AdAd
  
レオ国王とクロコダインが酒場で盛るだけの話

  獅子の頭にはち切れんばかりの雄臭い人の肉体。そして褌にブーツ、剣。それだけを身につけた男ーレオは嘆息のため息をついた。

  不意に出会ってしまった魔術師によって…自分自身が吹き飛ばされてしまったのだ。まったく、面倒な事になった。

  共に旅をしていた兵士達とはぐれ、荷物も何も無い。まさに身一つで見知らぬ場所にいる。生憎レオは辺りを探知したり自身の体を飛ばすような魔術の心得は無い。

  

  沈みかけた夕陽。木々が茂る道はまだ明るいが…もう数刻もすれば暗闇に包まれるだろう。そうなればレオといえど相当危険な状態に陥るだろう。

  それだけは避けなくてはならない。レオは鼻を動かし、風の匂いを嗅ぐ。…悪意や敵意は今の所感じられない。とにかく人の臭いがしてくれればいいのだが。

  とにかくここに居続けたところで事態が好転する訳も無い。道に沿ってレオは歩き始めた。

  

  しばらく歩いていると、僅かに何かの臭いがレオの鼻を突く。

  …あまり嬉しく無い臭いだ。魔物の臭い。しかし人の臭いも混じっている。…人を喰らった魔物の類いか?だとしたら鉄の臭いがしてこないのはおかしな話だ。

  レオは息を殺し、茂みに隠れると目を光らせる。夕陽は沈みかけ、黄昏。

  夜目は良く利くレオ。余程のことがない限り先手を打たれる事は無いはずだ。

  臭いは徐々にこちらに近付いているか。シルエットはいまだ見えない。この時ばかりは自分の頭だけが獅子になっている事を感謝する。もしそうでなければ先手を打たれていただろう。

  

  耳をそばだて、ひたすらに息を殺す。剣の柄に手をかけて。シルエットが見えたらやられる前に襲い掛かるか。相手が無害そうなら話を聞ければいいか。考える。その一瞬の思考の波間で。

  

  「…獣王会心撃ッ!」

  

  遠吠えのような、勇壮な声が響き渡る。ぞわり、と鬣が逆立った。何かがこちらに近付いている。

  レオは咄嗟にマントを翻しながら茂みから飛び出した。ほんの数秒後。レオがいた茂みが抉れ、何も残らない。

  長旅にも耐えられる丈夫なマントが千切れとび、夜の闇に舞う。

  どうやら無害ではないようだ。

  

  「チッ!」

  

  レオは舌打ちをするとその場で転がり体勢を整えると右脚と左手に力を込めて一気に跳躍した。

  姿をその目に捉える。鎧を着込み、普通の人間には到底扱えないであろう大きさの斧を持つ…リザードマン…というには少々大きすぎるだろう。

  そんな魔物だ。

  

  「出てきたかッ!」

  

  人の言葉を容易に操れるようだ。レオの姿を見ると斧を右手で構え、レオの脚を掴もうと勢いよく左手を伸ばしてきた。

  レオはその手を避けるように体を捻る。空を切る魔物の手を体勢を崩しながらも斬りつけて。

  がきんっ、と鉄同士がぶつかり合う音。体勢が崩れていなければ鎧の隙間を縫うように腕の筋ぐらいは切れただろうに。

  剣が弾かれ、手に痺れが走る。地面に片手をつくと魔物は斧を力任せに振りかぶって。

  

  「グゥッ!」

  

  レオは体を転がすとその斧を避けた。ほんの十数センチずれた場所で斧が轟音を立てながら地面を粉砕する。

  大量の土煙があがり瓦礫と化した地面が宙を舞う。視界が遮られるが…これはレオにとって非常に好都合だった。

  土の臭いに紛れながらも鰐の魔物の臭いがする方へ。剣を横に薙ぎ払う。捉えた。

  そのまま力任せに横へ振り払う。相当な重量だ。だが、関係ない。

  吹き飛ばして距離を稼げればそれでいい。腕の筋肉を隆起させ、鰐の魔物の巨体を吹き飛ばす。

  

  「ぐぉっ!?」

  

  突然の衝撃と自分が吹き飛ばされる感覚に思わず鰐の魔物は声をあげ、そのまま数m吹き飛んだ。

  レオは続けざまに魔術の詠唱を始める。鰐の魔物、恐らく氷に弱い筈だ。

  冷気を剣に纏わせ、魔物が吹き飛んだ方へ素早く突進し始める。

  このまま振り下ろし、凍り付かせ頭蓋ごと全身を叩き潰す。相手が立ち上がるよりも自分がこの剣を振り下ろす方が早い。

  しかし。

  

  「…カァッ!」

  

  鰐の魔物を覆っていた土煙が、鰐の魔物の放った息によって晴れる。そしてその息はレオへと直撃する事となる。

  

  「グァッ!?」

  

  熱い息。全身が灼けるのではないかと思うほどの息が全身を包み込んだ。

  振り下ろそうとした剣が、上手く振り下ろせない。いや、体を上手く動かすことが出来ない。

  力の半分も込められず、それでもレオはキッ、と鰐の魔物を睨みつけ、出せるだけの力で剣を振るう。

  速度も遅く、力も全力ではない。しかし鰐の魔物は避けられないと判断したのか両腕で頭を守る。

  あくまで全力でない、というだけであり、その力はとてつもないものだ。

  鰐の魔物の腕が歪み、立ち上がれずしゃがみ込んでいた地面が砕けるほどである。

  

  「クッ…体が…ッ…!」

  

  剣をポトリ、と落とし、レオは少しだけ後ろに跳躍すると片膝を地面に着く。体が上手く動かすことが出来ない。

  だが体を上手く動かせないのは鰐の魔物も同じようだ。はぁはぁと荒く息を吐き、レオをにらみつける。

  鋭い眼光がレオを射抜き。レオ自身も眼光鋭く魔物をにらみつける。

  と。

  

  「だんなー!どうしたんですかー!?」

  

  人間の声が聞こえてきた。どすどすと大勢の足音。

  背筋が凍りつくようだ。レオは声を上げようとするが、声帯も麻痺しかけている。

  上手く叫べない。このままでは今来ている人間たちも魔物の餌食になってしまう。どうすればいい…!

