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【裏ファンコロ】とある豪商の、罪のない?悪戯

  「んふぅ-.......」

  少しづつ意識が戻ってくる。昨日は珍しく酒場で呑みすぎてしまった。誰だったろう?呪術や薬学の知識の話をしていたのは覚えている。相手の博識さに舌を巻き、話が弾み.....勧められるままに酒を呑んで.....ああ、あの後、

  「どうやら勧めすぎてしまったようじゃな。今日は儂の所に泊まっていくと良い」

  初対面の相手の筈なのに、その言葉に甘えてしまって....相手の迎えの馬車に乗り込んだ所までは覚えている。派手さは無いが、とても上品な落ち着いた蒼の漢服を着込んだ恰幅の良い....あれ? 何故顔が思い出せないのだろう。あんなに親切にしてもらったのに....?

  馬車の窓から外を眺めていたら、とても大きなお屋敷に入っていくのを見て驚いた。裕福な商人なのか、貴族なのか、兎も角、会ったらお礼をきちんと言わないと。

  先ずはちゃんと起きて身だしなみを整えないといけないな....

  ?? アレ? 周りが見えない。目が開いて....いる筈なのに?

  きっと布団を被って居るんだろう。それとも、うつ伏せで寝ているのか?

  ちょっと起き上がろう。上半身だけでも.....アレ?

  手が、腕が、動かない? 寝ぼけている?

  .....だ、駄目だ。動かせない。いや、少しだけ動かせるが、何かが....皮膚に食い込んでいる?な、縄!?

  な!? 一体どういう事だ? これは一体......

  「んぅ?(どういう事?)」

  口が....何か布が押し込められて舌が抑えつけられている。口端にも布が食い込んでいて、とても吐き出せない。それじゃあ、視界が効かないのも.....やっぱりそうか。目隠しだ。布が目の周りに何回りか巻かれている。

  脚は....やっぱり駄目だ。手も腕も脚も縄がしっかりと食い込んで、手首は背中で括られて、脚も一本の棒の様に爪先まで縛られて、殆ど動かせない。こうなったら.....

  だ、駄目だ!? 詠唱が必要ない呪文も効かない。これじゃあ、周りの様子が全く....

  何か、様子が判る様な....臭いは? あ、何か鼻の上にも、布が被されている。うッ....なんだろう、このむわっとする男臭い布は....臭いの所為で頭が痺れてきた....

  あ、でも、耳は....耳だけは、周りの音が聞こえる。外で鳥が鳴いている音が微かに....でも其れ以外の音がまるで聞こえてこない。足音も何も....

  兎に角、感じられる事だけで、今、自分がどうなっているのか、整理しなければ。

  縄が....腕に、胸に、腹に、手首に、股間に、太腿に、膝に、くるぶしに、足首に...首元から爪先の親指まで全身にしっかりと肌に食い込んで、躰の動きを封じている。どうやら裸に剥かれて縛られている。布がかかっている感覚が無い。姿勢は....うつ伏せだと思う。下に柔らかい布団みたいな物が敷かれているみたいで、腹や脚が、自分の重みで下に敷かれた物に押し付けられている。顔の所と胸の所と陰茎の部分には穴が空いているのか、そういう押しつけは無い。なんだか恥ずかしくなってくる。素っ裸で全身を縛り上げられて、股間の部分が剥き出しにされたままというのは。

  這って躰を動かそうとしたけど、どうやらこの場所に縛り付けられているようで、全然動けない。頭を上げようとしたけど、頭の後ろに縄が巻いてあって、顔を上げられない。先程、もう一度、詠唱が必要ない呪文を試したけど、呪文が形にならない。何か呪法なのか、札なのか、魔法陣なのか....呪文を阻害する拘束もされているらしい。

  いよいよもって、何も出来ないという事が理解できると、不安がどんどん高まってくる。こんな事を一体何の為に? 自分は大金持ちや貴族の親や親戚など居ないから、金目的ではないだろう。それとも....いや、あの秘術は里の者以外にはあまり意味が無い筈だ。じゃあ、こんな事をして一体? 大体、何で裸に剥く必要があるんだ?

  ............

  ........

  ....

  ダルクがそんな事を考えながら、暫く躰を僅かに蠢かしていると....不意に耳元で

  「どうやらお目覚めの様ですな」

  ダルクがビクリと躰を震わせる。近づいてくる足音が全く聞こえなかったからだ。なによりも、声だけはしっかりと覚えていた。昨晩の、自分に酒を勧めたあの相手だ。一体何をされるのか?緊張と不安で脂汗が背中と腹と脇の下と股間に滲み、躰を固くしていると

  「昨日は楽しいお酒でしたなぁ。儂は貴方の事が気に入ってしまったのですよ。其れで....もっと親密な関係になりたいと、そう思いましてな。儂の屋敷にご招待させていただいた訳です」

  とても深みのある優しい声だ。こんな状況じゃなければ、うっとりと聞き惚れてしまいそうだ。しかしこんな状況とてもじゃないが、受け入れられる訳が無い。ダルクが

  「んぅぅぅ(縄を解いて....)」

  言葉にならない呻きを猿轡の下からあげれば、暖かく厚みのある手のひらで優しく躰を撫でられる。そして

  「そんなに怖がる事はありませんよ。じきに『良かった』と感じる様になりますから。しかしまあ、今、貴方がどういう状態なのか興味があるでしょうから、見せて差し上げましょう」

  手が頭と背中辺りを弄る。どうやら縄の一部を解いているらしい。そうしてから

  「さて、ちょっと持ち上がりますよ」

  何かを巻き上げる音と共に、ダルクの躰の膝から上が、背中に括り付けられた吊り縄で引き上げられていく....丁度立て膝の状態で、ダルクの躰が固定される。耳元で

  「さあ、今から目隠しを取りますからしっかりと正面の鏡を見てご覧なさい」

  そう言われて、目隠しがゆっくりと外されていく。目を瞬いていると、周囲の蝋燭に照らされて、ダルクの今の姿が、目の前の大きな鏡の前に顕になる。

  銀灰色の毛並みの裸体に対して、よく映える赤い縄で....上半身を亀甲の文様に隙無く縛め、胸周りは、周囲の肉を寄せ集める様に絞られて、さながら女性の乳房の様に丸く突き出していた。肘と二の腕は脇の下からの縄できっちりと締め上げられて微塵も動かせない。下腹部も陰部を囲う様に縛られて、股間から膝下には、縄がしっかりと食い込んでいた。そして.....臍の辺りの体毛の部分には、文様と文字が書き込まれていた。ダルクにも見覚えがある。魔封じの呪文だ。どうやらこれの所為で、呪文が封じられているらしい。

  口にはしっかりと猿轡が食い込んで口端に食い込み、更にその上、鼻頭の所に黄ばんだ褌がかけられていた。臭いの元はこれらしい。

  更に鏡に写った自分の姿の下方に視線を移せば、自分の足元....丁度自分がさっきまで寝かされて縛り付けられていた台だ。その台は上に布団の様な柔らかい布が取り付けられており、ダルクの顔に当たる部分と、胸の部分、陰部の部分には大きな穴が空いていて、先程の様にダルクがうつ伏せでこの台に縛り付けられていても、陰部も胸も顔も圧迫されずに楽な姿勢を取れていたらしい。お陰で呼吸するのも楽だった。どうやら完全に穴になっているらしく、ダルクを台に縛り付けても、台の下から穴を通して顔や胸や陰部を弄れる様になっているらしい。

  蝋燭の薄明かりによって鏡に映るダルクの隙無く緊縛された裸体はとても淫靡に見えた。我知らずゴクリと生唾を飲み込んで見入っていると、

  「どうやら気に入ってもらえたようですな」

  声の主の顔は丁度影になっていて、種族さえも判らない。その事が一層不安を掻き立てる。その言葉にあわてて首を振り

  「んーー!!(ち、違う!!)」

  と否定の呻き声を漏らすも、そんな様子を気にする事なく

  「ふふ、さてこんな所をこの様に弄られた事はありますかな」

  鏡によく見える様に、手の平に陰嚢と陰茎を乗せて持ち上げ、もう片方の手の指で、陰茎を弄り始める。必死になって躰を捩ろうとするも、膝頭から下は今も台にしっかりと固定されたままだ。ダルクの陰部は為す術もなく弄られるのみ。すると....ダルクの意志に反して、徐々に陰茎が上に持ち上がり始めた。

  「んーー!!(ち、違う!!)」

  必死に首を振るも、とうとう皮が剥ける程に肥大してしまった。声の主が嬉しそうに

  「やあ、これは立派だ。これなら雄としても通用しますなぁ」

  そう言うと、どこからか細引きを取り出して、陰茎の根本から、陰嚢までをきっちりと縛り上げた。そして

  「さて....これからが本番ですよ。もう、自分がどうなっているかも判ったでしょうから、十分でしょう。後は全て儂に委ねてくれさえすれば、今まで味わった事の無い快感に目覚める事が出来ますよ」

  そうして再び目隠しが戻されると、ゆっくりと躰が台の上に寝かせられ、上から縄が掛けられて、再び台の上にしっかりと固定されてしまった。ダルクは泣きそうになりながら

  『俺はどうなってしまうんだ....』

  と怯えていた.....

