AdAd
  
狼獣人と雄傭兵(カントボーイ)がまぐわうだけの話

  不思議なもので、夜というのは肌や肉が恋しくなる。少なくとも彼らはそうだ。

  「やっぱお前の毛並み綺麗だな…」

  子供のようにキラキラとした瞳で目の前の毛玉をもふもふと触るのは一人の傭兵。

  月明かりに照らされる肉体にはいくつも刻まれた傷痕。多少の衝撃にはびくともしない首。山を作り上げる肩。影が出来上がる胸板。

  部位ごとに谷間がかたどられた腹。鬼の相貌を連想させる背中。丸太のような太腿。人一人持ち上げることも難なくこなせるであろう腕。

  筋肉でできあった鎧に纏うのは褌一枚。

  雄という雄を凝縮したような彼。

  「手入れが大変だがな。…むぅ、そこは、ゥゥン…」

  毛玉が野太く低い声で傭兵の言葉に返答しながら。ぶるぶるとその身を震わせる。

  …これ以上毛玉と称するのは失礼だろう。

  大きな三角形の耳。縦に伸びた瞳孔。銀色の瞳。長く伸びたマズル。生えそろう牙。なんだって噛み砕ける顎。

  首元だけで無く全身を覆う銀色の毛並み。雄という雄を凝縮した傭兵。それと差して変わらない肉体。大きく揺らめく尻尾。

  股間部分を覆う布切れのみを身に付けた、狼の獣人。

  傭兵の慣れた手付きに狼は心地良さそうに喉を鳴らすと目を細めた。

  ぱち、ぱち、と焚き火のはぜる音。さらさらと流れる風。夜の匂い。

  スローモーションをかけたような穏やかさの中で。彼らは。

  「気持ちいい。もふもふ、もふもふ。」

  傭兵は狼の首元の毛並みに顔を埋めるとその感覚を楽しむ。

  柔らかな毛並み。奥にある熱い肉。伝わる鼓動。吐息。

  わしわしと手を動かし、狼の背中を撫でて。狼はそれを受け入れる。

  「んっ…あ、ちょ、尻尾は…」

  「分かってるよ。…ん。」

  顔を上げると傭兵は目を瞑り。それは合図。

  狼はふ、と少しだけ笑うと傭兵の背中に片手を回した。

  もう片方の手で傭兵の顎をくい、と持ち上げ、マズルを近づける。

  互いの吐息が顔にかかって。つん、と鼻の奥に心地良い刺激。

  「んっ…」

  どちらの漏らした声だろう。きっとそれはどちらでも構わない。

  狼は顔を少し傾けるとほんの少し口を開き、傭兵の唇に舌を触れさせた。

  熱く、獣臭のする唾液。傭兵はびく、と少しだけ体を震わせると熱く長い狼の舌へと舌を伸ばした。

  ちゅぷ、ちゅぷ、と軽く、粘液が混ざる音。

  狼のマズルの先端と傭兵の唇が密着する。

  「んっ、はぶっ…」

  直接粘膜が触れ合えば熱が膨張していく。

  びく、びく、と全身を小刻みに奮わせながら傭兵は狼を抱く腕に力を込め、呼吸も忘れ狼の口腔内の粘膜を貪る。

  狼もまた小刻みに震え、尻尾をパタパタとはためかせながら。傭兵の口腔内の粘膜をこそぐ。

  ぢゅぶ、ぢゅぶ、と粘膜が擦れ合う音。苦しそうに、しかし心地良さそうな吐息。

  口の端から唾液が溢れて、狼と傭兵の胸板を汚して。

  狼は強く抱きつかれる心地良い痛みを感じながら。傭兵の背中に回した腕を離した。

  そして唯一、傭兵が身につけている褌をびりぃ、と鋭い爪で切り裂く。

  直後。

  むわぁ♥

