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いたいけな少年、露出狂になる

  夏休み。長い休みは心が躍る。…とはいえ、今年の夏はいつもと違った。

  

  なんでも両親が長期間海外に出張に行かなければならなくなったらしく、親戚に預けられることになったのだ。

  

  正月や行事などがある際に会う程度でそこまで親交はないのだが…ほかに預けられるような場所もなく。

  

  少年―岳斗(ガクト)は家から遠く離れた田舎に位置する、親戚の家に向かっていた。

  

  慣れない電車。なんとか駅員さんに聞きつつ乗り継ぎ。

  

  暑い陽射し。岳斗は荷物をパンパンに詰めたリュックサックを背負い、道を歩く。

  

  岳斗の住んでいる街より静かだ。セミが鳴き、すれ違う人は少なく。

  

  よいこらよいこらと歩くこと十数分。

  

  「岳斗くーん!」

  

  手を振る犀の姿が見えた。彼が今から岳斗が居候することになる家の主ー藤間(トウマ)だ。

  

  でっぷりと出た腹。とても優しい表情を浮かべて岳斗を出迎える。

  

  「久しぶりだね、岳斗君!」

  

  「こんにちは、おじさん!」

  

  見知らぬ土地で、あまり縁がないとは言え知っている顔だ。正直不安がよぎり始めた心に僅かな安堵が訪れる。

  

  岳斗はにっこりと笑うとお辞儀をした。

  

  「おっきくなったねぇ!前来たときはこんなに小さかったのに!」

  

  と、藤間は自分の膝程で手を動かし笑った。岳斗はぷぅ、と頬を膨らませる。

  

  「そんなに小さくないもん!背だって、クラスで前から4番目ぐらいだし!」

  

  「そっかそっか。じゃあ家に行こうか。ここはあっついからね。」

  

  「うん!」

  

  藤間に手を取られ、岳斗は歩き始める。

  

  行くまでの間に、他愛もない話をした。辺りは夜になると真っ暗で、だけど星がきれいに見えるんだよ、とか。

  

  買い物に行くのにちょっと不便だけど、外を歩くのは気持ちいいよ、とか。

  

  色んなことを話した。

  

  そうこうしているうちに藤間の家が見えてくる。…そこは岳斗の想像していた以上に広く、どでかい家だったのだ。

  

  少なくとも岳斗が生きていた中で見た家でも一番でかいだろう。テレビで見たことがあるかも、ぐらいだ。

  

  「お、おっきい…!」

  

  思わず後退りをする岳斗に藤間は豪快に笑いながら岳斗の肩をポンポンと叩いた。

  

  「確かにちょっと大きいね。一人で暮らすには寂しくてさ。岳斗君、一か月…とちょっとかな。よろしくね。」

  

  そしてにっこりと優しく微笑む。

  

  誰もが癒され、ともすれば魅了されてしまいそうな笑顔。

  

  岳斗は元気よく手を上げて返事をした。

  

  [newpage]

  

  門をくぐり、広い庭を進む。そして母屋。

  

  近くには蔵なんかもあり、確かに一人で住むには少々…どころか、相当広すぎる。

  

  母屋に入ると、なんだか嗅ぎなれない、不思議な臭いがした。まぁ、他人の家の臭いというのは独特なものだ。

  

  中に入ってもまぁとにかく広い。全力で走っても問題ないだろうし、むしろ疲れるぐらいまで走れるだろう。

  

  「ちょっと飲み物取ってくるから、居間に行っててもらっていいかな?ここをまっすぐ行って、二つ目の部屋だよ。」

  

  「分かったー!」

  

  藤間に言われた通り、岳斗はとてとてと廊下を駆け出していく。

  

  二つ目の部屋。がらっ、と襖を引くと、そこは畳張りのとても広い部屋だ。どでかい座卓が置いてあり、その上にはお茶菓子。

  

  まるでホテルのようだ。とてもきれいに掃除もされている。

  

  「うわぁー!」

  

  岳斗は目をキラキラと輝かせると背負っていたリュックを置き、早速畳に寝転がった。

  

  イグサのいい香りが、畳の程よい硬さが岳斗を出迎える。

  

  「えへへ、畳いい匂い―♪」

  

  青々とした匂い。肺いっぱいに満たしていく。青臭くて、心地よい。

  

  流れていた汗がじっとり畳に染みついてしまったが…畳はすぐに乾いた。

  

  しばらく畳の上でごろごろしていると…がらっ、と襖が開き、藤間と一緒に、ふさふさで銀色の毛並みをなびかせる、狼の青年が岳斗の前に現れた。

  

  「あ、水月おにいちゃん!」

  

  狼の青年―水月(ミツキ)は、緩やかに尻尾を振りながら笑い、手を振る。

  

  彼も岳斗の親戚であり、夏休みの間は毎年藤間の家で過ごしているらしい。

  

  何かの部活に入って鍛えているのだろうか、すらりとした肉体には筋肉が適量蓄えられている。

  

  そしてそれを強調するぴちぴちのタンクトップに、小さなスパッツ。

  

  夏場は暑いからそういった格好をしているのだろう。とはいえ、股間が膨らんでるのだが。

  

  最近保険体育を学び始めた岳斗はそれに気が付き、目を逸らす。

  

  「久しぶり、岳斗君。元気だった?…おっきくなったねー、前はこんなんだったのに。」

  

  と、藤間と全く同じことを言われ…岳斗はやはり頬を膨らませる。

  

  「もうっ!水月お兄ちゃんもおじさんとおんなじこと言うんだッ!そんなにちっちゃくないもん!」

  

  「そうだぞ、水月。お前だってこんなんだったんだから。」

  

  「う…」

  

  藤間に言われ、水月はぎくり、としたような表情でそっぽを向く。

  

  この逞しい体しか知らない岳斗からすれば意外な話だ。

  

  「そうなの?」

  

  「そうだよ。水月は岳斗君よりもっと小さくてねぇ。まさかこんなに大きくなるなんて思ってなかったよ」

  

  「もっ、もういいだろおじさん!ほら、飲み物飲み物!」

  

  楽しそうにからかう藤間に、水月は顔を赤くしながら座卓にコップを置くとどかり、と座り込んだ。

  

  と。

  

  「ッ…!?」

  

  「??…水月お兄ちゃん、どうかしたの?」

  

  びくんっ、と震えたように見えた岳斗は疑問に首を傾げながら水月に尋ねた。

  

  水月は顔を赤くしたまま、首を横に振る。

  

  「い、いや…なんでもないよ…あ、暑いからね…」

  

  答えになってるんだかなっていないんだか、よくわからないが…

  

  岳斗は納得し、コップの麦茶を一気に飲み干した。

  

  香ばしく、喉を潤す。麦独特の爽やかさが胃に落ちていき。

  

  「やっぱり夏は麦茶が一番だよね。」

  

  藤間もごくごくと麦茶を飲み干し、ぶはー、と大きく一息ついた。

  

  水月もうなずき、ゆっくりと飲む。

  

  「それにしても遠くまで良く来られたね。疲れなかった?」

  

  「ちょっと疲れたけど…大丈夫!遊びたい!」

  

  「そっかそっか。じゃあおじさんと遊びに行こうか。虫とかが一杯取れる場所があるんだ。」

  

  「うん!!あ、水月お兄ちゃんも行こうよ!」

  

  「あ…いや、俺はお使いしてくるから…岳斗は楽しんできなよ。」

  

  「分かったー!」

  

  善は急げ。岳斗は跳ぶように立ち上がると早速リュックから虫かごを取り出した。

  

  そこで何かを思い出したようにあ、と呟く。

  

  「どうしよう…虫網、忘れちゃった…」

  

  「大丈夫だよ。手で捕まえられるぐらい一杯いるから。」

  

  「そうなんだぁ!じゃあ水月お兄ちゃん、いってきます!」

  

  「い…いってらっしゃい。」

  

  [newpage]

  

  藤間の言う通りだった。教えてくれた森林はとてもたくさんの昆虫がおり、すぐに虫かごは一杯になる。

  

  手でも採れるほど。沢山の昆虫を捕まえると…藤間はそのかごの蓋を開けた。

  

  「こんなにたくさんは飼えないし…可哀想だからね。」

  

  昆虫も生きているのだと教えてくれた藤間。

  

  そしていつの間にか暑い日差しは沈みかけ、僅かに涼しい風が頬を撫でた。

  

  泥だらけで家に帰ると…すでに風呂を浴びたのか、全身の毛並みを皮膚に張り付かせスパッツ一枚で過ごしている水月が出迎えた。

  

  「お帰り。楽しかった?」

  

  その姿はどこか艶めかしく、妖しく。子供ながらにドキドキしながら岳斗は少し遅れて頷いた。

  

  「う、うん!楽しかったよ!いっぱい虫採って、逃がしてあげたんだ!」

  

  興奮したように早口に続ける岳斗に水月は苦笑する。

  

  「ほらほら、そんなに興奮しないでも大丈夫。先にお風呂入ってきなよ。泥んこだよ?」

  

  「あ、はーい!」

  

  どたどたと走っていく音を耳にしながら…水月はふと暗い光を瞳に宿した。

  

  「…俺の事は、逃がしてくれないのに。」

  

  「水月。」

  

  水月の言葉を塞ぐように。声が響いた。それはとても冷たく、とても醜く…

  

  

  

  

  

  藤間の家に来て、沢山遊んだ。

  

  夏にしては涼しい部屋。布団の上で横になりながら夏休みのこれからを想像し、ふふっ、と岳斗は笑う。

  

  涼しい。…だが、体の奥が暑いのは、なんでだろう。

  

  それに、不思議と眠れない。まだ興奮が冷めないのだろうか。

  

  何度も布団の上で寝返りを打ち、目を瞑ってみても。眠れない。

  

  夜で、電灯もないのに、月明かりでとても明るい。

  

  天井を見つめていると…ふいにぶるっ、と寒気のようなものが走った。

  

  「…おしっこしたい…」

  

  呟き、岳斗はむくり、と体を起こした。トイレの場所はあらかじめ聞いている。

  

  とはいえ広く、暗い夜の家。とてもとても怖く、このまま我慢しようかと思い体を横たわらせるが…

  

  どうにも我慢出来そうにない。

  

  怖い心とトイレに行きたい体がせめぎあい…岳斗はため息を吐くと立ち上がった。

  

  そして勇気を振り絞り…襖を開ける。

  

  やはり夜の家。そして広い廊下はとても不気味だ。お化けが出てきたらどうしよう。

  

  そんな事を考えながら足早に岳斗はトイレへ向かう。

  

  その時。

  

  「んぅっ…」

  

  その声にビクッ、と岳斗は震えた。どこか苦しそうな呻き声。

  

  もしかして…

  

  「お、おば…」

  

  「んはっ…ぁぁっ…んぁぁっ…」

  

  「んぶっ…らっ…もっ…こ…れ…のっ……きがっ…」

  

  声は二種類。片方は苦しそう…?いや、聞いたことの無い声色。

  

  もう片方はテレビで見た映画の悪役が出すような声。

  

  本当におばけ…?そう思いながら岳斗は急いでトイレに向かう事にした。

  

  そして廊下を歩いていると…案内されていなかった部屋の襖から光が漏れているのが遠くに見える。

  

  トイレに向かう途中の部屋。なんだろう。おじさんが何かしているのだろうか。

  

  「ぁっ、ぁひぃっ…んぁっ…!」

  

  「今日も沢山犯されてよかったなぁ…!こんなにぐちょぐちょにしやがって…♪」

  

  囁き声。そんな会話が聞こえる。なんだろう。見てはいけない気がする。

  

  大丈夫。ここを通り過ぎて、トイレに行って、おしっこをして、戻って寝ればいい。

  

  だけど。

  

  ずぱんっ、ずぱんっ、と激しい音が聞こえる。

  

  おおよそ聞いたことの無い音だ。聞いた事があるのは、やはりテレビで見た、悪党が殴られたりするシーン。

  

  襖の隙間から、岳斗は覗き見てしまった。そこで行われていたのは。

  

  「んんんっ!!」

  

  下腹部の、毛並みが薄い部分に正の字をいくつも書かれた水月。

  

  目隠しに猿轡。相当長い時間その猿轡をさせられているのか、猿轡に使われている布も、マズルの周りも。

  

  唾液に塗れている。そして下半身。べとべとに汚れた太腿。襖越しに嗅ぐ臭いはとても不快なものだ。

  

  そして。

  

  「おら、しっかりケツマン締めるんだよ雌犬。」

  

  太腿をがっしりと掴み、水月の肛門…いや、雄穴に凶悪な肉棒を突き入れ、腰を動かす藤間。

  

  昼間に浮かべていた笑顔とはまるで違う。別人のように思えるほど醜悪に歪み。

  

  ぐちゃぐちゃと肉棒の抽送を繰り返すたびに水月は全身を震えさせながら、ただ悶える。

  

  「出すぞッ!オラァッ!!」

  

  藤間がにぃ、と頬を釣り上げると、自身の腹を水月の背中に叩きつけた。

  

  「ん”ん”ん”ん”ん”ッ!!!」

  

  どびゅぶぶっ、と。大きく膨らんだ水月の肉棒から精液が噴水のように飛び出し、畳を汚す。

  

  ふぅ、と満足したように息を吐くと、藤間は僅かに萎えた肉棒をにゅるり、と抜き取った。

  

  そして水月を仰向けにすると、正の字を一本、書き加える。

  

  「これで15発目か。もっと行けるよなぁ?水月ィ。」

  

  「ふぐっ…あぐぅ…♪」

  

  醜悪な声。滴る精液。萎えた肉棒は、しかしすぐに膨らむ。

  

  「水月、自分が出した精液、ちゃんと舐めとれよ。ほら。」

  

  そう言いながら藤間は水月の猿轡と目隠しを外した。ぷは、と口で呼吸をすると水月は自分が出した精液の方へ真っ直ぐ向かう。

  

  そして長い舌を使って器用に全て掬い取り、藤間に見せつける。

  

  「いい子だ。ほら、飲め。」

  

  「あぐっ…んぐぅっ…ぶはぁっ…♪」

  

  喉に精液が通ると、水月は精液の臭いが混じった熱い息を零し、ぶるぶると体を震わせる。

  

  そして。

  

  「もっと…犯して…♪」

  

  誘うような表情―岳斗からも見える―を浮かべ、開脚をし、尻尾を振る。それはまさに。

  

  「いいだろう。おらっ!」

  [newpage]

  

  そしてまた藤間は勃起しきり、精液と先走りに塗れた肉棒を水月の雄穴へと突き入れる。

  

  観てはいけない。これ以上、ここに居てはいけない。

  

  頭で理解できていても。

  

  「はぁ…はぁ…」

  

  岳斗はまるでその視線を釘打ちにされたように。呼吸を荒くしながらひたすらに見ている。

  

  股間が膨らみ、体が熱い。履いていたズボンをずらす。外気に触れたペニスは皮を被っており、可愛らしく天を突き、ぴくぴくと震えている。

  

  嬌声と水の音が鳴り響き、卑猥な臭いがする。

  

  気が付いたら岳斗はその光景を見ながらペニスを親指と人差し指で弄り始めていた。

  

  自分を目の前の水月と藤間に投射する。気が付けば尻穴にも指を伸ばしていて。

  

  「ここ、こうされるの好きだよな?水月。」

  

  言いながら藤間は角で水月の胸を突き、ピンと立ち、膨らんだ乳首を弄ぶ。

  

  水月はただなすが儘、されるがままであり…全身をぶるぶると震わせながら精液を肉棒から吐き出している。

  

  「はふぁっ、あふぅっ…んぁっ…」

  

  甘い吐息を漏らす。そんな水月を鼻で笑いながら、藤間は自らが快楽を貪るだけの単調な腰使いをし始めた。

  

  結合部からは何度も中に出されたであろう精液が泡を立てながら飛び散り、襖にまで付着する。

  

  「そこじゃ…あっ、んんぅ…!」

  

  「気持ち良くなりたいなら、お前も腰を動かせ。」

  

  僅かに抵抗を見せようとしたのか、水月は牙を食い縛るが…

  

  やがて腰を自ら動かし始めた。腰を不規則にひねり、回転させながら雄穴を締め付ける。

  

  上機嫌に藤間は笑うと水月の中をかき混ぜるように肉棒を動かした。

  

  「やればできるじゃねぇか、雌犬。」

  