  混乱する頭。少しでも解決策を練るが…今のレオに出来る事は何もなかった。

  人間たちが姿を見せる。褌一枚、頭にハチマキ。普段は鉱山などで働いているのだろうか、日にこそ焼けていないものの全身は筋肉に覆われている。

  そこで驚いたような表情を浮かべていた。

  

  「だ、だんな!?と…えっ!?」

  

  救えない、か。

  歯ぎしりをしながらレオは体を何とか起こし…ずさっ、と一歩を踏み出した。

  声を出そうとする直前。

  

  「逃げろ、お前ら!」

  

  その声を上げたのは…鰐の魔物だ。

  こちらも体を何とか起こしレオに近付こうとしている。

  

  「クロコダインのだんな!」

  

  「そいつは危険すぎるッ!早くッ!」

  

  「なっ…!?」

  

  レオは魔物の一言に混乱した。何を、何を言っているんだこの魔物は。

  いや、内容自体は理解できているが…魔物が人間を守る?というか、俺自身が危険だと!?

  人間達の一人が、驚愕の表情のまま鰐の魔物―クロコダインに告げる。

  

  「い、いや、だんな!このお方…グリーディアの国王ですよ!?」

  

  「…は?」

  

  「確か呪いでライオンになって、その呪いを解くって…俺、戦場で見たことあります!」

  クロコダインは…しまった、というような表情を浮かべており。

  レオは…相変わらず訳が分からない、というような表情だった。

  

  [newpage]

  

  「申し訳ありません、まさか国王とは思わずてっきり辺りを荒らしまわっている魔物かと思いまして…」

  

  がやがやと賑やかな酒場の中でクロコダインは申し訳なさそうに謝罪の言葉を述べた。

  レオは苦笑いを浮かべながらクロコダインから渡されたジョッキを傾ける。

  

  「いや、気にしないで欲しい。俺も貴公を危険な魔物だと思ってしまってつい、な。」

  酒場に来るまでの間に人間たちに話を聞いた。

  どうやらクロコダインはリザードマンではあるが、人間に協力的な魔物であり。

  近頃辺りを荒らす魔物が良く出る、という話を聞き見回りを行っていたようなのだ。そしてそこに見知らぬ、頭だけが獅子のレオを見かけ、その魔物では無いかと思い攻撃をしかけた、という事だったらしい。

  

  「しかしクロコダイン殿のヒートブレス、だったか。あれはすさまじい物だな。…いまだに痺れがとれん。」

  

  傾けたジョッキから酒を煽り…レオは手を震わせた。体の痺れを取る薬草をいくつか齧り…この酒にもその成分が入っているのだが、未だに体が上手く動かせないのだ。

  

  「このままでは殺されると本気で思いまして。…レオ殿も相当でしたぞ。俺の腕が残っていて良かった。」

  

  こちらも僧侶に回復をしてもらったとはいえ…腕には痛々しげに見える包帯が巻いてあった。

  氷を纏わせたレオの攻撃をまともに喰らったのだ。もしヒートブレスを使っていなければ本当に死んでいた可能性がある手前。

  

  「…悪かった。」

  

  なんとなく気まずい雰囲気が流れ始めた時―それを見ていた店主が良い香りに燻製された小さなチーズの塊を二人の前に置いた。

  

  「まぁ、これでも喰って飲んで、仲直りしな。これから特大の肉、用意してやる。」

  

  「すまないな。」

  

  「感謝する。」

  

  ありがたく二人はチーズを口に含み、酒をぐい、と同時に煽った。

  クロコダイン曰く、ここの店主は昔一流の格闘家として名を馳せていた事があり―今は一線から退いてこうして店をやっているそうだ。

  確かにただならぬ気配は感じる。そしてレオは改めて酒場を見渡してみた。

  …鍛えられているのか、それとも仕事柄か。酒場にいる雄達は皆一様に逞しい体つきをしており…レオの国に来たら即座に兵士として使えそうな者たちばかりである。

  そしてそんな荒くれもの共が集うのだ。それぐらいの腕前が無ければやっていけないだろう。

  しかしまぁ。

  

  「…旨い。」

  

  口に含んだチーズを咀嚼しながら香りと味を堪能すると、レオは唸るように呟くとジョッキを傾ける。

  酒とよく合うように考えられながら燻製してあるのだろう。そして酒を含めればその味は相乗効果でうま味を増していく。

  飲み込んでも余韻が鼻から抜けていって…止まらずもう一口。酒もぐいぐい進むというものだ。

  

  「ふぅ…」

  

  ようやく人心地、というところか。レオはそんなため息をつきながら空になったジョッキを置いた。

  クロコダインもほぼ同時にジョッキに入っていた酒を飲み干したのか同じタイミングでジョッキを置く。

  

  「ぶはぁ…」

  

  そしてこちらも満足そうに。…声が重なり。二人はふふっ、と声を僅かに上げ笑う。そのタイミングまでぴったりで。

  そのあまりにもタイミングの良さに。二人は目を丸くしながら顔を見合わせる。

  それに吹き出したのは店主だ。

  

  「息ぴったりじゃねぇか。…ほれ、次の酒と肴だ。」

  

  そう言われ目の前にジョッキ…ではなく。多人数でシェアするように作られた小さな樽のような入れ物。二人にはこれぐらいの量余裕だろう、と判断したのだろう。

  一緒に出されたのは…喰いごたえのありそうな…というか、レオの頭と同じぐらいの大きさをした肉の塊。

  じゅうじゅうと鉄板から旨そうな音と臭いが漂っている。

  

  「…飲むか!」

  

  「…そうしましょう!」

  

  先程までのどこか気まずい空気はどこへやら。二人は満面の笑顔を浮かべながら樽を持ち上げ、がんっ、と少々乱暴に樽同士をぶつけた。

  