  甘い香りが狼と傭兵を包み込む。

  雄からは放たれることのないはずのその香りに入り混ざる、フェロモン。

  傭兵の股間には本来備わっているはずの男性器は存在せず…代わりに存在するのは紛れもない女性器。

  ぴん、と可愛らしく立った陰核。物欲しそうに蠢く陰唇。とろとろと垂れる半透明の粘液。

  狼は愛おしそうに。触れるか触れないかの距離で指先を動かす。

  「んぁ”っ、んぶっ…」

  空気の流れに傭兵はくぐもった声を上げるとぎゅう、と狼に回した腕に力を込めた。

  甘く蕩けるような声に入り交ざる、蠱惑の香り。狼の中の獣性を昂らせ、発情を促す。

  指先でそっと陰核を摘まむ。こり、こり、と捻ると傭兵は小刻みに体を痙攣させ、目尻を下げた。

  唇を触れ合わせたまま。舌を絡める。唾液を交わす。ぢゅぶぢゅぶとわざと大きな音を立てて貪る。

  それは狼も、傭兵も同じで。互いの呼気を絡ませ、肺に収め、互いの味を確かめ合う。

  刺激によってぴん、と立つ陰核。名残惜しそうに指を離すと狼は続けて傭兵の陰唇へと中指を宛がった。

  ぐぱぐぱと蠢く陰唇。そこから溢れ出す半透明の液体。

  それを中指にたっぷりと絡めると狼はゆっくりと。もどかしい速度で。

  中指を曲げ。挿入する。

  肉を割り開く可愛らしい音。

  「んぁ”っ、ぁ”っ、ぁ”っ…♥」

  狼の指は太く、しなやかで、熱い。鋭く伸びた爪が時折膣壁に触れる。危うさすら、心地よい。

  膣口を突き、膣壁を指の腹で撫で上げる。

  傭兵の吐息が熱く、荒くなり始めた所で狼は指の抽送を始めた。

  くちゅ、くちゅ、くちゅ、と可愛らしく淫猥な音。

  「ぁ”っ、ぁ”んっ、ぁ”っ、はぁ”っ、ぁ”っ、ぁ”っ…♥」

  狼の指の動きに合わせ、傭兵は甘い声を上げながら狼の首元に顔を寄せ、歯を立てた。

  狼の指先が膣壁の一か所に触れると傭兵は目を僅かに上に向かせ、声を裏返させる。

  それを狼は見逃さない。

  こりゅ、こりゅ、くちゅ♥

  「ぁ”っ、ぁ”んッ♥ぁ”っ、はぁ”ぁ”っ♥」

  ぶしゅっ、ぶしゅぅっ♥

  狼の指の動きに傭兵は一際大きな声を上げると同時にさらさらとした液体を陰唇から迸らせた。

  膣の動きが活発さを増し、狼の指をもぎ取らんばかりに強く締め付ける。

  「イったか。…今日はまた随分と感度がいいな。」

  「ぁ”っ、ぁ”っ♥…しょうがっ、ねぇっ、だろっ…ここんところっ、たまって…ぁ”ッ♥」

  にゅぽんっ、と少し乱雑に指を抜き取ると狼は改めて傭兵を抱き上げる。

  軽く頬にキスを落として。胡坐をかき、太腿の上に傭兵を座らせて。

  「俺もだ。…いいか?」

  短い問いかけに傭兵はに、と頬を吊り上げた。

  視線を下ろす。狼の股間部分は毛並みに覆われているが…じっと見ていると、やがて、ゆっくりと。

  ず、るぅ♥

  肉の塊が外気に晒し出される。人の雄と異なる形状。

  すらりとした竿。その根元には大きな瘤。

  そのサイズは体格に違わず凶悪で禍々しい。傭兵の前腕、いや、それよりもなお大きく、太い。

  見ているだけで背筋が寒くなるようなそれを見ながら…傭兵ははぁ、と熱い息を吐いた。