  手が滑らかにダルクの....縄の隙間から露出した背面部の肌を撫で回す。感触からして何か油の様な物が指に塗られているのだろうか?満遍なく指が動き回り、油の様な物が塗りつけられ、背中全体がほんのり暖かくなってくる。つむじ、首筋、肩、腰、尻、腿、足裏と入念に。けっしてゴリ押しはしてこない、まるでマッサージの様に軽やかにダルクの背面部を太く柔らかい指が跳ね回る。そして、要所要所を摘み、押し、揺らし....ダルクは不安が徐々に和らいで来た事を感じていた。

  『乱暴な事は、されないのかな....』

  と同時に、今の姿を想像して羞恥心が募って、顔が真っ赤になり、動悸が早くなる。脂汗がたらりと流れ落ちる。今のダルクの姿は、たとえ強制された物とは言え、どう見ても変態そのものだ。何一つ身動き出来ない様に拘束されているのに、イチモツはしっかりと膨らんで細い縄で縛り上げられている。指先が敏感な所....腿、尻、股間を揉んでくると、更に興奮が高まる。理性では『一刻も早く逃げ出なければ』と思っているのに....一方で、声の主が言う『親密な関係』にも僅かに興味を惹かれ始めていた。

  その内に、尻周りを重点的に揉んでくる様になってきた。両手の指が両の尻たぶを掴んで揉み上げる。太腿も同様に。指先に塗られた油が、其処に塗りつけられて暖かくなっていくる。その内に、指先が太腿と太腿の間、内股に侵入してくる。指先が1本、太腿に挟まれたまま前後する。内股が擦られる感触が心地よい。股間に更に血が集まってくるのが判る。縛られた陰部が更に膨らもうとして、巻きつけられた細引きに食い込む感触が伝わってくる。指が2本、3本と増え、内股を掻き回し、突き抜けて陰嚢に触れて、内股から陰嚢を弄くられる。

  「ん......」

  思わず呻きが漏れてしまう。暫く陰嚢を弄られていると、指が全て引き抜かれた。『何事だろう?』と思っていると、両手で両の尻たぶが掴まれて、外側にグイッと開かれた。尻たぶの内側に隠れていた尻穴が露出して、この部屋の粘っこい空気に晒された事が判った。そして....

  「んぅ!(ひぃ!)」

  舌が、尻穴周りを舐めてきた。ああ、だ、駄目.....そんな.....

  舌先が、徐々に尻穴に侵入してくる。あひぃ!ああ!止めて!あぁあぁ.....

  とうとうこじ開けられてしまった.....躰の力が抜けていく....でも、股間が熱くなって.....

  指と舌が尻穴を侵していく....

  とても....とても長い....時間に感じられる。なんだか、頭の芯が痺れてしまった....あぁ....

  でも....それも....やがて....終わってくれた。指と舌が尻穴から離れた。はぁ..はぁ....

  だけど、今度は、何か「ドサッ」と大きな音がしたかと思うと、台がギシギシと鳴り始める。今度は一体.....? 『何か?』が躰の上にのしかかって....え? お腹? 胸? え? え? え!? 尻に当たっているのは、相手のイチモツ!???

  まさか....背中に乗っかられている!? 全裸で!?

  あ! 躰を擦り付けてくる....あ、暖かい....はあ.....あ、あ、熱い....躰が熱くなってくる....ああぁぁぁ....だ、駄目だ....蕩けそう....

  ああ....どんな男?が自分の上に全裸で覆いかぶさっているのだろう? 無理矢理こんな事をされている筈なのに、なんで気持ち良く....

  その淫靡な光景を想像して更に動悸が早くなる。その内に、声の主....影男とでも呼ぼうか。影男は全身を使って更にダルクの躰を弄ってくる。背の上に腹ばいになり腹や胸や太腿を背面部に擦りつけてきて、耳孔に舌と吐息を流し込みながら、両手でダルクの縄で引き絞られて膨らんだ乳房を揉みほぐしていく。その度に呻き声を漏らすダルク。影男が耳元で囁く

  「ふふ、初めてだと言うのにまるで淫乱な雌豚のようですなあ」

  言葉でダルクを詰る。しかし、その言葉さえもダルクには気持ち良く聞こえてしまう。躰がどんどん暑くなり、汗が全身から滴り落ちる。

  縄には媚薬が染み込ませてある事を、ダルクは知らない。汗をかけば媚薬は縄から溶け出し、躰を蠢かせる度に皮膚に縄が擦れて、媚薬が擦り付けられる。ダルクは知らず知らずの内に縄が肌に食い込む事に快感を覚え始めていた。呻き声に嬌声が混じる。

  『もっと、もっと弄って欲しい』と.....

  その内に、胸の乳房を絞るように台の穴から錘が吊るされる。ダルクが、呻き声を漏らす。

  「やれやれ、ダルク殿は想像以上に淫乱な様だ」

  その言葉に、更に興奮が高まる。影男....正体が見えない事も、その事に関係していた。初めから男にされている行為ならば、ここまで興奮しなかったかもしれない。だが、影男....身分はおろか顔さえも見えない影の様な存在に翻弄されている事が、男にされているという感覚を薄れさせて、なんだか夢見心地の様な感覚に陥っていた。『本当に現実なのか?』と....

  無論、躰を嬲る指や舌は本物で、その感覚も生々しい物になっていく。その内に、影男は台から降りると、一方の手を台の下に突き出ている男根を握り、もう一方の手は尻周りを弄り始める。両手共に、粘り気のある液体がまぶしてあり、男根を擦り立てる度に雄の快感が、そしてそれを継続しながら.....もう一方の指が尻穴をこじ開けていく。先ずは一本ズブリと...

  「んぅ....(ぅあ....)」

  異物感は当然ある。しかしもう片方の手で男根を扱かれて、その快感で異物感が中和される。そのまま指一本でかき回していく内に、肛門入り口の性感帯が、どんどん感じる様になっていく。更に指が二本に増える。異物感と肛門の快感がせめぎ合う。その内に、直腸の内壁をかき回される事の快感が加わってくれば、異物感が消えていく。暫くそうして指二本で尻穴をかき回されながら、もう片方の手で男根を扱かれる。そうした事が延々と続いた。ダルクとしては、男根の扱きだけ、もう3回はイッていた。しかし男根の根本を縛る細引きが其れを許さない。溜まった性欲は、根本でせき止められていた。その内に、不意に尻穴の指が引き抜かれる。尻穴は不満そうにピクピクと綺麗なピンク色で口を開平していた。其処に、太さは丁度指2本の太さながら、指よりも遥かに長い.....張り型がズブっと挿入される。そして少しづつ抜き差ししながら直腸の最奥....前立腺の裏へと到達した。影の手が張り型を掴んで、ゆっくりと尻穴から抜き差しする。押し込んで前立腺をグリグリと押しつぶす。引き抜いて、腸壁と肛門を刺激する。そうした行為が繰り返される。

  ダルクの神経は、未知の快感に焼ききれそうになっていた。男根を巧みに扱かれながら、後ろから肛門・腸壁・前立腺を繰り返し刺激される。全身から汗が吹き出し、皮膚全体に媚薬が縄で擦り込まれる。何をしても、快感が襲ってくる。

  「んぅんー!!!(ああー!!!!)」

  嬌声のみの呻き声を漏らしながら、躰を悶えさせるのみ。台がギシギシと揺らぐ。やがて....影の指が、男根を縛めていた細引きを解くと、男根を一層激しく擦りたて、尻穴の張り型をより激しく抜き差しすれば、

  「んんー!!!」

  という呻き声と共に、男根から

  白濁液が床に流れ落ちていく。それは刺激を与える事を止めても、躰をビクビク震わせながら何度も何度も続いていった。やがて....全てを出し切って尚も躰を痙攣させていたダルクの動きが止まった。どうやら気を失ったようだ。

  影男は、縛られたまま果てたダルクを見ながら満足気につぶやく。

  「一回っきりで、この堅物さんを気持ち良くさせてやろうとも思ったが、それでは少しおしいのう。もう暫くは、ここでたっぷりと雌としての快楽を仕込んでやるのも悪くないかのう」

  ここは、とある豪商の、蔵の地下に秘密裏に設けられた座敷牢。ここの事は、一部の者しか知っておらず、幾ら泣き叫ぼうとも、外には殆ど声が漏れる事は無い。まして....旅の呪術師が居なくなった所で誰が気にしよう。そう考えると、影男....豪商から我知らず笑みが溢れる。

  『さてさて....どんな好みの雌に躾けてやろうか』と....