  [newpage]

  

  楽しい雰囲気になれば酒は進む。酒が進めば話は弾み…レオとクロコダインは酒が回ったのかすっかり顔を赤くしながら豪快に笑い肩を抱き合いながら次々と樽を空にしていく。

  その量たるや。小さな樽ですら足りないのか樽を店主に用意してもらい…そこからジョッキで酒を掬い上げると一気に飲み干すほどだ。

  出された酒の肴もすぐさま喰い尽くし、今はひたすらに酒を流し込み…噛み合ってるんだか噛み合ってないんだか、というような会話を続けていて…

  何はともあれ楽しそうである。

  そして、酒場の華がここに生まれる。

  

  「そういやぁクロコダインの旦那とレオ国王って、どっちのが強いんですかい?」

  

  きっかけはそんなもんである。とある男の疑問に。

  

  「「俺の方が強い!」」

  

  そう。酒場の喧嘩、という奴である。

  周りも囃し立て、店主は呆れたようにため息をついて。こういった喧嘩は一度始まってしまえば当人たちが満足するまで終わらないのである。

  レオとクロコダインはジョッキを投げ捨てると…殴り合いの姿勢をとって…右ストレート一発。互いの顔面にぶちあてた。

  ガゴォッンッ!

  とまぁ、凄まじい音が鳴り響いて。二人はにやりと笑いながら殴り合いを始めた。

  汗と血が飛び散り、しかしとても楽しそうに。互いの筋肉が隆起し、相手をねじ伏せようと拳をぶつけ合う。

  十数分にも及ぶ、ノンストップな殴り合い。酒が入っていても、互いに力を出し切り…

  ゴロゴロと転がる酒が入っていた空樽の間で、レオとクロコダインはばたん、と倒れ込む。

  

  「さすが王なだけはありますな…レオ殿…!」

  

  「貴殿も流石、世界を救った勇者のパーティ…相当強いようだ…!」

  

  ぜぇぜぇと呼吸を荒げ、ひっく、としゃっくりをする二人。

  にやり、と笑い合うと…

  

  「このまま殴り合っても勝負は着きませぬ。であれば…」

  

  考えている事は同じか。レオは身につけていた褌を脱ぎ捨てた。

  

  ぶるんっ、と音を立てながらレオの剛直が外気に晒される。酒のせいか、はたまたクロコダインに僅かに抱いた劣情からか。レオの剛直は大きく脈動しながらどんどんと大きく、太くなっていく。

  

  「雄比べ、と行こうではないか!」

  

  周りにいた男達は止めるでもなくピーピーと口笛を吹いたり、騒ぎ立てたりと二人を煽る。

  それを見ていた酒場のマスターは…はぁぁ、と大きなため息をついた。

  殴り合いの次は交尾とは。…これも言ったところで止まらないだろう。

  店主の心情を察する事なく。クロコダインも前掛けを脱ぎ捨てる。

  レオと違い、こちらの股間はつるんとしておりスジもある事で、まるで雌のようにも見えるが…それは正しくない。

  そのスジからは強い汗と雄の臭いが立ち込め、粘液を垂らしている。つまり。

  

  「これはこれは…」

  

  レオは這うようにクロコダインに近づくとスリットに指を突っ込んだ。少し指を進めれば、そこには自分と変わらない…いや、もう少し野太いだろうか。そんな剛直の存在を感じ取れる。

  

  「リザードマンと抱き合うのは初めてですかな?レオ殿。」

  

  「あぁ、そうだな。…唆るな。」

  

  レオは興奮を隠そうともせず、ペロリと舌舐めずりをするとクロコダインのスジから指を抜き取った。

  僅かに触れただけだというのにその指はぐちょぐちょと濡れ、卑猥な臭いを放っている。

  

  「どちらかが失神するまで…!」

  

  「望むところだ…!」

  

  言い合い、不敵に笑って。

  レオはクロコダインの体に自らの全身を載せた。いつの間にかいていた汗がぬるぬると二人の体を滑らせ、痺れるような微弱な快楽を与える。

  お互いの脂肪に包まれた、ムチムチとした胸がぶつかり合うと形を僅かに変える。それが心地よく、二人は胸を押し付け合いながら唇を貪り合う。

  レオのザラザラとした舌が、クロコダインの野太い舌が。絡まり合い、唇の間で唾液の橋を架けて。

  ぷぁ、と離してもまたすぐに舌を絡ませる。その間も胸を、腹部を押し付け合い。レオとクロコダインの体温が高まり、湯気すら立ち昇る。密着した二人の体から臭い立つフェロモンが。

  周りの男達にも伝わるほどだ。囃し立てる声が更に大きくなっていき、見ている雄全員の股間が膨らんでいって。

  腹筋の間でもみくちゃになるレオの肉棒がどぷどぷと先走りを溢れさせれば、汗と混ざり合い更に潤滑を良くしていく。

  

  このままずっと互いの体を貪りあってもいいが、それでは勝負はつかない。

  レオは剣ダコのついた大きくゴツゴツとした片方の手でクロコダインの尻尾を撫で回し、もう片方の手でクロコダインの雄穴周辺を攻め立てはじめた。

  既に準備は万端か。クロコダインの雄穴は腸液と自身の出した先走りによって濡れており…レオの指を感じ取るとぐぱぁ、と開き激しく蠢く。そう。

  

  「塞ぐものが欲しいようだな?クロコダイン殿。」

  

  「そうですな。…さぁ、レオ殿…まずは俺のケツ穴を使って頂きましょうか。」

  

  クロコダインの誘うような視線に、レオは体を起こした。そしてクロコダインの太腿をがっしりとつかむ。

  もう、と更に強まっていく雄の臭いがレオの鼻を突いた。感情の昂りが止まらない。そしてその昂りを抑えようともしない。その必要もない。

  相手もそれを望んでいるからだ。レオは痛いほどに血液が集まり天を突いている肉棒をクロコダインの雄穴に宛がった。

  

  「それでは頂くとしようッ!」

  

