「短文のすすめ」のすすめ

  日記1話は、「短文のすすめ」(今月13日)であつた。

  頭にアイデアがとめどなく湧き溢れ、コントを書いてしまふ。そんな奇病に犯された夜だつた。

  テーマは「講義風」。

  今日はこれから、皆さんに「短文」を書いてもらひます。

  先づは、色々な「短文」をみていきませう。

  ・短歌→狂歌

  ・俳句→川柳

  「短歌」は五七五七七で、三十一文字(みそひともじ)と言ふ。

  一番短いのは「俳句」で、五七五しか無い。

  では何故、俳句より長いのに「短歌」なのかといふと、「長歌」に比べて短いから。

  長歌は五七五七〜五七七

  「川柳」は季語のない俳句。サラリーマン川柳や交通の標語など。

  「短歌」は季語不要。

  また、社会風刺が入つた短歌を「狂歌」といひます。

  狂歌の例

  白河の清きに魚も住みかねて元の濁りの田沼戀しき

  泰平の眠りを覺ます上喜撰たつた四杯で夜も眠れず

  歌意1、白河氏の締め付け政策に民衆は苦しみ喘ぎ、賄賂で腐敗(濁り)はしてゐたものの、田沼意次の時代を恋しく感じる。また、濁った水を好む「鯉」ともかかつた駄洒落。

  因みに、日記「短文のすすめ」では、「元の木阿弥、田沼戀しき」てふ思い付きに改変されてゐた。

  トラップストリートやペーパータウンみたいな事をする。

  歌意2、太平洋に蒸気船四隻が現れた!

  黒船来航の歌。

  喜撰法師は、六歌仙。

  上喜撰は緑茶のブランド名。

  お茶のカフェインで夜も寝られない、てふ洒落。

  次囘は實際に狂歌を作つてみませう。

  「狂歌」について調べておいてください。

  片歌(577)、旋頭歌(577 577)、佛足石歌體(57577/7)は省いた。

  短歌は二回読まれるのが本式である。君が代を二回歌つたり、また宮中歌會始でも、選ばれた歌を二回読み上げる。

  これは、本来二人が詠み合つたのが正式な形であつたからであり、その名残りだ。

  風土記に「歌垣」てふ行事が出てくる。春に男女が山に登り、歌を読み合ふ。そして良いなと思つた人と付き合ふ。コンパのカラオケか?

  仏足石歌体は、1番と2番で歌詞を変えてゐる。

  旋頭歌(せどうか)も、577を読みあつた形で、577だけだと「片歌(かたうた)」と呼ばれる。

  狂歌を書いて、短歌を書いて、俳句を書いて、長歌を書け。

  そして都都逸を習へ。