  ・

  ・

  ・

  ....意識が戻ってくる。

  「んぅ.....」

  昨日は、酷い夢を見たな....何処か、暗い牢獄の様な場所に連れ込まれて....良いよう躰を弄ばれて....でも、途中から凄く気持ち良く.....

  いやいや! そんな筈は無い! まだ混乱しているのだ。兎に角、起きよう。

  あれ? 何も見えない? 目は開いている筈....布団の中だからか? 躰を起こさないと....

  ??躰が、動かない....縄が躰に? 腕も、脚も....!?

  昨日のアレは....夢じゃ無かったのか!?

  「んんー!!(そ、そんな....)」

  ゴクリと唾を飲み込んだダルクの耳元に、あの....聞き覚えのある、深みのある優しい声が

  「どうやらお目覚めの様ですな」

  囁いてくる。そんな....アレは、全部、本当の事....なのか....

  優しく頬を撫でられ、そして

  「ふふ。これからどうされるのか、不安でたまらない。そんな顔ですな。御安心なさい。貴方は此処から出ていく時、人生の新たな『楽しみ方』を一つ覚える、其れだけですよ」

  声の主の指がサワサワと尻を撫でる。あ....股間が....また、膨らんで....

  と、兎に角、このままじゃ....せめて話だけでも....何かを訴えた所で、直ぐに開放してくれそうもないが.....

  「んぅー!!んぅー!!(猿轡、取ってくれ!!)」

  すると、

  「ああ、そう言えば昨日は、お食事を出してませんでしたな。これは失礼しました。直ぐに持ってこさせましょう」

  何かチリンと物音がしたような気がしたが、小さすぎて良く聞こえなかった。兎も角も食事をさせてくれるようだ。多分、猿轡は取ってくれるだろう。上手くすれば縄も....一瞬だけでも躰の自由を取り戻せれば、声の主をなんとか捕まえて....まあ、其れは望み薄でも、交渉くらいは....

  声の主の手が背中で蠢く。どうやら縄の一部を解いている様だ。声の主の手で上半身を優しく抱える様に起こされ、台の上に正座する形で躰を固定された。尻が足裏に乗っかる安定した姿勢になると、今度は立てられた背中で声の主の手が蠢く。躰を動かしてみると、どうやら立ち上がれない様に、背中と台を縄で結ばれたらしい。

  「んぅ.......(はあ....身動き取れずか....)」

  そうして溜息をついていると

  「さて、お待たせしました。食事ですよ」

  鼻上に被せられた男臭い....褌にしては少し小さい様な?布が取り払われる。猿轡が外されていく。口端に食い込んでいた布が解かれ、口の中に押し込まれていた布が手際良く引き抜かれていく。目の周りを布で三重に回されて視界を覆っていた目隠しがゆっくりと外されていく。目を瞬いてみれば、前日同様に、目の前の大鏡には、台の上で緊縛された自分の姿が映る。隙無く縛り上げられている姿に

  「はぁ....」

  これではとても逃げる事など出来ないだろう。思わず溜息を漏らすダルクに

  「おや? 食事が気に入りませんか?」

  と声の主から言葉がかかる。そう言われて『ああ、食事の為に猿轡も、目隠しも取られたのだったな...』とダルクが思い出す。少なくとも食事も取らせずに、良いようにこちらの躰を弄ぶような、こちらの苦しむ姿を見て楽しむような嗜虐嗜好の持ち主とは違う様だ。少なくとも食事の時くらいはまともに話くらいは出来るだろう。先ずは話でも....そうして鏡を見て違和感に気づく。昨日は、声の主の顔が判らなかったのは、明かりの所為だと思っていた。しかし....目の前に置かれた食事....美味しそうに湯気を立ち上らせる彩り豊かな、高級そうな料理が仔細まで見える。なのに....声の主の顔が....見えない。な、なんで...?

  「さて、申し訳ありませんが、今はこれ以上縄を解く訳にはいきませんので、私が貴方の口へ食事を運びます。不便でしょうが、我慢してください。なに、ほんの一時の事です。貴方が、この『楽しみ』を覚えた頃には、縄など要らなくなるでしょうから」

  そう言って、スープを蓮華でひと匙すくって口元に持ってくる。美味しそうな臭いと、喉の渇きがダルクを刺激する。兎に角食事はまともにさせてくれるようだし、その間に話を自然に持っていこう。そう考えると、口元に持ってこられた蓮華に僅かに口を開けば、丁寧にスープが口中に注がれてくる。

  「旨い....」

  思わず言葉が口から出てしまった。喉が渇いていた事もあったろう。腹が減っていた事もあるのだろう。しかし、これは......

  「御気に召して何よりです」

  声の主が満足気に微笑んだのが見えた。へ? 表情が『見えている』? なのに、なんで顔が....見えないのではなくて、判別出来ない?

  「おや? 何か、お気に召さない所が?」

  「あ、いや....料理は、その....とても旨い....正直、初めてこんな旨い物を食べた気がする。彩りもとても綺麗だ。だがその....どうして貴方の顔は見る事が出来ないんだ?」

  声の主が袖口に口を当てて、うふふ、と笑う。そして

  「実は、一昨日、呑み屋で一緒に飲んでいた時に魔法薬を一服盛らせていただきまして。心に働いて、人の顔を判らなくさせる効果があるのですよ」

  「な!?」

  「ご心配なく。後遺症は残りません。効果が切れれば、直ぐに元通りに人の顔が判る様になりますよ」

  暫く沈黙したダルクが

  「その....正直、顔も判らない相手では落ち着かない。解毒剤は無いのだろうか?」

  「申し訳ありませんが、効果を打ち消す薬はありません。何、心配ありませんよ。貴方が私に再び会いたいと思えば、会えるように手筈を整えておりますから。それよりも、食事が冷めてしまいますぞ」

  「あ....判った」

  その後、ダルクは口に運ばれる食事に『旨い...』を何度も繰り返し、話の話題も料理の話へと移っていった。やがて全ての料理を平らげたダルクは素直に

  「ご馳走様でした」

  と言う言葉を出してしまう。其れを受けて

  「いえいえ、こちらからお招きしたのに食事を出し忘れるとは、どうも申し訳ありません」

  と恭しく頭を下げる。その態度にどうにもダルクも調子を狂わされる。

  「あの....ご主人.....こんな方法でなければ、私も素直にお招きに感謝出来るのだが....」

  と暗に『捕縛を解いて欲しい』と言ってみるのだが、

  「ふふ。これまで貴方は、こういった『楽しみ』を自制する生き方をされてきたのでしょう?今回の様な『おもてなし』でなくては、貴方にこの『楽しみ』を教える事は出来ません故。なに、少しばかりの辛抱です。そう時間はかかりません」

  と告げられると、口の周りを丁寧に拭われ、再び厳重に猿轡と目隠しを付けられてしまう。最後に鼻上が褌なのか?「男臭い」布で覆われる。そして、再び台に寝かされて、縄で縛り付けられてしまった。

  去っていく足音は聞こえなかった。しかし、声の主の気配は確かに感じなくなった。

  『居なくなった、のか?』

  正直、直ぐ側に居られても判らないだろうとは思ったが、取り敢えず『居ない』事として考える事にした。先程の事から考えられる事を整理してみる。

  先ず、どうやら捕まえて苦しめて喜ぶ様な『嗜虐嗜好』の持ち主では無いようだ。ちゃんと食事もさせてくれる。『招き方』がかなり変わっているが、悪意からでは無いらしい。しかし....ならば、一体何が目的で?....

