蜂になる物語

  私は洞窟探検家。あらゆる洞窟を探索する人だ。

  そういうなか、今回はこんな洞窟を探査していきましょう!

  準備は満タンだ。

  奥に行くにつれ、暗くなっていく洞窟。

  上からの光をまったく差し込まず、とても真っ暗だ。

  徐々に進むにつれ、足元がべたべたし始めてきました。

  周りの壁もべたべたしたようなものが張り付いていて、上からもべたべたなものが垂れてきていた。

  なんだこれ?

  メッチャベトベトしていて足を取られるんだけど...。

  私はあらゆる洞窟を探検していた中で初めての出来事だった。

  でも、私は洞窟探検家だ。前に進んでみんなに絶景を提供するんだ。と思って先に進みました。

  すると、ベトベトのほかにも匂いがしてきました。

  蜂蜜のような甘い匂いがしてきました。

  もしかして...。ここって...。

  蜂の巣になってしまった洞窟なのか!?

  これは逃げないと...。

  そう思っても遅かった。

  足は身動きが取れないほどのベトベトで、一向に前に進まないし、とても甘い匂いがしている。

  いくらもがいても一向に逃げられないし、もがけばもがくほど、体力が削られる。

  私は最終手段で携帯でSOSを出そうとしたが、もちろん圏外で、しかも、助けに来た人も同じ目にあってしまう可能性もある。そう考え、助けを呼ばず、そこで動かず待っていていた。

  お腹がすいたら、何とか目の前にある蜂蜜をなめれば何とかなると思っていた。

  この蜜、気になってなめてみました。

  ペロリ。...甘くておいしいな...。なんかちょっと癖になりそうな風味も混ざっているな...。

  そして、1分もたたないうちによだれが垂れてきて、そして、その蜜を欲しがってきました。

  ダメだ..。性欲に負けたらダメだ...。しかし、それと同時にお腹もすいてきました。

  蜜がほしい...。嫌ダメだ...。私はまたペロリとなめていた。

  おいしい...。甘いというよりかはとてもおいしい。お腹があまりにもすいてきました。

  あ、ダメ...。なめたら、癖になっちゃって...。

  あ、ペロペロペロペロ...。

  私は気付かないうちに変化していた。

  手は細くなり、足も細くなり、そして、胴体の真ん中から徐々に手が生えてきました。

  口も触覚になり、お尻が徐々に蜂のような縞模様になり、お尻から針が生えてきました。

  そして、手に小さな毛が生えていき、移動がしやすくなりました。

  そして、背中から小さな羽根が生えていき、体が徐々に小さくなっていきました。

  私はその間、蜜がおいしすぎて変化に気づいていなかったが、次の変化でようやく気付いた。

  目に入りこむ世界が二分割になったのである。

  私はさすがにその変化に驚きました。そうすると、体がほとんど蜂のような体をしていたのだ。

  いやぁぁぁぁぁぁぁあ!!!叫び声をあげたかったが、もうすでに声が出なくなっていたし、そもそも声って何だっけ?という感じになってしまった。

  口が変化し、世界が徐々に分割されていきました。

  そして、映り込む世界がすべて白黒になり、紫外線から跳ね返った光が見えるようになり、羽根を細かく動かし、洞窟からさっそうと脱出した。

  私の役目は蜜を運ぶこと。白いものが目的の花だ。

  とにかく蜜がおいしい。特に美味しかったものはため込んで、別の花に行かなきゃ...。

  私は蜂になり、その洞窟周辺で一生涯なめまわしたのであった。