  レオは猛る獅子の咆哮をあげると、一気に極太の剛直をクロコダインの中へと突き刺す。クロコダインはびたんっ、と尻尾で床を叩くと口を大きく開き。

  

  「ぐぁぁぁっ…!」

  

  声を上げる。しかしそれは決して屈辱や痛みなどから来るものでは無い。腸壁を圧迫され、前立腺を抉られる。

  雄穴をふさぐものを与えられたことによる幸福感。快楽。それからくるものだ。現にクロコダインは何度も体を痙攣させ、口の端から唾液を零している。

  レオも同じように。じゅるりと唾液を零しながらきゅうきゅうと締め付けてくるクロコダインの雄穴や雄膣の感触に酔いしれていた。

  

  「ふっ…ぅぅっ…!素晴らしいッ…穴だッ…!クロコダイン殿ッ…!貴殿のような雄を抱いた事は今まで一度も無いッ…!」

  

  ずるずると剛直を抜き取ると、クロコダインの雄穴からめくれ上がった腸壁がはみ出し、レオの剛直に張り付く。

  レオは思い切り締め付けてくるその感触に腰を震わせるとずぶずぶと再び肉棒を挿入していった。

  その度に二人の腰が震え、びくびくと痙攣し。眉をしかめながらも目じりを下げて。ゆっくりと挿入し…そしてまた引き抜き。

  

  「クロコダイン…殿ッ…もうっ…イきそうではないか…ッ?!」

  

  「そういう…ぐぁっ…!レオ殿もっ…ちんぽが膨れてびくびくしていますぞッ…!」

  

  「何ッ…まだまだッ…ふぅっ!」

  

  互いに強がると…レオは一気に腰の動きを早め始めた。

  ズバンッ!ズバンッ!

  クロコダインの体に体重をかけながら腰を叩きつけるとすさまじい肉の音が酒場の中に響き渡って。床が軋み。

  

  「ウォォッ!!レオ殿ッ…!そこはっ…アァッ!」

  

  レオの剛直がクロコダインの敏感な場所を的確に責め立て、先走りを注ぎ込むとクロコダインは尻尾を床に叩きつけながら苦しそうな、だが快楽の色を混じらせた声を上げる。

  それに気を良くしたのか、レオはさらに激しく剛直を叩きつけながらクロコダインの胸に自分の胸をより一層強く押し付けた。

  ぷっくらと膨れたお互いの乳首が擦れ合い、レオの表情は野獣、と称すに値するものに変わっていた。

  

  「クロコダイン殿はここが好きみたいだなッ!ここを突くと貴殿の雄穴が嬉しそうにヒクついているぞッ!」

  

  上半身を押し付け。剛直をクロコダインの奥までねじ込んでいくと、ぴったりと二人の体が重なる。クロコダインの剛直は格納されたままであり、無理のない体勢で体を重ね合わせることができ…他の雄を抱いてる時では味わえない、不思議な感触。

  

  「ぉぉっ、ォォォッ!そこっ、いいっ!レオ殿ッ、もっと突いてくれッ!」

  

  「いいだろう…ッ!!」

  

  クロコダインの願いを叶えるように。レオは牙を食い縛ると、クロコダインの尻肉に体の全てを載せた。

  腰を振る隙間もない程に。しかしそれでもレオは腰を動かし、更にクロコダインの奥深くへ剛直を挿入させ雄膣を掻き回す。

  とてつもない硬度を誇るレオの雁首がクロコダインの腸壁を圧迫し、押し拡げ。レオの剛直を根元まで飲み込む、クロコダインの雄穴。

  一度そこでレオは腰の動きを止めると、クロコダインの唇を貪り始めた。何度行っても舌から痺れるような快楽が全身に走る。

  ぐちゅぐちゅ、と剛直をずらしながら、先走りを腸壁に塗り付けていくと、クロコダインの腸はぐにぐにと蠢きながら先走りを飲み込み、代わりに大量の粘液を噴き出し、レオの太腿を湿らせていく。

  

  「ォッ、ォォォッ!?」

  

  「ウォォッ、ォォォッ!」

  

  声を上げる事すら惜しい。ひたすら快楽を貪る。そして思い出したようにレオは腰を動かし、クロコダインの尻肉を自らの太腿や股間を使い叩いて。それはもはや暴力にも近い、荒々しい交尾。

  地震が起きたのではないかと思うほどの振動が酒場を揺らし、二人の声がビリビリと壁を震わせて。それに中てられ興奮した雄達も気が付けばレオとクロコダインの交尾を肴に交尾に及び始めている始末。

  しかしそれだけ濃厚なフェロモンを放っているのだから仕方が無い。

  ズンッ!ズドンッ!

  レオの腰がぶるぶると震え、睾丸が縮こまる。絶頂が近付くにつれ、動きが緩く、しかし確実に大きくなっていく。何度もクロコダインの中で剛直が跳ね、不規則に腸壁を叩き。

  クロコダインはそれに気が付くとレオの頭を抱き寄せ、自分の首筋に顔を近付けさせた。例えるならパートナーを抱き寄せるように。

  大きな肩。筋肉と脂肪で作られたそれはちょうどレオの短いマズルにぴったりとフィットする。雄の臭い。濃い臭い。クロコダインの臭い。

  それをたっぷりと味わい、牙を突き立て。鱗がかちり、と牙に当たってもつき進めていけば、柔らかな内皮が牙の先に振れたのが分かる。

  

  「レオ殿…もう限界が近いようですが?」

  

  少々余裕のあるような口調でクロコダイン。レオはふぅぅっ、と唸り鬣を立ち上げる。

  

  「当然だ…ッ!クロコダイン殿の雄穴…とても心地よいぞ…ォッ!」

  

  牙を更に強く突き立てると僅かに血がにじむ。雄の臭いと混じる鉄の臭いは酷く甘美なものに感じられ。レオは国王としての威厳をかなぐり捨てると一気にピストン運動を強めた。

  ずぶるんっ、と僅かに引くついていたクロコダインの雄穴から空気が抜け、奇怪な音が鳴り響く。それと同時に腸内の空気が圧迫され…

  

  「れっ、レオ殿ォッ!」

  

  一瞬浮かべていた余裕の口調を一気に震える物へと変えると…クロコダインはレオの頭を強く強く抱きしめた。それがトリガーとなる。

  

  「ォォォォォォ!!!」

  

  クロコダインの肉布団の中でレオはくぐもった遠吠えを上げる。

  ズバンッ!と激しく肉同士がぶつかり。

  どぼんっ、ごぼぼっ、どぼぶびゅるるるっ、ごぼぼっ、どぼんっ!