  確かに昨日、自分は『初めて』の快感を味わった。正直、興味が出てきたのは否定出来ない。しかしこんな方法を取らずとも....

  やはり判らない事だらけだという、昨日と同じ結論に落ち着いてしまう。兎に角、今直ぐ殺されるとか、売られるとか、そういう事にはなりそうもない。それに....今の状態では、取り敢えず言う事を聞くしか無い。というか、される事を受け入れていくしか.....

  「んぅー.......(はぁ........)」

  兎に角、もう少し大人しく様子を見るしか無いだろう。その間にも、声の主の言う『楽しみ』を植え付けられていく訳ではあるが....

  食事をした事で、ひと心地ついてしまったダルクに眠気が襲ってくる。そうでなくとも、音以外は何も入ってこないのだ。臭いさえも.....そのままダルクは眠りに落ちた.....

  ・

  ・

  ・

  ....意識が目覚め始める。視界は....効かない。目隠しをされたままだ。口も....猿轡がしっかりと施されて、僅かな呻きぐらいしか漏らせない。躰の触感を確かめる。腕は背中にしっかりと縄で捕縛され....脚は....?

  今迄、腹の下に感じていた台の感触が....どういう事だろうと、躰を蠢かしてみる。ギシギシと縄が軋む音が鳴り、背中と膝裏と足首に縄から吊られている感じが....不意に耳元で

  「どうやら起きられた様ですな」

  あの声だ。流石に三度目ともなると、そうそう驚きはしないが....今度は一体? そう思っていると

  「さて、今度はもう少しキツめのに慣れていただきましょう」

  そう言うと、再び目隠しがゆっくりと外される。正面の大鏡に写るのは、背中と両膝と両足首を開脚状態で、仰向けに天井から吊るされた姿。自分の股間を見せつけられている様で、やはり恥ずかしい。其れに、今迄は下に「寝かされた」姿勢だったのが、完全に宙に吊られている。その所為か、胴体の縄が全体的に締め付けられる様な感じで少々キツい。だが、それよりも....今迄だって自由が効かない状態ではあったが、台の上に寝かされている事で、多少は露出が少ない状態だったのが、今は「銀灰の毛並みの裸体に映える赤い縄で全身を緊縛されて全く自由の効かない」「赤い縄目からはち切れる様にはみ出す銀灰の毛並みが淫靡な裸体」が「無防備に完全に空中に晒されている」....その事が羞恥心と被虐心を煽り、赤面させ、動悸を早くさせる。更に....

  「ほう? どうやらまんざらでもないようですな。この御姿」

  耳元で熱い吐息と共に告げられれば、より一層の羞恥心と....興奮がダルクを襲う。股間のイチモツが徐々に大きくなっていく。開脚されているので、股間のイチモツと、散々弄られた尻穴が同時に見えるのがいやらしい....これ見よがしに、声の主に尻穴に指を突っ込まれてクチュクチュといやらしい水音を立てられれば、イチモツが一層いきりたってしまう。恥ずかしいので、なんとか興奮を鎮めようとしても、声の主の指は容赦なく股間のイチモツを、尻穴を、同時に扱き掻き回し、いやらしい水音と共に興奮を煽ってくる。見る見るうちに大きくなったイチモツと陰嚢を昨日同様に細引きで縛り上げて、勝手にイケないようにされてしまう。縄がイチモツと陰嚢に食い込む感触も興奮を誘う。血液が集まって更に膨らもうとするイチモツに細い縄が食い込んでくる。

  躰が熱くなってくる。駄目だ....こんな姿、見ているだけで、躰が熱くなってしまう。早く目隠しを戻して欲しい。そう思っていたら

  「今日は目隠し無しでいきましょう」

  とにこやかに告げてくる。思わず声の主を凝視するが、

  「御自身の姿が見えている方が、より興奮するでしょう?」

  駄目だ....完全に『読まれている』....自分で目を瞑ればとも思うが『見れる』となると、どうしても鏡に目が行ってしまう。どうやら....認めたくないが、声の主の言う『楽しみ』に自分も惹かれつつあるらしい。一体、自分の躰はどうされてしまうのか?怖さと同時に....本当に僅かではあるが『楽しみ』な自分が居る事を自覚する。なんだか投げやりになりつつある自分もだ....どうせこの声の主の手から逃れる手段がないのなら、素直に楽しませてもらった方が良いんじゃないか?と.....

  空中に吊るされている為、色々な箇所が「見られ放題」「触られ放題」である。背中や尻は元より、下腹部や胸、股間、脇の下....撫でられ、抓られ、舐められて.....その姿を鏡越しに見ているだけで躰が熱くなってくる。例によって、尻穴を舐めあげられれば、思わず呻き声を漏らしてしまう。その姿が正面の鏡に丸写しならば尚の事。躰が熱く熱く滾ってくる。ある程度、舌で弄られた後は、尻穴に軟膏の様な物を丁寧に塗られて、昨日よりもほんの少し大きい張り型を差し込まれる。軟膏は魔法薬の一種で、何でも躰の細胞分裂を活発にする物らしい。これで毎日少しづつ大きな張り型を挿し込んでいけば、通常の尻穴拡張よりもだいぶ早く大きく出来るのだそうだ。早く大きくしてどうするつもりなのか、説明は無かったが....

  少しきつめの張り型を抜き差しされ、イチモツを扱かれ、乳首を指で摘まれ、吊られた為に上半身の縄が全体的に引き締まる。脚が両側に開かれる形で引っ張られて股間が露わにされる。躰が熱く熱く滾る。良いように弄られる姿を鏡で見せつけられて心の昂りが収まらない。次第に意識がぼやけてくる.....

  「もう良いでしょう」

  声の主の手が、ダルクの猿轡に伸びて、ゆっくりと外していく。口端にキツく食い込んだ布が外され、口に詰め込まれた唾液でぐっしょりと濡れた布が口から引き出されていくのを、ぼうっとした目で眺めていた。熱い眼差しが上から注がれる。上から乗りかかる様にダルクの口に喰らいついて、舌を絡め、熱い口吻を交わす。舌を通じてねっとりとした液体が唾液と一緒に流れ込んでくる。マタタビ媚薬、だろうか?....長い長い口吻の後、

  「ぷはぁ」

  「はあぁ...」

  止めていた息を、勢い良く吸い込む二人。そのまま後ろからダルクの躰を抱え込む様にして、鏡に見せつける様に、股間の、張り型を抜き差しし、イチモツを扱く。媚薬の効果もあるのだろうか?ダルクはその光景を涎を垂らしながらうっとりと見つめていた.....

  何度か絶頂を迎えて震えるダルクの躰。しかし根本で縛られたイチモツが其れを許さない。うわ言の様にダルクが呟く。

  「イかせて....イかせて....」

  しかし声の主の手はダルクの躰の各所を弄くり回し、張り型とイチモツを弄る事を止めない。やがて、声が小さく消え入りそうになった刹那、声の主の手がイチモツと陰嚢を縛る細引きをするりと解けば、ダルクの躰が宙で大きく仰け反って痙攣しながら、盛大に精液を吐き出して股間と下腹部を汚しながら下にドロドロと流れ落ちていく。其れはダルクの躰の下に出来た汗の溜まりと混ざりあって独特の臭気を周りに振りまいた。その臭いを胸一杯に吸い込んだ声の主は、気持ち良さそうにダルクにもたれ掛かる。ダルクもまた、精液を出し尽くした後も、躰を痙攣させていたが、やがてぐったりとして動かなくなった。

  銀灰の毛並みを赤縄で飾られ天井から上向きに吊るされた、逞しいがしなやかな肢体の雄猫は、股を開いて股間を露出させ、股間と下腹部を白く染めて、うっとりとした表情で顔を仰け反らせ口からの涎で頬を濡らしながら気を失っていた....

  ・

  ・

  ・

  ....意識がゆっくりと、覚醒していく.....

