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白獅子淫魔に堕とされる街

  白獅子はあまりにも美しかった。

  一目見た瞬間に心を奪われるような美しさだった。

  純白の鬣。禍々しくねじくれた角。ルビーの瞳。黒曜石の結膜。濡れた鼻。

  全身から仄かに甘い香りのする煙が立ち昇り。

  頑強な首。盛り上がった肩。腹部に影を落とす分厚い胸板には谷間が作られ。

  部位ごとにくっきりと分かれた腹部。へそに当たる部分にはピアス。

  下腹部には妖艶な紋様。逆三角形の体格を彩る背中には蝙蝠のような皮膜の翼。

  引き締まり、それでいてボリューム感の失われていない尻。

  臀部から伸びる尻尾は黒く、蛇のようにつるりと月明かりを浴び、煌めく。

  毛並みに覆われた股間からづるり、と姿を覗かせるのは頑強な体格に良く似合う、凶悪でグロテスクな逸物。

  どくっ、どくっ、と竿に隆起した血管が脈動すると先端からどぷどぷと液体が滲みだす。

  竿の裏には段差。幾重にも並んだボールピアス。

  根本から数本の触手が蠢き、自身の太腿を這いずり回りながらぬちゃりぬちゃりを淫猥な音を立てる。

  逞しい上半身を支える下半身も当然頑強だ。

  大木のような太腿に、握り拳大の筋肉が浮かび上がる脹脛。

  「ッ…ッ…!!」

  「初めまして、私の愛おしいアナタ。」

  体の奥底から沸き上がる衝動を必死に抑え込みながら。

  白獅子を睨みつけるのはまだ少々若い灰色の毛並みを誇る牛獣人の戦士だ。

  父親でもある団長から話に聞いた事がある。

  雄を貪り、雄を籠絡し、自らの傀儡へと作り変える邪悪な存在-淫魔。

  たった一匹で一つの国を堕とした。数匹の淫魔が現れた戦場では殺気に満ち満ちていたはずの雄達が何もかも投げ捨て淫蕩の宴に耽り、そのまま果てた。

  恐ろしく悍ましい存在。

  本能で直感する。今目の前にいる白獅子が、その淫魔という存在であると。

  半月が微笑む空。雄臭さが充満する部屋の中は酷く静かだ。

  まるで、世界からその部分だけが切り取られているかのような不自然な静けさ。

  褌のみ身につけていた牛は周囲に異変を知らせるべく声を上げようとして…

  全く声が出ない事に気が付いた。

  「ふふっ、少々時間がかかってしまいましたが効果はてきめんの様ですね。良かった、これでアナタと思う存分、まぐわえますね…♥」

  白獅子は優雅に尻尾を動かしながら牛へと近付いた。

  厳しい鍛錬を積み鍛え抜かれた、まだ青い肉体。

  弾け飛びそうな皮膚。太く強靭な筋肉に張り詰めた胸。

  白獅子の無駄がなくただひたすらに美しく頑強な肉体と違い武骨で荒々しい肉体。

  吐息がかかる距離まで近付かれ、ぞくりと背筋に冷たいものを感じた牛は拳を振り上げた。

  しかしその拳が振り下ろされるよりも遥かに素早く。

  白獅子の尻尾が牛の体を這いずり、腕の動きを制限する。

  「おっと、流石にアナタの拳を受ければ私もタダではすみませんからね。…とはいえまだ抗おうとしているのはとても素敵です。アナタに目をつけて良かった。」

  白獅子は目を細め喉をくつくつと鳴らすと牛の胸に自らの豊満な胸を押しつけた。

  むぎゅ、と肉の擦れる音。どくんどくんと熱く鼓動が伝わり、ただそれだけで背筋に走っていた冷たいものが一気に熱く、やがて明確な快楽へと変わっていく。

  「〜〜〜ッ…!」

  甘い香りがする。果物や花を煮詰めて、凝縮し、その香りのエキスだけを取り出したような。幻と呼ばれる酒を開けたときのような。

  嗅いでいるだけで脳が幸福に満たされていく甘い香り。

  白獅子を睨みつけていた瞳がやがてとろん、と蕩けていく。

  牛の表情を見ながら白獅子は両手で胸を押さえ、乳首と乳首を擦り合わせる。

  大振りの乳首に括り付けられたリングピアスが、牛の小さく可愛らしい乳首に刺激を与えて。

  牛はびくんびくん、と身を震わせるとやがて口を開き、舌を垂らした。

  目尻が下がっていく。それと反比例に褌が持ち上がり、先端がうっすらと濡れ始めた。

  履き込まれた褌、そこに染みついた汗と雄の香りが雄の液体で部屋の中へと拡散していく。

  「あぁ、可愛らしい…そんな初心なリアクションをされては…私も滾ってしまって、我慢が出来ない…♥」

  すんすんと鼻を動かし。白獅子は顔を牛の首に近づけた。

  にょろり、と口の間から姿を見せるのはどう収まっていたのか牛には理解出来ない長さの舌。

  長く、太く。先端は二つに分かれ、鋭利に尖って。

  首筋に絡みつく。

  砂糖を溶かした液体のような唾液が牛の首筋から肩へ、胸板へ落ちていく。

  太い血管をなぞり、汗と雄の味を堪能し。

  「…そろそろ封を解きましょうか。」

  白獅子は牛の表情が蕩けきり、目尻に涙が浮かんでいるのを確認すると指をぱちん、と鳴らした。

  牛はハッ、とした表情を一瞬浮かべると。

  「ぶもっ、ぶもぉっ♥ぶもっ、ぶもぉ"っ♥」

  押さえつけられていた声を。甘えるような声を上げ、腰をカクカクと揺らす。

  褌が窮屈で仕方が無い。腰を動かす度にグチュグチュと卑猥な音が響く。

  だがそれよりも疼くのは…一度たりとも雄を受け入れたことのない菊門。

  この甘い香りを嗅いでいると、白獅子の鼓動を、熱を感じていると。

  どうしようもなく雄穴が疼き、汁が溢れ出し、ぐぱぐぱと蠢いて。

  「これも邪魔ですね。」

  刺激を受け少しずつ大きくなっていく牛の乳首を更に乳首でこねくり回しながら、白獅子は鋭い爪で褌を切り裂いた。

  瞬間、外へ飛び出すのは押さえ込まれていた獣臭と蒸れた香り。そして白獅子の凶悪な逸物に負けず劣らず凶悪な逸物。

  だがその先端は綺麗な桃色をしており、やはりこちらも経験がない事をありありと示していた。

  牛が抵抗するそぶりを見せなくなると白獅子は尻尾と長い舌を解き放ち、牛の瞳を見つめながら。

  「さぁ…私に、身を、心を委ねて。アナタは私のモノ。私の可愛い可愛い仔。」

  「ぶもっ、ぶもぉ…♥ぶもっ、ぶもぉっ…♥」

  その言葉は聞いてはいけない。その言葉に応えてはいけない。

  そう分かっていても。牛に逆らう事は出来なかった。

  白獅子の瞳に映る、自分の瞳。そこに狂気と狂喜の光が混ざった。

  「おれ、は…アナタの、仔、です…ッ♥」

  「良く言えました。」

  白獅子はにこりと微笑み。二つに分かれた、鋭利な舌を。

  づぷり、と牛の首に走る太い血管へと突き刺し。

  牛の理解出来ない言葉-呪いを呟く。

  その声が脳に届き。血管から白獅子の体液が注入されると。

  「ぶもぉ"っ、ぶもぉ"ぉ"ぉ"っ♥」

  ぶびゅるぅっ、ぐぶびゅるぅっ♥

  想像を絶する快楽に牛は絶叫し、背筋を仰け反らせると特濃の精液を迸らせる。

  吐き出せば吐き出すほど快楽が増し、同時に自分の中の何かが抜け落ちていく。

  そして抜け落ちた分だけ、新たに白獅子から何かが注ぎ込まれていく。

  全ては快楽のために。全ては白獅子の、主人のために。何もかも、何もかも、全てが。

  快楽以外のことが些事であるという、価値観。

  背中が、頭が熱い。熱さが集中すると…

  めりぃっ、と肉体の悲鳴。直後に飛び出す、皮膜の翼。

  牛の角がぼとり、と落ちると後から生え出すのは曲がりくねった山羊のような角。

  視界がぐるんっ、と一回転したと思えば部屋の見え方が変わる。

  自分が放っていた雄の香りが激しく脳内をかき混ぜ…雄穴が一気に拡がった。

  発情している。作り変えられた肉体が雄を求めている。

  溢れ出す精液がやがて量を減らすと、新しく溢れ出すのは桃色をうっすらと纏った透明な粘液。

  白獅子はその液体を触手で掬い上げると牛の首から舌を抜いた。

  「再誕、おめでとう。私の可愛い仔♥」

  股間で蠢く触手を口元へと伸ばし、牛の出した桃色の粘液を舐めとると白獅子は牛の頭を撫でた。

  吐精の快楽、再誕の悦び。牛はびくびくと小刻みに体を震わせると。

  「んもぉ”っ♥っぉっ、ぉ”っ♥ぉ”っ♥ご主人ッ、様ッ♥」

  白獅子の背中に腕を絡ませ、確かに笑った。そこに屈辱や恥辱、絶望はかけらもない。

  牛ははみ出させた舌を伸ばす。

  太く短いはずの舌がにゅぐり、と伸び。その先端が二つに裂ける。

  違和感を覚えたのはほんの一瞬。すぐに牛はその舌先をチロチロと動かし、白獅子の鬣を舐った。

  「ご主人様ぁ♥俺ッ、俺はぁ♥ご主人様の愛奴♥ですからぁ♥なんでも、ご命令くださいッ♥ご主人様の種ッ、因子ッ♥俺の処女ケツマンぶち犯して注ぎ込んでくださいッ♥」

  再誕前だったら考えられないような淫らな言葉がするすると出てくることに少し驚きながらも牛は体の奥底から湧き上がる獣欲に身を任せる事にした。

  白獅子の美しく頑強な肉体を見るだけで、凶悪な逸物に触れるだけで、吐息を浴びるだけで。

  街を守る民兵団の副団長であった時には知る由もなかった快楽と充足感を得られているのだ。

  もしこの獣欲を満たされたら。疼く下腹部を、ぽっかりと拡がった雄穴を。

  蹂躙されたらその幸福と恍惚は?

