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一度たりとも触れていない分身が、はち切れんばかりで辛い。
根本を締め付けられ、勝手に出すことも許されないまま、触られる事も一切ない。
解放への願望が募り過ぎて、頭がおかしくなりそうだ。
曲線が連なる道具で熱を与えられながら『出したい、出したい』と熱望するうちに、何時までも与えられぬ刺激を待つより、今得ている快感に意識が集中し始める。
内壁をぞりぞりと擦る刺激に舌を出してよがり。
体内で弾かれる蕾に身体を震わせる。
特に出て行かれる時の感覚が、腰が抜けそうな程良くて堪らない。
快感に意識が集中しすぎると、胸への刺激が疎かになってしまい時折指摘された。
その度に指で摘み上げるが、そんな時に限って奥を突かれ快感に気が逸れつい手を止めてしまう。
愉しそうな顔を見れば、否が応でも理解した。
確信犯だ。
余裕を失う姿を見る為に、狙いを澄まし刺激を与えている。
だが、理解したとて抵抗できる筈もなく・・
どころか、拒絶する理由も無い為にされるがまま醜態を晒す。
与えられる快感を受け入れ、並べられた選択肢の中から快楽を選んで貪る。
彼女もそれを望んでいると理解しているが故に。
だから私は、全身全霊をもって悦楽に身を呑ませ。欲望に従順な獣となる。
「あぎっ!おぐっ!おぐ!!に、もっどぉ!!」
あぁ、欲しい。
彼女の魔力を纏い始めたソレで、もっと深い所を突き暴いてもらいたい。
浅ましくも自ら身体を開き懇願すると、彼女は眩しい程の笑顔で応えた。
「あはっ!この欲張りっ!」
ずんっ!と奥の奥、最深とも思える程深いところに届いた性具が、触れてはならない扉を無理やり開け放った。
―深っ!?あ・・
恐怖にも似た感覚と共に、在り得ない程の快感が全身を包む。
バチチッと視界が明滅し、大口を開けて顎を反らすとそれによって喉奥が狭まり、悲鳴が途切れ行き場を失くした熱が心臓をぎゅうと締め付けて暴れた。
腹を中心に筋肉が収縮して、中の性具の形をありありと伝えて来る。
抱え持つ自らの尻に爪を立て、逃げ場のない衝動を少しでも軽くしようと足掻いた。
だがその努力も虚しく、襲い掛かる悦楽の激流にあっという間に意識が呑み込まれる。
残ったのはただ「気持ちイイ」と感じる感覚だけ。
欲望を吐き出す事なく達したのだと、何となく理解した。
びくん、びくんと跳ね動く分身につられるようにして、脚も時折ぴくりと引き攣る。
精を放った時とは違い、達した後の余韻が酷く長い。
僅かにしがみ付き残った意識で、朧気ながら自身の状態を把握する。
と、長い長い悦楽の余韻に浸かった曖昧な感覚が、一気に覚醒させられた。
今日初めての、分身への刺激によって。
「―ぁひっ?!」
「あ、良かった。起きたね」
開けた視界に飛び込んで来たのは、柔らかい性具に半ばまで飲み込まれた分身。
「な、あっ・・」
「えいっ」
「ひぃっ?!あっ、おっ・・」
軽い掛け声と共に一気に根本まで性具に包まれると、未だ抜け切れていない余韻で敏感になっている感覚が、強すぎる快感で焼き切れそうになる。
ガクガクと痙攣するように震える身体。
呼吸を忘れ、全身が強張り声も詰まる。
ぐちゅ!ぐぼっ!ぐちゅん!
