宇宙船コリウスは惑星ペリウィンクルの上空に到着した。
【転送ゲート前】
ソニックエース達は、コリウスの転送ゲート前に居た。
「此処からはそれぞれのチームで行動する ナビ転送を頼む」
オルティオスは、ソニックエース達とナビに指示をする。
【操縦席】
〔了解! 転送開始‼〕
ナビは、操縦席からオルティオスの指示で転送ゲートを起動させる。
【転送ゲート】
それぞれのチームはそれぞれの場所へ転送される。
【操縦席】
奈雲は、自分専用の小型パソコンを使っていた。
〔全員無事に指定ポイントに転送完了しました〕
ナビは、オルティオス達の位置を確認する。
「OK! こっちも現在地を確認した」
奈雲は、小型パソコンでオルティオス達のサポートの準備をしていた。
【川辺】
オルティオス・サイラス・チェンバーチームは川辺近くに転送される。
【草原地帯】
ランビュ・コブラージャ・ダリウスチームは草原地帯に転送される。
【岩場地帯】
ソニックエース・ネシリス・マシャンタチームは岩場地帯に転送される。
「……無事に到着したな」
ソニックエースは、周りを見て自分達の現在地を確認する。
「すいませーん!」
マシャンタは、ソニックエース達に呼び掛ける。
「ん?」
ソニックエース達は、マシャンタの声がする方へ視線を向ける。
「助けて……」
マシャンタは、岩の間に挟まっていた。
「おわっ‼」
ソニックエース達は、マシャンタの状況を見て驚く。
「大丈夫ですか?」
「すぐに引っ張り出す!」
ソニックエース達は、慌ててマシャンタを岩の間から引っ張り出す。
「ふぅ、助かった……」
マシャンタは、岩の間から抜け出せて一息付く。
《あーあー、俺の声 聞こえる?》
突然、ソニックエース達の通信機から奈雲の声が聞こえて来る。
「大丈夫だ 聞こえているぜ」
ソニックエースは、通信機を起動させ奈雲に返事をする。
《お互いのチームは可なり離れた場所に居るが近くに危険生物は居ないぜ》
奈雲は、ソニックエース達に現状の報告をする。
「了解! そのままサポートを宜しくな」
《ああ、任せろ‼》
奈雲とソニックエースは、一度通信を切る。
「それでどうします?」
ネシリスは、ソニックエースに作戦を尋ねる。
「兎に角、相手側の攻撃に気を付けながら進もう」
「了解です」
ソニックエース組は警戒しながら先を進む。
【操縦席】
奈雲は、操縦席からオルティオス達のサポートしていた。
「そろそろチームがぶつかるな」
奈雲は、小型パソコンでオルティオス達の状況を調べる。
〔あら?〕
ナビは、モニター画面を見て何かに気付く。
「どうしたんだ?」
〔惑星ペリウィンクルに何かが近付いて来ています〕
ナビは、気付いた事を奈雲に報告する。
「何が近付いて来ているんだ?」
奈雲は、小型パソコンを置いてメインコンピューターを操作する。
すると、メインモニターに上空から大型宇宙船が墜落して来る。
〔これは……宇宙船‼〕
「こちら奈雲‼ 全員応答してくれ‼」
奈雲は、墜落してくる大型宇宙船を見て至急ヘッドセットでオルティオス達に連絡を入れる。
《どうしたんだ? そんなに慌てて》
ソニックエースは、奈雲の通信を聞いて不思議がる。
「上空から大型宇宙船が墜落してくるんだ‼」
奈雲は、急いで用件を言う。
《『何だと‼』》
《『何ですって‼』》
ソニックエース達は、奈雲の話を聞いて驚く。