  熱量、濃さ。共に特上の精液をレオはクロコダインの中にどんどんと注ぎ込んでいく。尿道を駆け抜ける精液はいつもよりもずっと熱い。そして今まで抱いたどんな雄や雌よりもずっと心地よい。

  頭が灼熱に包まれたような錯覚を覚えるほどに。しかも睾丸は今尚激しく動き、次の射精に、今行っている射精に追いつかんばかりの勢いで精液を作り出していき。

  その度にクロコダインの尻を叩く。びたんびたんと音が立つほど激しく。そして精液が注ぎ込まれているクロコダインは…

  

  「ォ”ッォ” ォ” ォ” ッ…!?ウォォォォ!!!」

  

  腸内を満たしていく精液。その熱はまるで意思を持っているかの如く動きでクロコダインの中を暴れまわる。直腸を満たしたかと思えば更にその奥へ。

  精液の存在を感じ取るとクロコダインの腸内はそれを吸収しようと激しく蠢き、さらにレオの剛直を絞り上げていく。

  腹が膨らむほど注ぎ込まれ。そこでレオが少し腰を動かすと。ごりゅっ、と音が体内に響いて。

  

  「ォァァァッ、アガァァァァ!!!」

  

  そこでクロコダインは雄と雌の快楽を同時に感じ取り、大きな声を上げた。

  雄穴がぎゅうっ、と引き締まり、レオの剛直の根元を激しく締め付け。腰ががくがくと震える。次の瞬間。

  びゅぐぐびゅるっ、どびゅぶびゅるるるるっ!どぼっどぼっ!

  クロコダインの股間部のスジから大量の白濁液が溢れ出した。それが何かなど、言わずとも分かる。次々とスジから溢れ出す白濁液が二人をコーティングしていき。

  互いの腹筋を淫靡に彩る。少しずつ勢いを弱めていくレオだが、快楽は変わらず走り続け。しかし満足できない様子でクロコダインの腹に手を当て、精液を掬い上げる。

  腰を緩く動かし、ずぞぞぞ、と旨そうに啜る。

  

  「んぐっ…クロコダイン殿の種…相当いいものだな…♪」

  

  じゅるり、と舌なめずりをするその表情はとても先程までクロコダインを責め立てながら野獣のように吼えていた雄とは思えないものだ。雄を求める雌の色。

  クロコダインは絶頂から来る余韻に震えながらもその雄とも雌ともいえる獅子を抱き寄せ唇を貪った。自分の精液も飲み干し。

  唾液と精液が混じった液体が零れ。レオが射精を終え…にゅぽん、と剛直をクロコダインの中から抜き取る。

  未だに萎える事のない剛直は血管を浮かび上がらせ、精液と腸液に塗れてらりと光る。クロコダインの開いた雄穴は薔薇を咲かせたように開き、雄膣をはみ出させて。

  少しの間を置いてごぼり、と精液と腸液をあふれさせた。クロコダインはにぃ、と笑いながら膨らんだ下腹部を撫でる。

  

  「流石一国の王、そして英雄…種もかなり上質なものですな…」

  

  雄穴から溢れた液体を尻尾で掬い、レオの太腿の後ろ側にぬちょり、と塗り付ける。そしてそのまま尻尾の先でレオの触れられても居ないのに唾液を零している雄穴を弄り回した。

  レオはんぅっ、と艶っぽい声を上げながら、しかしクロコダインのスジに指を伸ばし、たっぷりと指で精液を絡めとる。そっ、とクロコダインの尻尾に触れてから…その指を雄穴につぷり、と挿入すれば。

  それだけで頬が上気する。酒で火照った体がどんどんと熱くなっていくのがレオには分かった。そして止める術は無い事。その熱に逆らわずともいいこと。

  その熱を更に高めるのは…自分の下で雌のような、雄のような表情を浮かべる者だという事。

  レオはふらふらとした足取りで立ち上がり、クロコダインにまたがる。ぼとぼとと垂れる精液に腸液。横たわっているクロコダインから見えるレオの姿は、この上なく妖しい。

  豊満な胸。肥大化した乳首。その谷間から見える獅子の顔は雌そのもの。クロコダインは自らのスジに指を突っ込み、そこから剛直を取り出した。

  人のモノに比べ更に太く。そして様々な液体にコーティングされており…今にも爆発してしまいそうなほど脈動している。

  その度にまたがるレオの尻肉を叩き、びたんっ、と大きな音を立てる。血管がぐるぐると絡みつく剛直。

  

  「では、レオ殿の雄穴を頂くとしましょうか。」

  

  「ふふっ…楽しむといい…♪」

  [newpage]

  

  そう言いながらレオは腰を僅かに浮かせて、尻を突き出す。クロコダインの剛直の先端を僅かに咥え込み。

  動きを止める。そこから先は自分でしろ、ということか。クロコダインは頬を釣り上げると…レオの太腿をがっしりと掴んで、自らの剛直へレオの下半身を押し付けた。

  ずぶんっ、と奥深くまで挿入された剛直。

  

  「ウォッ!?ォォッ…!」

  

  味わう剛直は今までレオが経験したことの無い太さを誇っており…ぎちぎちと腸壁が悲鳴を上げながら大量の腸液をあふれさせ、レオは顔をしかめる。

  だが、痛みと共に訪れるのは、それ以上の幸福感と快楽であり…すぐにその表情は緩んで。

  きつく締まっていた腸壁が少しずつ拡がるとクロコダインの剛直を吸い上げる。極上の雄膣がクロコダインの剛直を全て飲み込み、執拗に竿を撫で上げるとぐにぐにと激しく蠢き出した。