  「ひぃっ…あひっ…♪」

  

  屈辱と快楽からだろう。涙を零しながらその表情は緩み。

  

  水の音が大きくなる。ピストン運動が強まり、早まって。

  

  はたして聞こえる音は、その二人のものだけなのだろうか。

  

  岳斗は少しずつ硬くなり、透明な粘液を溢れさせているペニスを弄りながら、遠くでそう考える。

  

  しかし。それは脳の一部でしか考えていない

  

  「あっ…んぁっ…らめぇっ…」

  

  小さく呟き、身悶えする。初めて与えられるペニスへの刺激に、脳が考える事を拒んでいるのだ。

  

  体に走る痺れるような感覚。はぁはぁと息が荒くなって…

  

  「んんぶぅぅぅ!!!」

  

  水月が絶頂に達し、少々薄くなってしまった精液を肉棒から勢いよく噴出させると。

  

  その直後、痺れるような感覚が最大に達し…

  

  「ぁっ…あひゃぁぁっ…!」

  

  必死に抑えていた声を遂に挙げてしまい、岳斗は絶頂に達する。ぴゅるぴゅると可愛らしく精液が飛び出し、床を濡らした。

  

  震えるペニスが精液と先走りに塗れて。はぁはぁと息をする岳斗。

  

  「岳斗君。」

  

  その声に岳斗は自分を取り戻す。先程まで岳斗を支配していた熱や快感が一気に引いていき…岳斗は顔を青ざめさせる。

  

  とてつもない罪悪感と共に、恐怖が岳斗の頭を覆っていく。ゆっくりと顔を上げる。

  

  そこに立っているのは。

  

  光を背に受け、表情の見えない、藤間。怒っているのか、歪に笑っているのか。分からない。

  

  ただ分かるのは、ぶるん、と凶器にも見える肉棒が跳ねて、体液をまき散らしている、という事実。

  

  ぴしゃぴしゃと汚臭を放つ体液が岳斗の顔に降りかかる。

  

  「見たね。」

  

  昼間とはまるで違う、藤間の声。凍り付くような。恐ろしく平坦な。

  

  「ご…ごめんな…さ…」

  

  「見たか、って聞いてるんだけど。」

  

  震える声で絞り出した謝罪を、鋭く切り捨てる。

  

  求めている答えはそれではない。ちゃんと答えないと、どうなるのか。分からない。

  

  恐怖から、岳斗はぶるぶると震えながらうなずいた。

  

  「み…見ま…した」

  

  「どこから?」

  

  「み…水月…お兄ちゃんが…おちんちん…入れられて…」

  

  「途中から見てたか。」

  

  「う…うん…」

  

  藤間の続けざまに投げ掛けられる問いへ、ただひたすら答え続ける岳斗。

  

  沈黙が訪れ。藤間はしゃがみ込むと、足元に散らばっている岳斗の精液を指で掬い取った。

  

  ぬちゃぬちゃと太い指の先で音を立てながらそれを弄ぶ。

  

  「気持ち良かった?」

  

  「…っ…」

  

  「岳斗君。気持ち良かった?」

  

  有無を言わさない口調。光によって遮られていた藤間の表情が、岳斗の目に映る。

  

  とても嬉しそうに。とても醜くて。凶悪で。恐ろしい。

  

  お化けの方が、何倍もマシだ。そう思えるほどの、笑顔と、狂喜の光を宿す光。

  

  「き…気持ち良かった…です…」

  

  「そう。…岳斗君。本当ならね、今すぐ君を怒って、お仕置きをしなきゃいけないけど…正直に答えてくれたから、許してあげる。」

  

  「え…」

  

  「代わりに…明日から俺の言う事…聞いてくれるよね?」

  

  その問いは、問いの形をした、命令。破れば、どうなるか。

  

  岳斗はそこで拒否する、という選択を選ぶことは出来なかった。

  [newpage]

  

  

  次の日。夏休み二日目。岳斗は全裸で布団に寝転がっていた。

  

  あの後服をひっぺがされ、リュックも取り上げられたのだ。風呂に入ったことで体は綺麗になった。

  

  夏だからむしろこっちの方が過ごしやすい、まである。

  

  が、とても落ち着いて寝られたものではない。自分がこれからどうなるか。

  

  一月と数週間。何が起きてしまうのだろう。恐怖と不安に、泣き出しそうになってしまう。

  

  「岳斗君。」

  

  がらり、と襖が開くと、岳斗はいつの間にか潤んでいた瞳を無意識のうちにぐしぐしとこすり、起き上がった。

  

  「眠れ…てないね。それもそうか。」

  

  昨日までの優しく、柔和な藤間はもうそこにはいなかった。

  

  暗く、歪な笑顔を浮かべ、冷たい声を上げる藤間。別人かと思うほどに。

  

  「でも、岳斗君があんなことをしてるからいけないんだよ。…まぁ、いいや。今日からおつかいを頼もうと思ってるんだ。」

  

  「おつ…かい…?」

  

  「あぁ。簡単だよ。お店に行ってもらって、買い物をしてくるだけ。地図はその中に入ってるから。」

  

  そう言うと、藤間は右手に持っていた袋を岳斗の前に投げ捨てた。

  

  どさり、という重い音。岳斗はその袋を開け、中身を確認した。入っているのは…

  

  大きな布と、財布。それだけ。

  

  「おじさん…これ…」

  

  「あぁ、褌だよ。パンツみたいなものだね。」

  

  入っているのはそれだけ。そして、全裸の自分が持っているものは、何もない。

  

  つまり。

  

  「褌一枚で…ね。」

  

  釣りあがる頬。藤間は歓喜を抑えきれないのだろう。

  

  ニヤニヤといやらしい笑みを浮かべて岳斗の混乱しているような表情を愉しんでいる。

  

  「え…あ…」

  

  「あぁ、巻き方、分からないよね。その褌…六尺褌って言うんだけど…難しいんだ。」

  

  言いたい事はそういう事ではない。しかし、それを知ってか知らずか。岳斗が問いかけをしようにもそれを許さず藤間は慣れた手つきで岳斗に褌を巻きつけていく。

  

  あっという間に褌を着させられた。

  

  藤間はそれを見るとうんうん、と満足そうに頷き、そしてそうだ、と思い出したように廊下を駆けていく。戻ってきた時、手に持っていたのは鈴のついた首輪。

  

  それを岳斗の首に巻くと、ガチリ、と音を鳴らし鍵をかけた。

  

  「これで良し、と。よく似合ってるよ、岳斗君。」

  

  「あ、あぅ、あ…」

  

  初めて身につける褌はぴったりと岳斗の股間を覆い隠し、小さなペニスの形すら浮かび上がっている。

  

  まるで紐のような布が腰を回って、尻の谷間ののみを隠して。

  

  可愛らしく、綺麗な尻たぶは全く隠されていない。

  

  しかも首輪には鈴。歩く度にきっと音が鳴る。それはつまり、自分が注目されるという事だ。

  

  羞恥から顔を真っ赤にする岳斗。その様子を藤間はスマホのカメラで撮影した。

  

  「岳斗君、初めての褌とおつかい。ふふっ、いい写真が撮れた。」

  

  「お、おじさ…これ…」

  

  「じゃあ、行ってきて?」

  

  何かを言いかけても、藤間はぴしゃりとそれを遮る。

  

  岳斗は言われるまま。その格好のまま表に出ることとなった。

  

  藤間とともに玄関を抜けると…まず迎えるのは夏の朝特有の涼しい風の感触。そして…

  

  「お、おはよ…岳斗く…ぅぅんっ!?」

  

  体に英語を書かれ、首輪と肉棒を隠すだけの下着を身につけた水月。

  

  その太腿は恐らく汗ではない液体ですでにぐちゃぐちゃに汚れている。

  

  「水月…おにいちゃん…」

  

  「あっ、あはぁっ…やめっ、みな…んぁっ、んひぃっ…!」

  

  時折全身を痙攣させ、唾液を零す水月に、岳斗は唾を飲み込むとペニスを膨らませた。

  

  この奥底から湧き上がってくる感情は、何だろう。

  

  「岳斗君、じゃあ行ってきて。俺と水月は…また別の所いってくるから。」

  

  「は…はい…」

  

  「行くぞ。」

  

  「はっ、はひぃ…♪」

  

  言うと藤間は水月を連れて家を出て行く。

  

  何が行われるのだろう。僅かに生まれた興味を胸に、水月と藤間の背中を見送り…そして岳斗は一歩一歩、外へ近づいて行く。

  

  庭を抜けて、門を抜ける。そこから先は、公共の場所。道路には誰もおらず、静かなものだ。

  

  岳斗はほっ、と胸を撫で下ろす。ひとまずは安心、と行ったところか。

  

  財布を開き、中を確認する。

  

  今までに見たことのないお札がぎっしり入っている。そしてそこに地図は入っていた。

  

  開くと、簡易な町の地図。目的地は…ここからかなり距離がありそうだ。しかも…通るよう示された道は住宅地や商店街も通り抜けなければならない。

  

  この姿を目撃されるかも…いや、される。

  

  恥ずかしくて、恐ろしい。しかし、もう拒絶することは出来ない。

  

  岳斗は瞳を涙で濡らしながらとぼとぼと歩き始めた。

  

  [newpage]

  

  じりじりと照らす夏の日差し。朝特有の風はやがて太陽に熱され、薄れていく。

  

  岳斗はその下を歩いていた。この、布切れ一枚を身に纏った、恥辱に塗れた格好で。

  

  すれちがう人たちは、皆一瞬驚いたような表情を浮かべているようだったが…

  

  岳人はそれを観ないよう、必死に早足で歩いていた。

  

  恥ずかしさで今すぐしゃがみ込んでしまいたくなる。しかしそうすればよりこの姿を見られることになる。

  

  ひそひそと話し声が聞こえる。自分のことを何か言われているのだろうか。

  

  商店街は夏の午前らしく、人もそこそこに居る。ざわ、とにわかにざわめくが、それはすぐに収まって。

  

  やはりひそひそと声が聞こえるのだ。

  

  いやだ。恥ずかしい。どうにかなってしまいそう。

  

  とにかく歩くしかない。目的地へ。そして買い物をしてさっさと戻るんだ。

  

  そして、たどり着いた場所は。一つのお店。…大人のおもちゃと書いてあり…他にも様々なものが置いてある、雑貨屋だ。

  

  「大人のおもちゃ…?」

  

  ヨーヨーで遊ぶ大人も居るぐらいだし、わざわざそんな事書かないでも良いのではないだろうかと思い。

  

  しかしとにかく。恥ずかしくて仕方が無い岳人はその店に足を踏み入れた。

  

  「いらっしゃい。こんにちは。」

  

  「こ…こんにちは…」

  

  中で岳人を出迎えたのは鮫の中年。藤間と似たような体格で、タンクトップと半ズボン一枚でカウンターに腰かけていた。

  

  「藤間のとこからの子だね。岳人君、だっけ。俺は春陽。よろしく。」

  

  「よ、よろしくお願いします…」

  

  挨拶をされたら挨拶を返す。そして岳人は店の棚に並ぶ品物を目にして…言葉を失った。

  

  雄が裸体を誇らしく見せつけるパッケージのDVD。白い液体に塗れた様々な雄。

  

  雑誌。際どい恰好をして、こちらを誘惑するような視線のグラビア。

  

  大人の雄の生殖器を真似た形をした大量の道具。他にも色々あるが…岳人は見たことの無いものばかり。

  

  そしてそれは昨日の水月と藤間の行動に何か結びつくような気がした。

  

  「聞いてるよ。夏休みの間はこっちにいるんだって?」

  

  いいながら春陽はがさごそとカウンターの下を漁り始めた。

  

  岳人はカウンターに少し近付く。

  

  そういえば何を買ってくればいいか聞いていなかった。

  

  「あ…はい。」

  

  「これ、藤間からのおつかいの品物。どうぞ。」

  

  にやり、と笑いながら春陽は透明なビニール袋を岳人に渡す。

  

  中身は当然丸見え。入っているのは。

  

  棚に並んでいた生殖器を模した道具。それも一つ二つでない。いくつも入っており、大きさや形も様々。

  

  中にはコードとスイッチが付いているものがあり、恐らく動いたりするのだろう。

  

  液体が入った大きなボトル。滑らかローションという文字。

  

  そして、英語の書かれた看板のような、パネルのようなもの。

  

  少なくとも小学生が持っているようなものでは無い事だけが辛うじて岳人には理解できる。

  

  受け取りたくないが…受け取らなくてはなるまい。

  

  「…あ、ありがとう…ございます…」

  

  顔を真っ赤にする岳人を見つめ、春陽はうんうんと頷く。

  

  膝を曲げ、岳人の視線に自分の視線を下げると。春陽は岳人の頭を撫でた。

  

  「いい子だね。おつかい、おつかれさま。」

  

  優しい言葉。しかし。その瞳は。

  

  岳人の全身を値踏みするように。岳人はぶるっ、と震える。怖い。

  

  一見すると優しそうなのに。酷く怖い。

  

  頭をひとしきり撫でると…春陽はゆっくりと、触れるか触れないかの距離で手を滑らせる。

  

  ほっそりとした肩へ。穢れを知らず、他人に触られたことはほぼ無いであろう胸へ。

  

  臍へ。下腹部へ。

  

  「あぅっ…」

  

  ざらざらとした春陽の手がそれらを這って行くと、岳人は声を上げた。

  

  こんな声、上げたことない。自分でも驚く。

  

  下腹部から股間へ。さわさわと軽くなでられるとペニスがぴくん、と震えた。

  

  しかしそれ以上触ることはせず、春陽は岳人の尻へ手を伸ばした。

  

  抵抗できない。岳人は目を瞑り、その刺激に耐えることしか出来ない。

  

  「いいねぇ…素直で。うぶで…可愛い。」

  

  じゅるり、と唾液を飲み込む音だけが聞こえて。

  

  尻を撫でられるとぞくぞく、と体が震えた。そして尻から太腿へ。

  

  それを愛撫、という行動だと岳人が知るのは、もう少し後だ。

  

  ようやく手が離れると…岳人は目を開く。はぁはぁと呼吸が荒くなって。

  

  顔が熱い。

  

  「ほんとはいますぐ使いたいけど…そうすると藤間に怒られるからね。」

  

  使う…?何を?

