょうか、ですがその前にルゥの尾マンコですね、カプセルの椅子に抱き付いて尻尾を伸ばして下さい、残りの三人はルゥの尻尾を使って私に奉仕して下さい」
ダインの指示にルーフィンは何の違和感も感じずに尻尾カプセルへと入り込むと、言われた様に椅子の背もたれを抱き抱えて尻尾を伸ばす、残った遊魔三人は濡れたルーフィンの尾マンコを拡げて、屹立したダインの肉槍の先端を挿入して行く。
途中、ちょっとした処女膜の抵抗があるのだが、ダインに快楽を与える事しか考えていない三人はルーフィンの尾マンコ処女など気にも留めずに肉槍を奥まで迎え入れると、流れ出る淫液に赤い血が混じっている。
ルーフィン 「ああ、初めてだったのに、三人に無残に散らされてしまいました、でも乳魔の魔王がこういう扱いを受けるのも悪いとは思いませんね」
ダイン 「新しい発見が有りましたか、自分の作った尾ナホを他の牝を使って試すなんて贅沢な行為ですね」
アーキア 「はは、ルーフィンの尾マンコ、とても良く拡がるよね」
リエル 「とてもグニャグニャしてます、ちゃんと締めているんですか、ダイン様の肉槍を受け入れる以上はちゃんと気持ちよくさせないと」
リレッタ 「そうですわ、だらしない尻尾は締め上げて上げましょう、そうすればダイン様にも良い刺激となるはずですわ」
アーキア 「確かに、三人で三カ所を絞めてやれば、その分ダイン様も感じてくれるよね」
三遊魔達は各々両手でルーフィンの尻尾を締め上げて行く、それもただ絞めるだけでは無く緩急を付け、ダインを喜ばせる事に思案を巡らせている。
ダイン 「緩急を付けるのは良いですが、尾ナホの効果的な使い方は扱く事ですよ、肉槍にあらゆる方向から刺激を与える事によって、精液を搾り取るんです」
ダインの言葉を受けて、三人は心を合わせて尾ナホを抽送を始める、一番上を担当するアーキアは上に上がった時に肉槍が抜けるのを不服に感じた様だったが、直ぐに絞った穴を突き破る感覚の楽しさに気付いてより絞め上げを強くする。
アーキア 「このコリってする感覚が堪らないよ、ルーフィンも気持ちいいよね」
そう問い掛けられた言葉に反応は無かった、何故ならカプセルに身体を預けたルーフィンは快楽の中でカプセルの肉壁に呑まれてしまい、今や肉塊から尻尾を突き出す姿を晒してしまっているのだ。
リレッタ 「ダイン様も意地が悪いですわ、ルゥ様を拘束しちゃうなんて」
ダイン 「ルゥの処女はまだ散らす訳には行きませんからね、代わりに身体中に遊魔の快楽を教え込んで虜にしてしまいます、今はまだ泳がせておきますが、いずれは遊魔の一員に加えて上げますので」
リレッタ 「ルゥ様が気に入られてリッタも嬉しいですわ、しっかりと遊魔の躾を体感して貰いませんと」
リエル 「やっぱりこうなってしまいましたか、でもリィとアキの事を考えて呼んでくれたのですね」
ダイン 「はい、二人とも既にわだかまりなど存在していないでしょう、存分にルゥを楽しませて下さい」
三人の遊魔はさらに嬉々として尾ナホを扱き始める、肉塊に包まれた本体の様子は解らないが、尻尾はピクピクと痙攣を繰り返しており、快楽を得ていない事など考えられない。
リレッタ 「ルゥ様も悦んでますわ、身体がこんなにも震えています」
アーキア 「まぁルーフィンも牝だからね、牝がダイン様に逆らうなんて不可能だよ、何せ解る身体にされちゃうからね」
リエル 「はい、最高の身体ですよね、遊魔になってそれまで得られなかった事が多過ぎて遊魔以外なんてもう考えられません」
リレッタ 「そうなるとルゥ様は可哀想ですわ、ダイン様と張り合う役目を与えられてしまうなんて、ダイン様は崇める事で全てを満たしてくれますのに」
