変身物―肉体変換ディスティニーカード

  [[rb:猪熊猛夫 > いくまたけお]]は海の男だ。

  両親は子供の頃に死別し、若い頃から漁師一本で五十年生きてきた。

  荒々しい海原で鍛えられた肉体は、海坊主のように逞しく。クロガネのように黒く日に焼けている。

  「やれやれ、街場はやっぱりなれねぇな」

  そんな海そのもののような男が、疲れ切った顔で電車から降りてきた。

  空は茜色。ホームから見える海原に太陽は沈み。一番星がチラチラと光り始めている。

  海風を胸いっぱいに吸い込むと、男の顔に生気が戻った。

  「コイツでハルが喜んでくれるといいんだが」

  強面顔に笑みを浮かべ、ゴツい両手で大切に持ったおもちゃ屋の袋を見つめる。

  それは猪熊の大切な息子、[[rb:猪熊信春 > いくまのぶはる]]の誕生日プレゼントとして買い求めた流行のカードだった。

  「うわぁー、カッコいいー」

  日曜日の朝。普段は大人しく物静かな息子が、テレビを見ながら珍しく声を上げたのだ。

  猪熊の息子でありながら、物静かで勉強が得意な一人息子。亡くなった美しい妻の面影が、既に少年の整った顔に現れていて、美しいガラス細工のような儚さを醸している。

  そんな少年が、年相応の無邪気な反応をしたのがテレビCMで流れていたカードゲームだった。

  「あいつには我慢ばかりさせちまってるからな……喜んでくれれば良いんだが」

  家路を急ぐ猪熊。

  駅から寂れた港町までの何もない田舎道。

  普段はトラックで移動しているが、今日は街まで電車を使ったので徒歩であった。

  太い両脚をのしのしと動かして、乾いた道を早足で進む。

  彼の家では、同じ船に乗る義父と若い漁師見習いが幼い息子とともに猪熊の帰宅を待っている。

  今日は誕生日パーティーをするのだ。刺身にちらし寿司、義父が得意な漁師汁。あまり誕生日会の料理としては相応しくないが、どれも小さな信春の好物だ。

  「おや、なんだこれは?」

  急ぐ彼の道先に紙切れが落ちているのが目に入る。

  よく見ればカードのようだった。

  どこかの子供が落とした物か。それとも自分と同じように、子供へのプレゼントとして買った物を落としてしまったのか。

  「時間がかかっちまうが仕方ねえ。交番に届けてやるか」

  彼は善意からそれを拾い上げた。

  無骨な指先で摘み上げ、カードを覗き込む。

  「えーと、『ナイトメア・ジョーカー』か。ピエロみたいな格好だなぁ」

  長身細身。全身を黒と紫のストライプ模様のタイツに包み。顔にはピエロのマスクをつけた男が描かれている。

  その顔が裂けるように笑った。

  「んお!?」

  生き物のようにカードが飛び跳ね、猪熊の顔に張り付いた。

  カードは紫色の粘液となって広がり、強面の目を鼻を口を覆っていく。

  「んごっ! んぐぐっ!」

  猪熊は大きな手でそれを取り除こうとカードを引っ張る。しかし、それはガムのように伸びるだけで顔から離れようとしない。

  それどころか、指先に付いた粘液が彼の両手を覆っていく。

  「んー!」

  暗い空に向かって男が叫んだ。

  終電の終わった片田舎の無人駅。その道中に至る無舗装の道に彼を助ける人はいない。

  粘液は頭を覆い隠し、太い首筋へと流れて、着古したシャツの下に潜り込む。

  両手は紫に完全に染まり、手首や二の腕を侵食していく。日に焼けた黒い肌が不気味な紫色に変わる様子は海の男の人生を犯していくようにも思える。

  やがて、逞しい上半身が、その熊のような体毛すらも完全に紫の粘液に包まれると、パンツの下に潜り込んでいく。

  粘つく液体が男の太い一物に触れたちょうどその頃、耳から入り込んだ粘液が彼の脳にも辿り着く。

  「ぎぃっ!?」

  蟲のように叫んだ後、猪熊の巨体はピクリとも動かなくなった。

  抵抗の無くなった男の下半身は粘液によってコーティングされていく。

  太々しい包皮の被った男根が、紫に染め上げられ。

  荒波を耐えた毛深い両脚が、その汚れた小指の先まで紫一色に変えていく。

  「アッアッアッ」

  田舎道に現れた紫のでかいマネキン。

  猪熊は、そういうものになっていた。

  「んっんっんっ、んーー!」

  壊れた玩具のように猪熊マネキンは覆われた口から時折声を上げた。

  それはまるで壊れたピアノを調整するように、機械的で事務的なリズムを刻む。

  事実、彼は調整されていた。

  肉体を、意識を、新たな存在とするために、カードに住まうモンスターによって。

  「くふぅ」

  空気が抜けるような声がすると、猪熊の巨体が細くなり始めた。

  太い腕。広い背中。張り出した胸と腹。

  それらが伸ばされたゴムのように細く長く変わっていく。

  それは彼の強靭な足腰も同じであった。

  ドラム缶のような腰に滑らかなくびれが生まれ、短くガニ股の両脚はまっすぐ伸びた青竹のように美しくかわる。

  そうして、男の細くなった身体から、ズボンやパンツ、着古したシャツも滑り落ちていった。

  古い衣を脱ぎ捨てて、美しい蝶へと変わるように。猪熊の巨体は、ファッションモデルのように高身長で細身の身体へと生まれ変わる。

  「ラァ〜♫」

  紫のマネキンから天使のような歌声が響く。

  その顔は粘液に包まれていても美形だとわかるほど、目鼻立ちはしっかりとし、顔も小さい。

  その歌に合わせるようにマネキンがバレエのように踊り始めると、紫のタイツに黒い線が引かれ黒と紫のストライプ模様に変わる。

  踊りの最後に彼は細長い四肢をゆったりと動かして、己の身体を抱きしめた。

  「嗚呼、数百年ぶりの受肉だ。この喜びを表す仮面はやはりこれだろう」

  彼が紫の粘液に包まれた顔に手を当てると、一瞬で仮面が現れた。それは引き裂かれるような笑顔のピエロマスク。

  猪熊が拾ったカードの絵と全く同じであった。

  「ウフフ、楽しみだなぁ」

  彼の両手は、股間でひくつく大きな膨らみを揉み始めた。

  長身細身に見合った長く上反りの雄柱。

  刀の美しさにも似た肉竿が、タイツの中で雄々しく立ち上がる。

  「はぁ❤️」

  熱い吐息を漏らし、官能的に腰をくねらせ、タイツ越しにチンポを擦り上げた。

  仮面のはずのその顔が快楽に歪む。

  「おっ❤️ほっ❤️」

  先ほどまでの狂気じみた笑顔から一転し、間抜け面を晒してチンポをいじる。

  数百年ぶりの刺激は彼の仮面を容易く歪める。

  (俺の身体で何しやがんだ!)

  その仮面を彼自身が平手打ちにした。

  手が別の意思によって動き、己の顔を殴り続ける。さながらそれは、パントマイムのようでどこか滑稽に見えた。

  「いけない、いけない。ちょっと興奮してしまいました」

  パントマイムがピタリと止まる。

  仮面は先ほどのように引き裂かれたような笑みに戻っていた。

  (テメェなにもんだ!)

  「ンフフ、私はナイトメア・ジョーカー。闇に仕えるただの道化です」

  (ナイト?道化?なんだかよくわかんねぇな!俺の身体を返しやがれ!)

  「やれやれ、意思力は強いが知恵が足りないですねぇ。お話にならない。さっさと出してしまいましょう」

  ピエロは再びチンポを擦り始める。

  仮面が快楽に歪み。興奮が彼を狂わせていく。

  (だから止めやがれ!)

  再び彼の手が奇妙なパントマイムを踊る。

  細長い首を絞め。頭に拳を叩き込む。

  しかし、黒と紫の身体は皺ひとつもつかない。

  やがて、再びピタリと動きが止まる。

  「どうも、私が興奮すると貴方に主導権を奪われてしまうようですね」

  (さっきから気持ち悪りぃことしやがって! どういうつもりだ!)