  

  が、言葉は出てこない。とにかく早くここから出たかったのだ。

  

  「あ、ありがとうございました…」

  

  頭を下げると、岳人は逃げ出すように店を出ようとする。

  

  「また来てね。待ってるよ。」

  

  声が、とても恐ろしかった。

  

  そして。

  

  出口に置いてあった雑誌。その一枚のグラビアが目から離れない。

  

  

  [newpage]

  

  帰り道はもっと気が重たい。真夏の日差しは容赦なく照り付け、痛いぐらいだ。

  

  そして何より荷物が重たく…中に入っているのは大人のおもちゃ。

  

  恐ろしかった。春陽という鮫が。獲物を見つけた瞳だった。そして。何よりも恐ろしかったのは。

  

  雑誌のグラビア。自分と同い年位のイヌ科の少年が、そこに映っていた。

  

  その手に握られているのが、このおもちゃで…濡れていた。

  

  少年は顔だけこちらに向け、尻を突き出すようなポーズをしていたのだ。その穴は…

  

  自分はこれからどうなるんだろう。そして。

  

  今歩いている自分。視線を上げられず映るのは自分の下半身。

  

  なんで褌の中に入っているペニスが膨らんでいるんだろう。

  

  これは周りの大人にどう見えるのだろう。

  

  変わらず岳人は早足で歩く。声を掛けられないよう、必死に。

  

  ペニスがぴくん、と跳ねて。

  [newpage]

  

  藤間の家に戻ってきた時、岳人は全身を汗でヌル憑かせていた。

  

  褌が透けるのではないかと思うほど汗を染み込み…実際少し浮き出ている。

  

  歩いている最中に聞こえた楽しそうなひそひそ声が自分をさしていたのではないかと思うと、どうしようもない気持ちになる。

  

  門を抜けて、中を進む。ここは私有地の為、人に見られる心配もないため一安心、といったところだ。

  

  とにかく帰って、シャワーを浴びさせて欲しい。暑い。

  

  玄関を開ける。

  

  「た、ただいま…」

  

  そうすると、ばたばたと音がして藤間が岳人を出迎えた。

  

  その表情は嬉しそうに歪んでいる。まぎれもない笑顔。…初めて岳人を迎えた時とはまるで別人のような。

  

  「お帰り。どうだった?」

  

  どうだった、と言われてもどうもこうもない。恥ずかしくて死にそうだった。

  

  口に出そうとするが…不平を述べる前に藤間は岳人の手から荷物を奪い取るように持つ。

  

  「うんうん、ちゃんと買い物出来たね。いい子いい子。じゃあ、部屋に入って?」

  

  「あ、あの、シャワー…」

  

  「入って?」

  

  有無を言わさない。ここで藤間に逆らう事は無意味な事だと改めて思い知らされる。

  

  …岳人はもう何も言わず、部屋に入ることにした。

  

  部屋の中はクーラーの類をつけておらず、非常に暑い。

  

  藤間も相当汗をかいているのだろう、部屋の中は汗の臭いで満ちており、非常に不快なものだ。

  

  「じゃあ、さっそくこのおつかいで買ってきてもらったの、使おうかな?」

  

  言うと、藤間は液体の入ったボトルを取り出す。

  

  「岳人君、こっち来て」

  

  促されるまま、岳人は藤間に近付く。そうしている間に藤間はボトルの包装を破くと早速ふたを開けた。

  

  嗅いだことの無い、不思議な臭いがする。

  

  それは部屋に充満して。藤間は部屋の窓を閉めた。

  

  暑い。クラクラする。岳人の表情が虚ろになっているのを藤間は確認すると…ボトルの中身ーローションを手にたっぷりと付けた。

  

  「これでね、岳人君のお尻、気持ち良くさせてあげるからね。」

  

  ぼう、とする頭。

  

  「お尻…?きもちよく…?」

  

  「そうだよ。」

  

  たっぷりのローションを纏わせた手が妖しく光り。藤間は岳人の褌をずらした。

  

  排泄にしか使われたことの無い肛門は硬く引き締まっており、とても何かを受け入れる事は出来ないように見えるが…

  藤間は構わず、その肛門にローションをとろとろと塗り付けていく。

  

  「ふぇっ…あっ…」

  

  とろりとした感触と冷たい液体に岳人は身震いする。しかし。その表情はすぐに緩んでいった。

  

  雄を知らない肛門が自然とひくひくと動き出し、まるで生きているかのようだ。

  

  岳人自身もそれを認識したらしく。

  

  「あつい…おじさん…おしり…あつくてぇ…へんだよぉ…」

  

  「大丈夫だよ。すぐ気持ち良くなるからねぇ。」

  

  何の回答にもなっていないが、どんどん高まっていく熱に、岳人は頷く。

  

  藤間はその太い指にはにつかわない繊細な動きで岳人の肛門周辺をなぞり、弄り回す。

  

  「あっ、んぁっ…やらっ…きたないよぉ…らめぇ…」

  

  力なく否定するが、もはや体を動かす事も出来ないほどに頭がクラクラとする。

  

  ジンジンと熱を持つ肛門が、激しく収縮を繰り返して。

  

  「大丈夫汚くないよー。…ふふっ、こんなになってる、凄いよ岳人君。うにうにぐねぐねしててね、おじさんの指に吸い付こうとしてくるんだよ。」

  

  言葉の通り、岳人の肛門は周辺を行ったり来たりしている藤間の指を掴もうとしているのか、激しく蠢いているのだ。

  

  とろりと垂れるのはローションか、それとも。

  

  「あついよぉ…おじさんっ…へん、ぼく、へんだよぉ…はやく…なんとかしてぇ…」

  

  「うんうん、今何とかしてあげるからねー。」

  

  藤間はにやり、と笑うとローションをたっぷりと自らの小指に纏わせる。

  

  人差し指や中指ではまだ太く、十分に入らないだろう、という判断だ。

  

  「あんまり動かないでね。いくよ?」

  

  「いく…?どこ…!?あっ!」

  

  つぷ、と音が岳人の中で響く。藤間の小指の先端が肛門を割り拡げ…少しずつ、ゆっくりと侵入してくる。

  

  その感覚に岳人はぶるぶると震えながら吐息を漏らした。

  

  初めて異物を受け入れたその肛門は激しく収縮を繰り返し、異物を押し出そうと試みる。

  

  それを無視し、更に奥へと挿入していくと…腸が今度は体を防衛するために液体を零し始めた。

  

  「あっ、やっ、やめっ…おじさっ…あっ…んぁっ…」

  

  経験したことの無いそれは気持ちいいとも気持ち悪いとも思えず、岳人は腰をがくがくと揺らしながら必死に逃げようとする。

  

  その内にぬるぬるとしたローションが徐々に熱を持ち始めるのが分かった。

  

  「岳人君のお尻の穴、エッチだよ。ほら、もう小指、入っちゃってる。」

  

  恥ずかしさに顔を背けようとする岳人。しかし藤間はその頭をもう片方の手でがっしりと掴むと岳人の尻へと視線を向けさせた。

  

  藤間の言う通り、岳人の肛門は既に藤間の小指の第2関節ほどまで受け入れているようだ。

  

  くぱくぱと蠢いているのが分かる。その度に体内に何とも言えない感触が走り回って。

  

  「じゃあちょっと動かすね。」

  

  「らっ…ひんっ…!」

  

  岳人が否定する間もなく、藤間は小指を動かし始めた。

  

  ぐにょぐにょと腸壁を弄り回されるその感覚に岳人は甘く息を吐き体を震わせる。

  

  ぎゅうぎゅうと締め付ける肛門。そこを無理矢理拡げられ。腸壁を弄られるたびにじゅくじゅくと液体が溢れ出す。

  

  熱を伴う疼きが下腹部を切なくさせて。

  

  「ここかな?」

  

  藤間がこりこり、と岳人のとある器官を指先で抉ると。

  

  岳人は背筋を仰け反らせると激しく痙攣した。

  

  「ひぅぁっ…!?やっ、そこっ、らめっ…!」

  

  「ここだねぇ。岳人君の前立腺。ここをね、こうやってくりくりすると…」

  

  最初はソフトだった指先の動きが徐々に激しくなり。その度に岳人の下腹部の切なさは大きくなる。

  

  褌の下でペニスが跳ねまわり、粘液を飛ばしている。

  

  「あっ、あっ、やっ、もうっ、やめっ、やらぁっ、なんかっ、きちゃ、きちゃうぅぅ!」

  

  「お、メスイキ出来るかな?もうちょっとやってあげるね。」

  

  涙を眼尻に溜めながら必死に首を横に振り否定する岳人だが、藤間は頬を釣り上げ、むしろその刺激を強める。

  

  指先で弄るだけではなく、小指の抜き差しを繰り返す。腸壁が引っ張られ、戻される。

  

  前立腺と関係のない部分を撫で回され、直腸を蹂躙され。

  

  岳人は目じりを下げ、唾液を零した。

  

  「あっ、やぁっ、やっ、きぢゃうぅぅっ、なんがっ、ぎぢゃうぅぅぅぅぅ!!」

  

  一際大きく甲高い声を上げると、岳人の体が跳ねまわる。びくんっ、びくんと何度も痙攣し。

  

  ペニスが褌に擦れると。

  

  「あひゃぁぁぁぁぁっ!!?」

  

  びゅるびゅるっう、と褌を濡らし、滴るほど精液を噴き出した。

  

  今までに味わったことの無い感覚は。岳人は力尽きたように床に転がると、舌をはみ出させ荒く息を吐く。

  

  藤間は岳人の肛門から小指を抜き取ると、満足そうに頷き、褌の上から岳人のペニスを触る。

  

  くぱぁ、と開きひくひくと蠢く腸壁はとてもきれいな赤色。

  

  「メスイキとトコロテン、同時に出来たね。いい子いい子。」

  

  ぬちゃ、とローションに塗れた手で頭を撫でる。

  

  岳人はその言葉の意味がこの時、まだ理解できていなかった。だが。

  

  「あひっ…ひっ…♪」

  

  この行為が気持ちいい事を学ばされた。

  [newpage]

  

  

  夜まで、岳人は体を洗う事を許されなかった。

  

  ヌルつく全身は気持ちが悪い。褌の中の精液は結局乾くこともなく、太腿から滴り落ちている。

  

  夜になると。家に戻ってきた水月を迎え入れる。

  

  その全身は白濁液で濡れ、酷いありさまだった。

  

  「お帰り、水月。撮影してきたか?」

  

  「…はい…」

  

  そう言うと、水月は唯一手に持っていた袋を藤間に渡した。藤間はにやり、と笑いながら袋からビデオを取り出す。

  

  テレビに手慣れた手つきで繋げると…

  

  「今から夜ご飯の準備するから、岳人君はこれ見て待ってて?水月、お前も観てるんだぞ。」

  

  ビデオが再生される。

  

  そこに映っているのは、公園の茂み。その中で様々な雄に取り囲まれ、全身を使い雄達に奉仕している水月の姿。

  

  水月は苦虫を噛み潰したような顔でそれを見ている。岳人は…じっくりと見入っていた。

  

  藤間と大きさも違う肉棒を雄穴にねじ込まれ。口で咥え込み。

  

  じゅぼじゅぼっ、といやらしい音を立てながら。両手も使い。水月は雄に奉仕している。

  

  「あーっ、水月君のケツマン最高ッ!」

  

  水月を犯している雄の一人がそう上機嫌に言葉を上げながら、腰を振り。グロテスクに膨らんだ肉棒の抽送を繰り返している。

  

  周りを取り囲む雄達も待ちきれない様子で、自らの肉棒を扱いていた。

  

  「わかるわかる。トロトロなのに全然ユルユルじゃないんだよな。犯しがいがあるってもんよ。」

  

  「ほら水月君、ちゃんと口も使ってよ。」

  

  「はっ、はぶっ…」

  

  その表情は屈辱と。だが快楽も感じているのだろう、時折目じりを下げ、全身を震わせている。

  

  そんな水月の痴態を食い入るように見つめる岳人。

  

  「はぁっ…はぁっ…♪」

  

  水月がとても気持ちよさそうだ。そのほっそりとした裸体に似合わない凶悪な肉棒を突き入れられ、啼き。

  

  外を歩いていた時。ひそひそと話していた声。あれはもしかして、蔑む声ではなく。

  

  自分とこういう事をしたいという会話だったのでは?

  

  岳人は想像する。今のテレビに映っている水月を自分に置き換えて。

  

  藤間の小指よりずっと太い逸物を入れられ、その姿を見られる。

  

  自然と表情が緩み、褌に遮られたペニスを触る。

  

  ずらされたままの褌。ひくひくと蠢いている肛門に指を自然と伸ばしていた。

  

  くちゅ、と指を入れてみると。物足りないが、びりびりと全身を快楽が駆け抜けていく。

  

  「あっ…んぁっ…みつき…おにいちゃっ…えっちっ…あっ…んぅっ…♪」

  

  考える前に、岳人の指は我武者羅に肛門を掻き回す。それはとても拙く。

  

  だが、そうしないと我慢が出来ないのだ。

  

  「あっ、おちんちんからおみずっ…あっ、きもちよさっ、あんっ、あひっんぁっ♪」

  

  ぐちゃぐちゃと指で腸内をかき混ぜる毎に腸液が溢れ出し、岳人の下半身と床を汚していく。

  

  水月は羞恥からか顔を真っ赤にしながら…しかしその下半身の肉棒を大きくしている。

  

  犯されている自分と、目の前で痴態を曝す岳人が重なったのだ。

  

  ビデオの中で、水月は屈辱の表情を蕩けたものへと変えている。そして徐々に声が高くなって。

  

  「あっ、いぐっ、いぐぅっ!んぐぁぁぅっ♪」

  

  どぶびゅるるっ、と。ビデオの中の水月は絶頂に達したのか全身を痙攣させると精液を噴き出した。

  

  それを食い入るように見ていた岳人は…

  

  「あっ、ぎちゃうぅっ、あひっ、あひぃぁぁぁぁやぁぁぁっ♪」

  

  可愛らしく嬌声を上げると、ぶびゅるるっ、と先程よりも濃くなっている精液を吐き出し、腸液をぼだぼだっ、と床に零した。

  

  はぁはぁと震えるように、甘い吐息を漏らして。

  

  部屋の中は、雄の臭いで満ちていた。

  

  台所から戻ってきた藤間は…驚いたような表情を見せるが、すぐににやり、と笑う。

  

  「あっ…おじさんっ…ごめんなさい…よ、汚しちゃった…」

  

  我に返ったのか、岳人はばつの悪い表情をしながら床に零れてしまった体液を掬い上げようとする。

  

  藤間はテーブルの上に食事を置くと、岳人の体をひょい、と持ち上げた。

  

  「ふぇ…?」

  

  「大丈夫だよ、気にしないで。気持ち良くなっちゃったんだもんね。」

  

  「あ…うん…」

  

  「ビデオ、まだ続いてるねぇ。水月、これ後、何分ぐらいある?」

  

  「…2時間ぐらい…」

  

  「岳人君、水月はね凄いんだよ。こうやって気持ち良くなった後も、皆の事気持ちよくさせてあげてるんだよ。」

  

  「みんな…?」

  

  「そう、皆。見てごらん?」

  

  ビデオの中の水月は、一度絶頂に達したにもかかわらず。肉棒を大きく膨らませたまま腰を振り、奉仕を続ける。

  

  すると。水月の雄穴を犯していた雄が。

  

  「ぐっ…出すよっ!水月君ッ!中にッ…!ォォッ!!」

  

  雄の一人が腰を叩きつけると、そこで動きを止めた。

  

  ビデオでは何が起きてるのか良く分からない。ただ。

  

  水月は…悲鳴にも近い嬌声を上げながら腰を震わせていた。

  

  「…ふぅっ…出した出した。」

  

  満足そうに雄穴から肉棒を抜き出すと。それは白濁液と透明な粘液が混じり合った液体にコーティングされている。

  

  そして満足した雄は水月の尻に正の字を一本書き加えた。

  

  「なに…してるの…?」

  

  岳人の純粋な疑問に、藤間はズボンをずらしながら答える。

  

  「皆で交尾してるんだよ。男の子同士でも出来て、すっごい気持ちいいんだよ。文字は、何回他の人を気持ちよくさせたか書いてるんだ。」

  

  「…こうび…」

  

  岳人の下半身がまた、膨らむ。未知なる行為に。

  

  藤間の下半身に岳人の腸液が零れ落ちて。どくんどくんと心臓が五月蠅いぐらいに鼓動を繰り返す。

  

  岳人の耳元に顔を近付け…藤間は優しく囁く。

  

  「…してみたい…?岳人君は…」

  

  びたん、と。藤間の凶悪な肉棒が岳人の太腿を叩く。

  

  岳人は一瞬迷い、しかし。ビデオに視線を動かしたまま。こくり、と頷いた。

  

  「うん…してみたい…きもちいいの…?」

  

  「最初はちょっと痛いかもしれないけど、きっと大丈夫だよ。…おい、水月。ローション。」

  

  藤間に命令されるまま、水月は手近に置いてあったローションのボトルを藤間に渡した。

  

  にゅるにゅるして、気持ち良くなれる液体。岳人はローションをそう認識している。

  

  ボトルを開けると、ローションを大量に肉棒へと垂らしていく。

  

  完璧にコーティングされると、妖しく光り、そして卑猥な臭いを放ち始めた。

  

  岳人の呼吸がどんどんと荒く、大きくなる。

  

  「さぁ、じゃあ挿入れてみよっか。」

  

  岳人の体を持ち上げ、藤間はそそり立つ自らの肉棒の上に岳人を浮かせる。

  

  ぴと、ぴとと亀頭の先端が当たるとそれに呼応するように岳人の肛門はひくつき、蠢き。腸液を垂らす。

  

  期待と恐怖。相反する感情がない交ぜになって、岳人は肩を上下させた。

  

  「挿入れるね?」

  

  藤間の囁き。そして。

  

  ずぶ、と亀頭が肛門を割り拡げると。

  

  「いだっ…いだいいだいいだいっ!!」

  

  潤滑は良くなっているおかげで肛門が切れる事は無いが…あまりの亀頭の大きさに岳人は歯を食いしばりながら首を横に振った。

  

  味わったことの無い激痛。

  

  「そうだねよ、初めてだもんね。…水月。岳人君のちんぽ舐めてやれ。」

  

  「…」

  

  「早くしろ。」

  

  岳人に向けていた声より冷たく鋭く。水月はびくっ、と震えると岳人に近付いた。

  

  褌を外す。そうすれば籠っていた臭いが部屋を更に卑猥な臭いで満たしていって。

  

  べっとりと濡れた岳人のペニスは痛みからすっかり萎えてしまっているが、精液に塗れており淫靡にてかっている。

  

  水月は最初こそ否定的だったが…それを見て、臭いを嗅ぐと。顔を赤くしながら頬を緩め、岳人のペニスを咥え込んだ。

  

  「ふぁっ、やぁっ、らめっ…いだっ…あひゃぁっ…!」

  

  「もうちょっと我慢してね。」

  

  ずぶ、ずぶと少しずつ肉棒を挿入しながら、藤間は岳人のほっそりとした胸をローションに塗れた手で撫で回す。

  

  痛い。気持ちいい。ぬちゃぬちゃする。怖い。どうなってる?