  「もう…お前の以外でイけねぇ…♥」

  「俺もそうだ。お前以外の雄も雌も抱く気にならん。」

  視線を交わす。瞳を真っ直ぐに見つめあう。

  片や、ギラギラとした獣の光。片や、とろりと蕩けた桃色の光。

  違う種類。違うベクトル。それでも行き着く先は、同じ絶頂。

  もう一度。今度は触れるだけの淡い口づけを交わして。

  傭兵は腰を浮かせ。狼は傭兵を抱き寄せる。

  つるりとした肌と柔らかな毛並みが触れあって。

  びくっ、びくっ、と暴れまわる狼の逸物が、傭兵の太腿をベチベチと叩いた。

  血管が浮かび上がり脈動する逸物。狼は焦らすよう竿部分で傭兵の陰唇をなぞる。

  肉と肉がぶつかり。粘液が泡立ち、卑猥な音を立てる。

  「ぁ”っ、ぁ”っ♥焦ら、す、なよっ…早くッ…挿入れてッ…くれぇ…♥」

  傭兵の切羽詰まった声色に、狼はにんまりと笑みを浮かべた。

  「あぁ。言われなくても挿入れてやる。今日こそ孕むかもしれないな。」

  「んっ…」

  狼は逸物の先端を押し付ける。前戯のお陰か、それとも元々我慢の限界だったのか。

  傭兵の陰唇は激しく蠢き、多量の液体を溢れさせ、狼の逸物を淫らにコーティングしていく。

  どちらともなく。

  …ずんっ♥

  「ッォ”ッ…♥んぉ”ぉ”っ♥」

  「グゥッ…ゥ”ゥ”ッ…」

  繋がる。

  その肉の悦びに傭兵は目を上に向かせると全身を痙攣させ。

  狼は包み込む膣の暖かさと極上の肉の感触に眉をしかめ、牙を食い縛りながら唸り声を上げた。

  狼の逸物は見た目通りの密度。傭兵の中を拡げ、陰核を内側から押し上げ、血管に血が通う度傭兵に快楽をもたらす。

  ほんの少し。僅かに竿が跳ねるだけでその快楽は波のように押しては引いて。

  傭兵の膣はみっちりと。膣壁の襞一つ一つがうねり。逸物を扱き上げ、時々吸い付く。

  腰を引くと逸物を逃すまいと締め付ける。それは手でも、本物の雌の性器からも得難い快楽。

  緩い動きは、もう終わりだ。

  「ォ”ォ”ッ…!アォォォォンッ!!」

  狼は先祖返りしたかのような遠吠えを上げると傭兵を押し倒し、腰を我武者羅に動かし始めた。

  肉体同士が激しくぶつかり合い。粘液と汗が飛び散る。

  「ま”っ、はげしっ、ぉ”っ、イぐっ、イぅ”っ♥♥」

  膣全体を圧し潰され、腹と逸物に挟まれた陰核が激しく擦れる。

  緩やかだった波が激流に変わると傭兵は両脚を突っ張らせ、全身を激しく揺さぶり舌をはみ出させた。

  「ぉ”っ、ほぉ”ぉ”っ♥ぉ”っ、ぉ”っ、ぉ”ぉ”っ♥まっ、イぐっ、こわれっ♥おまんこっ、ごわれっ、るぅ”っ♥」

  「グゥゥッ、ぉ”っ、ォ”ォ”ッ!ぉ”ぉ”っ、ぉ”ぉ”っ!!」

  傭兵の浮かべるはしたない表情。そして甘く蕩けた声に狼はダラダラと唾液を零し。

  目を血走らせながら腰をカクカクと。やはり少々情けなく揺らし。それでも腰を振る。

  どぢゅんっ、ばぢゅっ、ぼぢゅっ♥どぢゅっ、どぢゅんっ♥

  「ぁ”っ、ぁ”ぁ”ぃ”っ♥ぉ”っ、ぉ”っ♥ぉ”~~~ッ♥ォ”ォ”ッ~~~♥」

  全体重を乗せた狼を。傭兵は受け入れ、抱きしめる。自らも腰を揺すり、快楽を貪る。