  「気持ち悪い?こんなに素敵なことが?」

  両手が薄い胸板を撫でる。シルクのような滑らかな感触に、ポツリと小さな突起が浮かぶ。

  「はぁん❤️」

  (だからやめやがれ!)

  すぐさま、手がピエロの顔を殴った。

  しかし、今度は逆の手がその拳を止めている。

  「ワタシ、貴方のこと気に入りました❤️」

  (はぁ!?)

  「強い意思。健全な精神。そして熱い魂……。楽しくなりそうです」

  ナイトメアの股間は熱くたぎっていた。

  暗い情熱のような興奮は、ピエロに身体を奪われた猪熊にも伝わってきた。彼は気づく、自分はとんでもないモノに触れてしまったのだと。

  「それでは早速、もっと楽しめる場所に移動しましょう」

  ナイトメア・ジョーカーは笑顔を貼り付けたまま、その長い手を空に向かって伸ばし、指を鳴らす。

  そうして彼は消えてしまった。

  人気の無い田舎道。空は熾火のように燃え、波の音だけがゴウゴウと轟く。

  息子へのプレゼントだったカードだけが、猪熊の名残のように打ち捨てられていた。

  [newpage]

  「アニキ遅いっすね」

  「あいつは船の上だと凄え奴だが、陸に上がると生娘みたいに大人しいからなぁ。街で悪い奴に騙されてなきゃいいが」

  「お父さん、大丈夫かなぁ」

  猪熊の家。

  海に面した木造二階建ての古びた居間で、男三人が猪熊の帰りを待っていた。

  冬には炬燵にもなる大きな卓上テーブルには、ところ狭しと料理が並んでいる。

  「大丈夫だハル坊。アニキは腕っぷしが強えから、ちゃんと帰ってくるって」

  若い男が猪熊の息子を励ます。

  彼は[[rb:真田淳司 > さなだじゅんじ]]。若い漁師だ。

  少し前はヤンチャをしていたが、猪熊の拳で校正し、それ以来、漁師見習いとして猪熊とともに働いている。

  「そうだぞハル。おめえの父ちゃんはなぁ。ワシと相撲して勝った野郎だからなあ。まあ、ミキの応援がありゃあワシが勝ってたがな」

  ごま塩頭のでっぷり太った老人がハルの頭をワシャワシャと撫で回す。

  彼はハルの母方の祖父。[[rb:佐藤大作 > さとうだいさく]]である。

  友の忘形見である猪熊の親代わりであり、血の繋がった一人娘の婿でもある猪熊は、もはや彼にとって息子と同じであった。

  「また、その話っすか。オヤジさんも歳なんだから、ミキさんの声援があってもアニキに負けてましたよ」

  「馬鹿野郎! そんなわけあるか!」

  いつものやり取りにハルはクスリと笑う。

  母の顔はよく覚えていない少年だが、ぶっきらぼうで優しい家族に囲まれて、けっして寂しいと思った事はなかった。

  「ふふふ、お邪魔しますよ」

  彼らの背後から冬の海のような黒々とした冷気が流れた。

  いつのまにか居間の外に、長身細身の黒紫のピエロが立っていた。

  切り裂いたような笑顔のマスクが、頭を下げて戸口をくぐり抜ける。長い手足を器用に畳んで入り込む姿は、まるで虫のように不気味だった。

  「なっ、テメェは誰でえ!」

  突然の不審者に真田は勇敢にも掴みかかっていく。

  佐藤はハルを庇うように、その大きな背中に孫を隠した。

  「んー、貴方はこれにしましょう」

  真田の額にカードが1枚貼り付けられた。

  途端に若者の身体は痙攣を始める。

  「ンギィィィぃ!!」

  「ジュン! てめぇ何しやがった!」

  「貴方はこれが似合いそうですね」

  佐藤の顔にもカードが1枚。

  途端に豊満な巨体がプリンのように震えだす。

  「ブォォォブォォォン!」

  「おじいちゃん!」

  「可愛らしい君にはこのカードを……」

  しかし、その手は凍りついたように動かなくなる。

  (テメェ! 俺の息子に手ェだしたら許さねえぞ!)

  ナイトメアの中にいる猪熊が息子を守ったのだ。

  無論、仲間思いで情け深い海の男である猪熊は、弟分や義父も守りたかった。

  しかし、その手を動かす事ができたのは、亡き嫁の残した最愛の息子を守る時だけであったのだ。

  「おやまあ、これが親子愛というものですか。ワタシのようなモンスターにはよくわからない感情ですね」

  ナイトメアはやれやれと頭を振って、床を転げ回る二人の男に視線を移す。

  額に貼られたカードから、ドロドロの粘液が溢れて彼らの顔を包み始める。

  「ギィィィ!」

  「ブォォォ! ォォォン!」

  真田は紫。佐藤は青。それぞれの色のドロドロが彼らの顔を、髪を塗りつぶし、その衣服の下に入り込むと、彼らの焼けた肌を波風を受けた筋肉を濃淡のないたった一色の色に染めていく。

  「ギギギ……」

  「ォォォ……」

  二人は完全に塗りつぶされた。

  紫のマネキンと青いマネキン。二体のマネキンは身体をピンと伸ばし、直立不動のまま仰向けになっている。

  もはやその体型と衣服以外に、彼らを真田と佐藤だと判別するすべはなかった。

  「……ジュン兄ちゃん。……おじいちゃん」

  ハルは震えながらそれを見ることしか出来なかった。

  恐怖のあまり動けないのだ。

  足は小刻みに震え、瞳には涙が浮かび、ここにはいない父親の姿を求める。

  (ああっハル……)

