着流し/アーニャスラビア

  「着流し」つて言葉、良いよな。

  確かに浴衣なんか着ると、裾がぺろぺろして、スカードを履いた気分になる。

  流石に浴衣は「下着である」とされるだけの事はある。

  男は袴、女は裳を着けるべきなのだ。

  男女差別といはれるかも知れないが、昔はさうだつたといふ事である。

  男も裳をつけろ、女も袴をといふと歴史修正主義にならないだらうか。

  でも、女性も武道なんかで袴を穿くよな。

  何うやら歴史的な服飾の知識の浅さが露呈してしまつたやうだ。

  宗教や皇族・貴族だと、「有職(ゆうそく)」とかになるのだらうか。

  女は頭巾を被れ。

  男は臍から膝までを隠せ。短パンを穿くな。

  電車内で女性が子供に授乳してゐた時代なら、男のふんどしがチラ見えしても、さう問題にはならなかつただらう。

  パンチラならぬフンチラである。

  しかし洋服文化となつた現代はさうも行くまい。

  「着流し」つて良いよね。

  [newpage] Twitterで「スラブ系の言語を学ぶアーニャ」をフォローした。

  何か面白いツイートが流れて来たのだつたか、忘れてしまつた。

  何うしても「アーニャスラビア」と言ひたくなつてしまふ。

  ユーゴスラヴィアじやないんだから。

  アーニャのbioを見たら、「ベラルーシに行きたい、日本人辞めたい」とあつた。

  白露西亜なんて、露國の腰巾着のイメージしかない。

  しかし成程、ロシアとウクライナの両国は目下のところ戦時下であり、それに巻き込まれないやう上手く舵を取つてゐるのが、独裁者として悪名高き首長ルカシェンコ氏ではないか。

  アルメニアとアゼルの戰爭(ナドルノ・カラバフ紛争)があつた時、何うしても当事者の状況が知りたくて、私は4chanやRedditを訪ねた。

  アメリカ語が拙い私だつたが、翻訳を駆使して、「アルメニア首長は独裁者だ」「確かに内の国の主張は独裁者だけど、それでもマシさ」みたいなやり取りを発見した。

  両国は、南北をトルコ・イラン・ロシア・ジョージア(旧グルジア)に、東西を黒海とカスピ海に挟まれた地峡のやうなところである。

  冬季五輪が行はれた「ソチ」といふ都市は、クリミア半島の南端より南の黒海沿岸に位置してゐる。また、ジョージアとの国境とも近い街だ。

  ジョージアといへば、元大関の栃ノ心剛だ。最近引退した。

  また、最古のワインとされる「グルジアワイン(ジョージアワイン)」も有名だ。

  白ブドウの皮と種ごと潰すから、「オレンジワイン」とも呼ばれる色をしてゐる。

  赤、白、ロゼ(黑葡萄の皮と種を除く)につづく四番目の色味であり、中華料理とも合ふらしい。

  さて、スラブとは、「印欧語族スラブ語派」に分類される言語の事である。

  ユーゴスラヴィアは、「南スラブ人の地」を意味します。

  「南スラブ語群」が主に話される地域は、北をモルドバ・ルーマニア・ハンガリー、及びオーストリア(ドイツ語ドイツ人国家)と接してゐます。モルドバはヨーロッパ最貧国ですね。

  下はギリシアとアルバニアです。東ローマ(ビザンツ)として、ギリシア語が強かった地域でせうね。

  「東スラブ語群」はポーランドとチェコ・スロバキアですね。

  ポーランやポルスカの愛称で知られてゐますね。チェコスは愛称ではないかも知れない。

  さて、「西スラブ語群」がロシア、ウクライナ、ベラルーシの三つです。

  ウクライナ語は、ポーランド語の影響を受けてをり、ロシア語とは文字がいくつかだけ違ひます。

  しかし、ほぼ同じ言語です。

  言語的に見れば、ロシアーウクライナ戰爭は、「印欧語」の中の「ヨーロッパ」の中の「東欧」の中の「スラブ語派」の中の「東スラブ語群」の中の内戦に過ぎません。

  そもそも、全ての戰爭が人類の中の内戦であるといへる位です。悪いのは国境を隔てて争はうといふ姿勢、ナショナリズム、領域国民国家システムです。

  そして宗教的に見ると、「オーソドックス」つまり、東方の正教会の内ゲバであるとの事です。

  詳しくは中田考先生の『ロシア原論』を讀むべきなのでせう。私はまだ読んでゐません。

  読んでゐない本について堂々と語る[[rb:私 > バカ]]なのでした。

  『バーナード嬢曰く。」(ド嬢)の3巻に出て来るらしい。

  いや、中田先生の本でなくて、『読んでいない本について堂々と語る方法』が。

  ……いや、スラブ語のアーニャだと、アナスタシア(の短縮形)にならんか?!

  しかし、アーニャはポーランでも南スラブでもなく、白ロシアに行きたいのか……。

  蛇足だが、スラブの語源は「奴隷(スレイブ)」なので、スラブ人とかスラブ民族つて言い難いなあ、と感じてしまふのであつた。