  

  岳人の脳はそれらを処理するには少々幼過ぎて。パニック状態に陥っていた。

  

  呼吸が上手く出来ない。ぱくぱくと口を動かし、唾液を零す。

  

  亀頭を咥え込む。肛門はぎちぎちと悲鳴を上げていて、体内に異物が入ってきたことを感知すると腸は大量の液体を溢れさせて。

  

  「岳人君、一番苦しい所は入っちゃったよ。凄い凄い。」

  

  「はぶっ…ぢゅるっ…んぶはっ…んむっ…」

  

  「水月、岳人君のちんぽはどうだ?」

  

  「おひっ…おいひっ…あぶっ…じゅるっ…んぐっ…」

  

  気が付けば水月は尻尾を振りながら岳人の体液を一滴も逃さぬようマズルに全てを納め、飲み込み、吸い上げる。

  

  亀頭を受け入れれば、後は竿。亀頭を受け入れたことにより拡がった肛門はそれらを少しずつ、少しずつ受け入れ始めて。

  

  「ぉっ…おごっ…おひっ…いひっ…ひひっ…いひっ…♪」

  

  前後から受ける苦痛と快楽が入り混じり、徐々に快楽が高まってくる。胸を撫でられる。

  

  ごつごつとした手が乳首に触れると、乳首はぴん、と可愛くそそり立ち。微弱な快感が走る。

  

  悲鳴のような声は少しずつ艶っぽさや、嬌声の色を混ぜ始めた。

  

  腹が膨らむ。そこに浮かぶのは藤間の肉棒の形。

  

  水月はマズルから岳人のペニスを解放すると、その腹を舐める。

  

  どくんどくんと脈動しているのが腹越しからでも分かり、水月は耳を畳んだ。

  

  「凄いよ岳人君。半分以上入っちゃった。どう?」

  

  「わがんにゃっ…あひっ…へんっ…あつぃっ…ぎもぢっ…あひぃっ…♪」

  

  「うんうん、分かるよ。大丈夫、すぐ気持ちよくなってくるからね。じゃあ動くよ。」

  

  歯を食いしばる岳人の首筋をぺろり、と舐めると藤間はゆっくりと肉棒を岳人の肛門から引き抜いていく。

  

  それに伴い腸壁が引っ張られ、外に腸が露出して。岳人はもはや声も出せず身悶えするばかりだ。

  

  岳人の下腹部を愉しんでいた水月はその瞳に薄暗い欲望を宿しながら更に岳人の全身を鼻の頭で撫でる。

  

  引き抜かれた肉棒を再び挿入していく藤間。腸壁が押し戻され、ごつん、と肉がぶつかる音が体内で響いた。

  

  「ぉ”っ…いひゅ…?あひぎぃっ…!」

  

  ようやく出せた声は、今まで自分でも出したことの無い声だ。岳人は考える。

  

  初めて挿入された時よりも抵抗感は少なく、直腸全体を圧迫される。

  

  ゆっくりと突き入れられ、引き抜かれ。全身を水月に舐めまわされると。

  

  少しずつ肛門が拡がっていき、体内が蕩けてしまったような感覚。熱い。

  

  苦しさが和らいで。代わりに訪れるのは。

  

  「おひぃっ…♪いっ、あっ、んぁっ…♪」

  

  小指を突き入れられた時よりもはるかに莫大な幸福感と快楽。

  

  岳人は羞恥や苦しさから流していた涙をいつの間にか歓喜のものへと変えていた。

  

  藤間の抽送が少しずつ早まり、大きくなっていく。岳人は全身を激しく震わせながら藤間の動きに合わせるようリズミカルに喘ぐ。

  

  「凄いよ岳人君。入り口ぎゅうぎゅう締め付けるのに中身はトロトロ。気持ちいいよ。岳人君はどう?」

  

  汗を大量に流しながら腰と両手を動かし岳人を責め立てながら藤間は優しく囁く。

  

  岳人は言葉の意味が分かっていないが、とにかく頷いた。

  

  「ぎもぢぃっ、いひっ♪あひぃぁぁっ♪」

  

  「良かった。おじさんのおちんちん、どう?」

  

  「ぎもぢぃっ♪あっ、おがひうなっひゃぅぅ♪」

  

  どちゅんどちゅんと肉がぶつかる音。肌から汗が飛び散って。その度に岳人の表情は崩れていく。

  

  藤間の目にそれは写っていないだろう。ただ目の前の人の子がぶるぶると快楽から震えているだけだと。

  

  目の前で全身の愛撫を続けている水月は見ていた。

  

  その痴態に思わずごくりと喉を鳴らす。口の中は岳人の出した体液が入り混じり、とても心地いいとは言えない。

  

  しかし、どくんどくんと心臓が鼓動を早めるのは何故だろう。

  

  藤間の肉棒は更に張り、岳人の中をかき混ぜる。前立腺を抉られ、直腸を貫かれ、腸壁を圧迫されて。

  

  先走りが出てくるのが分かる。ローションのお陰か、感度は更に上がって。

  

  「ぐるぅっ、ぎぢゃぅうっ、ぎもぢぃぃのぉっ、ぎぢゃぅぅぅぅ!!やっ、やぁぁぁっ…!」

  

  全身を激しく痙攣させ、岳人は一際大きな快楽の波を小さな体で受け止める。

  

  とても受け止めきれないそれに、ただひたすら喘ぎ、唾液を零し、ペニスから噴水のように先走りを溢れさせることで脳が壊れるのを防いだ。

  

  その状態でぬちゃり、と水月の長い舌が乳首を撫で回すと。

  

  「あひっ、ひぎぃぃっ♪おひっ、いひやぁぁぁっ!?」

  

  先程までも刺激を受けていたはずなのに、その刺激が何十倍にも膨れ上がったようだ。

  

  きゅきゅ、と肛門が締め付けられ、藤間はぐぅっ、と唸った。

  

  「岳人君凄いよ!メスイキしちゃってるねぇ!」

  

  「めしゅいきっ?!あひぁっ!?!」

  

  「これから一杯種注いであげるからッ!」

  

  気を良くしたのか藤間は更に腰の動きを早めていく。

  

  肛門からあふれ出した液体が床を、岳人を、水月を、藤間を。全員を汚して。

  

  「ぎぢゃうっ、やらぁっ!これいじょうはぁっ!らめぇぇぇ!!」

  

  「イくよッ!ォォォォッ!!!」

  

  ずばんっ!と凄まじい肉の音が体内で響き渡り…藤間は絶頂に達する。

  

  一瞬の間。肉棒の中を何かが駆け抜けたと思った瞬間。

  

  「いひぎぃぃぃぃぃ!!ひっ、あひゃぁぁぁぁ!!!」

  

  岳人の下腹部がぽっこりと膨らんだ。

  

  どぼっ、どぶびゅるるるっ、びゅぐぐびゅるるるっ、びゅるるうっ!

  

  敏感な水月の耳にはその音が届いている。爆発したような勢いで注がれるのは、精液。

  

  岳人は白目を剥き、叫ぶと全身を弛緩させた。そして思い出したように時折びくんっ、と大きく跳ねるのだ。

  

  注ぎ込まれた分だけ、岳人のペニスはぴゅるるぴゅるっ、と精液を溢れさせて。

  

  目の前にいた水月はそれを受け止めると…ぺろぺろと舐めとり、ごくん、と飲み込んだ。

  

  量と濃さはまだまだだ物足りないが、何度目かの射精と考えれば十分だろう。

  

  はぁっ、と息を吐くと…はっ、とした表情を浮かべる。駄目だ、これに流されちゃ…

  

  理性がストップをかける。しかし。目の前で気絶している岳人はとても幸福そうだ。

  

  「ふぅっ…凄いな、岳人君の中。水月の初めてより凄いぞ?」

  

  卑下た表情で笑うと藤間は肉棒を岳人から抜き取る。同時に締まる事が出来ない肛門からどぼり、と大量の精液が溢れ出した。

  

  それに反応するように岳人は体を軽く跳ねさせ、呻き声を上げる。

  

  水月は、何も答えられなかった。

  

  目の前で精液と快楽に溺れる少年が。

  

  この上なく、淫靡に見えてしまったのだから。

  [newpage]

  

  

  

  意識を取り戻すと、また藤間は岳人を犯した。

  

  岳人も自ら望むようになり始めた。全身が雄を求める。

  

  硬く締まっていたはずの肛門はいつの間にか大きく拡がり、もはや雄穴と言えるものだろう。

  

  水月もその中に混じり淫靡な宴を繰り返していた。

  

  交換で休みを取りながら、気が付けば数日。そこでようやく藤間は満足したような息を吐いた。

  

  「流石に…そろそろ…やめるか…」

  

  息も絶え絶え、腰が折れてしまうほどである。

  

  水月と岳人も同様であり…いつの間にか部屋に出来ていた精液の水溜りに体を埋める。

  

  「えへへぇっ…みつきおにーちゃん…えっちぃ…♪」

  

  水月の精液に塗れた毛並みを撫でて、岳人は淫靡に笑う。

  

  この数日で、雄の快楽も雌の悦びも知った。岳人の肉体は驚くほど適応し…

  

  元々小さめのサイズだったペニスは一回りも二回りも大きくなり…成人男性より少し大きい程度になっている。

  

  亀頭や竿は黒ずみ始め、グロテスクな血管を浮かび上がらせていた。

  

  藤間が休憩している間、水月と交換交換で互いを犯し合っていたせいだろう。

  

  「…ふふっ…岳人君ほどじゃ…ないよ…♪」

  

  水月は岳人の肉棒に手を這わせ、尻尾を揺らしながら囁いた。

  

  最初は岳人との行為に抵抗があったのだが…岳人が強く求め、そして。問いを投げ掛けてきたのだ。

  

  [newpage]

  

  

  「なんで、こんなに気持ちいいのに嫌がるの?」

  

  藤間に肉棒を突き入れられながら岳人は水月に尋ねた。朝が明け、蝉が外で鳴く。

  

  その中で行われる宴の中で。快楽を味わいながらも、どこか後ろめたい感情を持っていた水月。

  

  それを岳人は見抜いていた。幼い少年だからこそ、見抜けたのだろうか。

  

  「だっ、だって…こんなの…おかしい…よ…」

  

  そう言いながらも水月は舌による藤間への奉仕を止められずにいた。豊満な胸へ這わせ。

  

  その答えに岳人は微笑みを浮かべた。

  

  「おかしくないよぉっ…♪あひっ♪んひぃっ♪だってぇ、こんなにぃ♪気持ちいいんだよぉ…♪」

  

  そう言う岳人の表情は緩み切っている。確かに心地よい。快楽を感じる。

  

  外で見知らぬ雄に犯された時も、相当な心地よさだった。だが。やはり。

  

  「みつきおにーちゃん、とってもえっちだよぉ♪ほらぁっ、だからっ、あひっ♪おじさんっ、そこっ、らめぇ♪」

  

  「岳人君ここ好きだよね。もっと突いてあげるよ!」

  

  肉のぶつかる音。汗が飛び散る。体液に濡れた岳人の全身は妖しく、艶めかしく。

  

  自分も、こんな風に見られているのか。…気持ちよさそうな表情。

  

  岳人のように受け入れられたら…あれ以上に…?

  

  「あひっ、いくっ、いっちゃうっ♪めすいききちゃうぅぅぅ♪」

  

  おかしくないのかもしれない。今こうして絶頂に達している少年を見ていると。

  

  自分が間違っているのではないかとすら思えてくる。

  

  びゅるびゅるっ、と何度も犯され、何度も吐き出したはずの精液が、どんどんと濃さを増している。

  

  今拒絶している事をすべて受け入れられたら…もしかして、もっと…?

  

  呼吸が荒くなる。藤間と岳人の汗の臭いが、鼻を突いて。藤間が肉棒を抜くと。

  

  その臭いが濃さを増して。唾液が零れそうになった。そうか。

  

  おかしくない。間違っていない。この快楽を受け入れれば、もっともっと。

  

  そして、あんな屈辱的な気持ちにならないで済むのだろう。

  

  岳人は早くそれを受け入れ、今やそう言った感情を捨てているように見えて。

  

  水月は…はぁっ、と艶めかしい吐息を漏らしながら藤間にねだった。

  

  「おじさん…俺にも…ちんぽ…捻じ込んで…♪」

  

  今までと異なる、誘うような声色で。

  

  それに藤間はにやりと笑った。

  

  

  

  精液の水溜りで揺蕩いながら、二人は口づけを交わす。

  唾液と精液を混ぜ合わせて。互いの体を捏ね繰り回し。

  心地よい。どこまでも、どこまでも。快楽が続いて。心地よい。

  堕ちていこう。昇りつめていこう。このまま…

  

  [newpage]

  

  

  

  意識を取り戻し、二人は風呂に入って身を清めた。

  

  綺麗になった全身は、なんだか物足りない。

  

  「岳人君はいいなぁ、すぐに体綺麗になって…」

  

  体中にこびりついた精液を落としながら水月はため息を吐く。

  

  ふさふさの毛並みは精液を良く吸い取ってしまい…後片付けが大変なのだ。

  

  くすり、と岳人は笑う。

  

  「水月お兄ちゃん、大変そうだもんね。でも、ふさふさで、冬場はあったかそう。」

  

  「夏場は暑いだけだよ。…こんなもんかな?」

  

  全身をくまなく確認する。…尻尾と太腿の付け根に精液がまだこびりついているが…岳人は黙ることにした。

  

  そっちの方が、これから動くのに色々楽しそうだからだ。

  

  数日、家の中で宴を愉しんでいたせいであれだけたっぷりとあったローションが空っぽになってしまったのだ。

  

  それを買いに行くよう藤間に言われ…二人はこうして身を清めている。

  

  体をふき終わった二人は、六尺褌…ではなく。

  

  二人が意識を失っている間に藤間が用意していた―その時にローションも買えばいいのだが恐らくわざとだろう―ジョックストラップを身に着けていた。

  

  サイズがとても小さい。岳人はぎりぎり肉棒全てを隠せているが、勃起をしてしまえば先っぽが見えるだろう。

  

  そして水月に至っては…既に隠しきれていない。白い陰毛もはみ出ていて…

  

  「水月お兄ちゃん…エッチすぎ…♪」

  

  「…ふふっ、そうだね。見られちゃうんだ…皆に…♪」

  

  今までは嫌で、嫌で。仕方が無かったのに。今はこんなに胸が弾む。

  

  ジョックストラップと、パネルー【please fxxk me】と書かれたーだけを身に着け。二人は外に出た。

  

  午前を少し過ぎた辺りの時間帯だ。そこまで人は多くは無いが…その分、通る人達一人一人の視線が重たい。

  

  ドキドキと心臓が爆発しそうなほどに鼓動し、とろとろと雄穴から液体が零れる。

  

  太腿を伝わっていくその粘液。岳人はぶるり、と震える。

  

  あそこにいるおじさん、じっとこっちを見てる。おちんちんの部分が膨らんでる。

  

  どう思われてるんだろう。ぺろり、と舌なめずりをして、岳人は僅かに誘うような視線を送った。

  

  彼の頭の中で、自分はどんなことをさせられているのだろう。想像するだけで犯されているような錯覚。

  

  「水月お兄ちゃん…凄いね…お外…♪」

  

  初めて褌一枚で外に出た時は恥辱しかなかった。しかし、今、恥辱は無い。

  

  自分を見て興奮しているであろう雄を見るのが、心地よくて。

  

  もっともっといやらしい事を考えさせてあげたい。

  