  相変わらず縄が躰に食い込んでいる。後ろ手に縛り上げられて、上半身は微塵も動かせない。口には猿轡、脚は....膝を折りたたまれた状態で付け根と足首を縛られ、両側から膝頭の後ろを通した縄で開脚させられていた。背中には握りこぶしよりも細い鉄柱が天井まで伸びていて、其処に寄り掛かる形で、床に尻を着けた状態で目の前の鏡と正対していた。赤い皮の頑丈な首輪が嵌められていて、後ろの鉄柱から飛び出ている鈎に留め金で取り付けられていた。軽く頭を動かそうとしたが、直ぐに首元が首輪で締まって殆ど動かせない。鼻上には布は被されておらず、目隠しも無い....

  自分の、昨日とはまた違う縛られ方に軽く興奮を覚える。だが、その前に....

  「ん.......(お腹...重い.....)」

  かれこれ三日間、食事はきちんと与えられているが、そうなると....出るべき物が下腹に溜まってくる。膨満感がキツい....今日も食事の時間があるなら、便所に行かせて欲しいと訴えるつもりだ。鏡の上の方に視線を動かせば、既に声の主が後ろに立っていた。

  「お目覚めの様ですね」

  やはり顔は判別出来ない。今日は何をさせられるのだろう? だが、その前に、このお腹をどうにかしないと。

  「んー.....んー......」

  目でも訴える。兎に角、猿轡を取ってもらわないと.....

  「慌てなくても、喋らせてあげますよ」

  ふふっと笑みを浮かべて、後ろから猿轡を外していく。やはり表情が判るのに、顔が判別出来ないこの感覚は慣れない。薬の効果が早く抜けてくれれば良いのだが....

  そうこうしている内に口に押し込められていた布も引き抜かれて、口も舌も自由になる。ほうっと息を吐いてから、声の主に訴えかける。赤面しながら

  「お腹がキツいんです。もう三日間も出してないですから....逃げませんから、便所に行かせてもらえませんか?」

  主導権は向こうにある。此処はお願いするしかないだろう。其れに....向こうも、こんな所で漏らされたら困るだろう....そう思っていたのだが....

  「成る程、丁度良いですな。そう思って私もこれを連れて来たのですよ」

  声の主は手に持った大きなフラスコを見せつける。何か粘り気のある水色の液体が入っているようだが....

  「それは....なんです?」

  恐る恐る聞けば

  「市井でも密かに出回っている、ある用途向けに品種改良されたスライムですよ。丁度こういう時の為にね」

  そう言うと、フラスコの中身を傾けて、ダルクの股間に垂らしていく。やがて全部が出て来ると、徐々にまとまった形になって動き始めた。ダルクがゴクリと唾を飲み込みながら、眺めていると、其れは....ダルクの尻穴に侵入し始めた。

  「ひゃっ!!ぐぅ!!」

  思わず腰を浮かそうとするが、首輪が喉元を締め付けて呼吸が止まりそうになる。殆ど動けないまま、スライムが尻穴をこじ開けて侵入してくる。ただでさえ膨満感で苦しい下腹が更に膨れてしまう。その圧迫感に

  「あぅ.....ちょ、ちょっと....駄目....漏らしちゃう」

  ダルクの弱音に、声の主が優しくダルクの頭を撫でる。

  「暫く我慢してください。間もなく楽になりますから」

  スライムが腸内を動き回る感触に、冷汗が垂れる。排泄物が溜まっているから尚更だ。しかし....暫くすると、徐々に膨満感が薄れてきた。相変わらず、スライムが動き回る感触が伝わってくるが、先程までの膨満感が嘘の様に消えていた。

  「これは....?」

  「奴隷のトイレ用に他国で品種改良されたスライムですよ。いちいちトイレに行かせる手間と、逃亡の危険性を排除する為に、人の老廃物を捕食して完全に消化する様に調整された物です」

  30分もすれば、膨満感は嘘の様に消えていた。やがて....尻穴からスライムが染み出してくる。

  「う!ぐッ!!ぅぅ...」

  ダルクは思わず顔をしかめ、またも腰を浮かしかけて首元が締まって息を詰まらせていたが

  「ああ、大丈夫ですよ。完全に無害な物質に分解してしまいますから、至って衛生的です。今度は小の方も処理しないといけませんから、そのままで」

  尻からひり出たスライムは、そのままイチモツに取り付いて包み込む。そして

  「うぁ....」

  「腸の後は、尿道に侵入して小水を吸収する様に習性付けられているのですよ。我慢せずに、そのまま(小便を)出してしまってください」

  「うぅ.....」

  人前で排泄物を処理されるという屈辱的な状況だが、背に腹は代えられない。ダルクは仕方なく、溜まっていた3日分の小水をスライムに向けて排出する。一瞬、スライムの体積が増した様にも見えたが、直ぐに元の大きさに戻った。こうしてダルクの排泄物を全て吸収・分解したスライムは、元のフラスコの中に戻っていった。人前で排泄物を処理させられて、更には腹の中や尿道の中にスライムに動き回られ、驚いて動こうとする度に首輪で喉を締められたダルクがぐったりとして

  「....逃げませんから、次は便所に行かせてください....」

  「考えておきましょう」

  声の主がにこやかに微笑んだ。

  その後、前回同様に食事となった。この食事だけは何の不満も無いのだが....

  「....あのう....後、どれだけ進めば、自分で食事が出来る様になるんです?」

  「それも、貴方次第ですな」

  先程同様に、声の主がにこやかに微笑んだ。

  ............

  ........

  ....

  「はぁ....はぁ....」

  今度は、背中を上にして、背中と両足首を開脚状態で天井から吊るされていた。手首が背中で縛められ、背中の吊り縄が、菱縄縛りされた上半身を締め付けてきて、躰を僅かに捩るだけでもギシギシと縄が軋み、躰に食い込む。更には首輪と乳首と陰嚢と膝頭に大きな錘が吊るされて、声の主がダルクの躰を弄る度に、躰が揺れて、錘が吊るされた箇所が強く刺激されてしまう。その刺激が更に躰を揺らし、躰が捩れ、縄が軋み、更なる刺激が....しかし....ダルクの性感帯を的確に刺激してくる声の主の愛撫に、反応しない事など不可能だ。度重なる刺激に、声の主が何もせずとも、躰が小刻みに揺れ続け、錘が揺れ、縄が軋み続けた....

  苦痛と快楽の狭間で、全身から脂汗を垂らしながら、口から涎を垂らし、イチモツからは我慢汁が垂れ流されて、ダルクの下の床に体液の溜まりが出来る。其れが臭気を発生させてダルクの躰を包み込む。その臭いにダルク自身がぼうっとしてしまう。苦痛と快楽の境目が益々ダルクの中でぼやけてくる....次第にその表情は、苦痛と快楽が入り混じった物から、恍惚とした表情へと変わっていた。

  尻穴に差し込まれた張り型は、前日よりも更に太い。こんな急なペースで尻穴拡張をすれば普通は裂けてしまう所だが、連日尻穴に塗り込んでいる魔法薬の軟膏のお陰で、尻穴拡張は順調に進んでいた。そして....グイと押し込めば前立腺を潰される様な刺激に悶え、引かれれば腸内を擦る感触と尻穴周りを擦る感触で悶え....最早、イチモツを扱かなくてもイチモツが膨らんで我慢汁を垂れ流すようになっていた。それでも....やはり同時に扱かれれば更に気持ち良い事に変わりない。前日同様に、何度めかの絶頂をせき止められた後、イチモツを縛る紐を解かれて、ビクビクと躰を痙攣させながらドロドロの白濁液を下に垂れ流し、出なくなった後も痙攣を続けていたダルクは、やがて痙攣を止めた。

  銀灰の毛並みの全身に赤縄を巻きつけられ、上から吊られ、下に錘を吊るされて、上下からの力で躰を縄で締め付けられた逞しくもしなやかな体躯の雄猫は、下向きに、股間から雫を滴らせ、口から涎を滴らせて、恍惚の表情で気を失っていた....

  ・

  ・

  ・

  ....意識が微睡みから、徐々に起き上がってくる。もう此処に来て、3日?、4日?....いや、此処でもう『食事』を6回以上は済ませた気がする。という事は....7日以上なのだろうか?

  初日から驚かされるばかりの、此処での『非日常』の日々。それでも、何というか、日常の様なリズムが出来つつあった。

  先ず『食事』....此処には陽の光が入って来ないので、朝なのか夜なのか判らないのだが、自分が目を覚ますと、最初に摂らせてくれる様になった。一応、私は大事な『客人』らしい。何を持って『大事な』にあたるのか、此処の基準が良く判らないが....