  牛の懇願に白獅子は目を細める。牛の顎を持ち上げ、口づけを交わす。

  割れた舌と舌が重なり合う。甘い蜜を交わす。

  牛は夢中で白獅子の口腔内を貪り、尖った牙を丹念に舐る。

  白獅子は牛の角や翼を撫でながら逸物を重ね合わせ。腰を動かす。

  硬く、熱い肉の塊。ボールピアスがこりゅこりゅと可愛らしく竿を擦ると牛は悶えながらぴゅるぴゅると逸物から透明な粘液‐淫魔の媚薬を溢れさせた。

  「それでは…始めましょう。私とアナタの契り。」

  唇を離し、垂れた唾液を手の甲で拭い。牛の耳元でそう囁くと白獅子は腰を下ろし…

  牛の両膝の裏に手をまわし軽々と持ち上げて見せた。

  腕の瘤が隆起する。胸がパンパンに張り、山脈の肩が鳴動する。

  雌のような妖艶さから溢れ出す生物としての力強さ。格の違い。それにただ、牛は心を震わせるばかり。

  この淫魔に仕え、その眷属になれたという悦び。

  牛は柱のようにそそり立つ白獅子の体に全身を預け、首に両腕を絡めた。

  見下ろす。自分の逞しいといえるはずの逸物がちゃちなモノに見える禍々しい逸物が。

  何も知らない、初釜を。蹂躙しようと蠢いている。

  「ひっ、ひひっ…ぶもっ、ぶひっ、ひひっ♥」

  その存在感に牛は引きつったような、それなのにどこまでも幸せそうに口角を持ち上げた。

  ぐぱぁ、と拡がった雄穴から雄膣内で分泌された液体が染み出し、とろとろと白獅子の逸物をコーティングしていく。

  「…イくぞ。」

  本性を剥き出しにしたか、白獅子は残忍に囁きかけると怒張した逸物を牛の雄穴に宛がい、

  ずんっ♥

  一気に。情け容赦なく。牛の雄穴を割り拡げ、雄膣の中へと逸物を捻じ込んだ。

  余りの衝撃と痛みに牛は呼吸する事も忘れ、膨れ上がった自らの腹を見下ろした。

  どくんっ、どくんっ、と雄膣を圧迫する逸物の鼓動が体内から。

  脈動する逸物の形が体外から。見えるはずのないその光景を見れば牛は。

  「ぶもっ、ぉ”ぉ”~~~ッ♥ぉ”っ、ぉ”ほぉ”ぉ”っ♥」

  野太くも可愛らしい嬌声を上げた。

  膨らんだ亀頭が雄膣の奥の奥、結腸寸前まで到達し、催淫効果のある先走りを塗り付ける。

  段差の出来た雁首が雄膣の襞にひっかかり、捲り上げ。

  ボールピアスの連なった竿の裏側が、竿に並んだ肉の突起がごりゅごりゅと雄膣や前立腺を圧し潰す。

  逸物の根元に蠢く触手は雄穴をくちくちと刺激しながら意味のなくなった睾丸や逸物の根元を抑え込む。

  「ふふっ、ククッ、ククカカカカッ…!!!良い、良いぞ、その顔、その声、その仕草ッ!最初に貴様を堕として正解だったなぁッ!」

  白獅子は哄笑すると牛の重量をものともせず両手と腰を同時に振り始めた。

  ずんっ、どごぉっ♥ばづんっ、どぢゅっ、どぢゅんばぢゅごぢゅるぅっ♥

  「っほぉ”っ♥ぉ”っ、ぉ”~~ッ♥ぉ”っ、ぉ”っ、っひぃ”ぉ”ぉ”っ♥」

  白獅子の腰の動きは洗練された無駄のないものだ。

  的確に牛の前立腺を抉り上げながら結腸を持ち上げる。

  排泄を試みようと蠢く雄膣に合わせ逸物を抜き取り、塞がりかけた部分を再び割り拡げる。

  牛は涙と鼻水で顔をぐちゃぐちゃに汚しながら目を上に向かせ、尻尾を振り回した。

  「フゥッ、フッ、フッ、フゥ”ッ…!ここまでッ、体がッ、我が眷属として馴染むとはッ…元々ッ、売女の才能があったのだろうなぁッ!肉壷がッ!」

  「ぉ”っ、っほぉ”ぉ”っ♥ぉ”っ、ォ”~~~ッ♥」

  「そんなイキ顔晒してッ、情けないと思わないのかッ、応えろッ!」

  牙を見せ、舌を伸ばし、尻尾を太腿に絡め、逸物を扱く。

  胸板と胸板がぶつかり合い、汗が弾け飛ぶ。

  与えられる暴力にも似た快楽。汗の感触と香りが入り交ざり、脳みそをぐちゃぐちゃにかき混ぜられている牛に応える事など当然出来る訳もない。

  牛はもはや言葉にならない嬌声を上げ続けながら白獅子に抱き着き、逸物からとめどなく滝のように粘液を溢れさせるばかり。

  もちろんそうなるのを、白獅子は把握している。

  その上で。

  「町を守る副団長が聞いて呆れるッ!とんだ雌犬がッ!…ククッ、貴様の仲間も同じように内には獣を飼っているのだろうなぁッ!貴様と同じッ、貴様以上の、貴様以下の獣ッ!」

  「ぐふひぃ”ぃ”っ♥ぉ”っ、もぉ”ぉ”ぉ”ぉ”っ♥」

  罵る言葉。それにすら牛は快楽を見出し。

  そして頭の中に巡るのはかつての仲間。再誕する前に同じ釜の飯を食った仲間たち。

  白獅子は動きをぴたりと止める。

  「ぉ”っ、ぉ”ぉ”っ…?ぉ”っ、ぉ”っ…」

  与えられていた快楽が突然消え失せる。それに困惑しながら牛はしかし、期待に満ち満ちた瞳を白獅子に向けた。

  白獅子は喉を鳴らし。

  「…欲しいよなぁ?我が因子。我が種。我の眷属故、良く馴染むだろうなぁ。」

  「はっ、はひっ♥ほひぃっ、ほひぃれひゅっ♥ご主人様ッ、ご主人様のチンポッ♥種汁ッ、チンポミルクッ♥濃いザーメンッ♥俺の中一杯にッ」

  「なら条件を課す。…貴様のかつての仲間。奴らを堕とせ。肉の悦びしか考えられぬ獣以下の存在へ。中には貴様のように我の眷属になるだけの資質を持つモノも居るはずだ。…我らと混じり、まぐわい…更なる快楽の宴に耽ろうではないか。」

  牛はぱぁっ、と明るい表情を浮かべるとガクガクと壊れた人形のように激しく、首を縦に何度も振った。

  「はいッ!俺ッ、やりますッ♥皆ッ、肉奴隷ッ♥眷属ッ♥肉壷ッ、便所ッ♥なりますッ、ならせますっ♥だから早く俺の中にちんぽっほぉ”ぉ”ぉ”っ♥」

  言葉の最後を聞き届ける事無く。白獅子は絶頂に向けて腰を振り始める。

  ぎゅるぎゅると絡みついた雄膣が更に締まり、前立腺と結腸がぴったりと竿にぶち当たると。

  「~~~~ッ♥」

  ばがぁっ、と。亀頭の先端に僅かな空間。

  結腸が。本来何物も外部から受け入れられないはずのそこが拡がる。

  もちろん白獅子は逃さない。

  「受け取れッ!!!」

  ずどごぉっ♥

  腹が勢いよく持ち上がり、汗の飛沫が指向性を持ち、牛の顔を濡らした。

  ほんの瞬きの間。

  肉竿の中を熱が駆け登る。

  どぶっ…

  どぼぉっ♥どぼっ、どぼどぼっ、どぼごぼぉっ♥

  「ひぃ”ぃ”ぃ”ぃ”ぉ”ぉ”ぉ”ぉ”っ♥♥もぉ”ぉ”ぉ”ぉ”っ♥」

  牛の腹部が一気に膨れ上がる。

  注ぎ込まれるのはムースのような、半分固体のような。とびきり特濃の精液。

  満たされる悦び。自らより屈強な雄を絶頂に達させたという精神的な充足。

  それらが重なるとそれこそこの世のものとは思えない快楽に全身が霧散していくような感覚に陥る。

  目の前が明滅し、何も見えず、白獅子の笑みだけが脳に張り付いて。

  数分のような、永遠のような。

  喉が枯れるほど嬌声を上げ。牛は膨れていく自らの腹をうっとりと眺める。

  ‐逸物に、睾丸に、下腹部に、胸に。

  ジクジクと痛みと熱が走れば、肉が灼け、紋様を作り上げていく。

  灰色に生える桃色のそれは、周囲の雄を無作為に発情させ、自らもまた無限に発情し…

  性の悦びを何倍にも増幅させる、禍々しくも妖艶な淫紋。

  「あはっ、あはぁ”っ♥」

  「ククッ…ふふっ、改めて、再誕、おめでとう。我が仔。」

  白獅子は射精が終わってもなお萎えることの無い逸物で牛の体を支えながら。

  触手で牛の逸物を扱き…牛の逞しい胸に、乳首に。牙を立てた。

  [newpage]