  「うん…凄いよね…」

  

  水月も同じことを考えているのだろうか。ジョックストラップからはみ出させた肉棒をびくり、と脈動させ耳を畳んでいる。

  

  尻尾を優雅に揺らして、雄穴を隠すように。しかし時折見えるように。

  

  その器官がない岳人は、羨ましそうな視線を水月に向けた。

  

  「いいなぁ…ふかふかの尻尾ぉ…僕も欲しかったなぁ。」

  

  「その分、岳人君はすべすべのお肌してるからね。…ぷるんぷるんって、精液跳びはねちゃって。…エッチだったよ。」

  

  「えへへっ♪」

  

  水月の言葉に、岳人は笑みを漏らす。心からの笑み。快楽への渇望が起こす、笑み。

  

  近付き、手をつなぐ。時折互いの胸や腕などを揉みながら。見せつけるように。と。

  

  「ねぇ、お二人さん?」

  

  聞き覚えの無い声で話しかけられた。二人の目の前に立つのは、相当鍛えているのだろうか、二人を軽々と持ち上げてしまいそうなほどの巨躯を持つ、獅子。タンクトップに短パンとこちらもそこそこ露出は高い。まぁ、夏だからそれもそうだろうか。

  

  そして短パンの下は…大きさを容易に想像させるほど膨らみ切っている。恐らく藤間よりも…

  

  「なぁにぃ…♪」

  

  臭いがする。雄の臭い。自分を気持ちよくさせる臭い。

  

  それを知っている二人は獅子にすり寄り、同時に短パンの上から睾丸に振れる。

  

  熱い。大きい。ここから出てくるのは。

  

  「…していいのか?」

  

  親指と人差し指で輪っかを作り、指を通す。

  

  岳人には良く分からないが。水月は理解しているのだろう。にんまりと笑い、睾丸を更に撫でた。

  

  「いいですよ。一杯してください…♪」

  

  「じゃあそこの路地裏でいいかな?」

  

  「えぇ。岳人君、行こう?」

  

  「あ…うん、分かったぁ。」

  

  水月の視線。そして蕩けた表情。恐らく獅子が示していたのは、あの行為。

  

  こんな青空の下。人から見られてしまいそうな場所で。

  

  想像するだけで絶頂に達してしまいそうだ。

  

  大きな通りから少し入った路地裏。人はほとんどおらず、薄暗い。だが、少し道から目を向ければ目につく場所。

  

  水月は膝をつき、岳人は立ちながら。期待の眼差しを獅子に向ける。

  

  獅子はにやにやした笑顔を浮かべながら、短パンをずらした。

  

  ぶるんっ、と激しく揺れながら露出する肉棒は。

  

  「おっきい…♪」

  

  藤間のモノも相当大きいものだが…それを遥かに凌駕しているだろうか。

  

  太く、硬く、大きく。血管がグルグルと絡みつき、張った雁首。既に天を突くほどにそそり立ち…準備は万端。

  

  目の前に迫る肉棒に二人は口の端から思わず唾液を垂らしていた。

  

  「どっちから…してくれるの?」

  

  肉棒越しに、水月は獅子を見つめながらマズルの先で竿の裏筋を撫で回す。つん、と鼻をつく雄の臭い。

  

  睾丸へ舌を這わせればどぷんっ、と勢い良く先走りが噴き出し水月のマズルを淫靡に汚す。

  

  岳斗は獅子の腹部に手を伸ばし、割れて膨らむ腹筋の溝を撫で回した。

  

  「おじさんの体エッチで…ぼく、がまんできないよぉ♪」

  

  その言葉の通りか。獅子から見下ろすと岳斗の幼さに似合わない大きさの肉棒がだくだくと唾液を零し。尻の谷間は見えないが、恐らくそこもぐっしょりと濡れているのだろう。

  

  雌の臭いがする。獅子はにやりと笑い、岳斗の頭に手を乗せた。

  

  「じゃあ君から。…水月くんは、後で。」

  

  水月自身は覚えていないのだが、恐らく獅子は水月を犯したことがあるのだろう。

  

  獅子は水月の名を呼ぶと、岳人の頭から手を離し、自分に背中を向かせ壁に手を突かせた。

  

  「そしたら君…えぇっと…」

  

  「岳人って言うの。お腹一杯にして欲しいな。」

  

  無邪気に―淫靡に―微笑む岳人。獅子は欲望を塗れさせた笑顔を浮かべたまま、岳人の腰を掴む。

  

  「じゃあ岳人君、もうちょっとお尻突き出して?」

  

  「こう?」

  

  くい、と腰を突き出す。獅子の思った通り、岳人の雄穴は既に期待から汁を零しており、大きく拡がった孔がクパクパとそこを埋める物を求めるように蠢いていた。

  

  腰を掴んだ獅子はその手で岳人のつるつるとした尻たぶを撫で回す。くすぐったさと心地よさに岳人は背筋を僅かに震わせた。

  

  「そうそう、上手。じゃあ、今から挿入れてあげるからね。」

  

  「いいなぁ…岳人君…」

  

  羨ましそうに、そして物欲しげに耳を畳みながら呟く水月に、獅子はちょいちょい、と手招きをする。

  

  「岳人君のおちんちんならいいんじゃない?」

  

  「…そうだね。岳人君、いい?」

  

  「うんっ!」

  

  元気に頷く岳人。…とてもこれから行われる行為を理解していないかのような明るさ。しかし、良く分かっている。

  

  獅子はふぅ、と息を吐くと。ずぶずぶ、と野太い肉棒を岳人の中に挿入していく。

  

  やはりそれなりに締め付けが強く…最初は抵抗感があったものの。あっという間に岳人の雄穴は獅子の肉棒を難なく飲

  み込んでいく。

  

  「ッ…つぁっ…す、凄いッ…!岳人君の中、トロットロで…でもきゅうきゅう締め付けてくるよ…!」

  

  獅子の率直な感想に、岳人は応える事が出来ない。

  

  藤間と水月以外からの初めての行為。立った状態で背面から挿入される肉棒。見えない分余計強く存在感を示す肉棒。

  

  藤間のモノより少々短いのだろうか。奥の奥まで届ききっていないのだが、圧迫感は強い。

  

  「ぉっ…♪ひっ…♪」

  

  血管がどくどくと波打っているのすら腸壁を通じて分かる。そしてその熱い血液が通るたびに岳人の脳にビリビリと甘い痺れが駆け抜けるのだ。

  

  「じゃあ動くねッ!」

  

  「ひぐぅっ!?」

  

  言うなり、獅子は牙を剥きだすと腰を思い切り引き抜き、一気に叩きつけた。

  

  振動が肌を揺らし。岳人の肉棒から先走りが飛び散り目の前にしゃがみ、ジョックストラップを外し、岳人の肉棒を咥えようとしていた水月の顔に振りかかった。

  

  水月は尻尾を振り、手でかき集め肉球に乗せると岳人の乳首へ塗り込んでいく。

  

  「いひゃぁっ♪らめぇっ♪ちくびとおしりっ、いっしょにされちゃったらっ、おかひくなっちゃうぅっ♪」

  

  既に呂律が回っていない岳人は必死に喘ぎ、目じりを蕩けさせた。

  

  人に見られるかもしれない。そんな思考すら快楽になる。声を聞かれて。自分がこんな淫乱だと思われるのが、気持ち良くて。

  

  獅子の動きは藤間に比べたら随分単調なものだ。自らが快楽を貪るため、岳人の中をただただ掻き回すだけ。

  

  しかしそれもまた、岳人の体験したことの無い行為の仕方。自分が道具のように扱われ、直腸を滅茶苦茶にされる。捲れ上がった腸壁がでろり、と外に出ても。

  

  「あひっ、ひぃっ♪あひゃぁっ♪」

  

  可愛らしい喘ぎ声。ずばんずばんと凄まじい肉の音。腸液が泡立ちにちゃにちゃと零れていく音。

  

  獅子は興奮を隠し切れないようであり、鼻息を荒くしながらより一層強く岳人の中を蹂躙していく。

  

  水月もただ見ているだけではない。目の前で飛び散る先走り。そして震えている岳人の肉棒を咥え込んだ。

  

  じゅるじゅると音をたてて先走りを飲み干すと、睾丸がせり上がり水月のマズルを叩く。

  

  「んひゃぁぁっ♪らめっ、らめぇっぇぇぇっ、れひゃ、れひゃぅぅぅううぅぅっ♪」

  

  びゅぐるるっ、びゅるるっ!

  

  初めて射精した時が嘘のように濃く、量も多い。そして絶頂に達した時も初めての時と比べ物にならないほどの快感。

  外でしている、という背徳もあるのだろう。岳人は激しく体液をまき散らしながら絶頂に達した。

  

  そして吐き出された精液は一滴たりとも零すことなく水月は飲み干していく。ずるっ、ずるっ、と旨そうに。目を細めて。

  

  獅子も夢中で岳人の中を荒らして。肉棒を激しく脈動させ始めていた。

  

  「先にトコロテンしちゃったっ…ねッ!」

  

  ばしんっ、と肉棒を最奥まで受け入れた所で獅子は岳人の尻を叩いた。

  

  痛みが走る。それと同時に快楽も走り抜ける。快楽と痛みは別物のはずなのに…痛みが快楽にすり替わっているようだ。

  「んひぃっ♪」

  

  「イケない子にはッ!お仕置きしないとッ!ねッ!」

  

  岳人の姿に嗜虐心を煽られたのか獅子はスパンキングとピストン運動を同時に行う。

  

  肉棒を突き刺されると、その度に岳人の肉棒が精液を吐き出して。

  

  遂に前立腺を思い切り突かれ、岳人は射精とはまた異なる、極上の快楽を味わう事となる。

  

  もはや言葉も出せず、口の端から唾液を零し。目を見開く。

  

  「こんな所でメスイキもしちゃうなんてッ!イケない子だッ!」

  

  汗も拭わず。鬣が濡れて。岳人を責め立てる獅子。その腰が大きく震える。

  

  来るのだ。あの瞬間が。それが分かると岳人の快楽への期待は更に大きく膨らむ。

  

  ふと振り返る。そこにいるのは目を血走らせた獅子と。そして、その後ろ。

  

  大きな道に。自分の痴態を見て思わず立ち止まったであろう、兎。その股間部は膨らんでいて…

  

  見られている。自分を見て興奮している。それが心地よくてたまらない。視線を送る。

  

  《種、いっぱいほしいっ…♪》

  

  「イクよっ!出すよッ!…グォォォォォ!!」

  

  獅子の凄まじい遠吠え。そして岳人の望み通り…どぼんっ、とはじまりの音。

  

  続けざまに…肉棒が跳ね。

  

  どぼんっ、びゅぶぶぶびゅるるっ、どぼぼっ!

  

  獅子は精液を岳人の体内へ送り込んでいく。全てがどうでも良くなってしまう。それほどの幸福感。

  

  舌をはみ出させ、奇声にも近い嬌声を上げ、岳人は啼く。腹がぽこり、と軽く膨らむ。

  

  未だに萎えていない獅子の肉棒だが…射精が終わるとにゅぽん、と岳人の雄穴から肉棒を抜き取った。

  

  そそり立つ肉棒は精液と腸液で妖しくコーティングされており、より卑猥な臭いを立てている。

  

  蓋を失った岳人の雄穴は腸壁がはっきりと見えるほど拡がり切っており、獅子の出した精液をとろとろと零した。

  

  風が吹けば、その臭いはきっと外に届くだろう。

  

  がくがくと膝が笑う。壁に手をついていなければ岳人は今頃その場に倒れ込んでいただろう。

  

  顔中を精液と先走りで汚した水月が立ち上がり…獅子の胸にマズルを寄せる。

  

  「次は…僕の番ですね…♪」

  

  豊満なそれに舌を這わせ。水月は妖艶に囁いた。

  

  獅子はにぃっ、と頬を釣り上げ、水月の体を軽く持ち上げる。

  

  準備され、熟れ切った雄穴は岳人とはまた違う快楽となり。獅子は夢中で腰を振る。

  

  絶頂の余韻に浸っていた岳人は…それを見つめ。また肉棒を勃起させる。

  

  と。

  

  臭いと音に釣られてきたのだろうか。ぞろぞろと数人の雄が、路地裏にやってきた。

  

  欲望からくる喜悦から顔を歪め。股間が膨らんでいる。

  

  岳人はにっこりと笑った。

  

  [newpage]

  

  日が高く。そして沈みかける頃。

  

  二人はようやく雄達の乱交から解放され、春陽の店に向かっていた。

  

  全身は様々な体液に塗れており、雄穴からは断続的に精液がごぽっ、と溢れ出している。

  

  「遅くなっちゃったぁ…」

  

  呆けたような、幸せそうな表情で岳人は呟く。ゆうに数時間は犯されていたせいだろう、膝も笑っている。

  

  水月も同様だ。こちらは全身の毛並みが寝てしまうほどである。

  

  「そうだね…怒られちゃうかな?」

  

  「そしたら…お仕置き…してくれるかなぁ…♪」

  

  その言葉はとても嬉しそうだ。二人で手をつなぐ。にちょり、と音がして。

  

  春陽の店に向かう途中も、時折雄に声をかけられ犯されて。

  

  零れてしまった分の精液を補充するようだ。

  

  店についたのは、結局夜になってから。店の看板をしまっていた春陽の姿を見て、水月は軽く手を振る。

  

  「二人とも、遅かったね。…随分愉しんだみたいだけど?」

  

  「えへへぇ、みんながねぇ、ぼくたちのこと、一杯一杯気持ちよくさせてくれたのぉ♪」

  

  「すみません、気が付いたら皆さんいらっしゃってて…」

  

  二人はそう言いながら…春陽に息がかかる距離まで近付いていた。自然と体が求めてしまっているのだ。

  

  欲しい。種が、雄が。快楽が、幸福が。

  

  春陽の腕や露出している太腿を触り、誘うような視線。

  

  春陽はごくり、と唾を飲み込む。まさかここまで…

  

  「淫乱だねぇ。」

  

  「いんらん…?」

  

  「そう。エッチで、エッチな事大好きな子。…岳人君と水月君みたいな人のことを言うんだよ。」

  

  「えへへ、淫乱…淫乱な子なのぉ♪だからぁ…♪」

  

  岳人の視線は春陽の股間へ向かっていた。しかしそこは他の雄と違い膨らんでいない。

  

  自分で興奮してくれていないのだろうか。

  

  「春陽おじさん…おちんちんは?」

  

  股間に手を這わしても、その感触は感じられない。不思議そうに首を傾げる岳人に、春陽は笑った。

  

  「俺のはちょっと他の雄と違っててね。」

  

  そう言うとズボンをずらす。股間はつるっ、としており肉の塊は無い。代わりなのだろうか縦に切れ込みのようにスジが入っている。

  

  春陽はそこに指を突っ込むと…

  

  「わぁっ…!」

  

  岳人は目をキラキラさせながらその光景を見ていた。そのスジから現れたのは、二つの肉棒。

  

  両方ともビクンビクンと脈動しており、先走りを垂らしている。

  

  「こうやって、スリットの中に入ってるんだ。」

  

  「二本もある…♪」

  

  「そうそう。…二人とも、しゃぶってみる?」

  

  春陽の問いかけに、水月と岳人はこくりと即座に頷き…その肉棒を口に咥えた。

  

  [newpage]

  

  

  夏休みが始まって2週間…ぐらいだろうか。

  

  時間の感覚がない。夢中で藤間に、水月に、街の雄に犯される日々。

  

  それはとても幸せな時間だった。

  

  時に二本の肉棒で上下の口を塞がれたこともある。気絶してしまった時もある。

  

  夏祭りでも同じように雄を誘うような恰好をし、誘われれば祭から少々離れた場所で輪姦された。

  

  精液の味が刻み込まれ。雄穴は閉じる事を忘れた。

  

  藤間が家に居ないときは春陽の所へ行き、双根に奉仕をするか、街に繰り出し雄を誘う。

  

  こんなに気持ち良くて、愉しくて。生まれて初めての時間は、あっという間に過ぎていく。

  

  

  [newpage]

  

  

  最後の日。明日には家に帰らなければいけない。

  

  岳斗はそれを心の底から悲しむ。

  

  もう、こうやって前張りだけのような下着で街を歩き、そのまま大人たちに輪姦され、精液を飲み干すことも出来なくなるのか。

  