ダイン 「持ち上げ過ぎですよ、ですがルゥにはルゥの役目を与えたいですね、私も手出し出来ない処女ですからそれを活かしてみましょうか」
ダインの指示で、肉塊に捕らわれたルゥの尻尾が半回転して行く、これはダインの尻尾カプセルの得意な、大股拡げのポーズでルーフィンが固定されているという事だろう。
そして、肉塊は形を変えてルーフィンの膝から上の下半身だけを露出させ、おへその肉ベルトから上に筋が出来ると半分に割れ、そこから上の液体に浸されたルーフィンの身体を露わにさせる。
アーキア 「尻尾が捩れちゃってるよ、もうアキ達の手コキはいいの?」
ダイン 「はい、今からルゥの意識の無いところでチョットした悪戯をします、折角の奪えない処女ですので、面白い事を試してみましょう」
リエル 「それ、遊魔が面白いだけですよね、ルーフィンの眷属の乳魔達は激怒するんじゃ無いですか」
アーキア 「いいじゃん、怒っても返り討ちにしてやるだけだよ、相手が乳魔なら無理矢理犯しても壊れないしね」
リレッタ 「何気に怖い事言ってますね」
アーキア 「ちゃんと人間に対して自制してるって事だよ、良い娘は結構いるから辛いんだよね」
リエル 「気持ちは解りますけど、公言されると複雑な気持ちですよね、リィで満足してくれていないんですか」
アーキア 「幾ら好物でも、毎日は食べられないでしょ、まぁリィはパンみたいなモノだから毎日食べるのが当たり前だけどね」
リエル 「リィもそうです、アキは主食ですから毎日食べちゃいたいです」
ダイン 「本当に仲が良いですね、アキを引き止めた事を少し後悔しますね」
この言葉は嘘だ、ダインはワザと嘘を言って、リエルの本心を確かめようとしている、堕液で堕としていないリエルの意識にまだ絶対的な自信を持っていないのだ。
リエル 「いえ、アキを引き止めてくれていたからリィは遊魔に成れたんです、お互いを理解しきれていない関係よりも、今の方が比べられない程素晴らしいです」
リエルの回答は十分にダインを満足させる物で有った、同じ遊魔でもダインは個々に仕様を変更しており、時折不安を感じて色々試しているのだ。
そして、ダインの悪い探究心は今ルーフィンの身体での試みに大いに燃え上がっているのだ。
おまけ
ザキトス魔族男性型 軽量で飛行能力を重視された女性型と違って、男性魔族は筋力と頑強さを重視されている。
男性魔族は単純に腕力で序列を争っていた様で、対人類戦闘において有益な戦力として機能していたが、反面従順さはほぼ皆無で、ザキトスは個々を競い合わせる事で魔族勢力をコントロールしていた、その際に用いられていたのがザキトス自身の魔力で、魔力の獲得は魔族の身体強化と直結していた。
だが、力を持ち過ぎた者はその主人に対して反意を抱く事が多く、数多くの男性魔族がザキトスの手によって葬られている。
歪な権力体制を持つザキトス魔族ではあったが、人類大陸の征服がほぼ確実視された時に転機が訪れる、ザキトスが新たに産み出した魔獣と呼ばれる生物は高い戦闘力と魔力を持ち、その血肉を生で食する事で魔族の身体能力を強化するという作用が確認されたのだ。
魔獣自体は当時亜人大陸と言われていた現混沌大陸に混乱をもたらす為に産み出されたモノでは有ったが、己が力を高める事の出来る魔獣の存在は男性魔族にとってとても魅力的な存在であった。
結果的に、ザキトスは男性魔族の懇願を受け入れるという形で混沌大陸へと男性魔族の殆どを追放する事に成功するが、勢力の弱体化を招いて人類に敗北してしまう。