  副団長としての職務を真っ当にこなし、兵士達、そして父である団長からも一目置かれている。

  おかげで寮内や街の関係者以外立ち入る事の出来ない場所も全て素通り出来た。

  体の奥底が疼き続けている。ぐつぐつと煮えたぎっている獣欲。

  牛は人の出入りが行われない時間を狙い、厨房へと入り込んだ。

  「はぁぁっ、はぁっ、はぁぁっ♥」

  手には使い込み異臭を放つ布切れ。

  身につけている衣服を脱ぎ、屈強で妖艶な肉体を露出させる。

  親指の先端ほどにまで膨らんだ乳首にはハートの形を模したリングピアス。

  下腹部に刻まれた淫紋は脇腹にまで広がり、衣服の上からではわからない程度に鼓動と合わせ明滅している。

  白獅子の淫魔の様に触手が生え始めた禍々しい逸物。太く、長く、硬い。

  睾丸にも淫紋が刻まれており、日毎に大きさを増していた。

  「スゥゥゥッ…んふはぁ"っ♥父上の褌ッ、くせぇっ♥くさくてッ、頭っ、溶けるぅ♥」

  牛は鼻に布切れ-団長の身につけていた褌-を押し付けると思い切りその香りを肺と脳に叩き込みながら逸物を扱き始める。

  周囲に居る兵達は牛の肉体が生まれ変わった事に気が付いていない。

  白獅子の隠匿の淫術は牛が思っていた以上の効果を持っていたようだ。

  -それがたまらなく、寂しい。

  もしこの肉体が知られれば、兵士達は己を失った獣となり自分を犯してくれる。その雄穴に逸物をぶち込み存分に種を注いでくれる。

  そうされたい、そうしたい。

  その欲求はしかし白獅子により禁じられた。

  何故そうしているのか牛には分からない。だが、主が言うのなら逆らう道理はない。

  「ぉ"っ、ぉ"っ、ぉ"〜〜ッ♥厨房でッ♥種無しチンポ扱くのッ、気持ち良いッ♥父上のチンポ臭ッ♥しゅきっ、しゅきぃ"っ♥」

  逸物を扱く手は勢い良く、力強く、それでいながら繊細。

  あっという間に溢れ出した先走りは…食用に甕へと貯めている大量の水へと落ちた。

  甘い香りの液体は水に溶けていく。

  これを口にすれば雄達の肉体は当人達が気が付かぬ内に少しずつ変貌していく。

  強靭に、頑強に。伴い獣欲も膨れ上がる。

  普段は理性で抑え込める程度だが…時が来れば。貯水量を超えたダムのように決壊する。

  「ぶもっ、ぶもぉ"っ♥」

  想像するだけで達しそうになる。逸物を扱く手に力が籠る。

  全身をゾクゾクと快楽が駆け抜けていく。

  自らを信頼し、自らも信頼している兵士達を獣へと堕とす。

  淫魔の作る快楽の宴を愉しむ。

  その背徳感が牛の精神をどこまでも堕として。

  「ぉ"っ、ぉ"っ♥ぶもぉ"ぉ"ぉ"っ♥♥」

  びくんびくん、と牛は全身を反らせると強く鼻で息を吸い込み、逸物を扱き上げた。

  淫紋のついた睾丸が競り上がる。

  ぼぶびゅるぅっ♥ぶしゅっ、ぶしゅりゅぅっ♥

  逸物の先端から迸ったのは精液とは異なる液体。

  淫紋によって催淫効果のある媚薬へと作り替えられた子種だったもの。

  桃色のそれは粘度が低く、水に落ちると先走りと同じ様に水へと混ざり合った。

  「ぶもぉ"ぉ"っ、ぶもぉ"ぉ"っ♥」

  荒く息を吐き。快楽の余韻に腰を振るわせながら牛は逸物を扱き、竿の中に残っている媚薬を余す事なく甕の中へ注ぎ込んだ。

  これを兵士達が口にする。自らの父、団長も同じだ。

  「ふふっ…ふふっ、ふふぅっ♥ごしゅじんさまぁ♥楽しみですッ、俺ッ♥」

  牛は呟くともう一度褌の香りを確かめ…背筋を震わせた。

  [newpage]