  精液まみれのまま街を歩き、視姦される事も無いのか。

  

  「水月お兄ちゃん、早く行こうよ♪」

  

  すっかり全身日に焼け、もはや焼けていない部分は無い岳斗が、水月の手を取り、ずんずんと街の中を歩いていく。

  

  水月もどこか壊れてしまったように、歪に微笑みながらうなずいた。

  

  目指すは、初めておつかいをした、あのお店。

  

  道中。

  

  「岳斗君、水月君、おはよう!」

  

  「あ、おじちゃん、おはよう♪」

  

  「おはようございます。」

  

  手を振り気軽に話しかけてくるのは藤間の次に岳斗の雄穴を愉しんだ虎。その股間は遠目から見ても既に膨らんでいる。

  

  岳斗と水月は彼に近付くといやらしい視線で股間を見て…そして舐めるように体を、顔を見つめる。

  

  「おじちゃん、今日でねぇ、僕と水月お兄ちゃん、帰っちゃうんだぁ…」

  

  「そうなんだ、残念だね…もっと一杯したかったけど…」

  

  しゅん、とする岳斗の頭を撫でる虎。そして水月は淫靡に微笑み、舌なめずりをすると虎の股間に手を伸ばした。

  

  「だから…今日の夜、藤間おじさんの家で…遊びませんか?」

  

  服の上からでも伝わってくる肉棒の熱。さわさわと撫で回すとびくびくと脈動し、今も先走りを垂らしている。

  

  にちょにちょとかすかな音が聞こえてきて。

  

  「いいねぇ!おじさん、それを楽しみに今日は頑張っちゃおうかなぁ!」

  

  「えへへ、楽しみにしてて!」

  

  虎の豪快な笑顔に、岳斗と水月も笑い、その場を後にする。

  

  店までの道のりは遠いが、二人で手をつなぎ、時折道行く雄を誘惑しながら歩いていく。

  

  「今日の夜は一杯来てくれそうだね♪」

  

  上機嫌に喋る岳斗に、水月もまた尻尾を振り頷いた。

  

  「そうだね。ふふっ…♪」

  

  「最初は嫌だったのになぁ。信じられないやぁ。こんなに気持ちいいんだよぉ?」

  

  「僕もそう思うよ。もっと岳斗君みたいに素直になればよかった。」

  

  その瞳は濁っているのか、それともどこまでも純粋なのか。

  

  店につく。すっかり顔なじみになってしまったお店で。

  

  「春陽おじさん、おはよー!」

  

  「おはようございます。」

  

  「おう、よく来てくれたね。…藤間から聞いてるよ。今日で最後なんだろう?」

  

  春陽の言葉に岳斗は項垂れ寂しそうにうん、と頷く。

  

  「そうなの…春陽おじさんとも、逢えなくなっちゃうね…」

  

  「そんな顔しないでよ。また来年、逢えるからさ。」

  

  「…うん!」

  

  春陽の言葉に、岳斗は素直に頷くとすっかり見慣れてしまった大人の玩具の棚を物色し始める。

  

  「春陽さん、今日の夜の事、藤間さんから聞いてます?」

  

  カウンターに座る春陽に近付き、耳を畳むと水月はどこか艶めかしい瞳で春陽を見つめた。

  

  もちろん、と春陽は答え、小さなドリンクと大きなボトルをどん、とカウンターに置いた。

  

  それは恐らく精力剤とローション。ローションに至っては媚薬効果があるものだ。

  

  「その為に、がっちり準備してるからね。この前水月君とヤってから禁欲中。」

  

  にやり、と笑う春陽。股間部のタテワレから卑猥な臭いが漂い、中身への想像を掻き立てる。

  

  双根で、大ぶりな肉棒は、雄穴に挿入されるとそれだけで絶頂に達してしまいそうになるのだ。

  

  尻尾を使って扱かれる。それは、水月が何度も絶頂に達してしまった事のある行為。

  

  「…ふふふっ…楽しみ…♪」

  

  「水月君、変わったねぇ。昔は嫌がってたのに。今じゃこんなにして。」

  

  春陽はにやにやと笑いながら水月の股間を指さした。

  

  小さなサイズの六尺褌はもはやその役割を半分ほど果たせていない。

  

  グロテスクに血管を浮かび上がらせる肉棒が、期待に震えている。

  

  「岳斗君と…皆がこんなにしたんでしょう…♪」

  

  「春陽おじさん!ぼく、これ欲しい!」

  

  岳斗が手に取っているのは、とてつもない大きさのバイブ。岳斗の穴に入るかどうか、怪しいものだ。

  

  「はいはい。他は?」

  

  「大丈夫!水月お兄ちゃんは?」

  

  「僕は…これ。」

  

  カウンターの横に置いてある冷蔵棚から一つの瓶を取り出す。

  

  「水月君にはまだ要らないんじゃないのかなぁ。」

  

  「だって…今日は寝かせてくれないでしょう?」

  

  「まぁね。」

  

  袋にどさどさと商品を詰めて…おつかい完了である。

  

  「じゃあ、またね!春陽おじさん!」

  

  「夜、待ってますよ。」

  

  「おう!今日は早めに店じまいだ!」

  

  手を振る岳斗に春陽は手を振り返して。

  

  二人は店を後にした。

  

  [newpage]

  

  午後。二人は風呂に入って身を清めると、狭い脱衣所で準備を始める。

  

  「あむっ…んっ…」

  

  まずは唇を交わして。互いの体温と唾液を交換する。

  

  水月の長い舌は岳斗の口腔内全てを満たしても収まりきらず。だが岳斗も必死にそれに舌を絡め、水月の牙を舐めとる。

  

  唇を交わしたまま体を密着させると、岳斗の肉棒と水月の肉棒がぶつかり合い、腹の間でもみくちゃになる。

  

  「あぶっ、んぁっ…あはぁっ…♪」

  

  唇を離し、唾液を零すとそれは水月と岳斗の胸を汚した。

  

  にちゃにちゃと指先でそれを擦り込んでいく。互いの乳首をくりくりと弄り。

  

  ぷっくらと膨らんだのを確認すると、体を密着させたまま互いの背中に手を回して。

  

  水月は岳斗のすべすべとした滑らかな尻に肉球を這わせ、岳斗は水月のふさふさとした尻尾に指を絡ませる。

  

  お互いに自分は持っていない体部。それを愛おしそうに、狂おしく。

  

  「みつき…おにっ…いちゃ…んぁっ…♪」

  

  ぷにぷにとした肉球が尻の上を動くたび、岳斗の雄穴からとぷとぷと可愛らしく粘液が溢れ出した。

  

  「がくっ…と…ぉぉ…♪」

  

  ほっそりとした細い指に尻尾を弄ばれるたびに、水月の肉棒はびたびたと互いの腹を叩く。

  

  頬が赤くなり、上気する。狭い脱衣所はあっという間に雄の臭いで満たされて。

  

  汗が止まらない。

  

  清めた筈の身が、すぐに汚れていく。だがそれは、決して嫌なものではない。

  

  見る者を、そしてそれを使うものを更に魅了していく、妖しい光と変わる。

  

  いつまでもそうしていたい。そう思っても、これはあくまで準備でしかない。

  

  来客を知らせる電子音が鳴り響く。いつもなら夕方以降に来客はあるのだが…今日は特別。

  

  「行こうよ、みつきおにいちゃん…♪」

  

  「そうだね…」

  

  二人は腰をかくつかせながらなんとか立ち上がると脱衣所を出た。

  

  外に出ると、藤間と、複数の雄。その中には街の中で声をかけた雄も数人そこにはいる。

  

  皆が皆、欲望に塗れた笑顔を浮かべて、股間を膨らませている。

  

  「いらっしゃい、皆ぁ…♪」

  

  来たばかりの時からは考えられないほどの淫靡さで、岳斗は妖艶に笑い、舌なめずりをした。

  

  溢れ出るフェロモンと雄と雌の臭いが混じったものは。そこにいる雄達を魅了する。

  

  「今日で最後だから…一杯、気持ち良くさせて下さいね…♪」

  

  水月もそれに負けていない。細い体に大きな尻尾を揺蕩わせ、誘うような視線を送る。

  

  岳斗と違い―充分に若いのだが―熟成された雰囲気を漂わせる。

  

  二人の雌と雄が、張り合うように。昇りつめるように。相乗効果で、より淫らさを際立たせている。

  

  「二人とも、いい子になったな。」

  

  藤間は満足そうに呟くと。目配せをする。

  

  広い庭で。僅かに傾きかけた太陽の下で。宴は始まる。

  [newpage]

  

  木にもたれかかり、尻を突き出す形の態勢をとると、膝をがくがくと笑わせながら岳斗は拡がった雄穴から腸液を垂らし、目の前の雄を誘う。

  

  一匹の雄が、岳斗の腰をがっぷり掴むと肉棒を雄穴に押し当てると、前戯も無く、一気に挿入した。

  

  「んぁっ、あひぃっ、ひぃぃっ♪」

  

  体内を満たしていく凶悪な熱に岳斗は舌をはみ出させながら可愛らしく淫らな嬌声を上げた。

  

  肉同士がぶつかる音が響き渡り、擦れた液体が泡立つとすべすべとした太腿を滑り落ちていく。

  

  「やっぱ岳斗君の中身っ…最高だよっ…!」

  

  「あっ、あひぅ!おっ、おじさんのっ!おちんちんもぉっ…!しゃいこっ…あひぃっ♪」

  

  掴んだ腰を持ち上げる。これで岳斗の体を支えるのは雄の肉棒と手、そして木についている両手だけになった。

  

  しかし、その両手を別の雄ー春陽が持ち上げる。

  

  「ほら、こっちもお願い。」

  

  蕩けた表情を浮かべる岳斗。その顔に春陽はタテワレに収納されていた肉棒を押し付けた。

  

  禁欲をしている、と言っていたが、それは真実だろう。睾丸がいつも以上に膨らみ、既に期待から何度も脈動している。

  

  春陽の太腿に手を載せると、岳斗は上下の双根のうち、下の方を口に咥えた。

  

  舌全体を使って雁首を舐めまわし、ゼリー飲料を吸い上げるように尿道を吸い上げる。そうすれば先走りが溢れて。

  

  「ぷはっ…おいひっ…春陽おじさんのおちんちんっ、おいひいのぉっ♪」

  

  びたんびたんと上の肉棒が顔を叩いても岳斗はただ悦ぶ。

  

  今岳斗の体を支えるのは二匹の雄。宙に浮いているも同然であり…岳斗は、まるで夢の中にいるかのような感覚で快楽を貪っている。

  

  雄穴は活発に蠢き、きゅうきゅうと心地よく肉棒を締め付け。腸壁が竿全体を包み込むと自由自在に扱きあげて。

  

  と、それを自らの肉棒を扱きながら眺めていた雄の一匹が岳斗の脇に亀頭の先端を押し当てるとにちょにちょとこすりつけ始めた。

  

  「ぶぁっ、おじさんっ…そこっ、らめぇっ♪」

  

  「そんなこと言って、ほんとは好きなんでしょ?ほらほらっ。あぁっ、ヒトの脇マンたまんねぇっ!」

  

  「あっ、あひっ、しゅきっ♪しゅきらかららめぇ♪」

  

  もはや彼の全身は性器と形容しても差し支えないだろう。触られるだけで。見られただけで。それだけで岳斗は快楽を覚える。

  

  自分のはしたない姿に興奮している雄達を眺めていると。それだけで脳内は快楽で満たされていく。

  

  最初は汚いと思い、嫌で嫌で仕方が無かった精液も先走りも。何もかもが快楽への道しるべ。

  

  「ぐぅっ!岳斗君のケツマンコっ、最高過ぎてッ…!」

  

  腸内を抉り続けていた肉棒が大きく跳ねると、雄の一人は激しく息を吐き、涎を流しながら腰を痙攣させた。

  

  そろそろ限界が近いのだろう。岳斗はそれを分かっており。宙に浮きながらも腰をゆるり、と動かした。

  

  「えへへぇ、いいよぉ♪沢山おじさんの種、だしてよぉ♪あむっ…」

  

  そしてまた春陽の肉棒を咥える。頭を前後に動かし、喉にこつこつと鈴口が当たるのが分かって。

  

  むせそうになると、雄穴は一掃締まり…そして。

  

  「グゥゥゥッ!ォォォォ!!!」

  

  岳斗の深くに肉棒を突き刺すと、そこで雄は絶頂に達し、大量の精液を岳斗の中に解き放った。

  

  「あっ、あついっ、あちゅいよぉぉぉ♪あひっ、ひぎぃぃぃぃっ♪」

  

  その衝撃と熱量に、岳斗の肉棒も素直に反応し、びゅくびゅくと地面に精液を解き放つ。

  

  夏の間に育った肉棒や睾丸は快楽を知る度に成長していき。精液の量も濃さも、初めて射精した時とは比べ物にならないものとなっていた。

  

  水溜りが出来て。更に口腔内を犯す春陽も限界に達し…

  

  「ぐっ…!」

  

  びゅくびゅくっ、びゅるるるっ!

  

  双根の両方から精液を噴き出す。片方の肉棒から噴き出す精液を飲み込もうと喉を鳴らしても、追い付かない。

  

  上の肉棒から噴き出す精液は抑えようもない。全身に精液を浴びながら。岳斗は何度も全身を震わせて。

  

  「ぉ”…っ♪」

  

  にゅぽん、と雄の肉棒が抜き取られたと思えば、また別の雄が肉棒を挿入する。

  

  口も同じだ。

  

  宴は始まったばかり。

  [newpage]

  

  そして、それは水月も同様だ。こちらは岳斗と違い、ゆるりと優雅に。

  

  ゆったりとした仕草で。

  

  藤間のいきり立った肉棒をがっぷりと咥え込み、その長いマズルで睾丸までも口の中に含める。

  

  じゅぽっ、じゅぽっ、とゆっくりと、だがしかし確実に相手を追い詰めるように。

  

  上目遣いで藤間を見つめ、狂喜の光を向ける水月。

  

  「今までも淫乱だったが…今年は…成長したな…!」

  

  「ぶはっ…気が付いたんです…こんなに気持ちいい事…拒む必要ないって…♪だからっ…もっと…あむっ…」

  

  言葉の途中で我慢しきれず。水月は再び藤間の肉棒を咥え込んだ。

  

  牙を使い、甘く噛むと、長い舌で睾丸を舐めまわし、そのまま蟻の門渡りまで舌先を伸ばす。

  

  チロチロとそこを刺激していけば、流石の藤間もうぉっ、と呻き声を上げる。

  

  岳斗に夢中になっている間。そこに入れずにいる雄達を誘うように。

  

  口で藤間に奉仕をしながらも、他の雄へ目配せをしながら、水月は尻を揺らし、尻尾を振る。

  

  岳斗が太陽だとしたなら、水月は月。静かで、ゆるりと優しく、だが妖しく。照らす光のように。

  

  自分と同じ、イヌ科の狐がふらふらと近付くと、魅了する水月の雄穴へゆっくりとガチガチに勃起し、天を突いていた肉棒を挿入していく。

  

  「んっ…!」

  

  嬌声は静かに。しかし確実に感じているのだろう。水月は目じりに涙を浮かべながら全身を震わせ、はぁっ、と恍惚の

  吐息を鼻から噴き出す。

  

  ぐちょ、ぐちょと中身をゆっくりとかき混ぜるように。他の雄に比べて細い肉棒を器用に動かし、水月の性感帯を抉

  り。

  

  「ここ好きだったよね?水月君。」

  

  耳元で息を吹きかけながら囁き、甘く噛む。水月は吐息を返しながら、狐の肉棒の根元へと尻尾を絡ませる。

  

  その間も藤間への奉仕は止まらず…藤間はぐっ、と水月の頭を抑えつけた。

  

  どぶんっ、と水月の中へ精液を注ぎ込む。

  

  すっかり慣れてしまったその精液の味に、水月は幸福感を覚えていた。

  

  もし岳斗がいなければ、今こうして悦んで雄に奉仕することも無かっただろう。

  

  ごくごく、と飲み干すとぷはぁ、と精液の臭いが染みついた息を吐き出す。

  

  「いい顔だ。ほんとに淫乱になっちゃって。」

  

  頭をぐしぐしと撫でられ。水月は嬉しそうに妖しく笑う。

  

  「元々おじさんが逃がしてくれなかったせいだから…責任とってよね…♪」

  

