弱肉強食の無法地帯の街、アウトナックルタウン

  桃園カエデと試合をしてフルボッコにしたアオフは逃げる様に町を出てある街が有る場所を目指して馬車に乗って居る

  「えっとあれか!

  弱肉強食の無法地帯で有名な街、アウトナックルタウンか」

  数年前の拳姫祭典で女王になった獅子の獣人、アルディスがワイルドストーンに存在する犯罪の殆どを閉じ込める為に殺人、誘拐、詐欺など様々な犯罪が許される弱肉強食の街、アウトナックルタウンを作った。

  其の結果、犯罪者達は自然とアウトナックルタウンに集まってワイルドストーンの犯罪率が低下した

  そんでアオフは馬車からアウトナックルタウンを囲って居る壁の唯一の出入り口の門に居た

  門には重武装をして居る門番が居て

  「入国の審査の質問するぞ

  一般人じゃなくて犯罪者か?

  其れとも拳姫か」

  「拳姫」

  「そうか、なら此処に来た理由は」

  「強い奴と戦いに来た」

  「そうか

  なら此処で負ければどうなれば分かるな?」

  「あぁ、この町は弱肉強食

  犯罪者は弱ければ死のみ

  で拳姫は試合で弱者は強者の奴隷になる

  唯一抜け出す方法は下剋上のみ」

  「しっかりと理解して居るな

  ちょっと待ってろ……」

  門番は門の横にある部屋に入って瞬くして

  「待たせたな」

  門番の手には首輪と本が握られて居た。

  「此れは?」

  「拳姫専用の身分証と思えばいい

  因みにこの首輪の溝は光る様になっていて紫は試合中、赤は強者、青は弱者を表す」

  「成程な」

  アオフは門番が持って居る首輪を受け取り何の迷いも無く首に首輪を取り付けた

  「そんでこっちはこの町のルールが書かれている本だ」

  「助かる」

  アオフはルールブックを受け取る

  「そんじゃあ

  ようこそワイルドストーンの唯一の地獄の街、アウトナックルタウンへ」

  門が開いてアオフはアウトナックルタウンへ入る。

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  アウトナックルタウンに入った瞬間

  「ぐぅ!?」

  アオフは鼻を抑えてしまう

  「臭いな

  鼻がひん曲がるな」

  犬系の亜人は鼻が良い為、アウトナックルタウンにこびり付いた血、薬、煙の臭いは犬系の亜人にとって苦痛である。

  アオフは我慢しながらアウトナックルタウンを歩く

  建物はひび割れに欠けていて左を身えば生きるのに無気力になった人達が座り込んで居て右を見れば死体を野犬が食い争って居て前の少し開けた場所を身えばトップレス状態で打撲でボロボロになった拳姫が野次馬同士で出来た簡易的なリングで殴り合いして居た

  「噂通り、もしくは噂異常の街だな」

  と言いながら歩いて居ると

  「あ、あのう」

  耳が良い亜人じゃないと聞き零してしまう位の小声でアオフを呼ぶ声が聞こえた

  「うん?」

  アオフは小声がした方に振り返ると体が痣だらけで包帯に巻かれている女性がいた。

  首には例の首輪が付いて居たので拳姫なのは一発で分かった

  「あ、あの、私と試合をして下さい」

  「試合ね……」

  アオフは先程貰ったルールブックを開いて試合についての説明文を読む

  「試合を申し込まれて断る場合相手が納得する金額を提示しないといけない……か」

  アオフは此処に来る前にカエデに迷惑料と言う名目で持ち金を全て置いて行ったので金はないので

  「いいぞ

  その試合買った!」

  アオフはそう言うと

  相手は顔を暗くして

  「わ、分かりました

  付いて来てください」

  アオフは言われるがままに少女に付いて行く

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  アオフ達が辿り着いた場所は倉庫のような場所で

  「こ、此処で試合をします」

  少女は倉庫に入ってアオフも続く様に入る。

  倉庫には汚れているが試合は出来るリングと少女の様に包帯巻かれているボロボロの少女が沢山いてその奥で

  「ブヒヒ……新人を連れて来たな」

  王様気取りの様に椅子にふんぞり返りながら座って居る太っている豚鼻の豚の亜人が居た。

  「あぁ、成程ね。

  試合を断れば別の奴が試合を申し込んで金をむしり取り、試合を受けたら人海戦術でこっちの体力を削って弱らせるか

  其れがアンタらのやり口か」

  「ブヒヒ……お前は、私達に目を付けられた時点で終わりだ」

  アオフは最初に試合を申し込んだ少女を見る

  「……」

  少女はこの町に来た拳姫を詐欺まがいの試合を申し込んだうえで連れて来て袋叩にして配下を増やす行為に罪悪感を覚えているみたいだ

  アオフは

  「大丈夫だ

  私が勝ってこの地獄を終わらせる」

  この言葉に少女は驚いた顔をして

  「但し本気で殴るから歯を食いしばれ」

  そう言って試合が始まった

  三時間後

  「やっぱり人海戦術しても雑魚は雑魚だ」

  「ぶ、ぶひ」

  アオフの近くにはアオフが倒した相手が山積みになって居てリーダー格の豚の亜人はリングのロープににもたれ掛って気絶して居る。

  「準備運動にもならないな」

  アオフはふと上を見ると倉庫の開いて居る屋根から夜になって居る事に気が付く

  「もう寝るか」

  とアオフは開いて居る場所に毛布を引いて横になった

  そんで試合をしてみて感じた事を思い返す

  試合中は首輪の光が消える

  此れは上下関係が一時的に消えた事、そんで首輪からダウンカウントが聞こえた。

  簡易的なボクシングに審判役が居なかった理由は首輪が勝手に数えてテンカウントになると負けた方の首輪が青く光り勝った方の首輪が赤く光る

  此れで弱肉強食を見分けているみたいだ

  アオフはそう思いながら寝る

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  翌朝

  アオフはこの町の弱肉強食のルールで得た奴隷(仮)を試しに使ってみた

  結果、強者の言った指示は物語の様な洗脳系ではなく厳守のようで破れば首輪から赤い電気が流れて感電させるようだ

  その後

  「私は奴隷に興味は無いから、其処の豚以外でこの町に出たい奴は申して帰る場所が無い、まだこの町に止まりたい奴は奴隷商に売り飛ばす」

  そう言う

  全員がこの町に出たいと申し出たので、この街の出入り口に案内する。

  如何やら奴隷以外なら自由に出入り出来て奴隷は強者=主の許可なしでは出られないようだ。

  なので私は街から出る事を許可して其の上で首輪を外した。

  その後、豚の亜人を奴隷商に売り飛ばして金銭を受け取ってからアオフの目的地のアウトナックルタウンの観光名所のコロシアムに向かう