  ある日から副団長-息子に対し、発情している事実に団長は気が付きながら目を逸らし続けていた。

  息子に発情し、情欲の目を向けるなどあり得てはいけない。

  理性と知性をもって本能を抑え付けていた団長はしかし。

  眠れずにいた。

  「ぅぅっ…ぬぅっ…」

  体がどうしようもなく熱い。忘れかけていた雄の本能が身を焦がしている。

  ベッドから体を起こすと団長は縁に腰掛ける。

  潜り抜けた死線の数だけ全身に刻み込まれた古傷。

  歳を経てなお衰える事を知らない肉体は熟成され、灰色の毛並みが雄壮に団長を彩る。

  唯一身につけていた褌は持ち上がり、先端には大量の汁が滲み出していた。

  「私は…」

  褌を取り払う。

  姿を見せるのは雄の欲望。肉の塊。肉竿。

  相当使い込まれているのだろう先端はドス黒く。竿に絡まる血管は太く。

  雄の両手でも覆い切れない太腿。そこに並んでも負けず劣らずの存在感を示す竿。

  抑えつけるものが無くなった事でぶるんっ、ぶるんっ、と暴れ回り団長の太腿や腹をベチベチと叩く。

  「ぅぅっ…ぅっ、ぅぅっ…!」

  これだけ肉体が発情したのは久方振りだ。もしかしたら、初めて子作りをした時よりも強く発情しているかもしれない。

  考えが纏まらない。

  団長は荒く息を吐きながら目を血走らせ、逸物を掴んだ。

  軽く扱く。僅かな刺激でも全身に稲妻が駆け抜け脳内に幸福感が広がった。

  そして。その脳内に浮かぶのはある日からの副団長の姿だ。

  以前と変わっていないはずなのに。

  所作一つ一つが妖艶。

  鍛え抜いた肉体から汗が弾け飛ぶ度にどくん、と鼓動が強まった。

  香りを嗅いでいると襲い掛かりそうな衝動に駆られる。

  目に湛えた光は団長の瞳を射抜くと脳裏に焼き付いて。

  むちりむちりと衣服を着ていてもなお伝わる手触り、質感。

  あの雄を抱いたらその瞬間の快楽は…

  「はぁ"っ、ぁ"っ、違うッ、私はッ…ぁ"っ、ぶもぉ"っ、ぶもぉ"っ…!」

  息子の抱き心地を想像してしまった団長は首を振り、声を上げたがその声はすぐに快楽で塗り潰される。

  逸物を扱く手が止まらない。

  褌から染み出すほど溢れていた先走りがあっという間に逸物に塗され、潤滑油代わりとなる。

  スムーズに動く手。扱かれる竿。自らを律していた分、快楽が一挙に押し寄せて。

  粘液が擦れ、恥垢を溶かし、白っぽく泡立つと睾丸まで濡らしベッドへと染み込む。

  睾丸が次々に子種を作り、解放の時を待ち侘びている。

  果てそうになる。耐え切れない。

  そう確信した時。

  「父上、夜分に失礼しま…」

  がちゃりとドアが開いた。声が聞こえた。

  解放されかけた欲望がさぁ、と引いていく。

  扉の向こうにいたのは…副団長。息子の牛。

  部屋はそこまで広くなく、ベッドから扉の位置も近い。

  ランプを小さく焚いており、月明かりしか差し込まず薄暗い部屋の中でも…

  見えるだろう。濡れた凶悪な逸物に手をかけている様が。

  団長は絶句している牛に向かい首を振る。

  「いやっ、違うッ、待てっ、一回外に出てくれ、話なら後で聞く、だから…」

  恥ずかしさのあまり言葉を詰まらせた団長に。

  牛は-淫魔は。

  「…父上…そのような姿を見せられては…はぁ"っ、ぁ"っ…♥」

  濡れた言葉を漏らし、目尻を下げると部屋の中へと足を踏み入れた。

  ぺろりと舌舐めずりする。その舌は二つに分かれ、境となったある日とは異なった形状。

  「ま…お前…それ…は…」

  扉を閉め、衣服を脱ぐ。

  むわぁ、と汗と蒸れた雄の香りに甘ったるい香りが混ざった、独特の芳香が部屋の中に充満した。

  団長は牛の姿に、目を離せないでいる。無意識の内にごくり、と唾を飲み込む。

  パンパンに張り詰めた胸。大振りのリングピアス。脇腹近くまで刻み込まれた淫紋。

  「はぁぁ"ぁ"っ…♥父上、こんな夜更けにセンズリこいていたなんて相当溜まってたんですね…父上ぇ♥」

  言葉は甘く。蜘蛛の糸のように団長を絡めとる。

  絶句し、みじろぎ一つ取れない団長は首を僅かに横に振り、しかし獣欲に血走らせていた目を更に血走らせていく。

  牛はその目を見つめたまま雄穴と逸物からぴちょぴちょと液体を垂らした。

  「…俺をオカズにセンズリしてたんですよね♥気付いてましたよ、父上ぇ♥俺に欲情して、発情してたの♥父上の視線いやらしくて…俺、イきそうになりましたよぉ♥」

  団長の開いた足の間に膝を突き。牛は頑強で豊満な胸を団長の太腿に乗せた。

  そのまま前へとスライドすれば、辿り着くのは団長の淫猥に濡れた凶悪な逸物。

  自らの毛並みや肉体が汚れる事など構わず、むしろ嬉しそうに。

  小さな翼をはためかせると牛は胸を両手で押さえ、逸物を挟み込んだ。

  「ぐぁ"っ…!」

  どくんどくん、と伝わる鼓動。適度な脂肪にみっちりと詰まった肉。

  甘い香りに逸物を一心に見つめる妖しい瞳。そこに宿る光は以前の牛とは明確に異なる。

  荒く呼吸を繰り返しながら牛は口を開いた。

  とろりと垂れる唾液が濡れた逸物を一層濡らし。後からついてくるのは二つに分かれた長い舌。

  「お前ッ…まさかッ…」

  気が付いた時にはもう遅い。牛は団長の言葉を快楽で遮る。

  長く伸びた舌を逸物の根元へと絡めると軽く締め付け。両手を上下に動かし、胸で逸物を扱き始めた。

  「父上ッ、父上のグロチンポおいひぃっ♥いいですよッ、俺で一杯イって下さいッ♥」

  「ぁ"っ、ぐぅ"っ、ゥ"ゥ"ッ、ォ"ッ…!」

  様々な感情が、香りが、感触が。団長の思考を蕩していく。

  牛の弾力ある胸が力強く逸物を扱くと手からでは得られない快楽が背筋から脳髄へと直撃する。

  浮かび上がった血管に舌の先が触れ、適度にくすぐり、睾丸がビクンビクンと跳ねる。

  暴れる逸物を愛おしそうに包み込み、ダラダラと溢れ出す先走り。

  それをさも旨そうにずるずると啜る牛-息子であり、淫魔-の淫靡な姿。

  罪と背徳が。

  「ガァ"ァ"ッ!!」

  快楽を何倍にも、何十倍にも膨れ上がらせていく。

  何もかもがどうでも良くなる。もっと快楽を。これ以上の恍惚を。

  渦巻く欲望を解き放ちたいという衝動。

  団長は牛の角を掴むと腰を振り始める。

  「んぶぅっ♥んごっ、んごぉ"っ♥おごっ、ぉ"ごぉ"っ♥」

  開いた口に逸物を挿入されると牛はびゅるぅっ、と逸物から液体を迸らせ、目を上に向かせた。

  どぢゅんっ、どごっ、ぼごっ、ぼごぉっ♥

  団長の動きは年を経てなお激しく。荒々しい。

  喉が逸物の形に膨れあがろうとも牛は決して口を離さず、くぐもった嬌声を出しながら鼻から先走りを逆流させる。

  「ぶもっ、ブモォ"ォ"ォ"っ!!」

  数度。牛の口へと逸物の抽送を行えば団長は獣の咆哮を上げた。

  確信に牛は両手を強く、胸が変形し乳首を通り抜けるリングピアスが逸物と触れ合うように押し付け。

  吸い上げる。喉を締め付ける。舌を睾丸に触れさせる。

  「ォ"ォ"ォ"ッ!!」

  ぼぶびゅるぅっ♥ごぼっ、どぼぼぶびゅるぅっ♥

  「〜〜〜〜ッ♥♥っ、ッ♥」

  吐き出される大量の欲望。子種。糧。

  牛は鼻から精液を逆流させながらそれでも喉を鳴らし、次々と送り込まれる精液を飲み干していく。

  牛の角を掴みながら団長はその様を見下ろし、快楽に溺れていく。

  数分に及ぶ射精。

  牛の胸元やベッドの縁は精液と牛の分泌した液体で水溜りが出来ていた。

  射精の勢いが収まり始めた所で団長は鼻を鳴らし、角から両手を離す。

  にゅぽんっ、とどこか間の抜けた音と同時に外へと飛び出したのは射精したにも関わらず欠片も萎えていない逸物。

  欲望と快楽の期待にむしろ膨らんでいる様に牛の目には映る。

  「げぷっ、んげぇっ♥父上のチンポミルクッ、濃くてッ、いっぱぁい♥」

  「ブモォッ、ブモォッ…!」

  「分かってますよぉ、父上ぇ♥」

  牛は団長の逸物に口付けを落とすと背を向ける。

  四つん這いになり、尻を突き出して。

  ぐぱぁ、と。拡がり、ひくつき、腸液を垂らす雄穴を見せつけた。

  「ほらぁ♥父上、父上のチンポが欲しくて、俺のケツマンコぐちゃぐちゃ♥早く挿入れて下さいッ♥父上のチンポッ♥」

  「ガァァァ"ァ"ァ"ッ!!」

  その咆哮に。

  団長としての、牛の父親としての色は、もう、無い。

  発情しきり、目の前に極上のメスを見つけた雄。その欲望、一色。

  ベッドを弾かんばかりの勢いで牛へと飛び掛かり、全身でのしかかる。

  挿入する先は見定めなくとも。

  ずんっ♥

  「んっひぃ"ぃ"ぃ"っ♥ぉ"っ、ぉ"〜〜〜ッ♥」

  牛の中は今まで抱いたどのメスよりも極上の逸品だった。

  嬌声も、反応も。全てが団長の雄を沸き立てる。

  緩く受け入れた雄穴は逸物が根本まで挿入されるときゅっ、と切なそうに締め付ける。

  雄膣が素早く反応し、逸物と膣壁の空間をあっという間に埋め、ぴったりとフィットする。

  襞の一つ一つが竿を咥え込み、汁を塗しながらぎゅるぎゅると蠢き、逸物を扱く。

  裏筋と触れ合う前立腺。そこを刺激すると牛は面白い程に背筋を反らせ、両手両足をビクンビクンと震わせる。

  挿入の快楽だけでも達しそうになる。これ以上の快楽が待っている。

  「ォ"ォ"ォ"ォ"ッ!!」

  団長はその先に辿り着くべく。

  口を犯していた時よりも遥かに強く。腰を、全身を動かし始めた。

  ぬぼぉっ、ぐぶぅっ♥どぢゅどぢゅどぢゅぐりゅっ♥

  「ぉ"っ、っほぉ"ぉ"っ♥ぉ"っ、ぉ"っ♥ちちッ、うぅ"ぇ"えぇ"っ♥しょこぉ"っ♥ぉ"っ、ぉ"っ♥ぉ"〜〜〜ッ♥イぅ"ぅ"ぅ"っ♥」

  野太く可愛らしい喘ぎ声。腰を動かし、逸物が奥を穿ち、前立腺を擦り上げると牛は雄の欲望を満たすのに充分過ぎる喘ぎ声を上げる。

  腰を動かす度に逃れようのない快楽。

  吸い込まれ、吸い上げられ、引き絞られ、扱かれ、乱雑な行為にも応える雄膣。

  「ォ"ォ"ッ、ォ"ォ"ォ"ォ"ッ!!!」

  団長は牛の肩に顔を埋めると歯形を無数につけていく。

  床が軋み、亀裂が入っても。団長は腰の動きを止めようとはしない。

  犯せば犯すほど雄膣は具合を良くし、団長をより深みへと堕としていく。

  睾丸がせり上がり、牛の尻を叩き。

  びくんっ、びくんっ、と逸物が脈動し、血管が浮かび上がる。

  「ぁ"ぉ"っ、ぉ"っ♥父上ッ♥射精ひれっ♥ぜんぶっ、おれっ、のぉ"っ、ぉ"〜〜〜ッ♥なかっ、なかっ♥」

  団長の絶頂を悟った牛は喘ぎながら懇願の言葉を混ぜ。雄穴を締め付けながら腰を団長の腹へと押し付けた。

  絡み付いた雄膣が。ぐりゅごちゅりゅぐちゅぅ、と。挿入された逸物の一瞬を捉え、固定する。

  「ブモォ"ォ"ォ"ォ"ォ"ッ!!!」

  びゅぶっ、どぼぉっ♥どぼんっ、どぼっ、どぼっ、どぼぼぶびゅるぅっ♥

  「イぅ"ぅ"ぅ"ぅ"ぅ"っ♥」

  注ぎ込まれる精液は、一度射精したとは思えない量。濃度も生半可なものではなく、結合部から溢れ出した汁は地面へと落ちるまで時間が必要な程だ。

  淫紋の刻み込まれた牛の下腹部が膨らんでいく。

  愛おしい種に蹂躙されていく。恍惚に頭が吹き飛びそうになる。

  主の命も。何もかも全てが些末に思えて仕方が無い。

  「父っ、上ぇ♥」

  「ブモォ"ォ"ッ!!」

  射精を続けながら。団長は再び、腰を動かし始めた。

  その行為に終わりはあるのだろうか。

  今の二人に、時間の感覚も意味を失う。

  [newpage]

  「ォォォォォォォンッ!!」

  民兵たちが住む寮から響く獣の遠吠え。

  それを聞きつけた周囲の民家に住む人々は何事かと家を飛び出した。

  まだ朝日が昇ったばかりの、少々冷たい空気が満ちた外。

  よく晴れた空は青と赤のグラデーション。

  何かが起きるとは思えないいつも通りの空。

  遠吠えが響いた直後。

  どごぉんっ!!