  レオのムチムチとした腹部がぽこりとクロコダインの剛直の形を浮かび上がらせて…そこをレオは嬉しそうに、心地好さそうに撫で回す。

  

  「フゥゥァァッ…!」

  

  「まさか俺のチンポを全て受け入れるとは…ッ!それでは…全力でいかせて頂きますぞッ!」

  

  「ま、待てッ…グゥッ!ァァァァッ!!」

  

  レオの制止も聞かず。クロコダインはレオの太腿をもう一度、ガッシリと掴み腰が浮くほど強く、レオに剛直を捩じ込んだ。

  その衝撃はすさまじい物だ。レオの下腹部が一瞬大きく膨れ、衝撃を受けたせいかぶるんっ、と胸が揺れるほどである。それに伴い、レオの剛直から白濁液が大量にあふれ出す。

  ごぼんっ、ごぼんっ、と一定のリズムでクロコダインの全身に降り注ぎ…もはや全身が精液に濡れてしまって。

  

  「レオ殿の雄穴は相当敏感なようですな。気絶しないで頂きたいものですが?」

  

  嘲るように言いながらクロコダインは腰を激しく動かし続ける。その度にレオの胸が揺れ、腹が膨れる。前立腺を野太い剛直で突かれれば体は素直に反応し。

  レオは舌をはみ出させ、どこか遠くを見るような、虚ろな目付きでひきつったような、しかしとても心地よさそうな表情を浮かべている。

  口の端から飲み込むことの出来ない唾液を垂らし。クロコダインが太腿から脇腹へ手を伸ばし、ごつごつとした手でそこを撫で回すと…

  

  「…ぐふふぅっ…♪クロコダイン殿ッ…ォォッ…♪もっとっ…もっと激しくシてくれぇ…♪」

  

  先程までは僅かに勇壮な雄としての色も残っていたのだが…その笑い声と誘う声は違う。完全に雌に堕ちた声。

  しかしそれは、勝負の終わりではない。。雌獅子としてのスイッチが完全に入ったレオは…拡張された雄穴を締め付け、激しく腸内を蠢かし始める。

  そして自ら肥大化した乳首を自分の指で弄り回しながらレオは腰を上下に動かし始めた。快楽を貪るように。

  

  「レオど…ォォッ!?」

  

  クロコダインは言葉の途中で悲鳴に近い遠吠えを上げた。レオの直腸が変幻自在に動き回り、クロコダインの剛直を余すことなく刺激してくるのだ。

  吸い上げ、吸い付き、扱きあげ、締め付け、撫で上げ。じゅるじゅると溢れる腸液が剛直を更に滑らせ…奥へ、奥へと突き進ませていくのだ。

  ごつん、と腸とは違う感触。それは恐らく…

  

  「ぎらぁっ、ちんぽっ!クロコダイン殿の極太ちんぽぉぉっ♪腹っ、腹の中ッ!胃にまでぐるぅぅっ♪魔物ちんぽぉぉッ♪」

  

  先程までの余裕や雄の面影はまるで残っていない。尊厳も何もかもかなぐり捨てた表情でレオはひたすらに腰を、全身を上下に動かす。

  壊れた水道の蛇口のように、萎えることの無い剛直から大量の精液をひたすら噴き出し、全身をびくんびくんと何度も跳ねさせる。

  そしてクロコダインの剛直から精液を搾り取ろうとしているのだろうか、腸壁の動きはどんどんと激しさを増していく。ねじれ、雁首を撫で回すように。

  レオの乱れっぷりにクロコダインも最初は唖然とし、なすが儘にされていたが…やがてその淫靡さに囚われたように、目を血走らせると激しく腰を上下させ始めた。

  やはり肉同士がぶつかる音が激しく。不規則に動き回るレオの剛直から噴き出し続ける精液が腰を動かすたびに乱雑に飛び散り、床をどんどんと汚していく。

  しかしそんなもの構わない。やがて二人の―いや、二匹の獣の動きががっちりと噛み合い。ずどんっ、ずどんっ、とレオの腹がクロコダインの剛直の形をはっきりと映し出す。

  

  「ォォォ!!」

  

  「ひぎぃっ、んひぃぃぃ♪魔物ちんぽっ、でかちんぽから種くるっ、早くッ、中に出してぐれぇっ♪」

  

  クロコダインの剛直が膨らんだ。それは絶頂が近い合図。そろそろ注ぎ込まれるであろう熱い奔流を想像し、レオは一層動きを激しくすると、腰の動きを上下させながらも前後、左右へと自在に動かし…

  腸内を一杯に満たすクロコダインの剛直を翻弄する。ぼごんっ、とクロコダインの剛直の根元がより一層膨らみ…

  

  「レオッ、出すぞッ…!」

  

  「ごいっ…!はやくっ、早くっ…!!ウォッ…!ォォッ…!」

  

  レオの奥深くまで剛直を挿入する。クロコダインの剛直を雄穴で締め付け。完璧に噛み合った瞬間。

  

  「ォォォォオッォ!!!」

  

  クロコダインは元・百獣軍団長と呼ぶに相応しい遠吠えを上げながら…レオの中に己の欲望を解き放った。

  どぶっ…と個体のような液体が注がれ…一瞬の間を置き。レオが首を傾げようとした瞬間。

  ごぼぼぼっ、どぼんっ、どぼびゅるるるっ、ごぶびゅうぅぅっ、ぶびゅるるっ、どぼごぼんっ!

