歳月の壁

  ※ATTENTION※

  こちらの内容は、Sdorica mirage 13章14章及び、シエルのキャラストーリーのネタバレを含んでおります。

  まだプレイをされていない方はこのままバックしてください。

  また、こちらの内容はとあるシーンのモリスのアイコン(?)の表情が気になった私があまり描かれていないモリスの心情の部分を想像したものになります。

  傲慢と言われているけれど繊細で敏いモリスが、29年振りに再会したシエルと自分の関係性に疑問を持つこともあったのではないか?

  シエルが騙されてしまうほどの演技は相手を騙す目的以外にそういう心情を誤魔化すためだったのではないか?

  何度も言いますが、私が勝手に想像したものになりますので、なんでも大丈夫という方は先へお進みください。

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  ―歳月の壁―

  目が覚めたら29年後だった…。

  体は自分のものではないし、聞けばこれはシエルの義理の息子だという。

  変わっているものが多くそれらを確認し知識にするのはなかなか有意義だった。

  そんな中であまりにも変わらない者と再会をした…

  シエル…

  俺の前に現れたシエルのあまりにも自然な俺への反応に29年前に戻ったような錯覚を覚え…

  そしてすぐに…やはり錯覚だったと気付かされた

  知識も技術も俺の知るシエルよりも格段に上がっている。

  見せ付けられるそれらが…

  俺の居ない29年をシエルが一人生きた証そのものと呼べるようなものだった。

  シエルは俺と再会できた事を喜んでいたが…

  本当にそうなのか?

  俺は…29年もシエルを一人にし…

  何よりも今は息子の体に蘇っている…

  本当にこんな状況で俺との再会を喜んでいるのか…

  「あのさ、シエル。ルーンの守護者を動かすことに成功したら、一緒に東方連邦へ行かないか?」

  「もし、君と一緒なら、そうですね…ピクニックということにしましょうか。ねぇ?相棒?」

  俺は29年前のあの日を昨日のことのように覚えている…

  だが…シエルはどうだろうか…

  この29年間でシエルの周りも変化しているだろう…

  それこそ俺でなくとも傍にいた者がいる可能性もある……

  歳月は人を変える…

  シエルが……今もあの日と同じ気持ちのままでいる保証はない…

  そう思っていたのに……

  「久しぶりです、相棒」

  「…………」

  29年も経っているのに……

  君は……

  変わっていなかったんだな……