  その後に控えているのが『用足し(排泄物処理)』....何度も直訴したのだが、便所に行く事は許されず、あのスライムでの『用足し』で我慢する事を強いられてしまっている。『大事な客人』に人前での『用足し』を強要する基準が全くもって不明だが.....

  それとだが....

  「起きられましたかな?」

  耳元でそっと囁かれる優しい声。向こうの都合で無理矢理起こす様な事は無く、私が目が覚めそうな頃合いを見計らって声を掛けているらしい。いつも耳元に足音も無く近づかれるので、最初は驚かされっぱなしだったが、今では心地よいくらいである。

  「ん......(はい......)」

  呻き声を返して、聞こえている事を返答する。背中の縄の一部が解かれて、優しく抱き上げる様に上半身を起こされて、正座の姿勢を取らされる。背中と台を縄で繋いで、自分が正座から立ち上がれない様にすれば、朝の準備の完了である。この後に、鼻の上に掛けられた男臭い「臭い布」、頭の周りを三重に巻きつけた布で目を覆う「目隠し」、口に押し込んだ布で舌を抑え、更にその布が吐き出せぬ様に口端にきつく食い込む程に強く噛まされた「猿轡」、以上を外されて『食事』と『用足し』を済ませれば、声の主の言う所の『お楽しみ』の時間の開始となる.....

  ............

  ........

  ....

  今日は、床に正座した状態で、上半身を亀甲縛りに、手首を背中で縛められ、背中側から肘と脇の下に縄を通されて、二の腕も肘も締め付けられて、いつもどおり上半身は微塵も動かせない。左右各々の太腿の付け根と足首を結わえられて、脚が折りたたまれた状態の膝に縄を通され両側から引っ張られた股開きの状態で緊縛されている。背中には例の細い鉄柱が天井まで伸びていて、自分の首元に嵌められた赤い皮の頑丈な首輪と、後ろの柱から飛び出ている鈎に留め金で取り付けられていた。やはり、軽く頭を動かしただけで、直ぐに首元が首輪で締まって殆ど動かせない。腰にも皮帯が巻かれて締め付けられ、後ろの鉄柱の腰辺りに突き出た鈎に留め具で取り付けられていた。鼻上に布は被されておらず、猿轡も目隠しも無い....

  この鉄柱、いつも寝ている台の下に埋まっており、殻繰仕掛けで、台を天井に収納させると、台を押し上げる形で天井にまで伸びて、固定される。以前、声の主に鉄柱の事を質問したら、目の前で見せてくれた。つまり、自分はこの部屋に連れて来られてから一歩も外に出ていないらしい。

  正面の大鏡には、鉄柱を背にし、折り曲げられた膝を両側に開かれた、股間が剥き出しの自分の姿が映し出されている。やはり、こうして微塵も躰が動かせない状態で、無防備に性器を晒される縛りは、淫靡というか、興奮してしまうのを抑えられない。早速、イチモツが鏡に見せつけるように肥大して、声の主の手で細引きでイチモツから陰嚢までを固く縛められ、更にその姿に興奮して股間に血が集まってくるのが判る。イチモツに巻きつけられた細引きがじわじわと食い込んでくる感触が心地よくなってきていた。

  声の主が、後ろにまわり、抱きすくめる様にして、鏡の前で自分の体を弄り倒す。乳首を摘み、耳と首筋を甘噛し、耳孔に舌と吐息を吹き込み....

  「んぅ.....」

  呻き声を上げる自分の躰を更に撫で回す。既に解された尻穴には前日よりも太い張り型が差し込まれて床に固定され、腰を浮かせられて差し込まれた其れが、愛撫によって腰の力が抜ける度にギリギリと尻穴を拡張しながらめり込んでいく。その後、立ち上がった声の主が下帯を解けば、まだ自分の尻穴で受けるには大きすぎる巨根が姿を表した。その大きさに目が釘付けになった自分の、首輪を緩めて、頭を引っ掴むと、

  「さて....これの味にも慣れていただかないと、『楽しみ』を学べませんぞ」

  この時ばかりは、取って喰われるのでは?という嗜虐的な顔で、イチモツを私の口の中に突っ込んだ。性器のムワッとする匂いが口中に広がり、思わず涙が出そうになる。暫くそのままの状態で....恐らくは自分がこの匂いに慣れる時間まで待ってくれていたのだろう。自分が少し落ち着いてきた様子を見せれば、頭を掴んで前後にゆっくりと動かして、イマラチオを習得させようとした。どうにか....なんとか窒息しない様にしながら、事前に食事中に教えられた通りの動作で、拙い舌使いや唇でもどうにか気持ち良くさせて声の主がイクのを早め、この『作業』が早く終わるようにと、口での奉仕を続けた。最初は苦しいだけに思われた『作業』だったのだが....「臭い布」で慣らされ続けた所為か、口に押し込まれたイチモツの臭いが「芳しく」感じてきた。そう感じ始めると、むしろ積極的にイチモツの『味』を味わいたい。そう考え始めていた。舌で『雁首』を舐める。少しだけ「苦い」と思ったが、それ程酷いとも思わなかった。『鈴口』にも舌を伸ばしてみる。少々「しょっぱい」様に感じた。恐らく小便の味だろう。でも「汚い」とは感じなかった。『男茎』の味は? そう考えながら、口の中のイチモツのあちこちに舌を伸ばす。好奇心のままに、イチモツの味を確かめ、臭いが口いっぱいに広がるうちに、なんだか、この行為も『作業』ではなく「楽しみ」を感じる様になってきた。声の主が頭を掴んでゆっくりと前後に動かす動作が続く。自分は、ほんの少しだけ余裕が出てきて、頭をゆっくりと後ろに引かれれば、イチモツが口から抜け出る間際に口をすぼめて『雁首』を刺激し、ゆっくりと前に押されれば、中に入ってきたイチモツの『鈴口』や『雁首』、『男茎』に舌を伸ばしてその「味」を味わう。奥まで押し込まれれば、喉と口を狭めて全体的に絞り上げる。まだ拙い動作だが、コツが判ってくると愉しくなってくる。何よりも、イチモツが「芳しい珍味」の様に感じられて、舌が積極的に動く様になってくる。声の主に上から

  「そうそう。上手くなって来られましたぞ」

  と言われて、嬉しくなってくる。何よりもこの鏡に映る卑猥極まりない光景に興奮している自分が居た。イチモツが「美味しい」と涎を垂らして舌で舐め回し、喉奥でも感触を味わっている自分が....

  自分のイチモツも興奮で更に膨らもうとして、巻きつけられた細引きが食い込んでくる。更に上に反ろうとする。そのイチモツを声の主の足が踏みつけてぐりぐりと刺激を与えてくる。とても淫靡で卑猥で屈辱的な光景が鏡に映される。イチモツを口の中に押し込まれて、其れを涎を垂らして美味しそうに舌で舐め回し、自身のイチモツを踏みつけられる光景が....

  その光景に、口に広がるイチモツの臭いに、口一杯に広がるイチモツの大きさに呼吸を邪魔されて....途中から頭がぼうっとして、ただただ夢中になって美味しそうにイチモツを頬張っていた事だけは覚えている。

  やがて...

  「むぅ!!」

  声の主の唸り声と共に、口中に粘っこい....青臭い液体が流れ込んできた。声の主が何度も躰を震わせて、口の中に「ソレ」を注ぎ込んでくる。青臭く、苦かったが「美味し」かった....勿体無いと思って、出来る限り「ソレ」を飲み込んだ。それでも飲みきれずに口から零れ落ちていく。声の主が脱力して、腰を下ろせば、正面の鏡に、恍惚の表情で口から白濁液を零す自分の姿があった。其れはとてもいやらしく卑猥だった....股間の自分のイチモツから粘っこい透明な汁が滴り落ちる。『我慢汁』というのだと、前日の食時の際に声の主に教えられて、初めて知った。

  声の主が、イチモツと陰嚢を固く結んだ細引きを解いて、イチモツを扱き始める。床に固定された張り型はすっかり飲み込まれて尻穴を限界まで押し広げ、最奥の前立腺を押し潰してくる。自分は、鏡に映る、口から白濁液を零して恍惚の表情を浮かべている自分自身の姿に欲情しながら、躰を痙攣させながらイチモツから何度も何度も射精した。一度射精までいってしまうと、自分は気絶するまで止められないらしく、今回も射精が途切れた後も痙攣を続けて、やがて気を失った.....