  何かが爆発したのかと思わせる轟音が寮から響き、煙が立ち昇る。

  「なんだ…?」

  訝しげに煙の方へと近付く若い虎に…

  煙から。ぼっかりと空いた寮の壁から。

  「ガァ"ァ"ァ"ッ!!」

  飛び出し、飛びかかったのは狼。

  「ひっ!?ぐがぁ"っ!?」

  「フーッ、フーッ、フーッ!!」

  血走った目に理性は無く。ダラダラと垂れる唾液。

  衣服の類は身につけておらず、屈強な肉体は惜しげもなく外気に晒されて。

  普段は毛並みで隠れている股間。そこから飛び出したのは虎の腕ほどはある逸物。

  成人より一回りも二回りも大きく-異常、とも言える大きさ。

  狼は片手で虎の首を押さえつけると鋭い爪で虎の衣服を切り裂いていく。

  「いがぁ"っ、ぁ"っ、なっ、ぁ"っ、やめっ、なんっ、兵士様っ、なにっ…」

  混乱と激痛に目を白黒させる虎に。

  狼は応えない。代わり、とばかりに。凶悪に膨れた逸物を虎の雄穴へと近付ける。

  「ぁ"っ、やめっ、やっ…っぎぃ"ぃ"ぃ"ぃ"っ!?」

  みぢぶぢぃっ♥どづっ、どごぉっ♥

  到底入るわけのない逸物を無理矢理捩じ込まれ。虎は激痛に牙を強く食いしばると涙を流した。

  混乱が平和な空の下に広がる。

  余りにも現実味の無い出来事にぽかん、としていた周囲の人々。

  「ガァ"ァ"ッ!!」

  「ォォォッ…!犯スッ!犯ス犯ス犯ス!!!」

  狼の後に続き…生まれたままの姿で。中にはすでに行為を終えたのか全身を精液や粘液で汚した兵士たちが…知性や理性、何もかも全てを無くした獣の群れが外へと飛び出した。

  混乱は周囲に伝搬する。

  「ヵヒッ、ギッ、ィ”ッ、ァ”ッ、ガッ…!?」

  理性を失った様子の狼は激痛のあまり意識を半ば失い、涙と鼻水で顔をぐちゃぐちゃに汚す虎の様子など気に留める様子もない。

  腰を振り、凶悪な逸物の抽送を繰り返す。

  先走りと腸液の入り交ざった、桃色の粘液が擦れ、あっという間に泡立ち、ぼとりと落ちていく。

  肉と肉がぶつかり合い、汗が飛び散る。

  朝日に照らされる狼の肉体はみるみるうちに頑強さを、肉の密度を増して。

  逸物もそれに伴い肥大化していく。

  「ッ、ッ、ッ…ッ…」

  「アォォォォンッ!!」

  膨らむ肉体と比例する快楽に狼は遠吠えを上げた。

  雄穴をズタズタに引き裂かれ、先走りを注ぎ込まれる。

  狼の腰の動きに合わせ下腹部がぼごんっ、ぼごんっ、と持ち上がり。

  腸壁に塗り付けられる先走りが体内に吸収されていくと。

  「ォ”ッ…ォ”ッ、ォ”ッ…♥」

  意識を失いかけた虎の声が、濡れていく。痛みに萎えていたはずの逸物がムクムクと持ち上がる。

  呼吸の度に膨らむ胸。ぴん、と立つ乳首。

  ごりゅぐりゅぅっ♥

  「ォ”ッ♥」

  むり”ゅぅ”♥

  「~~~~ッ♥」

  狼の竿が前立腺を圧し潰し、亀頭球が挿入されると虎は全身を仰け反らせると絶叫と共に。

  ぶしゅぅっ♥ぶしゅっ、ぶしゅぅっ♥

  潮を噴く。

  感じた事もない。数秒前まで想像もしていなかった快楽に虎は意識を歪んだ形で取り戻した。

  「っはぁ”っ♥ぁ”ッ、ぁん”っ♥ぁ”っ、ぁ”っ♥ぉ”っ、ぉ”~~ッ♥」

  「アォォッ、ォォッ、ォォォンッ!!!」

  絶頂が連鎖する。虎の締め付けを良くした雄穴に狼は尻尾を大きく振りたくる。

  どづんっ、ど奥深くまで逸物を挿入すれば。

  ぼびゅるぅっ♥ぶびゅっ、ぐぶびゅどぼごぼぉっ♥

  虎に種を蒔く。

  その近くでは。

  「ブルルルゥッ!ぅぅ”ぅ”っ、ゥ”ゥ”ッ!!」

  馬の兵士が激痛と恐怖に気絶した鰐のスリットに逸物を捻じ込み。

  鰐の口すら性器として扱おうと別の兵士が近付き、怒張した逸物を捻じ込む。

  「ひぃぃっ!?逃げッ、ガァ”ッ!?」

  逃げ出そうとした烏に猪が飛び掛かると。

  「ブルルルゥォォッ!!」

  狼と同じように雄穴に逸物を捻じ込む。

  青空の下、爽やかな風が吹く中。

  「おごッ、おごぉ”っ♥おぶっ、おぼぉ”っ♥」

  「へぁ”っ、ぁ”っ、ぁ”んっ♥へいしっ、さまっ♥ぉ”っ、おぉ”っ♥」

  口で凶悪な逸物を受け止めていた鰐が自ら望む様に腰を振り、頭を動かしながら別の兵士に奉仕して。

  烏は可愛らしく啼き。

  逃げそびれた民達は兵士達に蹂躙され…そして、苦痛や恥辱を快楽へと挿げ替えさせられていく。

  広がる。その輪がだんだんと広がっていく。

  逃げ延びた民達はその様子にただただ、恐れおののく事しか出来ず。

  [newpage]

  桃色の空。甘く澱んだ空気。

  壊れたままの壁。朽ちていくばかりの家。

  周囲に立ち込める種の臭い。汗の臭い。雄の臭い。

  街の憩いの場である噴水広場。そこから溢れ出すのは桃色の甘い液体。

  気化し、街を更に彩り。直接飲めば、強烈な快楽と強靭な精力を得られる。

  代わりに与えられるのは、淫魔の楔。

  「ごしゅじんさまぁ♥うへっ、ふへぇっ♥」

  屈強な人種の雄は。椅子に腰かける白獅子の足を丹念に舐め上げながら媚びを売る様に白獅子へと視線を送る。

  首輪からぶら下がるのは邪なるモノを退ける紋章がドス黒く塗りつぶされたドックタグ。

  足元に転がる折れた剣。砕けた鎧。

  「お恵みッ、下さいッ♥ご主人様の生チンポッ♥」

  その隣では角を折られた龍が涙を流しながら腰をヘコヘコと動かし、雄と同じように白獅子に視線を送る。

  白獅子はそんな二人の‐二匹の肉便器を見下ろしながら足で彼らの頭を撫で。

  「少し待て。…副団長?」

  頬杖を突きながら、少し離れた場所で土下座する牛へと凍り付くような言葉を浴びせかけた。

  白獅子の言葉に牛はびくんっ、と体を縮こまらせる。

  「団長との交尾は気持ち良かったですか?私の命を破り、淫蕩に浸り、私の指示を守らずに行う親子同士の交尾は。」

  「違ッ、ご主人様ッ、あ」

  「気持ちよかったか聞いてんだよダボがッ!」

  足元の龍を蹴り飛ばし、白獅子はがたんっ、と勢いよく椅子から立ち上がった。

  壁に打ち付けられた龍はそれすらも快楽足りえるのか、目を上に向かせぐひぐひと笑う。

  「さぞや気持ち良かっただろうなぁ!?こいつら聖騎士にバレねぇよう!この街丸ごと堕とそうとした俺の計画全部無駄にしてまでする交尾!そりゃ気持ちよくねぇ訳ねぇよなぁ!?ぁ”!?」

  額に血管を浮かび上がらせ、全身から禍々しいオーラを放つと白獅子は全身の筋肉を膨張させ牛へと近付く。

  そして角を掴むと牛の体を軽々と持ち上げた。

  白獅子の瞳に宿るのは淫欲の色と混ざる、怒りの炎。

  「ひぃっ、ヒッ、ひっ、ヒッ…」

  恐ろしさと悍ましさに、牛は幼子のようにぶるぶると震え、呼吸を乱す。

  その様を見てもなお怒りが収まらないのか、白獅子は牛の角を強く掴むと今度は地面へと叩きつけた。

  頑丈に作られているはずの地面が砕け、寮の土台が姿を見せる。

  もうもうと上がる煙、牛は口から鮮血を吐き出し、ゲホゲホと咳き込んだ。

  「あぁッ、クソッ、クソッ、クソッ!苛立ってしょうがねぇッ!今すぐテメェを消し飛ばしてぇッ!…ただテメェには価値がある。俺の眷属になる、それだけの資質はある、それは事実だ。だから、代わりに。テメェに罰を与える。」

  白獅子はカチカチと牙を鳴らし、鬣をかき上げた。

  その仕草に龍と人種の雄は部屋を飛び出し…

  「グルゥゥゥッ、グルルゥッ…!ブモッ、ブモォォッ…!」

  理性を失い、萎える事を忘れた逸物をぶるんぶるんと揺らす、団長を引きずり直ぐに戻ってくる。

  「何を…」

  「あ?罰を与えるっつってんだろ?テメェの大好きな大好きなパパ。…テメェの目の前でぐちゃぐちゃにぶち犯すんだよ。テメェのせいでメス堕ち、肉奴隷、便所、玩具。あーあ、副団長がご立派ですから素晴らしい眷属になって下さるかと思ったのですが惜しいですねぇ。」

  「や…ッ!?」

  体を起こそうとする牛に白獅子は手をかざした。

  直後、牛の全身が黒い光に包まれる。

  「黙れ、喋んな。テメェは今からこいつがぶち犯されて無様にメスアクメするサマだけ見てろ。」

  声を出そうとしても、体を起こそうとしても。牛の体はピクリとも動かない。

  白獅子は不機嫌な表情を少しだけ和らげ…そしてにまぁ、と笑った。

  「ククッ、クカカカッ…あぁ、やっぱこいつも旨そうだ…滾るなぁ、燃えるなぁ…!」

  団長の目の前に立つと、白獅子は指をぱちんっ、と鳴らす。

  [newpage]