  

  「ひっ、ぎぃぃぃっ、おぎぃぃっ♪きだぁぁぁっ!魔物ちんぽの種汁ッ!ぉっ、あづいっ、灼けるッ…灼げてっ…イグッ、いっでじまうぅぅぅ!!ガァァァァァッ!」

  

  注ぎ込まれる欲望の熱さに。レオは天を仰ぎながら全身を大きく、何度も何度も痙攣させた。精液が噴き出す。しかしそれは先程からずっと続いていて…

  今感じているのは、雌の悦び。全身を駆け巡る射精以上の快楽。頭が吹き飛びそうになるほどの快楽が断続的に体を襲い、啼くことしか出来なくなる。

  淫らな雌獅子の咆哮。そして雄の咆哮が重なり…窓が揺れ、ガラスにヒビが入る。

  未だに射精を続けているクロコダインの剛直を更に締め付けながらレオはクロコダインに体をのせると胸に舌を這わせた。じゅるじゅると精液を飲み込みながらザラザラとした舌で豊満な胸のスジを撫で回し。

  鼻先に当たった乳首。ぷっくらと膨らんだそれを貪るように。まるで赤子のように吸い。クロコダインはそれにも大きな快楽を見出し、レオの頭を抑えつけ。

  射精しながら腸内をかき混ぜれば…レオは啼く。腹がどんどんと膨らみ…まるで妊娠したかのようだ。

  そこまで精液を噴き出し続け…ようやく射精が終わる。にゅぽんと雄穴から剛直を抜いて…しかしレオの雄穴からは精液は零れない。

  零すまいと必死にレオが雄穴や腸壁を締めているのだ。

  

  「ぐふひひっ…孕んだ…雄なのに孕んでしまったではないか…クロコダイン殿ぉ…♪」

  

  腹を撫で回しながら幸福そうにそう呟くレオに…クロコダインは少々の嫉妬を抱いた。そんな雌の顔を見せられたら…自分の中の雌も目覚めてしまうではないか。

  まだ満足していない。まだまだ雌として愉しめていない。そう考えるクロコダイン。快楽を貪りつくす。それだけが今の二人の脳にある共通のモノ。

  クロコダインはレオの体を引き離すと…まだ屹立したままの己の剛直を自らのスジに無理矢理しまい込む。そしてレオに見せつけるように開脚し…ぐぱ、とスジを両手の指で引っ張る。

  そうすれば…そこに出来るのは。

  

  「レオ殿…貴殿だけ孕み雌になるのはずるいぞ…俺も…俺も雌にして…孕ませてくれぇ…♪雄マンコ…めちゃくちゃに犯してくれぇ…♪」

  

  疑似的な性器。それはぐぱぐぱと蠢き。レオの剛直を受け入れる事も出来るだろう。

  クロコダインの懇願に…レオはぐちゃぐちゃの全身で。崩れた笑みを浮かべながらクロコダインのスジークロコダイン曰く、雄マンコ―に舌を這わせた。

  

  「あぁ…二人で雌になろうぞ…♪」

  [newpage]

  

  つぷん、とクロコダインの雄マンコに舌を挿入するレオ。濃密、という言葉すら薄い。もはやその臭いに密度があるような錯覚を覚えるほどに濃い雄の臭い。

  嗅いだだけで気絶してしまいそうなほど。そしてこれ以上ない程昂る。舌で精液を押しのけ、剛直の裏筋を舐め上げると、更に新鮮な精液が溢れ出す。

  剛直から舌を離し、一杯に満ちたクロコダインの雄マンコを舐めまわす。内皮とも違う、しかし鱗とも違う。不思議な感触だ。

  

  「じゅるっ…んぶっ…じゅるるっ…ごぐっ…んぶぅ…♪」

  

  夢中になりながらクロコダインの雄マンコを味わい…じゅぼっ、と音を立てながらレオは舌を抜き取る。口の周りについた恥垢などの様々な付着物を舐めとり、ゾクゾクと背筋を震わせた。

  そしてクロコダインに体を預け、がむしゃらに唇を奪う。付着物と唾液を混ぜ、互いの口腔内を行き来させる。舌に、牙に、口腔内に。混ぜ込み突き入れ。

  

  「レオ殿ッ…早くッ…駄目だッ…我慢出来ん…ッ!早く雌にッ…俺を雌にしてくれッ…!」

  

  「分かっている…!」

  

  レオの剛直はもはや限界まで膨らんでいて、今にも破裂してしまいそうだ。グルグルと絡みついた血管が波打っているのすら見える。

  クロコダインの股間に剛直を押し当て…そして一気に雄マンコに剛直を捻じ込んだ。

  

  「グァァァァッ!!」

  

  雄マンコを割り拡げるレオの剛直。雄穴で味わうのとはまた違ったーそしてともすれば気絶してしまいそうなほどの快楽がクロコダインの口を開かせた。

  レオも雄穴とも膣とも異なる、不思議な感触のそれにぐぅぅっ、と唸り声をあげた。雄穴に比べてずっと緩い。しかし中はぎゅうぎゅうとつまっていて…

  腸壁ほど頻繁に蠢くわけでもないのに、時折動いたと思えば竿を優しくなでる。そして何より。

  雄マンコの中で、剛直同士がぶるんっ、とぶつかり合うのだ。そして時折亀頭同士が擦れ合い、想像だにしない快感をもたらす。

  雌を抱いている時と体勢はよく似ているのに…全く違う。

  

  「クロコダイン殿の雄マンコッ…最高だッ…!これではッ…別の雄も雌も…抱けなくなるではないかッ…!」

  

  興奮を隠そうともせず。レオはそう猛ると腰を激しく振り始めた。雄穴を犯すよりもずっと自然な体勢。その為かおのずとピストン運動は先程よりも強くなる。

  剛直同士が擦れ合い。そして雄マンコの入り口が柔らかく、だが確実にレオの竿を撫で上げる。内部でもそれは同様で、雁首を擦る内皮よりも柔らかい肉。

  極上。

  その言葉が似合うものに久しぶりに出会えた気がする。レオがそう思うほどに。

  

  「クロコダイン殿ッ…!俺はッ…!貴殿に囚われているぞッ…!逃がすものかッ…!」

  