  猪熊はそれを見る事しかできない。

  逃げるように叫ぶことも、このピエロを殴ることもできない。

  ピエロ自身が性的興奮をした時と、彼の息子に危害を加えるときのみしか、その身体を奪うことはできないようだ。

  「子供の危機で、親は凶暴になりますからねえ。逆を言えば子供さえ無事なら、親は裸で踊りもする」

  ピエロはおもむろにマスクを外した。

  紫と黒のストライプ模様のマネキン顔が晒される。

  その顔がグニグニとうごめくと、ハルにとって見慣れた顔へと変わっていく。

  「お父さん!」

  「ハル!」

  長身細身の優男の肉体に、顔だけは海の男の勇ましさ。まるでショートケーキに西瓜を乗せたような歪な男となって、猪熊は解放されたのだ。

  「やあやあ感動的な親子の再会だね」

  ピエロのマスクだけが宙に浮かんで彼らに語りかける。

  「ちょっとした余興を思いついてね。もし貴方が耐え抜いたら、子供は解放してあげるよ」

  「余興だと?」

  「そうさ。今日は息子さんの誕生日パーティーだったんだろ? パーティーには余興がつきものさ。とっても楽しくて、とっても気持ちいい余興がね」

  ピエロマスクは甲高い笑い声を上げた。

  耳を切り裂くようなその声にハルは耳を塞ぐ。

  「それじゃ最初の余興だ」

  彼の言葉に反応して、真田だった紫のマネキンが跳ねた。

  ビクリビクリと陸に打ち上げられた魚のように、その身体を激しく動かす。

  「ギィィィ!」

  猿のように吠えると、紫色の肉体が少しずつ縮みはじめた。

  跳ねるたび、手足が縮み細くなる。

  跳ねるたび、筋肉は衰え小さくなる。

  もはや、その大きさはハル少年よりも小さい。まるで赤子のようだ。

  着ていた服は全てずり落ち、爬虫類を思わせる紫に光る肉を晒す。

  ただ頭部だけが身体の割に異様に大きい。目の窪みは広がり、口は大きく裂けていく。

  「ギィィィィィ!」

  粘膜を突き破り、牙と舌が飛び出した。

  背中からは蝙蝠の翼が生え、背骨から鞭のような尻尾が飛び出す。

  「アアアァァァァ!」

  大きな両の目が開かれた。黄金に輝くその瞳が最初に映し出したのは、黒と紫のストライプを着込んだ兄貴分そっくりの男の姿だ。

  「ア゛ニギ……?」

  掠れてはいたがその声色は真田であった。

  若い漁師見習いは、カードゲームのインプのような哀れな姿に変わってしまった。

  「ジュン兄ちゃん……」

  「なんて姿に……」

  「おっとまだ変身の途中だよ」

  インプとなった真田が小さな手で己の股間を押さえ込んだ。

  「ンギィ❤️ ナンダゴレェ❤️」

  鼓膜が破れるような甲高い叫び。

  まるでお漏らしを我慢しているかのように、インプは顔をクシャクシャにして何かを耐えている。

  「ダメだよ。君は淫魔のインプ、インプバスにに生まれ変わったんだから。押さえ込んでも無駄さ」

  「ンギョォォォ❤️❤️❤️」

  押さえつけた手の内側から何かが大きく育ち、細く頼りない紫の覆いで押さえつけられなくなっていく。

  「うわ……」

  幼いハル少年は大きくなっていくそれを見て小さく声を漏らした。

  それはチンポだった。

  ただのチンポではない。先端まで皮が被っているのは少年と同じだが、彼の腕よりも腰よりも太い。

  そんな巨大なチンポが、メリメリと長さを増し、インプの背丈よりも巨大になっていく。

  「ヒギィィ❤️」

  情け無い声をあげ、真田はそれでも巨大なチンポを押さえつけようと、小さな手で肉竿を締め付ける。

  それはまるで抱き枕に抱きつく子供のようであった。

  「うんうん、育ったねえ」

  チンポはハル少年と同じ大きさで成長を止めた。

  太い血管が竿に浮かび、その根本の陰嚢はインプの頭が二つ並んだよりも大きい。

  「アアッ❤️ギモチ゛ィィ❤️❤️」

  いつのまにか真田は、抱きしめた己のチンポに刺激を与えはじめた。

  気がつけば、彼の額には紋様が浮かんでいる。それは淫魔が獲物の操るための魔法の証であった。

  「インプバスは淫魔だからねえ。チンポの大きさも、快感の大きさも、セックスの事なら思いのままさ」

  「ンァァァ❤️❤️チンポタマンネェェェ❤️❤️❤️」

  小さな手足を懸命に動かし、巨大な陰茎を擦る。

  大きな眼や口から涙や涎をまき散らし。淫紋はより強く輝きを増していく。

  「イクッ! イッヂマウ❤️❤️」

  シコシコと巨大なチンポを擦る手が速くなる。

  男なら誰しも、彼の限界が近いことがわかる。

  「おにいちゃんはなにしてるの……? おチンチン痛いの?」

  「ダメだ、ハル。見ちゃなんねえ」

  しかし、ハル少年はインプの行為が理解できなかった。

  ガラスのように透明な少年には、まだ性の知識や経験が無かったのだ。

  そんな少年を守るように父は努めて平坦な声で声をかけた。本当ならその両目を優しく覆い、インプとなった兄貴分の痴態など見えないようにしたがったのだが、首から下のナイトメアの肉体はピクリとも動かない。

  ……それどころか。

  (くそっ、なんで勃起してやがんだ!)

  紫と黒のタイツの奥で、その陰茎が痛いほど屹立していた。

  むろん、その熱く沸る衝動は繋がった猪熊にも届いている。

  彼は頭ではインプとなった弟分の自慰行為に恐怖と嫌悪を感じているのだが、その肉体は興奮に震えて、思わず何かが漏れ出しそうになる。

  「んふふ、見るなと言われても見ちゃうよねえ」

  仮面の笑い声が親子に絡みつく。

  空気の振動が父の陰茎を撫で、子の未成熟な包茎チンポを震わせた。

  少年の瞳は理解できずとも、兄貴分だったインプの痴態を写し続ける。

  「アアアァァァァ! ハルゥ❤️ アニギィィ❤️❤️❤️」

  親子の名前を叫びながら、彼は天に向かって粘液の塊を打ち出した。

  真っ白でドロドロのザーメンが、居間の天井にぶちまけられ、ゆっくりと彼らに垂れ落ちる。

  イカ臭い粘液は、テーブルの上に並べられた少年の誕生日会の料理の上にも、トッピングされていった。

  「アヒヒ❤️ ウレシ! コイツハ良いニク!」

  インプがケタケタと笑い出した。

  大砲のようなチンポと金玉は萎えていき、赤ん坊の手よりも小さくなって紫の体内に消えてしまった。ツルツルの股間にうっとりと手を添えて、インプは先程の快感を思い出している。

  「淳司……?」

  猪熊が弟分の名を呼ぶ。しかし、インプは尊敬していた兄貴分を見もしない。

  「ああ、もう彼は居ませんよ。出しちゃいましたからね」

  仮面の言葉に、猪熊の身体が、長身細身の手が動き、天井にべっとりと張り付いたザーメンを指差した。

  「射精したら終わりです」

  張り付いたザーメンが、重量に引かれてゆっくりと落ちていく。その塊に数瞬だけ淳司の顔が浮かんだ。

  しかし、すぐにバースデーケーキの上に落ち、生クリームと共に四散する。

  「お分かりいただけます? まぁ、分からなくても関係ないですけど。クフフ」

  マスクの上に飛んだ白い塊をナイトメア・ジョーカーは長い舌で舐めとった。

  親子は混乱しながら、その舌の動きを見つめる事しかできない。

  [newpage]

  「アリガトヨ! ジョーカー!」

  余韻から戻ってきたインプが、マスクを抱き上げた。そして長い舌を絡め合うように口付けを交わす。

  「んふっ、思った通り若く生命力に満ちていますね。また貴方の能力を沢山使わせてもらいますよ」

  「イイゼ! アニキのタメならヨロコンデ!」

  「おやおや、引っ張られてますよ」

  「イケネッ、コイツ中々ツヨイ」

  彼らはもう一度口付けを交わす。

  (畜生! どうなってやがる!)

  マスクとインプの不気味な逢瀬。

  それを見た猪熊は興奮が止まらなかった。

  ガキの頃、初めて女とやった時のように。五十代の猪熊の目は性欲でギラついている。

  「お父さん……」

  息子は瞳を潤ませて父を見上げた。

  恐怖のためか、小さなズボンには染みが浮かんでいる。

  「……逃げろ」

  猪熊は息子を見て、その視線を玄関に向けた。

  化け物二匹はキスに夢中だ。今なら息子だけでも逃げられるのでは無いかと思ったのだ。

  「……」

  少年はしばし迷い。やがて決意した。

  外に助けを求める。

  力弱き彼にできる唯一の選択。

  幼さの残る顔つきが、どこか引き締り。海の男を思わせた。

  (ああ、女っぽく育ったが、コイツはちゃんと俺と[rb:義父 > おやじ]の血を引いてやがる)