その直後、墜落の音が聞こえて来る。
《『うっ‼』》
ソニックエース達は、墜落の衝撃に耐える。
〔皆 大丈夫!〕
「応答してくれ‼」
奈雲達は、ソニックエース達に呼び掛ける。
《大丈夫だ》
《何とか無事です》
《酷い目に合ったぜ》
オルティオス・ランビュ・ソニックエースの順に返事が来る。
〔良かった……〕
奈雲達は、オルティオス達が無事だという事に安心する。
《全員訓練は中止だ 墜落現場へ向かい救助を行う!》
オルティオスは、ソニックエース達に指示を出す。
《解りました!》
《宇宙船が墜落した場所は何処だ?》
ソニックエースは、奈雲達に宇宙船の墜落現場を尋ねる。
〔えっと……ソニックエースチームが一番近いわ〕
ナビは、墜落現場を調べて答える。
《了解! すぐ現場へ向かう》
「念の為 俺も行く ナビ後は頼む‼」
奈雲は、ヘッドセットの通信を切りスコープ付きの銃と小型パソコンを持って転送ゲートへ向かう。
〔了解! 気を付けて〕
ナビは、奈雲を見送る。
【惑星ペリウィンクル・墜落現場】
《~その頃~》
ソニックエースチームが一番に墜落現場にやって来る。
墜落現場には大破した宇宙船の残骸があっちこっち落ちていた。
「これは酷い……」
「滅茶苦茶ですね」
ネシリスとマシャンタは、墜落現場を見て唖然としていた。
「おーい‼ 誰か居るかー! 居たら返事してくれー‼」
ソニックエースは、墜落現場に向かって呼び掛ける。
「此処です‼ 誰か助けて……」
近くの瓦礫から助けを求める声が聞こえて来る。
ソニックエースとネシリスは、急いで近付いて瓦礫を退かす。
そこから看守型ミニロスが出て来る。
「大丈夫?」
マシャンタは、看守型ミニロスに話掛ける。
「ええ、何とか……」
看守型ミニロスは、マシャンタに返事をする。
「貴方は?」
「ボクは看守ミニロス“九九三”です」
看守型ミニロス(九九三)は自己紹介する。
「看守?」
「はい この宇宙船はアノヴィス星や他の星で悪さをしたヴィラノス達を収容する為の『監獄船』なんです」
九九三は、墜落した宇宙船の事を話す。
「……この周りに落ちている大量のポッドは何だ?」
ソニックエースは、周りに転がっている沢山のポッドに気付く。
「ああっ‼ 『収容ポッド』が‼」
九九三は、転がっているポッドを見て慌てる。
「収容ポッド?」
ネシリスは、九九三の話を聞いて不思議がる。
「それは囚人達を収容する為のポッドです」
九九三は、収容ポッドの事をソニックエース達に話す。
そこへ転送ゲートが開かれる。
『‼』
ソニックエース達は、転送ゲートが開かれた事に気付く。
転送ゲートから奈雲が現れる。
「ソニックエース‼」
奈雲は、慌ててソニックエース達の所へ駆け付ける。
「奈雲 来たのか」
「ああ、俺も手伝おうと思ってな それで状況は?」
奈雲は、ソニックエース達に状況を尋ねる。
「この墜落した大型宇宙船は監獄船で囚人達を乗せていたのです」
ネシリスは、奈雲に状況を説明する。
「成程、つまりこの転がっている収容ポッドを回収すれば良いんだな」
奈雲は、ネシリスの話を聞いて周りを見て納得する。
「そうなりますね」
「んじゃ、早速ポッドの回収を……」
ソニックエースは、収容ポッドを回収しようとする。
すると突然、近くに落ちている収容ポッドの蓋が吹っ飛ぶ。
「危ないっ‼」
奈雲は、収容ポッドの蓋が飛んで来る事に気付いてソニックエース達に注意する。
