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音ノ飴

  ・基本の味・

  🫕オリ設定

  🫕口調迷子

  🫕キャラ崩壊

  〚隠し味〛

  ・ヒヨコが好きに味付け

  ・替え歌

  ・文字余り、誤字脱字はお友達

  ・オリ舎弟が出る

  (最後に小話一つ)

  m(_ _)m‹バグ大は初です。

  キャラ崩壊と口調迷子の風味が強く出ますがご了承下さい。

  切り取り線の下にオリ舎弟の説明置いておきます。

  それではどうぞ。

  ーーーーーーーーーーーー

  龍星

  組∶天羽組

  武器∶片刃の鋏

  拾った人∶和中

  拾われた経緯∶雨の中、道端に棄てられていたのを拾ったのが和中。

  以来、厳しくも大事に育てられている。

  和中に「お前は蒼が似合う。」と言われ続け、好きな色が蒼になった。

  いつも綺麗な蒼いアイライナーを塗って貰っている。

  (自分で塗れるけれど、和中に塗って貰っている。)

  [newpage]

  ー俺の話、聞いてくれよ…。

  朧げな記憶の話を…。ー

  〚一、見知らぬ顔〛

  部屋の棚を掃除していた時に出た写真

  それは花見の写真で

  兄貴達と俺が

  写っていた

  笑っていた

  その写真の中にモザイク人間が居た

  顔がモザイクで覆われていて

  ちっとも顔は見えず仕舞い

  名前ですらもモザイクの中

  鵺の兄貴は今日もまた俺の所にやって来た

  “モザイクの人”の事を聞きに

  鳥が空を舞い高く飛ぶ庭に

  お茶を持ちながら俺に問う

  ー誰がアイツを壊したのだ?

  お前は全部知っているのだろう?

  俺が知る訳無いでしょ…?

  “モザイクの人”の事なんて…ー

  〚二、記憶の春〛

  いつもの広い部屋で

  浅い眠りから覚めていく

  俺は十九歳の春に

  記憶が壊れてしまった

  夢の人は赤い目

  紅い線が入っている男の人

  思い出せやしないのに

  ポロポロ

  涙が溢れ出す

  溢れた雫は止め処無く溢れて

  畳を濡らしていく

  真っ黒だった記憶が灯った夜に

  全ての記憶が色を取り戻し出す

  頭の奥に深くに押し込められた

  記憶が一気に色を帯びる

  夜に切り取られた歪な空

  吐き気のする血の匂い

  俺の髪には真っ赤な桜の花

  部屋はいつしかあの日の世界

  繋がれたばかりの手は紅を握る

  モザイク越しに見えたのは優しい“父”の顔

  嗚呼、全部思い出しちゃった…。

  父が居なくなった日の事…。

  でも、隠さないと…。

  父の願いが成就するまで…。

  〈END〉

  [newpage]

  [chapter:龍の独り言]

  ✎歌と繫がっている様な繫がっていない様な小話

  ・龍星語り

  (安全の為、天羽組から京極組に異動済み。)

  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  父と昇り鯉の兄貴は恋人同士だった。

  組内では[兄貴]と[舎弟]でそうじゃない時は[恋人]。

  俺はその時間を眺めるのが大好きだった。

  拾い子ではあれど、父達の幸せを願ったって罰は当たらないだろ?

  父達が仲睦まじく笑う姿を見て俺はいつも「仲良いなぁ…。』って呟くのだ。

  昇り鯉の兄貴との時間も大事にしつつも父は俺の事も大事にしてくれた。

  でも、そんな幸せな時間はいつの間にか変わっちゃった…。

  きっかけは分からない。

  “あっ、変わった”と分かる事は一つだけある。

  それはお風呂に入れて貰った時の事だった。

  その日どういう訳だか両足が使えなかった。

  トイレに行く時は動いた。

  それ以外は全く動かない。

  だから、風呂も父に担いで連れて行って貰った。

  今は身長も体重もちょうど良くなっているが、当初は全部がガリガリだった。

  まぁ、運びやすさはあったろう。

  風呂場にて身体を洗って貰った時に見慣れない色が父の身体に咲いていた。

  よく見るとそれは赤黒かった。

  「トト様、なんで身体に赤黒が咲いているの?』

  そう問えば父は優しく微笑んで答えを返してくれた。

  『大事な花だ。」

  それだけ答えると愛おしそうにその赤黒を撫で、俺の事も愛おしそうに撫でてくれた。

  撫でられながら俺は思った。

  (痛くないのかな…?)