  ゆっくりと玄関に向かう小さな背中を見て、猪熊はそれを誇らしく感じた。

  小さな足が白い粘液を避け、ゴムに巻かれた祖父をまたぎ、慎重に外に向かって進んでいく。

  もう少しで居間から出れる。

  その時だった。

  「ひやっ!?」

  少年の足首に何かが巻き付いた。

  それはフサフサした大きな黒い尻尾であった。

  その尻尾は、マネキンのようになった祖父の尻から伸びている。

  「アオオオオオオオオォォォン!」

  マネキンが吠えた。

  のっぺりとした顔が前に伸び、犬のようなマズルに変わっていく。

  「オオオォォォォ! ハルをぉぉぉはナすンジャャャャャぁぁぁぁぁ!」

  ハル少年を掴んでいた尻尾が弛んだ。

  その隙に彼は玄関へと走る。

  歩き慣れた廊下が長く。何度も出入りした玄関が遠い。しかし、少年はなんとかその取手に飛びつくと勢い良く扉を開けた。

  「えっ!?」

  扉の先には何も無かった。

  暗い闇が広がり、道路も隣の家も何もない。

  「あらら、外は危ないですよ。無に落ちてしまいます」

  インプとマスクがいつの間にか、外を浮遊していた。

  玄関で呆然としているハル少年は黒と紫の腕に抱き上げられた。

  頭だけの猪熊は悲しげに顔を振る。

  「ハル……」

  「お父さん……」

  親子の逃亡計画は失敗してしまった。

  もはや逃げられない絶望が2人を包む。

  「グオォォォォ! ワシは負けんゾォォォ!」

  そんな彼らの沈んだ気持ちを、力強い咆哮が吹き飛ばした。

  「おじいちゃん!?」

  「[[rb:義父 > おやじ]]!?」

  「おっと、アチラも中々手強いようですねぇ」

  ザーメンまみれの居間で、相撲取りにも負けない巨体がゴロゴロと暴れ回っていた。

  マネキンのような顔は犬の形になり、その尻からは黒くフサフサした尻尾が生えている。

  とても人には見えない。

  「この海の男。[[rb:佐藤大作 > さとうだいさく]]を舐めんじゃねえぞぉ!」

  しかし、その胴間声は確かにハル少年の祖父のものであった。

  「変身の途中とはいえ、ここまで抵抗できるなんて……。なかなか楽しませてくれる」

  背筋が凍るような冷たい声。

  ナイトメア・ジョーカーの笑みは更に深くなる。

  「ウオオォォォ!」

  ゴロゴロと転がる太った黒いマネキン。

  次第にそれは焼けた鉄のように赤く光り始める。

  「クゥゥゥゥ!」

  唸りを上げて巨体が立ち上がる。

  それに合わせて、彼の巨躯が成長する大樹のように、上へ上へと育っていく。

  彼の太ましい肉厚はそのままに、ただ成長していく。それはやがて居間の天井へと頭をぶつけてようやく止まった。

  「フンっ!」

  荒々しい鼻息と共に、表面を覆っていた黒いゴムのようなものが粉々に吹き飛んだ。

  中から現れたのは黒い毛並みの巨大な狼人。

  毛皮を纏ってなお、その内に隠れた鎧のような筋肉の存在がありありとわかる。

  「ぬうっ、これは一体……」

  太い腕を曲げて己の手指を動かす。それだけで彼の筋肉は躍動し、内側の熱が雄臭と共に室内に広がる。

  古い家屋の居間は、一瞬にしてサウナと汗臭い更衣室を合わせたような空気に変わってしまった。

  「おじいちゃん……なの?」

  ハル少年は恐る恐る、巨大な筋肉の塊となった祖父に話しかけた。

  見上げるような背丈になった老人。その太い両脚の間には子供の腕よりも大きな一物とマンゴーのような陰嚢が揺れている。

  「お、お、オレは、いやワシは……ワシはぁ……そうじゃワシは[[rb:佐藤大作 > さとうだいさく]]。海の男。ハル坊のじいちゃんじゃ」

  狼人は戸惑う少年に笑みを向けた。

  人外の、恐ろしい狼の顔であるが、その微笑みは柔らかく。獣の瞳は穏やかである。

  「[[rb:義父 > おやじ]]……平気なのか?」

  猪熊の言葉に狼人は力強く頷くと、鋭い視線をマスクに向けた。

  「さて、お前さんがワシらをおかしくさせておるようじゃな。猪熊も、淳司も、そしてワシも元に戻してもらうぞ」

  グルルと唸り、牙を剥く。その様子は狼そのものだ。荒々しい老人の気性が狼の姿となってより強く表に出ている。

  「おお、怖い。ビートウルフはもっと陽キャでパリピなんですよ。貴方はダメだ。硬すぎる」

  「何じゃと? ようきゃ? ぱりぴ?」

  「インプバス。貴方の能力の出番ですよ」

  「キシシッ! オマエモイッチャエー!」

  インプが怪しく輝くと、それは波となって大作を襲った。狼人の頑強な肉体に光が染み込み、股間に紫の紋様が浮かび上がる。

  「はぐぁ!? なんじゃ! なにをしたぁぁぁ❤️」

  大作は身体をかがめて、爪の生えた大きな両手で股間を隠した。

  突然湧き上がってきた男性的生理現象をまだ子供であるハル少年から隠そうとしたのだ。

  「インプバスの能力は『淫紋』。その紫の紋様が浮かんだ者は興奮しひたすらに快楽を求める」

  狼人の陰茎に血が集まっていく。

  萎えていても子供の腕ほどあった肉竿は、大蛇のようにその鎌首を持ち上げ、狼人の手からはみ出ていく。

  「んぎっ❤️ こんなっふざけたことをっ❤️」

  勃起した事で、包皮が剥け、ズル剥けになった亀頭からムワリと熱気が漂う。濃いチンカスがこびりついたそれはかの狼人の性欲を雄弁に物語る。

  「[[rb:義父 > おやじ]]っ、いったらダメだ! おかしくなっちまう!」

  「なんっだと?」

  「淳司もいっちまったらマトモじゃなくなったんだ!」

  彼らはインプを見た。インプは二人の様子を見てクツクツと笑っている。

  もはやその笑みに、淳司の面影はない。

  「キシシ、ウマソウなチンポだなぁ!」

  インプがその手を伸ばし、怒張する肉棒に触れようとした。

  「ワシに触るなぁ!」

  大作はそれを払いのけた。その勢いで巨大なチンポがブルンと大きく揺れる。

  「はひっ」

  それだけで狼の顔は情けなく歪む。

  眉根を曲げて、口を硬く結び、そそり立つ男根の根本を掴む。

  「んひぃ」

  根本を掴んだ感触で間抜けな声を漏らすが、彼の大切なモノが漏れそうになるのは防ぐ事ができた。

  「んひっ❤️孫の前で漏らしてたまるかぁ❤️」

  鼻息は荒く。吐息は熱い。

  黒い狼人は淫紋に何とか耐えている。

  「キシシ、オジキのハツモノいただき❤️」

  「ングっ❤️」

  大作の背後にインプが回り込んでいた。

  狼人の引き締まった尻肉の谷間。大きな尻尾を挟んでインプの小さな男根が、尻の谷間に触れている。

  「なっ❤️なんじゃこれはぁぁ❤️」

  「オジキ、まだ挿入ッてナイノニ、カンジテンノカ?」

  小さな羽を動かして、インプの男根がズブズブと中に進んでいく。

  「はうぁぁぁ❤️」

  いまだその菊門にすらチンポは届いていない。

  しかし、大作の肉体はその秘所への期待と疼きで身体を震わせる。

  彼の穴は呼吸するようにゆっくりと開いていく。己の筋肉質な肉体で化け物のチンポを食らうために。

  「んっ❤️」

  小さく鳴くと、狼人の巨大な男根から液が漏れた。

  穴にチンポが触れたのだ。

  「はぁぁぁ❤️なんじゃこりわぁぁぁ❤️ちょー気持ちいいぞぉぉ❤️」

  漏れた分だけ、大作の魂が外に出てしまう。

  その隙間をビートウルフ。カードから現世に受肉したモンスターの精神が入り込む。

  「ンギィ❤️いいぞぉこのクソジジイ❤️さっさとオレから出ていきな❤️ダメじゃ❤️ワシは負けんゾォォォ❤️」

  喘ぎ声が罵り合う。

  大作がザーメンを漏らした事で、ビートウルフの精神が老獪な海の男を犯し始めたのだ。

  「ンギィ❤️なんじゃコイツ。男のくせに何と軟弱なぁぁ❤️うるせえなぁ、野郎とチンポするとぶっ飛んじまうんだぜ❤️ぬほぉぉ❤️なんじゃこの気持ちは!?チンポがっチンポがほしいぃぃ❤️」