ソニックエース達は、飛んで来た収容ポッドの蓋を避ける。
「今のは?」
「墜落時にポッドの中の冷凍保存装置が壊れてしまったようです」
九九三は、状況を分析する。
「それヤバくないか?」
奈雲は、スコープ付きの銃を構えながら尋ねる。
すると、収容ポッドからゾウガメ型ヴィラノスが出て来る。
「何だ アイツは?」
「ゾウガメ?」
奈雲は、ゾウガメ型ヴィラノスを見て呟く。
「亀って言うなぁぁぁっ‼」
ゾウガメ型ヴィラノスは、奈雲の一言にキレて叫びながら甲羅に籠り回転しながらソニックエース達に襲い掛かる。
「避けろ‼」
ソニックエース達は、ゾウガメ型ヴィラノスから避ける。
すると、ゾウガメ型ヴィラノスの攻撃技が壊れた宇宙船に当り激しく減り込む。
「凄い 減り込み……」
マシャンタは、減り込んだ所を見て驚く。
「二人共、此処からはぶっつけ本番でヴィラノスを捕獲だ!」
ソニックエースは、武器を構えてネシリスとマシャンタに指示する。
奈雲もスコープ付きの銃を構え戦闘態勢に入る。
「え? 私達はまだ捕獲方法を習っていません」
ネシリスは、ソニックエースの指示を聞いて焦る。
「兎に角、アイツの動きを封じれば良いんだ」
ソニックエースは、単純に説明する。
すると、ゾウガメ型ヴィラノスが再び襲って来る。
「このっ‼」
奈雲は、スコープ付きの銃でゾウガメ型ヴィラノスを攻撃する。
だが、回転しているせいで銃が弾かれてしまう。
「はあっ‼」
ソニックエースは、得意武器でゾウガメ型ヴィラノスを弾き飛ばす。
「うおっ‼」
ソニックエースに弾き飛ばされたゾウガメ型ヴィラノスは近くの大岩にぶつかる。
ぶつかった大岩が砕けて破片が飛び散る。
丁度、ランビュチームも墜落現場へ到着する。
「わっ‼」
ランビュ達は、突然飛んで来た岩の破片に咄嗟にガードする。
「何だ もう戦闘が行われているのか?」
コブラージャは、現状について尋ねる。
「おのれぇ~」
ゾウガメ型ヴィラノスは、うねりながら立ち上がる。
「何だ?」
「亀か?」
「亀って言うなぁぁぁっ‼」
ゾウガメ型ヴィラノスは、コブラージャの一言で再びキレる。
「怒らせてどうするんですか‼」
ランビュは、コブラージャに注意する。
「オレはそんなつもりで言ったんじゃねぇ!」
「こんのおぉぉっ‼」
ダリウスは、ゾウガメ型ヴィラノスに攻撃を仕掛ける。
だがゾウガメ型ヴィラノスは、咄嗟にダリウスの攻撃をかわし、そのまま頭突きをくらわす。
「ぐわっ‼」
ダリウスは、頭突き攻撃を受けて吹き飛ぶ
「ダリウス‼」
「おわっ‼」
ダリウスが飛ばされた先にソニックエースが居てぶつかる。
「ソニックエース‼」
「ダリウス‼」
奈雲達は、目の前の状況に驚く。
「貴様達に係わっている暇はねぇんだよ‼」
ゾウガメ型ヴィラノスは、その場から立ち去る。
「待て‼」
ソニックエースは、起き上がりゾウガメ型ヴィラノスを追い掛けようとする。
ゾウガメ型ヴィラノスは、ランビュ達の横を通り抜ける。
「わっ‼」
「おわっ‼」
ランビュ達は、ゾウガメ型ヴィラノスが真横を通って行った事に驚く。
「早っ‼」
奈雲は、ゾウガメ型ヴィラノスの素早さに驚く。
ゾウガメ型ヴィラノスは、そのまま何処かへ向かう。
「……逃がしちまったぜ」
ソニックエースは、ゾウガメ型ヴィラノスを逃がしてしまった事に悔やむ。
【次回に続く】