  目を血走らせるその姿は、百獣の王たり得る。レオは遠吠えを上げ、クロコダインの肩に噛みつき、何度も何度も腰を打ち付ける。

  その度にクロコダインは絶頂に達するのか、ごぼっ、ごぼっ、と雄マンコからも雄穴からも精液を噴出させ、びくびくとただ痙攣するばかりだ。

  胸を揉みしだき。乳首を弄り回し。腹を撫で回す。クロコダインはそれを受け入れながらレオの背中へ手を。そしてレオの腰へ脚を絡ませる。

  肉の空間で。ばちゅんばちゅんと轟音が鳴り響く。肩から口を離し、互いの唇を貪り合う。

  びちゃびちゃと音を立てながら互いの体液を啜り合う。腰を動かすたびにぐちょぐちょと、ずばんずばんと。肉の音。猛る声。嬌声。雌のようで、しかし勇壮な雄。

  そんな声を上げながら二匹はひたすら高みへ昇りつめていく。

  

  「止まらんっ…!ごぁっ!イグッ、まだイグゥッ…!」

  

  口を大きく開き、何度も何度もはしたなく絶頂に達し、クロコダインは半分ほど白目を剥き、がむしゃらに吼えながら…レオの腰を引き寄せた。

  

  「クロコダイン殿ッ…!ぐぁっ…!俺もッ…イくぞッ…!ォッ…ォォォォッ!!!」

  

  応えるように。レオは力強く腰を引き…一気に剛直をクロコダインに叩きつけた。

  動きが止まる。二匹は声にならない声をあげながら…腰を跳ねさせた。

  …雄達の乱れ舞う宴の中ですら、聞こえる轟音。それがレオとクロコダインの射精が起こしているものだと分かるのはその音が発生してから僅かな時間がたってからだ。

  まるで子供が投げつけた泥団子のような音。酷く粘液質で…どぼんっ、どぼんっ、と。断続的に。

  クロコダインの下半身からその音が響いている。精液の水溜りの中で、クロコダインの下腹部から大量の精液が溢れ出す。

  止まらない。絶頂は、極限まで高まった快楽は昇華する。心地よい。頭が吹き飛んで…クロコダインとレオはぎゅうっ、と無意識に、強く。強く。

  

  「レオ…殿ぉ…」

  

  抱きしめ合いながら。

  

  「クロコダイン…殿っ…」

  

  その身が溶けてしまったのかと錯覚してしまうほどの熱量の中で。意識を喪う。

  

  [newpage]

  

  で。

  意識を取り戻した二人は精液の水溜りの上に正座していた。その姿は行為をしていた時からは考えられないほどこぢんまりとしていて…情けなさすらある。その前に立つのは普段は寡黙で、だが愛想のよい店主。二人に比べれば細いが十分太い両腕を組み仁王立ちしている。そしてその目に宿っているのは静かな怒り。それもそうだ。

  

  「これ。どうすんだ?」

  

  店主は店の散々なありさまを二人に指さしながら見せつける。…転がった樽。倒れた机といす。そして散らばる大量の―という表現ですら少なく見える―ほどの精液やら腸液やら。半分以上は二人が出したものである。

  

  「いや、その、だな。あのまま殴り合いをしてたら店が吹き飛ぶと思ってな?」

  

  クロコダインがどうにかしてこの状況を打破出来ないかと思案しながら探り探りに声を上げる。

  レオもそれに続き頷いた。

  

  「そう、そうだ。あのまま続けてたら俺はミスティックマジックを使わざるをえない状況になって、そうなると」

  

  「ごほんっ!」

  

  二人のそんな浅はかな考えを全て否定するような咳払い。しかも特大。二人は縮こまった。

  ちなみに二人を肴に乱交をしていた雄達は現在一人残らず買い出しに出ている。大量のお酒、つまみとなる料理の食材。

  全て喰い尽くしてしまったのだから仕方があるまい。

  

  「全部片せ。明日までにな。今日は特別に店は休みにする。…というか、せざるを得ん。」

  

  「あっ、明日まで!?」

  

  それなりの広さ。そしてすべてが滅茶苦茶になってしまった店を片すのは相当な労力…というか、二人だけでは不眠不休でやって間に合うかどうか、といった仕事量が必要になる。

  「それはいくらなんで」

  

  

  「か た せ」

  

  

  

  「「…はい…」」

  

  店主の静かに強い語気に二人は俯き頷くことしか出来なかった。

  

  

  [newpage]

  

  

  「しかしまぁ…久しぶりにあそこまで乱れたものだ。」

  

  いかん、というような口調でレオは呟きながらため息を吐き、ちりとりで一気に精液を掬い上げた。

  二人が出した精液はもはやゼリーに近いため、モップやらで拭くよりこっちの方がずっと早いという事に気が付いたのだ。

  クロコダインは頬を釣り上げ、集めた精液をバケツに入れていた。後でまとめて捨てようという魂胆である。

  

  「あぁ。俺も久しぶりにあそこまで昂りましたぞ。…思い出したらまた疼いてきてしまったではないですか。」

  

  「ふふっ、俺もだ。…どうだ?一発。」

  

  レオの剛直がむくむくと膨らみ…昨日あれだけ出したというのに、びくんっ、と大きく跳ねながら先走りをたらたらと零す。

  クロコダインのスジからもごぽっ、と精液と先走りが溢れ。

  

  「一発ならいいでしょう。」

  

  掃除用具を地面に置き…レオとクロコダインは脚を絡め、互いの頭を抱えると…唇を交わした。

  舌を絡ませ、相手の体に手を這わせようとした時。

  

  「楽しそうだな。」

  

  びきんっ、と二人はその状態で硬直する。ぎぎぎ、と錆びた鉄人形のように首を動かすとそこにいるのは。

  額に青い血管を浮かび上がらせながらぼきぼきと指を鳴らす店主。

  

  「あ、ま、まて、そのだ、これは違う。決して余裕とかそういう訳では」

  

  「そ、そうだ、待ってくれ、おい、ちょっとま」

  

  「少しはッ…反省しろォォォォッ!!」

  

  ガゴンッ!

  ガゴンッ!

  凄まじい轟音が店に二回響いて。

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