  その様子をマスクは楽しそうに眺めている。

  それが彼の喜び。

  人の肉を媒介にして、カードからモンスターを召喚し、その魂を精液へと変える。彼はそれを愛していた。

  特に、モンスターと人間の精神がうつろいでいく様子は、美しい夕暮れの空のようて、ジョーカーの瞳をランランと輝かせる。

  「ウルフはチンポが大好きなんです。特にお尻で味わうのが好きでねぇ」

  「尻じゃとぉ❤️数百年ぶりのチンポだぜぇ❤️インプのアニキぃ早くくれよお❤️いかん!そんなっワシは男じゃぞ!男がチンポなんぞ……!」

  「キシシッ」

  インプは無邪気に笑った。

  その笑みのまま己の亀頭を穴に入れる。

  「ッッッ❤️❤️❤️」

  雷にでも撃たれたように、大作はまた精を漏らしてしまった。

  淫紋のせいだけではない。この狼の肉は、男を受け入れる為に鍛え抜かれたモノなのだ。

  強面の顔は、獲物を恐怖で動けなくし、その震える唇を舐めとるため。

  逞しい腕は、獲物がどんな対位でも、その肉棒を離さないように支えるため。

  そして、引き締まった尻肉と太腿は、獲物のチンポを感じるため。

  全てはオチンポのために鍛えられた。変態的な筋肉の塊。それがビートウルフであった。

  「あグゥゥゥ❤️俺はぁハルのじいさんだぜぇぇ❤️孫の前でいってぇぇぇたまるかぁぁぁ❤️」

  狼人はチンポを掴んでいた手を離し、その両腕を力強く曲げ、毛皮に被われた筋肉の隆起を見せつける。

  その股間には彼の戦艦のような巨体に見合った大砲が、先端から白く濁った汁をトロトロと流していく。

  「おほっぉぉ❤️ワシが俺になってイグゥぅ❤️こんな変態オオカミ野郎に、海の男のこの俺がぁぁ❤️チンポ❤️チンポ入っただけでぇぇ❤️」

  プシュ……プシュウ……。

  鈴口から泡だったザーメンが飛んでいく。

  耐えているのだ。しかし、量が出るほど大作の魂は漏れ落ち、その分だけウルフが支配していく。

  支配が広がれば、身体は容易に尻からの熱い快楽に飲まれていく。

  「アゥゥ❤️もうちょっとで俺様になるぜ❤️どうだジジイ❤️指先だって動かせねえだろ❤️うぐぐ、この俺様が……こんな変態野郎に❤️」

  インプの小さなチンポは根本まで狼人の中に入り込んでいる。

  太い腰に抱きつき、ヘコヘコと腰を動かすと、大作は精液を垂れ流す。

  「そろそろ良いっすかね❤️インプパイセンのマックスチンポで全イキしたいっす❤️」

  「キシシ、イイゼ」

  盛り上がる二人。

  狼人の巨大な肉棒はビキビキと最大まで怒張し、[[rb:佐藤大作 > さとうだいさく]]の全てを打ち出すのはもう間もなくである。

  そんなウルフの腸内で、インプのチンポサイズが大きくなっていく。小悪魔の能力が再びそのイチモツを、巨大な雄柱に変え始めたのだ。

  「ああぁ❤️すっげ❤️」

  ウルフの中で、インプのチンポが肥大していくのに合わせ、彼の快感も高まっていく。

  「ちょっと待ってください」

  冷たい声が、彼らの興奮をピタリと止める。

  アレほど乱れ緩んでいたウルフとインプの表情は瞬時に固くなり、肉穴から肥大化したチンポが粘液とともに抜け落ちる。

  2人は姿勢を正して、仮面の言葉を待つ。

  絶対的な忠誠。もしくは服従。

  彼ら下位のカードモンスターにとって、ナイトメア・ジョーカーは上位の存在であり、服従するべき対象なのだ。

  「……面白い事を思いつきましたよ。ウルフ、私を使いなさい」

  「うおっ」

  仮面の言葉に反応して、猪熊の身体が勝手に動くと、その紫と黒の長身細身の肉体を仰向けにする。

  「くっ、ハル……見るんじゃねえ」

  タイツを持ち上げて巨大なテントを張る陰部。

  怪しい光沢の布地に包まれていても、その形の良い陰茎と、亀頭の鈴口までよくわかる。

  「ご主人のチンポでイッていいのか❤️」

  「ええ、いいですよ❤️」

  「うぉぉぉぉん❤️」

  「よせっ! やめろ!」

  黒い狼人の巨体が、猪熊の上に跨る。

  その荒々しい肉体から、熱と臭いがムワリと流れ、猪熊の鼻に入りこむ。

  (くせぇ! なんてぇ臭いだ! でも、これは……もしや[[rb:義父 > おやじ]]さんの!?)

  ろくにシャワーも浴びれない海上で何日も過ごした事がある。互いに臭え臭えと言いあいながら、嗅いだあの臭い。

  どうやらモンスターとなっても、どこかその元になった人間の影響は残っているようである。

  「へへっ久しぶりのご主人のチンポだぁ❤️アンタも抵抗せずにご主人に身体を開け渡しちまえよ❤️」

  「くっ、嫌なこった! この変態クソホモ野郎どもめ!」

  ウルフは仮面に視線を向ける。

  ジョーカーは楽しそうに笑って、彼に目配せをした。

  それを受けてウルフもまた楽しそうに尻尾を振る。

  「おいおい❤️俺は悲しいぜぇ❤️かわいい義理の息子にそんな事を言われるなんてヨォ❤️」

  「お、[[rb:義父 > おやじ]]……?」

  ウルフは、口調も真似て大作の声で語りかける。[[rb:佐藤大作 > さとうだいさく]]という記憶や経験もウルフのものになってしまっていた。それを使ってウルフは主人の意思を汲んで、遊び始めたのだ。

  「テメェが死んだ娘に操を立てて、女遊びもしてなかったのをよぉ。俺は申し訳ねぇと思ってたんだ。だからよぉ、俺が女の代わりになってやるよ❤️」

  「やめっあぁぁぁぁぁ❤️」

  ウルフが粘液したたる肉穴で、猪熊のチンポを咥え込んだ。

  タイツごと、強靭な尻肉が食いつき、締め付け、奥へと導く。

  不思議な事にタイツは絹のように柔軟に、そしてゴムのように伸び、その激しい動きにもかかわらず、破れるずにピタリと猪熊のチンポに吸いついている。

  「ああっ❤️息子のチンポいいっ❤️」

  「うあぁぁぁ❤️[[rb:義父 > おやじ]]ぃぃ❤️やめてくれぇぇ❤️」

  ずちゅずちゅと激しく上下する。

  インプの肥大化したチンポよりも、刺激は小さいが、ウルフの中に残った記憶が、義理の父と息子の美しい思い出が、この情事の興奮を数倍にも増幅させた。

  「ああっ❤️ミキっ、フサ江ッすまねぇ❤️わしゃぁ、猛夫の女になっちまう❤️海の男なのに❤️海の男なのによぉぉ❤️ケツマンコ気持ちィィィィィ❤️チンポ❤️チンポすきぃ❤️」

  その興奮はウルフの魂を蕩けさせ、もはや演技なのか、大作なのか、わからない口調で喚き始める。

  「親父ぃ❤️ダメだぁぁ❤️気持ち良すぎていっちまうぅぅ❤️」

  猪熊の顔がついた細身の肉体は、ウルフの巨大な腰を掴み。下から激しく突き上げ始めていた。

  猪熊が顔を歪めて必死で耐えようと、その快楽は高まり、上り詰めていく。

  「あひっ❤️すげっ❤️チンポチンポ息子チンポ❤️」

  狼人は動くことを止め、突き上げられるチンポの衝撃を生娘のように感じる事しかできない。

  陰部にそそり立つ巨大な男根はブルブルと前後に震え、先走りを撒き散らす。

  「あー❤️もうダメだ❤️ワシでる❤️でるぞ❤️でるぅぅぅぅ❤️」

  「ァァァ❤️オヤジィィィィィ❤️」

  二人は同時に魂を放った。

  べっとりした白い粘液が天井高く打ち上がり、臭気を放ち始めた淳司の残滓と混ざり合って垂れ落ちる。

  その白い粘液の中に、老獪な海の男の歪んだ顔が見えた気がした。

  [newpage]