  「水月君、俺のも咥えてよ。」

  

  別の雄、こちらはヒトだ。しかし肉棒の大きさは負けず劣らず…筋肉で覆われた肉体は雄臭さを際立たせ。

  

  水月はその肉棒も優しく咥え込んだ。

  

  敏感な鼻は精液と雄の臭いを一杯に吸い込み、肺の中を満たしていく。

  

  それが今では嬉しくて嬉しくてたまらない。

  

  雄穴を拡げられ、口腔内の粘膜をかき乱される。

  

  汗が流れだして。様々な雄のフェロモンと混じり合い。異様な雰囲気が漂い始める。

  

  その中で。

  

  「おごっ、おひぃっ!?」

  

  「あんっ、んぶぁっ…ぶはっ…♪」

  

  喘ぐは淫らな2匹の雌犬と、それに群がる無数の雄。

  

  陽が沈みかけ。その雰囲気に酔わされた雄達は。

  

  「ここじゃ狭いな。」

  

  広い。広い庭のはずなのに、とても狭い。それに…

  

  「街の雄達、全員が来てる訳じゃない。」

  

  「全員に見せつけないと…勿体ない。」

  

  それは恐ろしく、だが何よりもご褒美になりえるものだ。

  

  二匹の雌犬は嬉しそうな表情を浮かべた。

  

  藤間と春陽はにやり、と笑うと。

  

  藤間は岳斗の雄穴へ。

  

  春陽は水月の雄穴へ。

  

  それぞれの肉棒を挿入し…軽々と持ち上げると。藤間の家の庭を出ていく。

  

  それに続き、雄達も列をなす。

  

  「あっ、あひっ、いぐのぉっ♪いひぎぃ♪」

  

  ズシンズシンと藤間が歩く度に岳斗はその表情を喜悦に歪め、喘ぐ。

  

  肉棒が直腸を貫き、地面からの振動が伝わって来て。まるで地面にすら犯されているような錯覚。

  

  水月も同じだ。春陽が動く度に喉を鳴らす。岳斗と違うのは双根である春陽は下側の肉棒を水月の雄穴に挿入し、上側の肉棒に尻尾を絡ませている、という事。

  

  尻尾が敏感な水月は、まるで性器を二つ使われているかのような快楽を憶えるのだ。

  

  「あっ、んぁっ、はるひっ、おじさっ…あひゃぁぁっ♪」

  

  そして肉棒も優しく扱かれれば…ものの数歩で、水月は絶頂に達し、何度か射精しているにも関わらず未だに濃さと量

  を保っている精液を噴き出し、自分の腹や胸を汚す。

  

  それを横目で眺めながら岳人は恍惚の表情と羨望の眼差しを向けた。

  

  「水月おにいちゃっ…あっ、んんぁっ♪うらやまっ、あひぃ♪」

  

  それに気が付いた藤間はのしのしと歩き、腰を押し付け岳人の直腸を抉りながらほっそりとした胸と尻に野太い指を這わせる。

  

  乳首はぷっくらと信じられないほど大きく膨らみ、尻たぶはどれだけ開発されても未だにすべすべとした感触を保ち。

  

  藤間の指に吸い付くような肌。

  

  「岳人君はその分お尻と乳首が気持ちいいからねぇ、ほら、ここ。」

  

  肉棒が挿入されている雄穴の近くを重点的に撫で回すと、岳人はだらだらと上下の口から唾液を零し、胸板を汚した。

  

  「あひゃぁぁっ♪らめぇぇ♪」

  

  可愛らしく、淫靡な嬌声。街中を進んでいるのを忘れ…いや、忘れていない。

  

  今も見られているのを岳人は自覚している。だからこそ大きな声を上げているのだ。

  

  犯されている自分を見て欲しい。快楽に溺れている自分を。

  

  いつもは遠巻きにしか見ておらず、乱れた宴に参加したことの無い、真面目そうな兎の雄。

  

  体格は相当良い。そしてその股間は完全に膨らみ切り、ズボンを押し上げている。

  

  あの股間にあるモノはどれだけの大きさ?したことはあるのかな。

  

  したことなかったら、童貞、欲しいな。してても…いっぱい、中を掻き回して欲しい。

  

  いろんな肉棒を味わいたい。精液を注ぎ込んで、満たして欲しい。

  

  岳人は舌なめずりをしながらその雄に向けて視線を送った。

  

  《一杯、犯して欲しいよ♪だから…来て♪》

  

  そんな意味合いを込めた瞳。

  

  少年には似つかわない。淫靡な笑顔。それは下手な娼婦にも勝るものがある。

  

  兎はごくり、と喉を鳴らすと…歪んだ笑顔を浮かべ歩く雄達の行列に混じった。

  

  道を歩き。雄達を誘い。絶頂に達する。数度の絶頂にも耐えられる体となった岳人と水月は体内をぐるぐる回る精液の感触を楽しみながら…夜の公園にたどり着いた。もう夏も終わりに近づいて。虫の鳴き声はあまり聞こえない。

  

  代わりに響くのは、熱い吐息と、水の音。

  

  いつもは茂みの中で乱れた宴を行うのだが。今日は違う。

  

  薄明るい街灯に照らされた、噴水の前。藤間と春陽はにゅぽ、と肉棒を抜き取ると、岳人と水月をそこに座らせた。

  

  どくどくと溢れ出ている精液は先程から二人が出し続けていたものと、その前に犯されていたものが入り混じり。

  

  ごぽっ、と時折音を立てる。

  

  「さぁ、水月、岳人君。」

  

  藤間が促すと、岳人はぶるり、と震えながらこの夏の間に育ち過ぎた自らの肉棒を扱き、雄穴の周辺を弄り回しながら開脚する。

  

  撮影をしている雄がいるのを理解すると、更に誘うように、腰を浮かせて。

  

  「今日でぇ…最後なのぉ…だからぁ…みんなでぇ…いっぱぁい…♪」

  

  そして続くように。水月は尻尾で局部を隠し、しかし精液でべっとりと濡れた精液を強調するように。

  

  四つん這いになり、マズルから大量の唾液と精液を零す。

  

  「俺も…一杯…種注いで…壊れるぐらい…♪」

  

  様々な液体で濡れた毛並み。てらり、と妖しく光る。

  

  少年と青年…二人の雌犬は快楽を欲し。雄に奉仕する為に。だらしない表情を浮かべた。

  

  「「…ちょうだぁい…♪」」

  [newpage]

  

  二人の声が重なると。雄達は我慢の限界を超えた。

  

  身に着けていた下着を脱ぎ捨てる。そして二人に群がった。

  

  ヒトとヒトに包まれ、二人の間は濃密な雄と汗と、欲望の臭いが満たしていく。

  

  肺が一杯になるまで、それを吸い込み、二人は早速奉仕を始めて。

  

  岳人の小さな口は肉棒を二本ほど受け入れ、じゅるじゅるとわざと大きな音を立てながら先走りを吸う。

  

  わざとぼたぼたと口の端から零し、べとべとの胸を更に汚して。

  

  平らな胸。そこに膨らむ乳首。そこすら性器とみなし、雄の一人はその乳首に肉棒の先端を押し当てた。

  

  「あっ、んぶっ…じゅぶっ…んぐぷぁっ…あむっ…」

  

  

  全身の震えが止まらない。口に受け入れた肉棒を手も使って奉仕する。

  

  血管を撫で上げ、雁首を捩じるように摘み。唾液と先走りで濡れた手で睾丸に手を伸ばし。

  

  きゅっ、きゅと精液を作り出しているのが皮膚から伝わり。岳人は笑みを漏らす。

  

  精液をしどどに垂らす雄穴に。視線に誘われやってきた兎が肉棒を迷わず挿入する。

  

  それは岳人が想像していたものを軽く凌駕する太さと硬さ。

  

  鉄の槍に突き刺されたのではないかと思うほどの熱。だがそこからくるのは…

  

  「んぉっ、ぉぉぉっ♪おひっ、いひぎぃぃぃぃっ♪おちんちんっ、あつっ、いぃぃぃっ♪」

  

  「ォッ、ォォォ!ウォォォォ!!」

  

  ケダモノのような声をあげ。兎は目を血走らせながら巨大な肉棒で岳人の中を掻き回し始めた。

  

  肉棒に奉仕し、その乱暴な行為を受け入れながら岳人はそちらを横目で見る。

  

  兎は…何もかもが岳人の想像を超えていた。きっとほっそりとした体に、すらりと、だが大きな肉棒の持ち主だろうと考えていた。

  

  だが、今彼を犯している兎は違う。脂肪を適度に蓄え、しかし他の雄より一回りも二回りも大きな肉体。

  

  時折雄穴から姿を見せる肉棒は血管が浮かび上がり、どす黒く凶悪でグロテスクなものだった。

  

  「岳人君、手止まってるよ?」

  

  いいながら口を犯す雄が緩く腰を動かし、岳人の喉奥へ肉棒を突き入れる。

  

  最初はえづいてばかりだったが、今はそんなことせずとも良くなった。その感覚すら快楽なのだから。

  

  「おいおいあいつ連れてきたの誰だよ。」

  

  「知らねぇよ。…あいつノリ悪いけどいったんノルと何十発も出すからこういう所連れてきたくねぇんだよ。」

  

  「まぁ今の岳人君なら二本挿しいけるんじゃね?」

  

  「確かに。」

  

  何十発も中出しされ、二本挿し…想像するだけで絶頂に達してしまいそうだ。

  

  岳人はそれを期待するように、自らも腰を動かし、全身を使って雄達の肉棒を貪る。

  

  と。

  

  「ォォォォォォッ!!!」

  

  兎の唸り声。同時に。

  

  どぼぼっ、どぶぶびゅる、どぼぼぼぼびゅるるっ!

  

  「んぐぅぅぅぁぁぁぁぁ♪」

  

  岳人の中をすさまじい勢いで精液が満たしていく。その濃さも熱も、藤間や他の雄が出したものよりずっとずっと濃い。

  

  直腸を通り抜けて。更にその奥へと進んでいく。押し込まれるように。がむしゃらに。

  

  「あっ、あひっ、あつっ、あひゃぁぁぁぁっ♪」

  

  その勢いに岳人はひたすら啼き、全身を震わせて。

  

  やがて口で奉仕していた肉棒からも精液が噴き出した。顔面で全て受け止め、飲み込み。

  

  ごく、と精液を飲み干すと、幸福感が岳人の脳内を満たしていく。

  

  しかし。

  

  「ハァッ、ハァッ、ォォォ!!」

  

  兎は止まらない。射精しながらもなお腰を激しく動かし、岳人の中を掻き回し捲り上げ。

  

  「やっ、らめぇっ♪おかひぅっ、なっひゃぅぅぅ♪」

  

  何回も中に出されたことはあるが…射精しながらもなお腰の勢いをそのまま…いや、強める雄はいなかった。

  

  精を受け止める快楽と腸のひだを捲り上げられ、前立腺を突かれる快楽が同時に駆け抜け、岳人の頭は許容量を超え。

  

  岳人は壊れたように啼く。

  

  腹が膨らむほど。それでも兎は止まらない。

  

  「クゥゥゥゥン…♪」

  

  その横で。水月は耳を畳み、甘えるように喉を鳴らした。

  

  激しい行為は岳人に及ばない。ならば水月は。やはり優雅に。

  

  精液に塗れた、欲望の塊のような状態であっても。

  

  自分の目の前に来た熊の肉棒を、いつの間にかふっくらと膨らみ始めていた胸で挟み。

  

  長い舌を亀頭に絡めて。眼前に迫っている熊の腹を、黒く濡れた鼻で撫で回す。

  

  ゆったりと、もどかしく。着実に相手を快楽に昇りつめさせるような。

  

  濡れた胸はにゅるにゅると肉棒を包み。亀頭に絡めた舌を、伸ばして。雁首や裏筋を丹念に舐めまわす。

  

  「あっひゅい…♪」

  

  呆けたような声でうわごとのようにつぶやき。水月は上目遣いで熊を見上げる。

  

  頬を赤らめ蕩けた顔。そして精液に濡れた全身。熊は腰を激しく動かそうとするが…それを察した水月は胸から手を離す。

  

  ぶるんっ、と熊の肉棒が揺れ、水月の乳首に当たると水月はんっ、と声を漏らすが。

  

  「そんなにするなら、おじさん、お預け…違うおじさんにしてもらうよ…♪」

  

  水月が求める快楽は激しいものではない。ゆっくりと、少しずつ昇りつめ。

  

  そしてその快楽に揺蕩う。そんな快楽。激しいのは激しいので好きだが…今の水月が求めるのはそれではない。

  

  熊は苦笑いをし、水月の頭を撫でた。

  

  「だって水月君、すっごいエッチな表情なんだもん。ごめんごめん。」

  

  その言葉に水月はにぃ、と笑い、また胸で熊の肉棒を包み込んだ。

  

  ゆっくりと。ゆっくりと。

  

  そして。ぽっかり空いた水月の雄穴が引くつき始めた時。別の雄ーこちらは岳人と同じくヒトだーが水月の腰を掴んだ。

  

  尻尾をさわさわと撫で回し。

  

  「水月君のケツマン、頂いちゃおうかなぁ。」

  

  そのまま雄穴周辺を撫で回す。人差し指で入り口まではみでた肉ひだを弄ると、水月は眉をしかめる。

  

  当然、快楽から来るものであり…水月は頷いた。

  

  「いいよ…♪いっぱい…犯して…♪」

  

  そう告げ、水月は熊のギンギンに張り詰めた肉棒を長いマズルを活かし、全て咥え込む。

  

  そして、水月の雄穴へ…雄は肉棒をゆっくりと挿入した。

  

  「んっ…♪」

  

  熊の肉棒を睾丸まで含めて咥え込む水月。肉棒の感触に体を震わせた。

  

  水月の雄穴を犯す肉棒は藤間や春陽に比べ、ずっと小さく、細い。だが。

  

  「水月君は、ここが好きなんだよねぇ。」

  

  「あぶぁっ、あんっ…♪んぶっ…」

  

  的確に水月の性感帯を突く。前立腺。その箇所の近く。そことは関係なく、水月が刺激を受けると悦ぶ場所。

  

  それらをすべて把握し、そこだけをピンポイントで責め立てるのだ。

  

  水月の表情が更に蕩けたものに変わり、自然とマズルの中に収めた肉棒への奉仕にも力が入るというものだ。

  

  睾丸を舌先で舐めまわせば、そのまま竿全体を舌で扱きあげ、先走りが溢れる鈴口をふさぎ。

  

  肉棒全体を甘く噛む。

  

  「ぐぅっ…!いいよ…水月君…!口っ…最高…!」

  

  水月の頭を抑え込み、腰を緩く、緩く振って。水月は尻尾を振りその悦びを表現する。

  

  その尻尾も、雄穴を犯す雄の腹をくすぐって。

  

  「水月君のケツマンも尻尾もほんっと気持ちいいなぁ。好きだよぉ。俺は。」

  

  尻肉を掴み、揉み、撫で回す。手慣れた様子で。水月はその度に体を震わせ。

  

  ゆっくりとした行為は少しずつ、本当に少しずつその速度を上げていく。

  

  尿道から溢れる先走りが量を増し、水月の食道へ落ちていき。腸壁を掻き回す肉棒もびくんっ、と時折大きく跳ねると。

  

  「ぶはっ…そろそろ…二人とも…でそう…?」

  

  口を肉棒から離し、手で扱きながら水月は挑発的な視線を二人に送る。

  

  にぃ、と頬を釣り上げ。

  

  「あぁ、そろそろ出そうだよ。もう金玉が出したがってて。」

  

  「こっちもそろそろ。水月君も気持ちよさそうだね。ケツマントロットロだよ?」

  

  指摘に水月はこくこくと頷いた。

  

  「だって…おじさん達…とっても上手で…あっそこっ…すきっ…♪」

  

  「知ってるよ。ここと、ここだよね。」

  

  じゅくじゅく、ともどかしく突き付けていくと。水月は目じりを下げる。

  

  はぁはぁと荒く息を吐いて。肉棒からどろどろと先走りを溢れさせると地面を汚した。

  

  「…ふふっ…俺ももう…イっちゃいそう…だから…頂戴…?」

  

  耳を畳んだまま。水月がねだると。

  

  二人…いや、二匹の雄はそれまでの緩やかな動きを豹変させる。

  