  「むぅっ…」

  自分が何をしていたのか。思い出そうとするとずきん、と頭が痛む。

  意識を失っていたのか。眠っていたのか。それすらも朧だ。

  夢を見ていたような気がする。極上の、至上の悪夢。

  最初に頭に浮かぶ光景。

  そうだ、有り得てはいけない、あれは夢だ。

  自らの息子に発情し、思うままに蹂躙し、満たされる事など。

  それにしても酷く甘い香りがする。熟れた果実を詰め、密封した瓶のような甘さ。

  視界が暗い。瞼を閉じている。目を覚ませばきっと、いつもの天井。

  「団長殿、お初にお目にかかります。」

  「…は…?」

  聞いた事の無い声。

  視界が広がると最初に飛び込んでくるのは、息を呑むほど美しく、力強い、白獅子。

  「ッ!?」

  背後に広がる景色に団長は言葉を失う。

  見慣れた寮は荒れており、甘い香りに混ざり酷く蒸れた雄の臭いと種の臭い。

  自我を失った兵士達が乱れた宴を繰り広げ。

  そして変わり果てた姿の息子が逸物をそそり立たせながら自分たちを見ているという、悍ましい悪夢。

  「フフッ、貴方が長を務める民兵団。街を護る存在。私が頂きました。」

  「は…何を、言っているッ…貴様、何者だッ!」

  「私は淫魔。貴方達の勇名をお聞きしまして是非ともその精を、魂を喰らいたいと思いまして。」

  「ふざけるなッ!淫魔如きに我らがッ!屈すると!?」

  叫びながら団長は勢い良く立ち上がる。

  虚勢だ。そんな事は彼自身が一番分かっているだろう。

  目の前の淫魔の美しさに心は奪われ。寮内で繰り広げられる乱交の音、嬌声が絶えず響く。

  股間がムクムクと膨らみ、雄穴が酷く疼いている。

  息子の、副団長の姿が目の前の淫魔と良く似た-いや、ほぼ同じ存在に変わり果てている。

  否定出来る材料が無い。

  「口は嘘吐きですが、体は正直ですね。もう分かっているのでしょう?」

  白獅子はぬるりと滑らかな動きで団長の背後に回り込むと肩から腕を回し、胸を押し付けながら囁きかけた。

  びくんっ、と全身が震える。

  恐怖と、期待。吐息が甘く絡みつき、長く太い舌が首筋を這う。

  「ゥゥッ…!」

  「大丈夫ですよ。貴方が護ってきた街は私が護ります。…大事な大事な眷属、愛奴ですから。」

  「やめっ…ぁ"っ、ぅ"っ…ぁ"っ…♥」

  白獅子はしなやかに団長の脇腹から尻へ太い指を滑らせていく。

  つつ、と通る熱と鋭い爪の危うさに団長は悶え、可愛らしく野太い声を上擦らせた。

  雄を抱いた経験も、雄に抱かれた経験ももちろんある。

  それらと比較しても比べ物にならない期待と高揚が思考を奪い取る。

  ぐぱぁっ、と雄穴が拡がり。瞬間、白獅子は爪先で雄穴の近辺をカリカリと刺激した。

  「ぁ"っ、ぁ"っ♥ぁ"っ、ぅ"っ♥」

  「可愛い声で啼いて。…ほら、貴方の痴態に私の魔羅が我慢出来ないともうこんなに。」

  白獅子は団長の雄穴を刺激しながら片手で団長の肉体を持ち上げると股の間に逸物を滑り込ませる。

  想像を絶する太さと長さ。硬さに悍ましさ。

  「ひっ…♥」

  団長の逸物ももちろん並のものではない。太腿と並んでもおかしく無い。

  それですら霞むほどの凶悪さ。

  根元付近から生えた触手がぐちぐちと睾丸を責め立て、慣れぬ刺激に団長は悶え、逸物を引くつかせる。

  「これが今から貴方の中に入ります。えぇ、大丈夫ですよ。すぐ良くなりますから。」

  「まっ、やっ、壊れっ…♥」

  「壊れましょう?貴方の息子ももう、壊れているのですから。私の可愛らしく愚かな眷属。見せてあげましょう?貴方が情けなくはしたなく達する様を。」

  白獅子は雄穴から手を離すと両手を膝裏に挿入すると団長を持ち上げた。

  目の前で目を離せずにいる牛へ見せつけるように。

  股を開き、準備がすでに整っている、熟れた雄穴を晒し。逸物の先端を突きつける。

  「…イけ。」

  ずぶっ、ずぼどごぉっ♥

  「ぉ"っほぉ"ぉ"ぉ"ぉ"っ♥♥」

  持ち上がる腹。熟れた雄穴ですらキツく感じる圧倒的な密度の肉の塊。

  下腹部を蹂躙されると団長は濡れた絶叫を上げ、逸物をブルンブルンと揺らすと先走りを周囲へと飛び散らせた。

  「ッ…フゥゥッ…あぁ、良いッ…とても…心地良いですよ。貴方の雄穴は。不出来な息子とは大違いです。」

  目を細め、腰を震わせ。一瞬だけ牛へと冷徹な目を向けて。

  白獅子は囁きかけながら団長の逸物に手を添え、軽く扱きながら光を塗り込んでいく。

  「ぶもっ、ぶもぉ"っ♥ぉ"っ、ぉ"っ♥」

  何をされているのか、何が起きているのか。

  団長は理解出来ない。もう、理解する時は来ない。

  下腹部を満たし、前立腺を抉りながら結腸の入り口を小突かれる。

  途方も無い恍惚、快楽。団長は両手をだらんと垂らすと目を上に向かせ、舌を突き出し身に余る快楽を示す。

  もちろん挿入だけが交尾ではない。

  雄の香りに誘われた兵士や肉奴隷が寄ってくるのを確かめ。

  「さぁッ、動きますよッ…!はしたなくアクメキメてッ!よがり狂えッ!」

  ずっるるぅっ、ずぶぐんっ♥

  「っほぉ"っ♥ぉ"っ、ぉ"っ♥ぉ"っ、ぶもぉ"ぉ"ぉ"っ♥」

  始まる交尾は激しくも丁寧だ。

  半分ほど逸物を抜き取り、再び挿入する。雄膣を捲り上げながら前立腺を余す所なく押し潰し。

  竿部分に付着しているボールピアスがごりゅごりゅと音を立て、捲れた腸壁に触手が殺到し撫で回す。

  きゅんっ、きゅんっ、と疼く箇所をタイミング良く逸物が小突き上げ、結腸の入り口を何度もノックする。

  一度だけでも気絶しそうな快楽が何度も何度も押し寄せ。

  「ぶもぉ"っ、ぶもっ、ぶもっ♥ぉ"っ、ぉ"〜〜〜ッ♥」

  雌の快楽に涙を流しながら団長はただ喘ぎ声をあげ、逸物からびゅるびゅると先走りとも潮とも取れる液体を迸らせる。

  周囲に群がる雄達はそれを浴び、恍惚の表情で隣同士の肉奴隷と唇を貪り合い、胸を擦り合わせる。

  -牛は、ただ、見ているだけだ。

  続く刺激に団長の睾丸がびくんっ、と大きく暴れ、膨らんでいく。

  雄穴が締まりを強め、腸壁がギュルギュルと絡みつく。

  「んっ、ぉ"っ…イきそうッ、ですねッ…?」

  腰を動かしながら白獅子は具合の変わった雄膣の変化を見逃さない。

  「も"ぉ"っ♥んもぉ"っ、もぉ"ぉ"ぉ"っ♥」

  白獅子の問いかけに団長はこくこくと何度も頷いた。

  民兵団の団長としての誇りも。息子に痴態を見られているという事実も。

  淫魔に犯され、自我を飲み込まれそうな現実も。

  何もかも投げ捨て。

  イきたい。達したい、解き放ちたい。

  獣欲の前に霞み、消え失せていく。

  「…フフッ、ククッ、ククハハッ…クククカカカカッ!駄目だねッ!イかせねぇよ!テメェのガキが俺の邪魔しやがってよッ!その罰なんだよこれはッ!簡単にイかせたら罰になんねぇッ!俺の気が収まんねぇんだよぉッ!」

  踏み躙る。

  団長の逸物に浮かび上がる紋様が激しく光り、寮内を照らし出す。

  それは強烈な封印。

  どごんっ、ばぢゅっ、どぢゅづぢゅづぢゅづぢゅっ♥

  「ぶもっ、ぶもぉっ!?ぉ"っ、ぉ"!?ぉ"っ、ぉ"〜〜〜ッ♥♥」

  与えられる激しい刺激に団長は全身を硬直させた。

  通常であれば達するであろう刺激。現に睾丸は膨らみ、竿には血管が浮かび上がり脈動している。

  それなのに、一向に精液は昇らない。堰き止められ、蓋をされ、針金で強く強く巻き付けられているような錯覚。

  ぐっぱりと拡がった鈴口から溢れ出すのは大量の先走りだけ。

  イきたい。イけるはずなのにイけない。絶頂を無理矢理止められている。

  与えられる快楽と苦痛に団長の脳はパニックを起こし、無茶苦茶な声が上がる。

  「たまんねぇなぁッ!その声ッ、その顔ッ!」

  快楽に腰の動きを強めながら、白獅子は尻尾を伸ばすと団長の逸物を扱いた。

  大量の先走りを纏い滑らかな刺激を与えられると団長は白目を剥きながらびくんびくんと全身を痙攣させる。

  口の端から泡が溢れ出し、野太い声が、言葉の体裁を失う。

  「イきてぇか?」

  逸物を根元までねじ込み、亀頭と触手で雄膣内をかき混ぜながら白獅子は動きを止め、団長に問うた。

  「イぎだいッ、イガゼデッ、イがぜでぐだじゃいッ!おがじぐっ、こわれっ、あだまっ、ごわれりゅぅ”ッ♥」

  その問いを待ち望んでいたとばかりに団長は即座に返答する。

  もはや理性は、砕けて失せた。知性も無意味。精神が白獅子に屈服し、本能がこの先の絶頂を求めている。

  一回りも二回りも大きく膨らんだ睾丸の根元に尻尾を絡め、白獅子は続けた。

  「なら…テメェの全部。大事なもの。全部捧げて、俺のモノになれ。俺の玩具。俺の肉玩具。俺だけの雌。」

  「なりゅっ、なりまぎゅっ♥だがらっ、いがぜっ、イがぜでぐだざぃ”ぃ”っ♥」

  きゅう、きゅう、と締め付けを強める雄穴。物欲しげに蠢く雄膣。

  白獅子はその感触と熱にぶるり、と腰を震わせる。

  「おいおいいいのか?ガキも、兵士も。全部俺のモノになっちまうんだぜ?積み上げたもん、全部。ポイ捨てされるかも知んねぇのに?」

  腰を僅かに動かし、刺激を与える。ごつごつと結腸を穿ち、触手の先端で前立腺を包み込むと熱く締め付ける。

  未知の快楽。苦痛。焦らすような白獅子の言葉に団長は涙と鼻水と唾液で顔をぐちゃぐちゃに汚して。

  「いひぃ”っ、ぃ”っぃ”ぃ”っ♥なんでもぃ”ッ、いぃ”っ♥さしだすっ、さしだしますっ♥全部ポイ捨てしてもいいッ♥いいからっ、もぉ”っ、ぉ”っ♥イかせてっ、イぎだいイぎだいイぎだいっ♥♥」