  「ウォォォォン❤️これで俺様は自由だぜ」

  黒い狼は喜んで立ち上がる。

  その引き締まった尻肉は、穴からめくれてドロドロのザーメンを垂れ落とす。

  力強い猪熊の魂を含んだそれは、まるでタールのように落ちることを拒む。

  「どれどれ、これで私の身体も好きに動かせるようになりましたかね」

  仮面は浮かび上がり、失神している猪熊の顔に重なる。

  猪熊の大きな男臭い顔が粘土のようにこねられ、仮面の大きさに合わせて小顔に変わる。

  「ンフ❤️」

  仮面が笑うと、その肉体が操り人形のように立ち上がる。

  股間の肉棒はいまだそそり立ち。タイツから溢れでたザーメンが黒と紫の肌にこびりついていた。

  「やれやれ、精液になっても私にしがみつきますか。しつこいし、汚らわしい……しかし、最高です❤️」

  細長い指先で、いきり立つ先端をグリグリと撫でる。魂の残滓がローションのようにタイツ越しの亀頭を刺激して、ジョーカーは快感に背筋を震わせた。

  「まだ遊び足りないですねぇ……ねぇ、キミもお父さんともっと遊びたいよね」

  ナイトメア・ジョーカーは部屋の隅で震えていた少年を抱きかかえた。

  兄貴分も、祖父も、そして父親も。訳の分からないモンスターに変えられて、聞いたこともないような声を出し、終わってしまったのだ。

  彼は泣き叫ぶこともできず、ただ恐怖に震えていた。しかし……。

  「おや……キミ、興奮してるね❤️❤️❤️」

  丈の短いズボンの中心が僅かに膨らんでいた。

  性を知らない少年は、父親たちの痴態を理解できない。

  だが、その声が、その臭いが、彼の中に眠っていた『才能』を刺激した。

  「あぅ……」

  その膨らみにジョーカーの精液で濡れた指先が触れる。

  父の魂の残滓が幼い息子の股間に染みとなって広がっていく。

  「とても良いですね。未精通ながら元気いっぱいだ……これなら王の素体に相応しい」

  ジョーカーは手をくるりと回すと一枚のカードを取り出した。彼はそれに口づけをして、少年の額に乗せようとする。

  「おや……まだ抵抗しますか」

  しかし、その手はピタリと止まってしまう。

  まだ猪熊の魂が残っているのだ。

  彼の息子を思う心が、ナイトメア・ジョーカーの魔の手を止めたのだ。

  「これは……なかなか……」

  仮面から汗が滴り落ちる。

  カードを持つ指先は震え、ジョーカーはその魔性の力の全てを込めてハル少年の額にカードを触れさせようとするのだが、その隙間は少しも縮まらない。

  このような事は、ナイトメア・ジョーカーにとって初めてであった。

  「キキッ、アリエネェ」

  「ご主人……」

  インプと狼人は、その鬼気迫る様子に手を出せずにいる。

  猪熊とナイトメア。その攻防は静かに激しさを増していく。

  (もうよい。ワシがやる)

  その時、重くしわがれた声がカードから轟く。

  部屋を揺るがすような重低音が、波となってハル少年へと集まっていく。

  「あっ」

  水晶が砕けたような声が少年から溢れた。

  それをきっかけに母譲りの透き通るような美しさに、若木のような力強さがみなぎっていく。

  「んんっ」

  少年は内側から広がる強い力を感じ、思わず自分の身体を抱きしめた。

  押さえ込まねば、爆発してしまいそうなほど、彼の肉体は成長を始めたのだ。

  手足が伸び、柔らかな肌に筋肉のうねりが浮かび上がる。

  小さなシャツとズボンが内側からビリビリと裂けて、彼の生まれたままの姿が晒される。

  「神様みてぇだ」

  狼人はその美しさに呆然とした。

  それは春画から現れたような艶やかな男。

  街行く女、いや男すらも狂わすような美青年。

  むさ苦しい猪熊の血筋とは思えぬ成長したハル少年がナイトメア・ジョーカーの腕の中に現われる。

  「おおぅ……これは……」

  その青年の陰部には柔らかな黒い茂みとたわわに成熟した包茎チンポが垂れさがり、そこだけは海の男を思わせる太々しさであった。

  その萎えていた太魔羅がやがて昂り始める。

  (あとは任せたぞ。私の道化よ)

  再びカードから声がすると、自らの出番を待つようにジョーカーの手から離れ、精液まみれのテーブルの上へ羽のように滑り落ちる。

  「なるほど、流石は私の王様です」

  仮面は笑いながら、その指先で成長したハル少年の陰茎を撫でた。

  先ほどまで危害を加えようとすれば、猪熊の魂に妨害されていたにも関わらず、ごく自然に初めての性欲に怒張する無垢な存在を弄ぶ。

  まるで猪熊の魂がそれを望んでいるように。

  (ミキ……)

  それもそのはずであった。

  目の前の成長したハル少年は、猪熊の亡き嫁と瓜二つであったのだ。

  [[rb:佐藤大作 > さとうだいさく]]。ハル少年の祖父の妻は元芸者であった。

  界隈の中でも美しい女で金持ちから身受けの話も複数あった。

  そんな女と大作は駆け落ちした。

  暖かな潮風が吹く漁師町に2人は腰を落ち着け、嫁によく似た美しい少女を授かる。

  それがハル少年の母であり、猪熊の嫁であるミキであった。

  「あぁ……ミキ……」

  仮面に隠された口から、亡き妻を呼ぶ声が漏れる。

  愛しい妻と瓜二つの肉体を前にして、恋慕を抱かぬ男がいるだろうか。

  たとえそれが息子だとわかっていても、その肌に触れたいと思うのは猪熊のような頑固な男でも抗えるものではない。

  「ほら、奥さんを気持ちよくしてあげましょう」

  仮面はそんな彼の魂の衝動を煽るだけでよかった。

  その肉欲を激らせて、目の前の息子を嫁だと思わせるだけで。あとは彼ら夫婦の夜毎の行為に任せれば、この邪魔な魂は勝手に終わってくれる。

  「ミキぃ……」

  仮面が少年の唇に近づくと、その口と口を合わせた。

  仮面の内側から長い舌が伸び、少年の口内に入り込む。愛と欲望の混ざった濃厚な口付け。

  それは常日頃の夫婦の営みだったのか、それともナイトメア・ジョーカーによって過剰にさせられたのかはわからない。

  「んむっ……んんっ❤️」

  口付けとともに、猪熊の魂は昂っていく。

  それはハル少年も同じであった。

  突然の成長。内側から溢れてくる抗いがたい熱。そして口付け。

  知識のない少年は、この行為の正邪もわからず、快感と射精への欲望を募らせていく。

  「ひあっ❤️」

  そんな彼の胸を貫く衝撃。

  ジョーカーの手が彼の胸を掴み。その先端を刺激する。

  「ミキ……ミキ……」

  仮面の下から求める声。

  愛撫は次第に熱を帯び、ねっとりと重く少年の身体を開いていく。

  「あっ❤️おとうさっ❤️」

  ハル少年は父の声を聞き、本能的にその手を動かし始めた。

  父の真似をするように、黒と紫に包まれた胸を揉み、腹を撫で、求めるように抱きついた。

  子供が親の真似をして、物事を覚えていくように。彼は驚異的な性の才能によって、その身に技巧を積み上げていく。

  「んっ❤️」

  「ああっ❤️」

  互いの手が怒張を触れ合う。

  愛する嫁には無かったはずの器官を愛撫しようが、もはや猪熊はどうでもよくなっていた。

  はち切れんばかりに勃起した猪熊のチンポは、もはや射精のことしか考えられなくなっている。

  

  「ふーっ❤️いれるぞっミキっ❤️」

  長身細身、黒と紫の道化にも関わらず。その声や口調は猪熊そのもの。彼の魂の残りが内側から現れているようだ。

  「お父さんっ❤️」

  息子は全てを分かっているのか、美しい両脚を大きく開かれ、排泄にしか使われた事のない穴にタイツに包まれたチンポを感じても、怯えるどころか、むしろそれをもっと感じようと尻肉を動かす。

  恐るべき男色の才である。

  「ふーっ❤️ふーっ❤️」

  「あぁっ❤️おとうさぁん❤️」

  ゆっくりとジョーカーのチンポが、ハル少年の中に埋まっていく。

  黒と紫のタイツに包まれた長く形の良いチンポ。

  タイツは身体の意図を察して、怒張するチンポに張り付き、挿入しやすいようにその質をゴムのように変化させる。それはいわばタイツのコンドームだ。

  「ミキ❤️ ぜんぶはいったぞ❤️」

  「んあっ❤️んんっ❤️」

  深く繋がったまま、彼らは再び口付けを交わす。舌を絡め合い。唾液を交換し。互いの愛を確かめ合う。

  「ミキ❤️ミキ❤️」

  「あっ❤️あっ❤️おとうさん❤️おとうさん❤️」

  喘ぎと肉のぶつかり合う音が混ざり始める。

  猪熊の腰使いは荒々しく。子種をしっかりと植え付けようとする雄の力強さを感じる。

  対して、ハル少年はしなやかに伸びた四肢で、父親にナイトメア・ジョーカーの肉体にしっかりと抱きつく。

  「キシシ、コイツはスゲェ」

  「先輩っ、俺も欲しくなってきたっす」

  「ヨシ、オイラ達もヤルか」

  「やった! いっぱい種付けて欲しいっす」

  親子の行為を見ていたインプとウルフも、盛り始める。もはや、ハル少年の誕生日会はモンスター達の乱行会場となってしまった。

  「ミキっ❤️出すぞっ中に出すからな❤️」

  猪熊に限界が訪れる。

  もはや出してしまえは終わりという事すら忘れ、ただ愛しい妻への種付けを望む。

  「何を言っている。お前が抱いているのは愛しい守るべき息子だぞ」

  射精寸前。仮面の言葉に猪熊は凍りつく。

  (そうだ、こいつはミキじゃねえ……ハルじゃねえか!)