  銀灰色の雄猫が、正座の姿勢で鉄柱に括り付けられて、晒け出す様に開かれた股間からは自身の精液が股間を白く染め、鉄柱に力なく寄りかかりうなだれた顔の半開きの口からは声の主から注がれた精液が垂れ流されて首元から胸・腹・下腹部を白く染める。双方の流れ落ちた精液は開かれた膝の間の床に、唾液や脂汗等の体液と混じり合って、異臭を放つ溜まりを作っていた。声の主は、顔を間近に近づけてその臭いを芳しい香の様に胸一杯に吸い込む。顔を上げ、満足気な表情で、一言「うむ」と頷いた。

  ・

  ・

  ・

  ....意識が戻ってくる。もう、何日目なのだろうか?声の主が食べさせてくれる丁寧で気遣いの行き届いた食事の仕方にもすっかり慣れ、むしろ

  『このまま、ずっと....食べさせてもらうのも、悪くないな...』

  と思うようになり、目の前でのスライムによる排泄物の処理も段々と癖になっていった。

  『この、腹の中を動き回って掃除してくれる感触、凄くスッキリした気分になるな』

  ずっと前から続いている様な気がする、今の『非日常』の日々....

  この『非日常』の前に自分が過ごしていた筈の『日常』という物が何だったのか、記憶が曖昧になってきている。たしか....自分は前は『旅人』だった様な気がする。呪術師で、薬師で、このファリファスの各地を廻って、人々の必要に応じて呪術や薬を提供して、その代わりに日々の生活の糧を得て.....一所に留まらずにずっと新たな知識を求めて....ああ、そうか。修行の為に旅を続けていたのだっけ。ジークランドにも知識と修練の為に立ち寄ったのだったな。そうか、元々、自分にはいわゆる普通の『日常』が無かったのか.....

  そんな微睡みの思考を、耳元の声がそっと破る。優しい声で、静かに

  「起きられましたかな?」

  ほんの少しだけ、頭を上げて、縛めが許す限りの動きで、台にうつ伏せのまま『頷き』と『返事(呻き)』を返す。

  「ん......(はい......)」

  頭と背中に掛けられた縄が解かれ、いつも通り優しく上半身を抱き起こされて、正座させられる。背中と台を繋ぐ縄を括り付けられるのもいつもの事。これで正座から立ち上がれない。

  鼻を覆う臭い布が取られれば、美味しそうな匂いが鼻孔をくすぐる。なんの料理だろう?いや、目隠しが取られるまでのお楽しみだ。

  猿轡が外される。口端に食い込んでいた布が解かれ、口の中に押し込まれていた布が手際良く引き抜かれていく。目の周りを布で三重に回されて視界を覆っていた目隠しがゆっくりと外されていく。目を瞬いてみれば、いつも通りに目の前の大鏡に、台の上で緊縛された自分の姿が映る。隙無く縛り上げられている姿に最近はどうしても苦笑してしまう。これではとても逃げようもないし、それにもう『逃げよう』という気持ちは何処かに消えてしまっていた。これがこのまま一生続くのだと告げられたとしても、自分はショックを受けないのでは無いだろうか....

  下に目線を移せば、相変わらず彩り豊かな美味しそうな料理が目の前に並べられている。ああ、やっぱり今日は肉料理か。連日出される食事は、どうしても似た献立の料理の日が出来てしまう物だが、ここの....なんと呼べば良いのだろう?『主人』で良いのかな?その心遣いなのか、常に料理には某かの『変化』が付けられていて飽きさせない。彩りも香りも味も....

  「さてさて、申し訳ありませんが、まだ今はこれ以上縄を解く訳にはいきませんので、いつも通り私が貴方の口へ食事を運びます。不便でしょうが、後もう少しだけ辛抱してください。では..」

  肉と野菜の炒め物を箸で摘むと、丁寧な手つきでこちらの口元に運んでくれる。口を開けば、そっと箸が差し入れられ、自分が口を閉じると、ゆっくりと箸を引き抜いていく。そのままゆっくりと噛みしめれば肉の旨味と、油と野菜の香ばしい香りが口中に広がっていく。

  「旨い....」

  本当に毎日の事なのだが、ついつい言葉に出してしまう。『主人』が破顔して

  「ダルク殿は、本当に美味しそうに料理を食べてくれますな。料理長も喜ぶでしょう」

  その言葉に赤面してしまう。

  「あ、いや....やはり美味しい物は、どうしても、つい....」

  その言葉に嬉しそうに

  「いやいや、ダルク殿の真っ直ぐな性根の証拠でありましょう。では今度は...」

  今度はスープだ。これもやはり旨そうな香りが漂ってくる。時折、料理の解説を交えながら、丁寧に料理を口に運んでくれる。客を飽きさせない為の話術なのだろう。自分も、時折質問しながら食事が進む。話題は、料理の事、季節の事、最近の出来事等....自分が『この後どうされるのか?』に関しては質問しなくなった。いつもはぐらかされてしまうし、時が来れば自然にその様に『成される』事になっているのだろう。恐らく自分の意志とは関係なしに....

  そうしていつも通りの変わった、しかし和気藹々とした『食事』が済まされていく.....

  こんなに楽しげに談笑できるのに、未だに自分には『主人』の顔を見る事が出来ないでいる。それだけがいつも心残りなのだが、縁があれば『見る』機会もあるのだろう。余計な思考を隅に追いやって、自分は食事を楽しんだ。

  ............

  ........

  ....

  食事が終われば、いつもの事だが『用足し』の時間である。毎日の事とは言え、やはり人前で自分の『排泄物』の処理を行われるのは、恥ずかしい......しかしまあ....

  「さて....入れますぞ」

  「はぃ....」

  『主人』がフラスコの中身....排泄物処理用のスライムを、台の上で正座している自分の尻にあてがえば、スライムがするりと抜け出して尻穴から潜り込み、腸の中の老廃物を処理していってくれる。腹の中を蠢く感触も「中を綺麗にしてもらっている」と思えば、そんなに抵抗は感じないし、何よりも終わった後のスッキリした感じが癖になりそうである。もしも日常に戻る事があるならば、このスライム、何処かで入手できないだろうか?そんな事を思っているうちに腸の掃除が終わり、今度は小水(小便)の処理である。尻から抜け出して、今度はイチモツを包み込み尿道に入り込もうとするスライムに向けて意識的に小便をするのだ。無論、小水も完全に分解されてしまう。この時が一番恥ずかしい。何せ『主人』の見ている前で意識的に小便をするのだから....毎回、顔が赤くなっているんじゃないだろうか.....

  そんなこんなで、いつもの『食事』と『用足し』が終われば、『主人』が言う所の『人生の新たな楽しみ』を覚える為の勉強の時間がやって来る....

  鼻に薬品を染み込ませた布をあてがわれると『主人』の話では、10分程で意識が....昏倒してしているらしい。本当は躰に呪印を刻んで、魔法によって眠らせる方法が、躰への影響などを考えると良いらしい。だが自分は、精神魔法に関しては驚く程、頑強な抵抗力を示すため、この様に薬品に頼っているのだとか。

  そう言えば、自分を拘束する方法に関しても、他の者ならば、ここまで厳重に緊縛する必要も無く、精神系の魔法『麻痺』や『服従』で充分らしいが、やはり自分の精神系魔法に対する抵抗力の為に、魔法に頼れずに、毎回薬品で意識を失わせてから厳重に縛り直しているらしい。

  いつも通り、鼻に薬品を染み込ませた布が被せられる。ああ.....意識がくらくらしてきた....

  ............

  ........

  ....