「おひっ!お゛っ!あ゛ぐっ!」
無理やり与えられる強烈な刺激に、ただ喘ぐ。
つらい。きもちいい。やめて。
もっとして。いいの。おねがい。
きつい。やめないで。きもちいい。
たすけて。もっと。いいの。
きもちいい。こわれる。すき。
もうむり。これすき。
だいすき。
止めて欲しいのか続けて欲しいのか、自身でも解らない程に相反する願望が入り交じり、頭の中がぐちゃぐちゃにかき回されて乱れに乱れた。
「ひぎっ!あ゛っ!お゛っ!あひっ、あ゛ーっ!・・あっ!」
根本まで押し付けられ、深い所でぐりぐりと回し捏ねられる。
と、いきなりずぽんっ!と抜き去られた。
とろりとした粘液に塗れた分身が、びくっ!びくっ!と続きを哀願するように跳ね動く。
「はーいおしまい。今日はここまで!」
呆気なく告げられた終了の言葉に、思わず呼吸が止まる。
え、あ。うそ・・いや、だって・・そんな・・
「あ・・の・・」
「ん?どした?」
優しい微笑みを浮かべ、小首を傾げる彼女に自身の浅ましい願望をどう伝えたら良いか分らず言葉を詰まらせる。
「・・言ってくれないと分かんないよ?」
つつ、と。柔らかな羽で汗ばむ内腿を撫で上げ「ね?」と言葉を促すその顔を見て・・
『あぁそうか』と理解した。
お前の淫らな願望を言葉にして聴かせろと。
浅ましく醜態を晒し、欲望を懇願して見せろと。
彼女はそう言外に伝えているのだ。
沸き上がる悦楽に、ぞくぞくと背筋が震える。
あぁ。勿論。貴女が、それを望むのなら・・
「・・だし、たい・・」
「うん?何て?」
「もう一回言って?」と腕を組んで見せる彼女。
ごくりと唾液を飲み込んで張り付く喉を整え、意を決して欲望に塗れた言葉を放つ。
「出したいっ・・全部、最後の一滴までっ・・」
「イきたいっ」と告げ終えると・・
彼女は、それはそれは愉しそうに笑った。
「ふふ。良く言えました♪」
「偉い、偉い」と褒める声音に、じんっと幸福感が染みる。
嬉しい・・
幸せに身を震わせていると「じゃあ、ソレ。外そうか?」と分身を締め付ける道具を取り外すように言われる。
「はい」と素直に返事をして、いきり立つ分身の根本を手探った。
身を起こそうにも、まだ中に性具が入ったままだったので・・
ぬるぬると滑る指でようやっと袋の方を解放すると、後は空いた輪に指をかけて引いただけでずるんっと分身から枷が抜けた。
その時の刺激で「んっ!」と声が僅かに漏れる。
漸く自由になった剛直が、解放を喜ぶようにびくん!と跳ねた。
「上手に外せたねぇ。それじゃ・・」
「ご褒美の時間。だよ?」と。口元に笑みを浮かべた彼女は焦らすように告げる。
その言葉だけで絶頂への期待が高まり、呼吸がはっ、はっ、と短く早くなると心臓の鼓動も頭が痛くなる程に激しさを増した。
「好きに擦っていいけど。出来るだけ我慢した方が気持ち良いよ?」
「はい・・」
あぁ、ようやっと・・
「いくよ?」と開始の言葉を発した彼女は、入ったままの性具をゆっくりと動かし始めた。
ぬるるる、じゅぷん!
ぬろろ、とちゅん!
卑猥な粘着的な音と共に、すっかり馴染んだ性具が出入りする。
出て行く時はゆっくりと、入る時は奥を小突くように刺激され、堪らず顎を反らして嬌声を上げた。
「あ、ひんっ!お゛っ!んっ!」
突かれる度に分身が大きく振られ、腹に当たってぺちんっと滑稽な音を奏でる。
その刺激すらも気持ち良くて、快感がどんどん積み重なっていく。
このまま、握らずとも達してしまいそうだ。
「ほら、今更我慢しない。胸摘んで、自分で擦って?」
「は、いぃぃ・・」
少しでも長く耐えようと触らずにいたのに、指示されてしまっては仕方ない。
右手で振り動く分身を握り、左手で胸の突起を指で挟む。
ぬるると滑る分身を手の平で包むと、もう・・その刺激だけできゅうと下腹が収縮して中を抉られる感覚が強まり、一気に解放へと向かい走る。
耐えるつもりだった事など何処かに置き去りにして、快感を求めて粘液を指に絡め、先から根本まで滑らせた。
食いしばる歯の隙間からひっ、ひっ、と擦れた呼吸音が漏れ・・
ぐちゅぐちゅと分身を擦る音と、情けなくも零れる自らの嬌声が余計に快感を煽る。
握って10も数えない内に後が無くなり、今更ながら我慢を思い出してぎゅうと分身の根本を強く握った。
「あ、ぁ、あ、・・」
「もう限界?よわよわな息子くんだねぇ」
耐えるこちらを無視する形で、ぐちゅっ!とちゅっ!と性具が激しく出入りする。
中から直接煽られ、どうにか堪えていた快楽の波がとうとう最後の砦をひょいと乗り越えてしまった。
あ、も、これダメ・・
限界を悟り、その瞬間を最高の快楽で迎える為。右手を激しく動かした。
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