  はみ出した舌に狼のマズルが触れると、狼はがぱ、と口を開き、傭兵を貪る。

  粘膜の擦れる音。唾液を交わす音。骨の軋む音。肉のぶつかり合う音。獣臭とフェロモン。

  狼の逸物は更に膨らみ…やがて。

  こづんっ♥

  「はひぃ”っ♥らめっ、ぇ”ぇ”っ♥ぉ”っ、ぉ”ぉ”~~~ッ♥」

  傭兵は眉を下げながら背筋を出来うる限り仰け反らせ、情けない表情で喘ぐ。

  擦れ、泡立った粘液が狼の毛並みを汚して。

  狼はそんな事を毛ほども気にせず、腰を振る。

  深く、深く。奥へ押し込めば押し込むほど快楽は波を強めて。

  狼は下腹部に煮えたぎるマグマを感じ取った。腰の痙攣が激しくなる。

  …それを察したのか。傭兵は狼の首に噛みつき、両脚で狼の腰を引き寄せ、両腕を背中に絡めた。

  「はぁ”っ、ぁ”っ♥ぁ”んっ、ぁ”っ♥イぐっ、イぐっ♥イっでっ、射精してッ♥中にッ、全部ッ♥種汁ッ、射精してぐれぇ”っ♥」

  耳元でそう、甘い声を出されたら。

  アォ”ォ”ォ”ォ”ンッ!!!

  狼は、堪えきれない。

  大きく腰を引く。

  ずろろろぉ、と。粘液をたっぷりと纏い、限界以上に膨れ上がった逸物が外気に晒し出された。

  それはびくんっ、びくんっ、と傍目に見ていても分かるほど激しく跳ねまわり。

  最後の一押しをすると。

  ォ”ォ”ォ”ォ”ッ!!!!

  びゅるっ…びゅぅぅっ♥びゅるっ、びゅるぅっ♥ぶびゅるっ、ぼびゅびゅるぅっ♥

  「~~~ッ♥♥」

  亀頭球の寸前まで挿入された逸物から迸る、大量の種汁。

  それは互いに。互いを絶頂へと導く。

  注ぎ込む悦びを。注ぎ込まれる悦びを。雄と、雌の悦びを。

  牙が割れんばかりに食い縛る狼に。白眼を剥いて我武者羅に、声にならない声を上げる傭兵に。

  びゅるぅっ、びゅるぅ♥びゅううっ、びゅぅっ、びゅぅぅっ♥

  「ォ”ッ…すまんっ、俺ッ…ノッ…!」

  狼はそう一言。傭兵に告げると。尻尾を傭兵の太腿に絡めた。

  どぐんっ、どぐんっ、と。脈動する、亀頭球。

  ごりゅっ、ごりゅっ…ごりゅっ、ごりゅごりゅごりゅっ♥

  「ォ”ッ、ォ”ッ…っほぁ”ぁ”っ♥ぁ”っ、ぁ”っ♥」

  亀頭球がせり上がり。陰唇を割り拡げ。中に無理矢理侵入すると、膨らむ。

  「ぎっ、ィ”ィ”ッ♥ぉ”っ、ぉ”ぉ”っ♥ぁ”っ、ぁ”っ、ぃ”ぃ”ぃ”っ♥」

  びゅぐぶびゅるぅッ♥どぶっ、どぶぶぼぶびゅるぅっ♥どっぶっ、どぶっ、どぶぼびゅぅっ♥

  亀頭球が蓋をすると、より濃い精液が傭兵の膣を蹂躙し、子宮口を割り拡げ、子宮の中を満たしていく。

  傭兵の下腹部が徐々に膨らんで。

  結合部から僅かにあふれ出した精液が、その水かさを増して。

  「グゥゥッ、ぅっ、ッ、ッ、ッ…♥」

  「~~~ッ♥♥ッ、ッ♥」

  互いの瞳に、互いしか映らない。

  注ぎ込まれる悦びを。

  注ぎ込む悦びを。分かち合いながら。

  狼の射精は。傭兵の絶頂は。

  止まらない。

  「あー、これ絶対孕んだ…」

  「…嫌か?」

  「全然嫌じゃない。むしろバッチコイ。」

  「む。」

  「…尻尾そんなに振るなって。なんか恥ずいだろ…」

AdAd