  冷静さを取り戻し、猪熊は腰の動きを止めて、すんでのところで息子の中へ種付けするのを止めることができた。

  「ぐっ、はやく抜かねえと」

  「おとうさん❤️もっとうごいて❤️」

  しかし、ハル少年は止まらなかった。

  愛しい父との初めての性の快感。子供が甘いお菓子を欲しがるように、彼は無邪気にチンポを求め、尻肉を引き締め腰を動かした。

  「あっ❤️だめだハル❤️イッヂマウ❤️ぜんぶでちまうぅぅぅぅぅっ❤️」

  「ああっ❤️おとうさんのおちんちんすごいぃぃ❤️」

  熱い本流がハル少年の中に注ぎ込まれた。

  父親の残された魂は、ザーメンとともに排出され、愛しい息子の腸内を汚し、尻穴の隙間から居間の畳にこぼれ落ちる。

  猪熊の魂はここで終わった。

  「ああっ❤️おとうさん❤️おとうさん❤️もっとほしい❤️もっとうごいて❤️そしたらぼくも何かがきそうなの❤️」

  彼が抱きついている黒と紫の道化師の中に、父親がいない事など気づかない。己の快楽のために尻を振り、チンポを懇願する。

  そんな様子を見て、ナイトメア・ジョーカーの中にモンスターにはありえない、情のようなものが生まれてしまう。

  「そうだなハル。一緒にもっと気持ちよくなろう」

  そう言って、彼は卓上に置かれていたカードを手に取った。

  エビルドラゴン。闇の力を持った最高位のカードである。

  ナイトメア・ジョーカーが唯一仕える王であり、己の欲望のままに闇の力を使って生命を改竄する変態でもあった。

  「このカードをお前が受け入れれば、もっと気持ちいい事ができるぞ」

  「うん❤️ぼくもっときもちいい事したい❤️おとうさんといっしょにいっぱい❤️」

  「ハルは良い子だなぁ❤️」

  カードが少年の額にピタリと吸い付く。

  ドス黒い粘液がカードから溢れ、少年の美しい肉体を包んでいく。

  「あはっ❤️」

  少年は笑っていた。

  彼は自分に流れ込んでくる大いなる存在を感じ、そこから生まれる快楽を理解したのだ。

  いまの彼は、モンスターと化した兄貴分や祖父の行為の真の意味を理解し、さらに先ほど父親の魂がザーメンとして己の中に放たれ終わった事も理解した。

  そして父親を最後の射精に導いたのは、己という事も。

  「うん❤️僕もっと気持ち良くなりたい❤️ザーメン出してみたい❤️」

  全てを理解した上で、彼はさらなる快楽を望んだ。

  親子が、親友が、街の人々が、モンスターへと変わり、己の魂を天高く放つことを。

  (素晴らしい)

