Ad
その水族館のマスコットはペンギンなのだけど、この着ぐるみが小さくてリアルだ。
身長は子供ぐらいで、口の開閉はする。
勿論、中に人間が入っている訳だけど、それが私だ。
この小さな身体はコンプレックスだったが、それがこの身体のお陰で食べられているのだから因果なものである。
そして、私のサポートをしてくれるのは、この水族館の出資者の娘で、私の同性パートナーの廣香だ。
私にこの仕事を持ってきたのも彼女だから、彼女には頭が上がらない。
だからと言うとアレだが、夜は彼女の要求に従い、子供の演技をしてエッチをしたりする。あと、着ぐるみにエッチなイタズラをしたがる。どっちも気持ちがいいからいいんだけど。
着ぐるみを着替えるのは大変だ。一人で脱ぎ着できない。
先ず、真っ裸になって、夜とか休憩時間に遊ぶ為の、無線ローターを仕込んでおく。乳首と股間にだ。
着ぐるみは脱ぐとぐっしょりしているので、すぐに着るのは困難だ。それ以上に、着ぐるみとの一体感を途切れさせたくないのがある。
閉館したら、そのまま控え室で遊びたいのだ。
玩具を仕込んだら、おむつを穿き、インナーに着替えて、クールスーツを着る。これで夏でも閉館まで涼しく過ごせる。
その上に、ウレタンや綿で出来たあんこを張り付けていく。
幾つかのパーツがマジックテープやホックで止められる。
手のパーツと一体化しているファースーツを着る。ファスナーを多用して存外着るのは楽に出来ているが、手が完全にペンギンになってしまうので、これ以上は自分では何も出来なくなる。
背中のファスナーを閉じて、ファスナー隠し用のファーを張り付ける。
次は足に取りかかる。
足の外観も凄くペンギンっぽく作ってあるが、中身はサンダルになっている。これを履いて、ボディとの境のファスナーを閉じてしまう。
ファスナーは、ファーに隠れるようになっているので、外から見えない。
最後に頭だ。
顎の位置がきちんとホールドされていて、後頭部が広く開くので、これも着る事自体は大変ではない。
だが、割とギチギチに出来ているので、慣れるまでは頭が痛くなることもあった。
後頭部のファスナーと首回りのファスナーを閉めて完成である。
ファースーツは何着か用意してあって、毎回柔軟剤たっぷりに洗濯されるので、いつもふわふわだ。
それを一番最初に堪能するのは廣香の特権である。
もふもふして、それをもう一度ブラッシングして、「じゃぁ、ペンちゃん、行くよ」と声を掛けられ、アニメのように作った声で「いくぞー」と答える。
表に出ると、写真を撮ったり子供たちと遊んだり、時間を決めてステージショーもやる。その時の相方も廣香だ。
水族館の魚や動物たちのクイズを出したり、ミニゲームやダンスをやったりもする。尤も、この身体なので動きはかなり制限されているんだけど。
平日の客の少ないタイミングでYouTubeに上げる動画を撮ったり、SNSに上げる写真を撮ったりする。見てくれる人が地味に多いので、宣伝効果はあるし、何よりも、収益が多少なり出ている。
休憩はしばしば入れている。冷やした部屋に入り、サーキュレーターで口から新鮮な空気を入れる。
スポーツドリンクを長いストローで飲む。
クールダウンだ。
休む時は、腰を落として、ウレタンの上に乗っかるようなイメージで座るしかない。それはペンギンが卵を温めている時のようなイメージだ。
仕事自体は好きだし、可愛い可愛いと言われるのは本当に気持ちいい。
そんなことで、昼休み以外は、頭が冷え次第、また外に出るという事を繰り返す。
昼休みは、廣香の昼食もあって、少し暇になる。
そんな時、例の玩具のスイッチを入れて貰う。
玩具は日によって種類が変わるし、いいものを見つけたら、そっちを優先して使う。
そして、廣香がスイッチを入れる時、いじったり焦らしたりして少ない時間を存分に楽しむ。
勿論、一時間の休憩の間に冷却があるので、実際に気持ちよくなっていられるのも短い――それに、バッテリーの事もあるから、あんまりガンガンはやれないのだ。
自分でも切ないと思える声を上げて、あんあんと鳴いていると、「はい、そろそろ行くよ」とスイッチを切られる。
名残惜しい気持ちと、さっきまでこんな事をやっていたのに、今は子供たちと遊ぼうとしている事のギャップに、言葉に出来ない気持ちよさがある。
日中もそんな調子で遊びつつ仕事をする。
午後にもなると、没入感はいよいよ増してきて、ペンちゃんとして楽しく過ごすのだ。
鏡やガラスに映る姿を見て、本当に可愛いなぁと、自分でも思う。
ひょこひょこと動き、幼い声でちょっとバカっぽく喋る。そして、この小さく丸い身体だ。
そういう、可愛いなぁと言う気持ちが高ぶると、股間にきゅんと来るものがある。
そうもなると、またスイッチ入らないかな? と思ってしまう。
閉館時間になり、出口でお客さんを見送る。それから控え室にハケてからが本番だ。
明日は休館日だ。そうもなると、明日の仕事を考える必要はない。
部屋に鍵を掛けて、二人っきりで遊ぶのだ。
控え室はカーペット敷きになっていて、クイーンサイズの布団がしまってある。
廣香はそれを取りだして、お泊まりする態勢を整える。
廣香はささっと晩ご飯を食べ、シャワーを浴びる。私は液体の栄養ドリンクで腹を満たし、頭の冷却を図る。
これからは時間と体力の戦いだ。玩具の電源や、クールスーツの冷却剤がどこまで保つかと言うものに追われる。
近頃は涼しい季節なので、朝までは大丈夫だろう。
廣香が出てくると、早速玩具のスイッチを入れる。
いきなり最強だ。一瞬でイってしまう。
廣香に抱きついて、ビクビクと身体が震える。
「ペンちゃん、大丈夫?」
大丈夫じゃないことを分かっていて言う。
私は絞り出すように、「おねいさん、おねいさん」と呟く。
ペンちゃんから彼女に出来る事は殆ど無い。
両手は平たい板だし、体型は丸っこいので、しゃがむこともままならない。殆ど拘束着のようなものだ。
だから、廣香は単に裸で抱きついてその肌触りを楽しむのと、性的にいじめて満足する事が遊びの目的になる。
私が息を切らしていると、再びスイッチを入れる。
ビクンと身体が跳ねて、そして必死で彼女に抱きつくしかなくなる。
何度かイかされて、もう限界と言う所で、「無理!」と騒ぎ出してみたりする。
だが、彼女は適当にはぐらかしながら、スイッチを操作し続け、そして脈打つペンちゃんの吐息を嗅ぎながら抱きつく。
私は結局気を失うように眠ってしまう。
翌朝、再び玩具のスイッチにて起こされる。
頭の中は、まだペンちゃんモードなので、子供の声で嬌声を上げ、そしてイク。
「もう脱ぐ!」
そう叫んでも無理である。
「脱ぐって何を脱ぐの?」
そんな意地悪なやり取りをしつつ、それから電源が切れるまでイかされ続けた。
もう、中身は汗だのなんだのでぐちゃぐちゃの状態になっている。
頭を外すと、いきなりのディープキスである。
それから全身を剥がして、ドロドロになった裸体を見て、彼女はクンニやら何やらと身体を舐め回す。
「おねいちゃん、えっちなんだから」
ペンちゃんとは違う声色の小学生っぽい声で誘う。
そこからの二回戦は、私が攻める番だ。
Ad