  「ククッ、クカカカッ…!素直でいい返事だッ!おらッ、イくぞッ!!」

  「っほぉ”ぉ”っ♥ぶもっ、ぶもぉ”ぉ”ぉ”っ♥」

  壊れた言葉。壊れた感情。

  団長の瞳に桃色の光が宿り、同時に下腹部へと紋様が浮かび上がる。

  代わりに、睾丸に絡まりついていた封印がづるりと蕩けて。

  腰を引くと白獅子は逸物を一気に団長の奥深くへ。

  ずごんっ♥

  「~~~~~ッ♥♥ッッ♥っほっ♥ぉ”っ、ぉ”~~っ♥♥」

  ぶりゅぅっ♥ぶりゅっ、ぐぼぉっ♥どぼぉっ♥どぼんっ、どぼっ、どぼぉっ♥

  団長の断末魔は牛奴隷の産声。

  吐き出される精液は極限まで煮詰められ、ゆっくりと。脳を破壊する快楽を与えながら絞り出されていく。

  牛奴隷は半ば意識を飛ばしながら、だが全身をガクガクと恍惚に痙攣させ、白獅子の逸物を締め付ける。

  「ッ…!!!」

  白獅子は数度牛奴隷を突き上げると快楽に釣られ…

  びゅるっ、ぶびゅるぅっ♥ぶびゅっ、ごぼぶびゅるぅっ♥

  精液と言う形をとった因子を牛奴隷に刻み込む。

  下腹部は一瞬で膨れ、それでもなお収まらず、精液はぼどぼどと地面へと堕ちる。

  群がっていた奴隷たちは我先にと舌を伸ばし、掬い上げ、白獅子を見上げた。

  数分。十数分。

  たったそれだけの時間なのに、団長として生きていた長い年月を一瞬で塗りつぶす。

  牛奴隷は、舌をだらん、と垂らし口をあんぐりと開くと。

  「ぶ、も、ぉっ♥」

  幸せそうに意識を断絶させた。

  [newpage]

  堕ちていく。

  高潔な兵士の長が、雌の快楽に溺れ、全てを投げ捨てる。

  今は意識を失っているが…分かる。

  淫魔としての本能。白獅子の眷属として伝わる。

  もう父親は元の存在には戻れず。

  淫魔や雄に抱かれ、雄を抱くだけ、肉の悦びに溺れていくだけの肉奴隷となった事。

  あぁ、自分が堕ちた時にそうなるときっと分かっていたのに。

  涙が溢れ出す。

  「っふぅぅ…テメェのパパ…あぁ、今はパパでもなんでもねぇな?こいつに捨てられちまったし。まぁとにかく。テメェの団長は抱き心地抜群だった。魂も精神もうめぇ。」

  「あ…あ…ご主人、さま…」

  ひくひくと雄穴が蠢く。逸物がびくんびくんと跳ね、大量の液体を垂らしている。

  憎むべきなのだろう。自分を、父親を堕としたこの存在を。

  白獅子がぱちん、と指を鳴らすと…牛は前へと倒れ込み。

  「ぶもっ、ぶもぉ”っ♥ぶもっ、ぶもぉ”っ♥」

  疼いて疼いて仕方のない雄穴へと手を伸ばし、ぐちゅぐちゅと激しくかき混ぜた。

  指だけでも達するに値する快楽。涙が溢れ出し、思考が停止する。

  最早この快楽に縋りつく事しが牛には残されておらず。

  「…ま、反省はしたみてぇだな。良い仔だ。」

  「ぶもぉ”ぉ”っ♥ぉ”っ、ぉ”っ♥ぉ”~~~ッ♥」

  「そんなちゃんと反省できた仔にはご褒美だ。…私もそこまで冷酷ではありませんので。」

  己を慰め、涙を流し、舌を突き出す牛の様子に白獅子は言葉を和らげるとにぃ、と口角を僅かに緩めた。

  「連れて来てください。」

  牛へと歩を進めながら白獅子は近くで観察していた虎の淫魔-民兵に犯され、白獅子によって眷属へと堕とされた-へと声をかける。

  虎は逸物の存在しているはずの股間から汁を垂らしながら頷き、霧へと姿を変えた。

  ぐちゅぐちゅと雄穴をかき混ぜ、逸物を扱き、乳首を捏ねくり回す。

  無我夢中に快楽を貪る牛へと膝を突き。白獅子は角を撫でてやる。

  「ぶもっ、ぶもぉっ♥ご主人ッ、ごしゅじんさまぁ♥」

  「えぇ、分かっていますよ。貴方が欲しいのはコレでしょう?」

  団長を奴隷へと堕とした凶悪な逸物。それはいまだに濡れ、そそり立ち、血管を浮かび上がらせ跳ねている。

  今の牛には何よりも蠱惑的に映るそれを見せられ、牛はそれだけでびゅるびゅると乳首と逸物から新鮮な粘液を迸らせた。

  「ほしいっ、ほしいですっ♥チンポっ、ご主人様のちんぽッ♥ご主人様専用肉壺にッ♥チンポぶち込んでくださいッ♥」

  「そうですよね。…ですが、今は上げません。」

  「え…?」

  白獅子の言葉に牛は絶望の表情を浮かべる。

  雄穴は激しく疼き、汁を大量に垂らしているというのに。埋めるものを求めているというのに。

  満たされない?

  「大丈夫ですよ。後でたっぷり使ってあげますから。その前に…貴方の中に残った、兵士の残滓をしっかり取り払いましょう。」

  グルルゥゥゥッ…!

  白獅子の言葉の意味を理解する前に。領内に響くのは正しく獣の唸り声。

  ずしん、ずしん、と重たい足音。

  「ご主人様、連れて参りました。」

  腕の筋肉を隆起させ、血管を浮かび上がらせながら力強く足音の主を引っ張りながら虎が再び白獅子の前に姿を見せる。

  「ご苦労様。貴方も後でたっぷり使ってあげますから、それまでは聖騎士様に犯してもらってください。」

  「はいっ♥」

  待っていました、と言わんばかりに虎は紐から手を離すと壁の近くで倒れ込んでいた龍と人種の雄へ駆け出していく。

  アォォォォンッ!!

  束縛するものが無くなった足音の主-巨大な狼は高らかに遠吠えを天へと放ち。

  牛へと覆い被さっていく。

  だらだらと垂れる唾液は粘度が高く、熱も伴い地面に落ちると強い獣の香りを立てる。

  広めに作られた寮の中ですら狭く、白獅子よりも遥かに大きな巨躯。

  鋭い爪にしなやかでありながら強靭な肉体。

  銀色の毛並みは艶やかに。

  後ろ脚の根元にそそり立つのは牛の胴体と比肩しても遜色ない凶悪な、普段は収まっているはずのペニス。

  すらりとした先端、根元には犯した相手を確実に孕ませるために蓋の役割を果たす、亀頭球。

  「とても素晴らしい狼を飼ってらっしゃったのですね。躾も行き届いていて…」

  「ぇ"、ぁ"、ご主人、様…?」

  「…あぁ、貴方の精液だったもの。催淫効果の粘液。あれは獣にも効果がありましてね。それも長期間。」

  ふーっ、フーッ、フーッ!!

  狼の毛並みを撫で回し、楽しそうに言葉を続ける白獅子と。

  発情し切った狼の生臭い吐息に、尻へと押し付けられるペニスの感触。

  「この子の魔羅を受け入れ、達し。貴方と、貴方の父親。貴方の中に残ったその記憶を作り変えて。貴方はより私に近い、純粋な淫魔へと堕ちていくのです。」

  ぞわり、と背筋に寒気が走った。

  それは確実に絶望と言える寒気。

  まだ、団長に対し。残った記憶に、尊敬と敬愛の感情を作り変える?

  「ま"っ、ぁ"っ、ぁ"っ…」

  大きな手が牛の頭を掴むと、いやに暖かい光が目の前を覆い、脳にモヤモヤと熱が籠る。

  白獅子が手を離してもその熱は収まりそうにもない。

  狼は牛へ飛び掛かり、全身を押し付けながら腰をカクカクと動かす。

  ペニスが尻で擦れ、泡立ち…肉体は素直な反応を示す。

  ぐぱぁ、と拡がった雄穴。垂れる唾液。

  くちゅ、と可愛らしい絶望の肉の音。

  アォォォォンッ!!

