マドラサと暗殺教団

  マドラサとは、学校の事である。アラビア語だ。

  ニザーミーヤ学院を建てた、アッバース朝の宰相ニザームルムルクは、「暗殺教團」に殺害されたといはれる。

  ウィキペディアの「マドラサ」の記事を讀んでゐたら、そんな記述が出てきた。

  イスラームについて調べてゐるが、「暗殺教団」なる語は、今までに一度しか聞いた事が無い。しかも質疑応答の中であり、専門家の本や口からは聞いた事が無い単語だ。

  暗殺教団は、「大麻(ハシーシュ)」を用ゐた教団とされる。恐らくフィクションであらう。

  ウィキペディアの説明では、「幻想的イメージに彩られた中世ヨーロッパ史料および東洋學、文學での呼稱。」とある。

  元となつたのは、シーア派の「ニザール派」らし。1094年に「ファーティマ朝」で、ムスタアリー派とイマーム位の後継者争ひをしたさうだ。

  中田考先生の『カリフ制再興』(2015年)は、辞書的な使ひ方もできる。

  シーア派は故イスマーイールに代へて、ムーサーを第七代イマームに指名した。然し、イスマーイール派・七イマーム派が分かれた。イスマーイールの子孫が立てたのが、ファーティマ朝であつた。

  970年にエジプトのカイロにモスクが立てられた。その教学機関が、現在のアズハル大学だといふ。