  そう思いつつも風呂の気持ち良さで赤黒の事を忘れてしまった。

  足はその日の内に治った。

  初めて赤黒を見た日から父の身体には赤黒が咲き誇っていた。

  顔には咲かず、身体(服で隠れる所)に咲くんだ。

  でも、赤黒が咲くのは父だけでは無かった。

  昇り鯉の兄貴にも赤黒が咲いた。

  しかも、父と同じ場所。

  昇り鯉の兄貴も父と同じ様にその咲いた赤黒を愛おしそうに撫でる。

  俺が好きだった時間は赤黒色を咲かせる父達を眺める時間に変わっちゃった。

  そんなある日の事、父がポツリと呟いた。

  『…に…を…。

  ば…に…。」

  言葉の意味は分からなかったけれど、そう呟く父の顔は笑顔だった。

  (きっと、良い言葉なんだろうな…。)

  深く考えず、いつもの様に過ごした。

  …今にして思えば、これがあの日に繫がるのかな…。

  桜降る夜の事、俺は父の布団で寝ていた。

  すると父に俺は揺さぶり起こされた。

  「…?』

  寝起きで声が出なかったが、表情で父が焦っているのが分かった。

  父は何も言わず、俺の手を引いて裏口へと走り出した。

  後ろからは昇り鯉の兄貴の声が聞こえ出した。

  [待って下さい、鳳凰の兄貴!!]

  月明かりに映ったのは紅い刃だった。

  そして、父を見ると赤い筋がポタポタ流れていた。

  『いつの間に此処まで強くなったんだ。

  オレに一太刀浴びせるなんて。」

  そう言いながら片手で赤い筋を撫でる。

  その顔は何処か恍惚としていた。

  紅い線の鬼ごっこの最中、ドンドン俺の手を赤い筋が濡らし始めた。

  その匂いを嗅いだ瞬間、俺を吐き気が襲った。

  それでも父は走る事を止めなかった。

  俺の髪に何処からか落ちて来た桜が付いたのに気付かないくらいに。

  昇り鯉の兄貴が追い付く距離になった頃、父が俺に言った。

  『前に呟いた言葉の意味が分かるまで、オレの願いが叶う日までお前はこの事を誰にも言うな。

  良いな?」

  父は俺の頭を撫で、そのまま昇り鯉の兄貴の所に行ってしまった。

  逃げながら見たのは昇り鯉の兄貴が父を破壊する姿だった。

  真っ赤に染めた父を抱き締め、昇り鯉の兄貴は笑っていた。

  …それが俺が見た最後の記憶。

  気が付くと俺は闇医者・氷室の病院で目を覚ました。

  「ココは…?」

  [病院だ…お前、ウチの前で倒れていたんだぞ?

  鳳凰はどうした?]

  「?」

  俺は聞き馴染みのない名前に首を傾げた。

  氷室はその様子から[記憶、失くしたか。]と言い、組に連絡してくれた。

  その頃、組内は[鳳凰が何者かに壊された!!]と大騒ぎだった。

  其処から俺の長いノイズ生活が始まった。

  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  今はどういう訳だか、京極組に預けれている。

  理由は[犯人に鳳凰の形見であるお前を壊されたく無い。]と言う親分の願いだ。

  京極組での生活は厳しいが楽しい。

  色んな兄貴達と過ごすのは勉強にもなる。

  あと、心の色が増える。

  色増やしと勉強の日々の中、一通の手紙が届いた。

  〘やっと願いが叶った。〙

  赤文字で一言書かれた手紙の後ろには写真が同封されてた。

  「…ひっ…!」

  その写真を見た俺の背筋が寒くなった。

  昇り鯉の兄貴の腕の中に“赤子”が居たからだ。

  父と昇り鯉の兄貴の特徴を両方持ち合わせた赤子が腕の中に居た。

  「なんで?

  あの人、男だよな…?

  まさか、父が呟いた言葉って…。」

  その時、俺は父の呟いた言葉の意味と願いを理解した。

  “俺の種を埋めればアイツは俺のモノになる。

  早く孕ませねば…。”

  「…だから、ずっと昇り鯉の兄貴の腹を擦ったりしてたんだ。」

  俺は暫く動けずにその写真を眺めていた。

  ー終わりー

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