  熊は水月の頭を鷲掴みにすると、まるで道具を扱うように手を動かし、水月の喉奥まで肉棒を突き刺す。

  

  雄穴を犯していた雄も、その動きを乱雑なものに変え。自らの欲望のままに腰を振る。

  

  全てはこの時の為に。緩やかでゆったりとした行為は、この一瞬の為に。

  

  高まった感覚はそれらを何倍にも膨れ上げさせ。

  

  「オォォォォッ!!」

  

  「ぐっ…!出るッ!!!」

  

  同時に。二匹の雄はほぼ同時に絶頂に達した。

  

  焦らしに焦らされた肉棒、睾丸は壊れた水道管のような勢いで凄まじい量の精液を噴き出す。

  

  水月の喉元が大きく膨らみ。はた目から見てても分かるほど、そして音すら聞こえてきそうな勢いで。

  

  精液を注ぎ込まれ。水月も絶頂に達し、精液を噴き出しながら、雌の快楽に尊厳を失った笑顔を浮かべる。

  

  数分に及んだ射精が終われば…尿道に残った精液すら吸い付くし。ぶは、と生臭い吐息をついた。

  

  「ご馳走様…♪次は…だれ…?」

  

  激しい行為を続ける岳人を眺めながら。水月は次の獲物…雄を求める視線を送った。

  [newpage]

  

  空が白み始めた。

  

  全身も頭も真っ白のまま。二人は口づけを交わし合っている。

  

  互いが感じていた快楽を交換するように。そしてその快楽を増幅させるように。

  

  岳人の腹は来る前より遥かに膨らんでいる。兎はとてつもない精力と欲望を備えていたようで…

  

  抜かずに十数発は中に出された。岳人はそれを誇らしく水月に伝える。その後も一杯一杯、色んな雄に犯されたと。

  

  水月はそれを羨ましがりながらも。自分の胸を弄り、岳人の胸も弄り回す。

  

  俺はこれで、皆に満足してもらったと伝えて。そして濃すぎて雄穴から零れる事も無い精液を見せつける。

  

  岳人もそれを羨み…水月の尻尾を撫で回す。

  

  そろそろ、終わりの時間だ。楽しい時間は、あっという間に過ぎ去ってしまう。

  

  「じゃあ水月、岳人君。最後に、いいかな?」

  

  藤間の言葉に、二人は寂しそうに…だが、明るい表情を浮かべる。

  

  その隣には春陽。そう。最後は。

  

  岳人は藤間に近付いた。そして、水月は春陽へ。

  

  ひょい、と二人は持ち上げられ…そそり立つ肉棒の上へ体を置かれた。

  

  太腿を掴み、宴に参加した雄達全てに見せつけるように。

  

  藤間と春陽は視線を交わすと…ずんっ、と一気に肉棒を挿入した。

  

  「「あひぁぁぁぁあぁぁっ♪」」

  

  二人の嬌声が響き渡り。肉同士のぶつかる音が鳴り響く。

  

  パシャパシャとカメラの音。録画音。吐息。すべてが昇りつめるためのもの。

  

  春陽の双根の下側を受け入れ、上側は尻を叩く。水月はそれにぶるぶると何度も全身を震えさせた。

  

  藤間のふくよかな腹に尻を撫でられ、直腸を超えた先へと肉棒を挿入され。岳人は何度も射精する。

  

  宙に跳ぶ精液が地面に落ちる。

  

  やがて二人は犯されたまま唇を交わして。見せつけるように舌を絡ませ。

  

  「あっ、おじさんっ、ぼくっ、もう…あっ、あんっぁっ!」

  

  「おれっ、あっ、んぁっ!んぃぃっ!!」

  

  二人の嬌声が徐々に甘く、高くなっていき。

  

  藤間と春陽は額に血管を浮かべ、汗を流しながらそれでも腰を振り。

  

  そして。

  

  「「グゥゥォォォォ!!」」

  

  二人の遠吠えが同時に響き渡り…

  

  どぼぼぼっ、どぶんっ、どぶびゅぐるるるっ!

  

  「「いぐっ、いぐぅぅぅっ♪」」

  

  朝が来た。

  

  [newpage]

  

  

  

  「凄い、岳人君真っ黒だね!」

  ざわざわと賑やかな教室の中で岳人の友達―穏やかそうな羊―は岳人に声をかけた。

  確かに他の児童に比べてずっと真っ黒である。それもそうだ。ほぼ全裸のまま外に出続けていたのだから。

  「そうだね。おじさんの所でいっぱい遊んだから。」

  あそんだ。そう。遊んだ。

  ただその遊びを羊は知らない。あの快楽を。楽しさを。

  「そうなんだー。僕は全然焼けないし、暑いから外からあんまり出なかったなぁ。」

  「そうだよね、今年は暑かったもん。」

  「流石に一回全身刈ったけど、やっぱり熱くて駄目だよぉ。結局家でゲームばっかりしてたよ。岳人君も居なかったし。」

  「ふふっ。」

  岳人は笑う。

  そうだ。遊びたい。もっともっと遊びたい。

  色んな友達…あぁ、でも。多すぎても大変だ。一番仲のいいこの子と、もう何人かと…

  きっと夢中になってくれる。最初は嫌がるかもしれないけれど。

  でも、あんなに楽しくて、気持ち良くて…教えたい。

  教えたら自分も犯してくれるかな。そうだ。僕から誰かに教えてあげたことってないな。

  水月お兄ちゃんのお尻、気持ち良かった。おじさん達は僕を犯す時、とても気持ちよさそうだったっけな。

  思い出すと。岳人の成長した股間が膨らむ。

  「…岳人君?」

  何かを話しかけられていたのだろうか。それに気が付かないほど頭の中が《遊び》で一杯になっていた。

  いけないいけない。…いいや?いけないことなんて…無いんじゃないかな?

  「あ、あぁ、うん。ごめんね。」

  「今日は始業式だけだからいいけど…また明日から勉強だね。」

  少々憂鬱そうに羊の少年が呟くと。

  岳人は笑顔を浮かべる。

  「そうだね。…そうだ。放課後。おじさんの所で教えてもらった《遊び》、教えてあげようか?」

  「えっ、いいの?どんな遊び?」

  「秘密。最初はちょっとびっくりするかもしれないけど…すぐ好きになるよ…♪」

  「分かったー!」

  元気に答える羊。同時に鐘がなり、教師が教室に入ってくる。

  羊はすぐに自分の席へと戻っていく。岳人はその背中を…

  舌なめずりをしながら、眺めていた。

  

  

  おしまい。

  

  [newpage]

  

  

  

  おまけ。。。

  

  

  

  季節は巡る。秋が過ぎ、冬が来て、春になる。

  

  あの淫乱な少年を最後に見たのは半年以上前だろうか。

  

  藤間はふとそんな事を思い出し笑う。最初は嫌がっていたが、すぐに行為に慣れ、そしてハマっていった。

  

  帰る頃には熟練の男娼と見間違えてもおかしくないほどのテクニックと、それに相反する無邪気な少年らしさを持っていたか。

  

  久しぶりにあの時に撮影したビデオでも見ようか。そう思った時。来客を知らせるチャイムが響いた。

  

  「ん?」

  

  時刻は午後を過ぎ、夕方になりかけていたころだ。春陽はまだ店もあるだろうし、この時間の来客というのは珍しい。

  

  夜なら分かるのだが。疑問に思いながら藤間は家を出るとのそのそと庭を歩いて門へ向かった。

  

  ぎぎ、と門を開くと…そこには数人の少年がいた。

  

  「なんだ?」

  

  少々不機嫌そうに、端的に尋ねる。…先頭に立っていた少年が、顔を上げると。その顔は…

  

  「おじさん、久しぶり!」

  

  「が、岳人君!?」

  

  そこには今まさに思い出していた少年が立っていたのだ。後ろにいる少年たちは…恐らく岳人の友人なのだろう。

  

  山羊の少年。羊の少年。牛の少年。鼠の少年。全員がとても優しそうで、純朴そうだ。…だが、この感じる威圧はなんだろうか。

  

  「おじさんに会いたくなってねぇ、来ちゃった♪みんなも誘ったらね、行きたいって!」

  

  そんな思い付きで来れるような距離に住んでいる訳では無い。夏休みも預かって欲しいと言われたから預かっただけで…

  

  なぜこの少年たちはここに居るのか、そしてどうやってここに来たのか。藤間の頭を様々な疑問がよぎる。

  

  しかし。それ以上に、このいたいけな少年たちを自分の思うままに出来るのかという欲望が勝った。

  

  「嬉しいねぇ。じゃあ入って。」

  

  「「おじゃましまーす!」」

  

  元気な声で。少年たちは中に入っていく。その思考がどうなっているのか。藤間が知る由もない。

  

  家の中に入ると藤間は少年たちを少し広めの客室に案内し、少々待つよう伝えた。

  

  台所に向かい、常に作り置きしている麦茶を入れる。…そして、少しの薬剤。それは媚薬と言われる類のもの。

  

  岳人には不要だが、他の少年達には必要だろう。邪な笑みを浮かべ…藤間はお盆にコップを乗せると客室に向かった。

  

  「お待たせ、はい飲み物どうぞ。」

  

  「ありがとうございます。」

  

  礼儀正しく、羊の少年はそのお盆を受け取るとコップを机に並べた。

  

  「ごめんね、おじさん、急に来ちゃって…びっくりしたよね?」

  

  「そりゃあもうびっくりしたよ。でも歓迎するよ。…ちょうど岳人君の事考えてたし。」

  

  「ほんと!?ありがと!…でね、今日来たのはね…♪」

  

  舌なめずりをする岳人。その表情は、藤間が見たことの無いものだった。そう。

  

  捕食者が餌を前にした時のような、禍々しさを感じる表情。

  

  「みんなでおじさんと遊びたいなぁって思ったからなの。」

  

  「…え…?」

  

  「岳人君が僕たちに《遊び》を教えてくれてね?みんな大好きになっちゃったから。」

  

  「そのおじさんにお礼がしてあげたいなぁって。」

  

  「で、おじさんはその《遊び》の片方、してる所見たことないって岳人君が言うから。」

  

  口々に言葉を発しながら、服を脱ぐ。ジョックストラップ。育ち過ぎた肉棒。乳首にピアス。首輪。

  

  思うままの道具。小学生が到底つけないようなアクセサリの数々。

  

  這い寄られ。それぞれの少年が無邪気な―だが己の欲望をたっぷりとまぜた―笑顔を浮かべて。

  

  「おじさんのね、お尻…いっぱいいっぱい気持ちよくさせてあげたいなぁって♪」

  

  岳人は持ってきていた荷物からタブレット端末を取り出し、机に置いた。

  

  そういった電子系の類を持ち合わせていない藤間でも何となく、何が行われるか。理解できる。

  

  「やっ、やめっ…!」

  

  暴れようとするが…少年たちが絡みつき。力が入らない。

  

  彼らは心得ている。自分より大きな相手がどうすれば、反撃できなくなるか。

  

  岳人はコップを持つと…藤間の顔を上に向かせ、そこに麦茶を流し込む。

  

  「おじさんがこれにね、エッチな薬入れてるの、分かっちゃうんだよね…♪いっぱい遊んできたから…」

  

  気管を守るために、藤間はその麦茶を飲まざるを得ない。そうすれば。

  

  体が熱を持ち始める。

  

  「じゃあ、配信始めるね。」

  

  全てのみ込ませれば、岳人はコップを置き、タブレット端末の操作を始めた。

  

  ティロリン、と電子音。

  

  「ハメショタ、始めますー。今日もよろしくね。」

  

  「今日は、僕に《遊び》を教えてくれたおじさんにいっぱいいっぱいお礼して上げたいと思いますー。」

  

  岳人の笑みが。恐ろしい。藤間は背筋を凍らせた。

  

  絡みついた少年たちは思い思いに藤間の全身を弄び。それらは全てピンポイントで藤間の敏感な個所であり…藤間は身もだえする。

  

  「あははっ、おじさん可愛い♪」

  

  「おちんちんもびくびくしてるぅ♪」

  

  「えへへぇ…この角、気持ちいいなぁ♪」

  

  「じゃあ…御開帳♪」

  

  岳人の手が藤間のズボンにかかり…ずるり、と脱がされる。使い込まれ黒ずんだ肉棒。それらが少しずつ反応し大きさを増している。

  

  そして雄穴は…そこまで使ったことが無いのだろう。まだまだ引き締まっているようだ。

  

  「おじさん、おちんちんは一杯使ってるけど…お尻の穴はそんなに使ったことないんだね。」

  

  「たのむっ、やめっ…」

  

  「だぁめ。大丈夫。すぐに気持ち良くさせてあげるからぁ♪今までもねぇ、嫌がってたおじさん達はいたけどぉ…みぃんな、すぐに気持ち良くなって、もっとして欲しいって言ってくれたんだよぉ♪」

  

  岳人は自分の指にたっぷりと唾液を馴染ませると、藤間の雄穴へ一気に指を捻じ込んだ。

  

  「おごぉっ!」

  

  「わぁっ、すっごぉい♪ぎちぎちだよぉ♪」

  

  雄穴を割り拡げた指で前立腺を探り当てると、岳人は早速そこを中心にごりゅごりゅと音を立てながら腸内を抉る。

  

  痛みは恐ろしい程に感じない。むしろ。

  

  「ぉっ…ぉぉっ…♪らっ、おひっ…♪」

  

  恐怖や屈辱から歪んでいた藤間の表情がすぐに蕩け始め、どろどろと先走りや腸液を溢れさせていく。

  

  その液体を使用して、ぐちゅぐちゅと大きな音を立て、岳人は藤間の中を責め立てていく。

  

  「ここかな?ここ?」

  

  「ぉっ、ぉぉぉぉ♪」

  

  全身を、腸内を責め立てられ悦ぶ雄。それは雄と言えるのだろうか。

  

  「あははっ、おじさん、雌犬みたい♪」

  

  「今から一杯あげるからねぇ♪」

  

  両の乳首を舐りながら山羊と羊の少年は楽しそうに言葉を並べる。

  

  「僕はおじさんのおちんちんたべちゃうから♪」

  

  鼠の少年は藤間の立派な肉棒を撫で回した。そうしているうちに…くぱくぱと雄穴がひくつき始める。

  

  そのタイミングで、岳人は指を抜き取ると、ジョックストラップをずらした。

  

  大きく、藤間とそこまで変わらないサイズに見える肉棒をいきり勃たせ。

  

  「じゃあ…挿入れちゃいます♪」

  

  少年たちが藤間の体勢を変える。四つん這いへ、尻を突き出すように。タブレット端末にはっきりと雄穴が見えるように。

  

  「ひっ、ひぃっ…」

  

  「大丈夫だからぁ…♪おじさん、いただきまぁす♪」

  

  ずぶんっ!

  

  「ひぎぃぃぁぁぁぁっ♪」

  

  上げる声はまぎれもない嬌声。藤間は今まで岳人の前…いや、あらゆる人の前に見せたことの無い雌の顔を浮かべていた。

  

  結合部分がきゅうきゅうと締まるのがはっきりとタブレット端末に映し出されて。

  

  「おじさんのおしり、気持ちいいよぉ♪」

  

  「ぉっ、ぉひっ…♪」

  

  口をぱくぱくと動かし、雌の顔を更に蕩けさせて。

  

  山羊の少年はタブレット端末を持つとその顔を映す。

  

  「凄いよおじさん!この時間の生配信なのに5桁いっちゃったぁ♪」

  

  「初めてじゃない?後でまた配信するけどぉ…もっともっと一杯の人に見られちゃうね♪」

  

  「ふごぉっ、ふごっ♪おぉぉっ♪」

  

  「凄い凄い、今までしてきたおじさん達の中で一番エッチな顔してるぅ♪」

  

  言葉でなじられ、責め立てられ。雄穴を拡げられ腸内を掻き回され。

  

  藤間は尊厳を失った表情で啼く。藤間を犯しながら…岳人は無邪気な笑みを浮かべた。

  

  「明日と明後日はお休みだから…一杯、一杯犯して、種、注いであげるぅ♪」

  

  それはとても恐ろしいことのはずなのに…藤間は。

  

  「ふごっ、ふごぉぉぉぉ♪」

  

  全身を快楽から痙攣させ…肉棒から精液を噴出させた。

  

  

  

  

  少年たちの《遊び》は続き…藤間は、雌犬と化した。

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