明日は沼津で棋聖戦

  七月三日(月)、第九十四期棋聖戰五番勝負の第三局が行はれます。

  先手は藤井聡太君なので、きつと勝つて呉れるでせう。

  午前八時半から、Abemaで映像の中継もあります。

  そこで今日は、前回の将棋を振り返つてみたいと思ひます。

  佐々木大地七段の先手で、得意の相掛かりとなりました。

  問題の局面は第四十四手目迄指した局面。

  歩兵に両取りをかけてゐて、アマの級位者程度では、後手が良ささうに見える。

  しかしこれはタイトル戦であり、指すのはトッププロ中のトッププロだ。

  彼らは殆どソフトと見紛ふ手を指しますからね。知らんけど。

  第四十七手目、四十九手目で香車を取りながら馬を作れたけど、第五十手目から藤井君の攻めのターンになります。

  4筋じやなくて3筋を攻めるのが良いのか。

  しかし、評価値は200點くらいになつてしまひましたね。

  AI最善手は、細い無理気味の筋だつたのかな。

  先手の佐々木七段は、馬での攻め合ひが上手く繋がりさうです。馬だけに。

  銀が逃げたら桂馬取れさう、金で受けても構はずぶつた切つて取つた銀打てば飛車が取れさう、と。

  旨い筋ばかり見えますね。馬だけに。

  第六十手目以下、後手の藤井君は攻めを急がされる展開に。

  飛車取りを無視して馬で桂馬を拾つた手が、多少評価値が戻りましたね。

  六十六手目、読めへんわ。

  まあ、下段に龍を作るのが良いのか、それとも他の手なら駒を打つて受かるのか。

  ここから藤井君の猛攻が始まるのか!?

  六十八手目迄、藤井君の注文通りに龍を作れたし、後手良しに見えました。(アマ二級)

  

  でもAIは先手良し!? そんなばかな。

  七十九手目にして、二十三手、中手数の詰めろが掛かると。何事!?

  七十手目の角打ちの王手対して、玉を上がる手と寄る手で天国と地獄との事でした。

  受ける手つて難しいけど、プロの棋士はそこを考へるんですね。

  七十三手目、次の四七金の一手詰を逃れる手で、少し対応を失敗してしまつたらし。95點の手でせうか。

  やつぱりトッププロでも難しいんですね……。

  七十六手目、また一手の詰めろ。

  [[jumpuri:私なら見逃しちやうね > https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=20181728]](下圖)。[uploadedimage:15881419] 一手詰だよ。分かるかな?

  さて、本局では佐々木七段が上手く馬を外すことに成功したんですな。馬だけに。

  而(しか)して、銀を取らずに玉を逃げる。

  「形づくり」の第九十九手目だが、駒が入れば▲三一角から詰むんじやないか? 知らんけど。

  かういふのは「下駄を預けた」といふ言ひ方もしますよね。「詰ましてください、じやなきや詰ましますよ」とか。

  評価値は千點近く後手である。

  然し一分将棋で指した百二手目が、何うやら敗着になつてしまつた樣です。なんでや!

  一応十九手の詰めろらし。

  

  一〇三手目、角のタダ捨て。

  出た!

  上に行くのを邪魔してた銀がどきますからね。

  藤井君が見落とした手となるのでせうか。

  一〇五手目でもう、後手玉に一手の詰めろがかかつてしまつてゐるとの事。