  獣欲を挿入する場所へ辿り着いた狼は再び咆哮すると。

  ずんっ♥ずごぉっ♥

  ペニスを一気に亀頭球付近まで挿入した。

  ただそれだけだ。荒々しく、相手の事を毛ほども気にしていない乱雑な挿入。

  それに対し牛は…

  「ぶもぉ”ぉ”ぉ”っ♥ぃ”っ、イぅ”ぅ”ぅ”っ♥♥」

  どぼぶびゅるぅっ♥ぶびゅっ、ぶびゅぅぅっ♥

  大量の淫液を逸物から迸らせる。

  ペニスの形がくっきりと腹に浮かび上がり、脈動する血管の動きすら見えそうだ。

  亀頭球が尻にぶつかり、獣の臭いを立てた。

  ‐頭の中の熱が、脳を灼く。

  副団長として歩んだ日々が走馬灯のように流れる。

  燃える焼け落ちていく。

  自分の隣にいた団長は自分の…なんだ?

  「はぁ”ぁ”っ、ぁ”っ、ぁ”っ、ぁ”…♥いやッ…だぇっ…」

  涙が溢れ出した。

  歓喜と快楽。幸福。

  絶望。虚脱。

  白獅子の淫魔が口にした言葉の意味。理性がようやく追いついた。

  塗りつぶされる。作り替えられていく。

  もう、遅い。

  アォォォォンッ!!

  狼は咆哮すると同時に腰を動かし始めた。

  ずごんっ、どごっ、ぼごぉっ♥どぢゅっ、めぎぃっ♥どぢゅっ、ぐぢゅぅっ♥

  「っほぉ”っ、ぉ”っ、ぉ”っ♥イぐっ、イぅ”ぅ”っ♥やだっ、イぎだぐなぃっ、イぎだぐないッ♥やっ、ぶもぉ”ぉ”ぉ”っ♥」

  狼の動きはもはや暴力。

  半分ほど抜けたペニスを再び奥へと捻じ込む。

  雄穴から引きずり出された雄膣が一気に奥深くまで捲れ上がりながら押し戻される。

  前立腺を圧し潰しながらペニスの先端が結腸にまで辿り着き、ぶつかり合うと牛は絶叫しながら絶えることなく淫液を逸物から迸らせた。

  肉の勢いで腹が凹凸を繰り返し、骨が軋み、肉が悲鳴を上げる。

  それなのに脳に満ちるのは恍惚感。

  白獅子と交尾した時と似ているようで、違う。

  雄に貪られ、消費されるだけの存在。

  「ぶもっ、ぶもぉ”ぉ”ぉ”っ♥ぉ”っ、ぉ”~~~~ッ♥」

  狼の動きに合わせ、牛は嬌声を上げながら涙を溢れさせる。

  地面に爪を立て、歯を食いしばり、絶叫する。

  精を貪る肉体は与えられる快楽に純粋だ。

  拒絶の意志を見せていても、雄穴は締まり、雄膣がペニスを包み込み、扱き上げる。

  腰を上げると自らもカクカクと動かし、より快楽を得られるよう位置を調整する。

  噛み合えば。

  づぢゅぅっ♥

  「っもぉ”ぉ”ぉ”っ♥♥」

  牛は舌を突き出すと恍惚の咆哮を上げた。

  ふ、と牛は思う。

  何故拒絶していたのだろう?

  こんなにも自分は快楽を感じている。

  自分を犯している狼も快楽を感じている。それはペニスが震え、膨らみ、亀頭球がこつこつと尻を叩いている事からも伝わる。

  白獅子も満足そうに自分の交尾を見ているし、その足元で転がっている牛奴隷も、かつて聖騎士だったと言われる奴隷たちも、兵士達も、同じだ。

  あぁそうだ。拒絶する必要なんてないじゃないか。

  自分は淫魔で。

  自分を犯している狼は、血の繋がらない、けれど大事な

  「ちちッ、うぇっ♥ぉ”っ、ぶもぉ”ぉ”っ♥」

  拒絶の感情が完全に消え去る。きゅんっ、きゅんっ、と下腹部の疼きが強くなる。

  その疼きを収め、快楽へと昇華させていくのが狼のペニス。

  淫液を纏いよりスムーズに抽送が繰り返される。

  泡立った液体が牛の下半身を濡らし、嗅いだだけでどんな生物も発情する香りが昇り立つ。

  肉の音、捲れ上がる雄膣。

  「っほぉ”っ♥ぉ”っ、ぉ”~~~ッ♥ォォンッ、ブモォォンッ♥」

  凹凸を繰り返す腹。紋様が広がり、明滅を繰り返し、乳首からとめどなく汁がびゅるびゅると溢れ出し、牛ははしたなく嬌声を上げ続けた。

  ォォッ、ォォォッ…!

  発情しきった狼は唸り声を上げるとびくんっ、と全身を震わせる。

  牛の雄膣は子種を受け入れる準備が整っている。

  結腸が深くペニスの先端を受け入れ、雄膣とはまた異なる刺激を与えて。

  ペニスに血流が集まり、熱く膨れていく。

  「はぁ”っ、ぁ”んっ♥もぉ”っ、ぉ”もぉ”ぉ”ぉ”っ♥」

  絶頂の予感を感じ取った牛は。腰を狼へと押し当て、雄穴を引き絞った。

  ォォォォンッ!!

  どぢゅばぢゅごぢゅづぶづぶどごぉっ♥

  咆哮する。唾液を垂らし、自分の肉を受け入れる雌に種を注ぎ込むべく、荒々しく短いスパンでペニスの抽送を行って。

  ず、ぶぐりゅぅっ♥

  「~~~~ッ…♥……ッ♥♥」

  ぶりゅっ、ぶりゅぐっ…

  どぶぶびゅるぅっ♥ぶびゅっ、びゅぅぅっ♥びゅぐっ、びゅぐるぅっ♥

  牛は瞬間、自分は死んだのだと思った。

  少なくとも生きていた中で一度も味わったことの無い快楽だった。

  一瞬で膨れていく腹。結合部から溢れ出した精液は泥沼。

  狼は射精を行いながらヘコヘコと腰を動かし…

  ご、りゅ、ご、りゅ、

  「ひっ、ひひっ、もぉ”っ、ぶもぉ”っ♥ぉ”っ…ぉ”っ…♥」

  ぐりゅぅっ♥

  亀頭球を牛の雄穴へ挿入する。

  亀頭球と雄膣が触れあうとぼごんっ、と亀頭球が膨らみ…

  結合部から溢れ出していた精液は勢いを弱めた。

  代わりに牛の腹がみるみる内に膨れ上がっていく。

  「ぉ”ぉ”んっ♥ぶもぉぉんッ♥はらっ、はりゃんっ、りゃぁ♥ふへっ、ぶもぉっ♥ちちうえっ、ぐへっ、おぶっ、ごぼぉっ♥」

  それはまるで、仔を孕んだかのような。

  いや、現に孕んだのだろうか。

  牛の下腹部の淫紋は強く激しく桃色の光を放ち続けている。

  射精が続く狼のペニスは萎える事が無い。

  ヘコヘコと結合したまま腰を揺らす。一挙手一投足に牛はびくんっ、びくんっ、と全身を震わせ、恍惚の咆哮を上げ続けた。

  [newpage]

  自分の支配した街を見下ろすのは気分が良い。

  討伐に訪れた聖騎士達は街の惨状に息を呑む。

  見知らぬ訪問者に白獅子の眷属となった街の民達に犯され、肉奴隷となるか、見初められれば眷属となる。

  白獅子は足元にうずくまる牛奴隷の頭を撫でた。

  「ふふっ、良く似合っているよ。」

  折れた角。括り付けられたのはSLAVEと刻まれたドッグタグ。首輪。

  血走った目に理性は無く、本能のままの色。

  「ぶもっ、ぶもぉっ、ぶもぉっ♥」

  牛奴隷はカクカクと腰を動かしながらそそり立つ逸物からびゅるびゅると情けなく精液を垂らし…

  両手で尻を掴み、拡げる。

  「あぁ、分かっているよ。二日も我慢させてしまったね、これからたっぷり使ってあげるよ、我が愛奴…」

  「ご主人様。今日訪れた聖騎士達ですが…私の淫液で一瞬で肉の虜になりました。街の者たちと今は戯れている所です。」

  牛奴隷の頭を撫でていた白獅子に声をかけるのは牛。

  角はより禍々しく、大きく。全身から満ち溢れるフェロモンは白獅子に負けず劣らず、強烈な催淫効果を放っている。

  隣には大きな体格の狼。

  ‐背には、小さな数匹の狼。

  「ご苦労様、これで近付いている聖騎士達はいなくなったな。暫くはこの街に来ることも無いだろう。…君達も、しばらくは愉しんでください。」

  「はっ…」

  グルゥッ…

  白獅子の言葉に狼は喉を鳴らし、尻尾を揺らすと牛の体に鼻を擦り付けた。

  「ご主人様。…申し訳ありません、私、我慢が…」

  「いいですよ。好きになさって。」

  申し訳なさそうな牛の言葉に白獅子は柔らかく微笑む。

  「ちちうえッ♥」

  牛は弾かれたように。

  狼の首元に抱き着き、甘えて蕩けた声を上げた。

  狼はぐるるぅ、と唸ると牛の体をペロペロと舐め上げながら…

  後ろ脚の根元からペニスを露出させた。

  「えへっ、えへへっ♥しゅきっ、しゅきぃ♥ちちうえ♥」

  長いマズルに、短いマズルを重ね合わせると牛は舌を伸ばした。

  鼻と鼻を重ね。少し顔を傾け。

  重ね合う。貪りあう。

  「んぢゅっ、んぶっ、ぶはっ、あむぅっ…♥」

  舌を絡ませあい、熱と味を確かめ合い…

  牛もまた逸物を膨らませ。雄穴から汁を垂らした。

  「…私達も始めようか。ね?団長…?」

  白獅子の言葉は、牛奴隷の耳を通り抜け。

  そして虚空へ消えていく。

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