  重々しい声とともに、カードから溢れた粘液は一気に少年を飲み込んだ。

  その量はジョーカーや、インプ、ウルフの比ではない。居間の天井まで、いや猪熊家の全てを粘液で満たしていく。

  誕生日ケーキ。母の遺影。ハル少年の描いた父親の絵。粘液はそれら家族の過ごした思い出を犯していくようだった。

  「ああっ❤️王の帰還だ❤️」

  いつの間にか、ジョーカー、インプ、ウルフの三人は家を見下ろすように異空間に浮かんでいた。

  仮面は恍惚として、勃起チンポを撫でている。

  「キシシ、イケるのか?」

  「イケるっしょ。今まで見た中でもサイコーの素体っすもん」

  インプとウルフの二人も股間を硬くさせていた。彼らに残っているハル少年との思い出が、この光景を酷くエロティックに感じさせる。

  そしてついに、粘液は家全体を覆い尽くし巨大な卵の形状に変わった。

  真っ黒なドロドロの卵。

  その一点から黒い光が漏れでると、卵の形は崩れてゆき、異空間の下へと落下していく。

  だが全てが落ちたわけではない。

  黒い粘液に包まれた人形が浮いていた。

  それは真っ黒に染まっていても美しかった。

  ありとあらゆる角度から見ても、完璧な黄金比で構成された神の如き肉体。

  「んがぁぁぁぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛❤️❤️❤️」

  しかし、その口が開き、叫んだ声は重く聞き苦しく不快であった。

  そうして、その美の崩壊が始まる。

  美しく割れた腹筋にブクブクとあぶくが立ち。空気を入れられたように大きく膨らんでいく。

  胸も同様に膨らんで垂れ落ち、膨らんだ腹肉にしなだれかかった。

  そして、その胸にあった星のかけらのような乳首は、粘液に包まれていてもわかるほど肥大化し、赤子の小指ほどに育つ。

  引き締まった尻肉は、腹に負けないほど膨らんで垂れ落ちた。

  その尾てい骨からは太く長い尻尾が伸び、いつの間にか相撲取りように育った巨大な両脚とともに重量級になった自らの肉体のバランスを取る。

  若木の枝のように伸びやかな両腕は極端に短く太くなる。あの短さでは自らの巨大な腹の臍にすらも届かないだろう。

  「ぐぶっ❤️」

  最後は顔であった。笑みともゲップともわからない音を出し、小さな顔が骨格ごと巨大化していく。

  前後に大きく伸び、その額から2本の大角が生え、口からは巨大な牙が覗く。

  「ぎぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁぁぁぁ❤️❤️❤️」

  怪獣の叫びなのか。断末魔なのか。

  変わり果てた顔はもはやハル少年ではなく。カードに描かれていたドラゴンそのものに変わっていた。

  「これがボク❤️」

  変化が終わると、少年を包んでいた粘液が全て落ちた。残されたのは黄金のデブドラゴン。

  禍々しいオーラを纏い。その瞳は紫色に輝く。

  「キシシ、スゲェパワーだ!」

  「サイキョーっすね」

  インプとウルフは、出現したエビルドラゴンを見て喜んだ。

  彼らモンスターにとって上位存在の復活は、己のより強い快楽のために必要な存在なのだ。

  「おぎっ」

  「ごはっ」

  そんな彼らをエビルドラゴンがひと睨みすると、彼らの動きが止まる。

  闇の波動が放たれ、彼らの肉体がミシミシと変わっていく。

  「アギギギギっ」

  インプの小さな身体が弾けるように成長していく。

  赤子ほどの体躯から、少年。青年。見上げるような巨躯へと変わり、分厚い筋肉と爬虫類の鱗が生えていく。

  「アゥゥゥゥゥっ」

  ウルフの肉体から黒い毛が一斉に抜け落ち、彫刻されたようなの筋肉の隆起があらわになる。

  その隆起の上に脂肪が増え、丸みを帯び始める。ただ太っていくわけではない。それは歴戦の武将のように、威厳と貫禄を備えた偉丈夫の如き堂々たる体躯に変わる。

  そして、その赤い肌から白と黒の斑らの毛が生え揃っていく。

  「「ンギィ❤️❤️」」

  2人は同時に射精した。魂を放り出すように古いモノを絞り出し、新しく進化したのだ。

  「「俺たちはフーガ&リューガ エビルドラゴン様に栄光あれ」」

  インプは紫の小悪魔から、逞しい龍人リューガに生まれ変わった。緑の鱗。燃える瞳。そして金色の立て髪は、どこか淳司を思わせる。

  ウルフもまた黒い狼人から、貫禄のある白い虎人へと生まれ変わった。

  雪のように白い体毛に黒いマダラが線を描き、重量感たっぶりの肉体はどこか大作を思わせた。

  「うん、良い感じに進化したね。早速、ボクを気持ち良くしてくれる?」

  低い声に似合わない子供のような口調で話し、エビルドラゴンは2人に身体を開いた。

  フーガとリューガは飛び込むようにぶ厚く豊満な肉体にしゃぶりつく。

  リューガは肥大化している乳首を吸い。フーガは深い尻の谷間に顔を埋めている。

  「あぁ❤️気持ちいいよ。お兄ちゃん……お爺ちゃん……❤️」

  エビルドラゴン、いやハル少年はその刺激に酔いしれる。

  そしてその怪しく輝く紫の瞳をナイトメア・ジョーカーへと向けた。

  「僕の愛しい道化。きみもご褒美が欲しい?」

  闇の力がナイトメア・ジョーカーへと集まっていく。しかし、仮面は顔を左右に振ってそれを拒否する。

  「いいえ、我が王よ。私は力は要りません。ただ愛しい息子の初めての子種が欲しいのです❤️」

  仮面の顔が変わる。

  それは真っ黒に日焼けした海の男の顔。

  猪熊の顔であった。

  「いいよ❤️きて❤️おとうさん❤️」

  「ああっハルぅぅ❤️」

  ナイトメア・ジョーカーもまた気づかないウチにエビルドラゴンであるハル少年の影響を受けていた。

  ハル少年は生まれかわってすぐに飛び散った父親の残滓を闇の力で集め、ナイトメア・ジョーカーの中に忍ばせた。

  なぜなら、エビルドラゴンと少年は意識と記憶をひとつにする過程で、2人の愛しい道化と愛しい父に愛撫され射精する事を想像し、それにたまらなく興奮してしまったのだ。

  その興奮に変態ドラゴンは抗えない。

  「ああっ❤️ハルのチンポ……こんなギンギンで❤️」

  ぶ厚い腹肉と太ももを押し分けると、赤黒い槍のようなドラゴンチンポがそそり立っていた。

  ナイトメア・ジョーカー。いや、猪熊はそれを嬉しそうに舐め始める。

  「ああっ❤️おとうさん❤️きもちいい❤️」

  父からの愛撫にエビルドラゴンの心が跳ねる。

  モンスターは無から生まれる。故に彼らに親と子という関係はない。あるのはただ力と快楽の強弱である。

  それがハル少年という才能あふれる素体を使って顕現したことで、家族との情を知ってしまった。

  結果的にそれによって快楽を求める変態ドラゴンの中で歪んだ家族愛が芽生えたのだ。

  「んっ❤️んんっ❤️ハルのチンポ❤️ハル様のおチンポ❤️」

  道化は猪熊と混ざり合い。王である息子を溺愛した。愛しい王の初めての精通を我がものにしようと、ドラゴンチンポをしゃぶりながら黒と紫のタイツ越しに己の尻肉をほぐしていく。

  「ぐぅ❤️おとうさんそろそろ❤️」

  「んぅ❤️いいぞ❤️おとうさんの中に沢山射精しろよ❤️」

  「うん❤️」

  ナイトメア・ジョーカーは四つん這いになり、引き締まった尻肉をエビルドラゴンへと向けた。

  タイツのソコは切れ目があり、十分に解された肉穴がドラゴンチンポを待ち受けている。

  (うわぁ❤️)

  そんな光景をエビルドラゴンは何度も見ているのだが、ハル少年の影響で童貞だった時のように、胸の高鳴りが止まらない。

  彼ら親子の様子を察したフーガとリューガは、エビルドラゴンへの愛撫を止め、離れだ場所で絡み始める。

  無論、その視線は親子から離さない。これから始まる親子の逢瀬を肴にして、フーガとリューガは交尾を楽しむつもりなのだ。

  エビルドラゴンは生唾を飲み込みながら父親へと近づく。その腹肉をめくりあげ、父の尻肉を淫部に押し当てる。

  「んひっ❤️」

  まだ入ってはいない。

  エビルドラゴンの肥大化した腹と脚の肉が触れ、濡れたドラゴンチンポが尻の谷間に触れただけだ。

  しかし、その喜びだけでナイトメア・ジョーカーは精液を漏らした。

  その喜びに魂は含まれていない。それはナイトメアと猪熊が完全にひとつになった証である。

  「いくよ❤️」

  「おうっ❤️」

  たどたどしい動きでエビルドラゴンは、尻穴にチンポを付き入れようと腰を動かす。何度もやってきた行為だが、なかなか上手くいかない。

  見かねた父親が自らも尻を動かす事で、ドラゴンチンポの先端が肉穴へと入り込む。

  「あっ❤️」

  「ああっあっ❤️」

  喜びの声が重なる。

  尻穴に入り込んだドラゴンチンポは、ヌルヌルと気持ち良い締め付けが堪らず、無遠慮に奥へと突き進む。その雁や膨らみが入り込むたび、猪熊は喜び泣きながら射精する。

  「あっ❤️だめっ❤️とまんないっ❤️」

  根本までチンポを捩じ込み。そのまま激しく腰を振る。

  短い手は己の肥大化乳首を弄り、身体中にほとばしる喜びを叫ぶ。

  「あひっ❤️ハル❤️ハル様っ❤️」

  仮面の表情を歪めて、猪熊は長身細身の身体をくねらせる。

  愛しい息子のドラゴンチンポが尻穴から抜け落ちぬように、尻肉を引き締め身体を動きに合わせる。

  エビルドラゴンの快感がより強く。そして喜びがより深く感じられるように。

  「おとうさん❤️おとうさん❤️」

  「ああっ❤️気持ちいい❤️気持ちいいぞぉ❤️」

  肥え太ったドラゴン息子が父親ピエロを犯す。生まれ変わった彼ら親子の新たな交流方法。

  

  「あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁ❤️ボクいくぅぅ❤️❤️❤️いくぞぉぉ❤️❤️」

  「ハルのこだね❤️❤️❤️ハル様のはじめてを私にくださいぃぃ❤️❤️❤️」

  主従と親子の関係が混ざり合い。4つの魂が交差する。

  その昂ぶりは絶頂へと昇り詰めていく。

  「お゛お゛おおぉぉぉぉぉ❤️❤️❤️❤️❤️❤️」

  「んあぁぁぁぁぁぁ❤️❤️❤️」

  エビルドラゴンから精液が放たれる。数千年ぶりであり、初めての絶頂でもあるその射精はドラゴンとハル少年の魂すら蕩けさせる。

  「あぁぁ❤️❤️❤️ハルの魂が私の中に❤️❤️❤️」

  粘土よりも濃厚なザーメンがナイトメアに注がれる。その中にハル少年の魂が含まれている事を、猪熊は腹の奥で感じ取った。

  たとえ、彼らの王の素体となり、その精神に多大な影響を与えるほどの才能の持ち主であっても、モンスターとなった人間たちと同様に、そのルールから逃れることはできない。

  「あああっ❤️❤️❤️」

  猪熊は涙を流し射精した。腹の中で消えていく愛しい息子の残滓を感じながら、ナイトメア・ジョーカーの喜びによって、黒と紫のタイツの中に己の精液を広げてしまう。

  しかし、それによって猪熊の魂は消え去りはしない。エビルドラゴンの闇の力によって、もはや海の男はモンスターと一体になっているのだ。いくら射精しようと、モンスターの魂は顕現した肉の内側で快楽を貪り続ける。

  「ぐふっ❤️大儀であった、ナイトメア・ジョーカー❤️❤️❤️」

  粘液に濡れたドラゴンチンポが尻肉から抜き取られる。

  糸引く悪臭まみれの汚泥が、エビルドラゴンとナイトメア・ジョーカーの間に不気味なアーチを描き落ちていく。

  「ああっ❤️エビルドラゴン様なのですね❤️」

  「そうじゃ、ワシがすべてのカードモンスターの王。そしてど変態のエビルドラゴン様じゃ❤️」

  そう言って、彼は闇の力を使う。

  波動がエビルドラゴンの向かって集まり、彼の中に集約していく。

  それは残滓となったハル少年の魂であった。

  数千年生きた変態ドラゴンは、新たな快感を知ってしまった。

  ど変態ゆえに、彼はそれを我慢できない。

  たとえいつか己の身を亡ぼすことになろうとも。

  「さぁ❤️今度はワシに種付けしてくれ❤️おとうさん❤️❤️❤️」

  太ったドラゴンは、ナイトメア・ジョーカー、いや父親に向かって尻を広げる。

  彼の中で美しいハル少年の魂は、しっかりとひとつになり。もはや彼らに境目は無い。

  「はい❤️我が息子のためなら喜んで❤️❤️❤️」

  猪熊は息子に伸し掛かっていく。

  そのチンポはこれまで以上に興奮していた。