第81期名人戦の振り返り

  第八十二期 A級順位戰は、豐島九段 ー 稲葉陽八段戰が行はれた。

  結果は豊島九段の勝ちである。

  又、昨日は佐藤天彦九段と斎藤慎太郎八段の對局が行はれた。

  第八局は一月三十一日、第九局は二月二十九日に行はれる豫定だ。

  今回は、第八十一期名人戰七番勝負の全五局を振り返りたい。

  

  弱冠二十歳、最年少名人。

  羽生さん以來二度目の七冠。

  第一局は、四月五日から六日にかけて行はれた。

  渡辺明名人が先手で角交換を拒否した。

  後手の藤井竜王は、雁木に組んだ。

  第二局は二十七日から二十八日に行はれた。

  77角・33角の形も、矢倉と言ふらし。

  後手の渡辺名人が、角交換を拒否した形だ。

  其處からお互ひ三手角と端飛車てふ構へになつた。

  第三局(五月十三日・十四日)は、藤井君が詰みを見逃して、がつくしした将棋だつたか。

  藤井君にも、さういふ事もあるのか。

  まあ、負けの局面だつたから仕方ない。

  終局後すぐに、藤井君がその手順を渡辺名人に傳へてゐた樣に見えた。

  インタビューにおいて、勝つた氣がしないといつた風の、釈然としない顔をしてゐた名人であつた。

  本人のTwitterの「不思議な勝ち」てふコメントは、さういふ事であつただらう。

  第四局(21-22日)は、藤井君が先手。

  69手てふ短手數で終局となつた。

  第五局(5/31 - 6/1)は、藤井荘で行はれた。

  そんなところだらうか。