  尻穴は、既に充分な大きさを咥え込む事が出来る迄に拡張が済んでいた。これならば、『主人』の巨根を飲み込んでも問題ないだろう。

  今日は、上半身は亀甲に、手首は背中で纏められ、両脚は膝を折りたたまれた形で太腿の付け根と足首を纏めて縛られて開脚させられた状態で、背中から吊るされていた。目隠しも猿轡も無い。その目は自身の縛られた淫靡な姿が鏡に映るのを凝視して興奮し、口は『主人』による度重なる熱い口吻によって第三の性器と化していた。

  早速、『主人』に抱きかかえられると、熱く長い口吻を交わす。酸欠気味になる程に長い口吻の後のクラっとする感じも、口吻の最中の舌で力強く掻き回される感触も、私....ダルクは好きだった。

  そして....何よりも、『本物』を入れて貰える様になった事が嬉しかった。『主人』が吊られた私の頭を掴むと

  「さて....儂のを大きくしてもらわんとのう。何をすれば良いか判るな?」

  『主人』の私への言葉が、客人への物から、(仮初め)の主人と奴隷の物に変わる。この仮初めの主従関係も楽しむ為には必要な『調味料(スパイス)』らしい。勿論、私....この場での奴隷たるダルクは嬉しそうに

  「はい」

  と答えれば、口を大きく開ける。『主人』が下帯を解いて、自身のイチモツをボロンと露出させれば、ダルクの目が熱に浮かされた様に釘付けになり、涎を垂らす。その口めがけて『主人』がイチモツを突っ込み、ダルクの頭を前後に振ってイマラチオをさせる。この大きさともなれば、飲み込むだけでも、まして喉マンコをさせるとなると、窒息しそうになるが、其処は『主人』の熟練の業で、まだ稚拙な部分が残っているダルクの性技を補助してスムーズに前後動を繰り返す。ダルクは半ば恍惚とした、しかし飲み込むのにまだ必死な部分も残しながら、懸命に心を込めてイマラチオを繰り返して『主人』のイチモツを大きくする。やがて充分な大きさまで膨らんだソレが引き抜かれると、今度はダルクの躰を反対に回して、膝を掴んで尻穴をこちらに向ける。

  「さて....御褒美じゃ。簡単にイくでないぞ」

  「はい....」

  ダルクの尻穴に指が突っ込まれて簡単な慣らしが済めば、すぐさま『主人』の『本物』が打ち込まれる。既に何度も入れているから慣れた物である。しかし....あまり拡張しすぎると、締めつけ感が失われてしまう為、『主人』のソレよりも少しだけ大きい程度までで拡張は止めていた。そんな『主人』専用のケツマンコに改良されてしまった尻穴に、本物が入ってくれば、その感触に、体温に、ダルクは我を忘れてしまう。『主人』はそんなダルクを焦らすようにゆっくりと抜き差しを繰り返して、徐々に奥へ奥へと突き入れていく.....

  「あぁぁぁぁぁあ..」

  ダルクがよがり声を何度も漏らすが、『主人』はイく事を許さない。ダルクのイチモツの根本を縛ってイくのを阻害する。ダルクが何度目かの絶頂を迎え、『主人』自身も満足した頃、ダルクのイチモツを縛る縄が解かれ、『主人』のイチモツが何度も何度も激しく最奥の前立腺へと打ちつけられ、ほぼ同時に二人のイチモツから白濁液が垂れ流される。ダルクの其れは、下に流れ落ちて溜まりを作り、ダルクの中に注ぎ込まれた物は、『主人』が脱力して尻餅を着くと、尻穴からドロドロと零れ落ちてダルクの白濁液と合流する。相変わらずダルクは、精液が止まった後も痙攣を止めず、やがて気を失って痙攣を止める。そんないつもの行為が繰り返されたのだった。

  銀灰の毛並みの逞しくもしなやかな肢体の雌猫は、四肢を折りたたまれて赤縄で『緊縛』という名の飾り付けをされて宙に吊るされていた。銀灰の毛並みに映える赤縄で躰を締めつけられ、縄の隙間から鈍く光る銀毛がはみ出し、自身の男根と、尻穴から白濁液を垂れ流しながら、気を失ってゆらゆらと揺れる無力で惨めな姿は....しかし、とてもいやらしく、淫靡で、魅力的だった。普段の誠実で真面目な性格を知ればこそ『主人』の目にはとても今の変わり様は一層魅力的に映った。

  『主人』は考える。『もう頃合いじゃな...』と...

  ・

  ・

  ・

  ....意識が戻ってくる。また同じ日常が繰り返され....ない?

  躰を縛っている縄が何処にも無かった。何よりも....白い寝間着を着せられて、豪奢な天蓋付きの寝台の上に寝かされていた。上半身を起こして、寝台の横に据え付けられた小物入れの上に置いてある鏡を手に取り自身の姿を確かめれば、体毛は綺麗に整えられていた。全く汚れていない.....記憶に間違いがなければ、風呂に入った記憶などないのだが....

  戸惑っていると部屋のドアがノックされる。見ればこの部屋の調度品も皆、地味だが高価な物である事をダルクでも判断できた。ノックが再び繰り返される。ダルクは戸惑いながらも

  「どうぞ」

  と答えれば、ドアの向こうから

  「お食事をお持ちしましたが、いかがでしょうか?」

  との返答が返る。ダルクは、寝台から降り、足元にあった室内用の履物を履きながら、

  「お願いします」

  と答える。食事を持ってきた執事の後から、この....此処は、屋敷、なのだろうか?その主人らしき人物が現れる。執事が

  「お食事をお持ちしました」

  と、寝台の脇のテーブルに料理を並べてゆく。その対面に主人と思しき人物が着席する。ダルクが戸惑いながら自分の席に着く。恐る恐る

  「あのう....食べても良いのでしょうか?」

  「ああ、勿論ですとも。儂はもう済ませてあるから、遠慮しないで食べてください」

  主人と思しき壮年の、蒼い漢服を着こなす立派な顎髭を生やした猪の男性がにこやかに答える。

  「自己紹介がまだでしたな。儂は「趙承恩(チャオ チェンエン)」。商人ですじゃ」

  その声、深みのある優しげな声には聞き覚えがあった。意を決して

  「あの....私は一体、何日間此処に?」

  すると趙は

  「はて? 儂らは昨日呑み屋で会ったばかりじゃと思うたが....」

  「そ、そんな!? そんな筈は....貴方は」

  しかし趙はすました顔で

  「さてのう.....そう言われてものう....夢でも見られたのではないかのう?」

  何度話しても、話が噛み合わない。何よりも、あの出来事を言うのが躊躇われた。

  納得しないながらも、礼を言い、馬車で街中まで送ってもらった。その後、記憶にあった呑み屋を尋ねて、店の主人に話を聞くも、やはりダルクと趙が一緒に呑んでいるのを見たのは前日の事だと言う。どうにも納得しきれないダルクが仕方なく店を後にして宿に戻れば、宿の主人はダルクが居なかったのは2週間程だと言う。その間の宿代は、ダルクの知り合いと名乗る者が支払ってくれたそうである。

  『暫くダルクが部屋を留守にするが、部屋と荷物はそのままにしておいて欲しい』と...

  前金で全額だったので、特に誰だったのか気にしなかったとの事だった。

  ダルクは考える。どうやら2週間の空白の時間があるらしい。しかし、其れを証明する物はダルクの曖昧な記憶しかない。悩んでいると宿の主人がダルク宛ての手紙を持ってきた。先程、届けられたのだと言う....

  高価な紙を使った品の良い意匠の封筒に、微かに薔薇の香りが漂う色鮮やかな朱印。差出人は書かれておらず、中身の手紙は達筆で

  「当方、貴殿の悩み事に心当たりあり。貴殿の記憶の中の出来事を『夢の出来事』として封印するつもりなら今後一切を忘れる事をお勧めする。

  しかし....もしも貴殿が『人生の新しい楽しみ方』に未だ興味がお有りならば、三日後の夜6時、○○店の三番テーブルにて一人で待たれるべし。決して他言無用の事。他の者が確認された時点で、この招待は無効とする。

  貴殿にとって『良き人生』を選ばれる事を期待する者也」

  ダルクは手紙を何度も読み返す。果たして今度はまともな招待と考えて良いのだろうか? 厄介事に巻き込まれる危険性を考えれば、このまま『無かった事』にするのが無難だろう。しかし....

  ・

  ・

  ・

  三日後の夜6時、○○店の三番テーブルにて、一人で待つダルクの姿が其処にあった。やがて....店の奥から見知った人物がこちらに近づいてくるのが見えた。ダルクは黙って待った。その人物がにこやかに

  「同席させてもらっても構わないかね? 『人生の新しい楽しみ方』について語り合いたいと思うのですが、どうじゃろかの?」

  と尋ねれば、ダルクが微笑みながら

  「ええ、どうぞ。○大人(ターレン)」

  シンコクの一角(ひとかど)の人物に対する敬称・大人(ターレン)を付けて返したのだった。

  [newpage]

  趙 承恩

  「どうじゃ? 楽しいじゃろう、ダルク?」

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